2010年4月7日水曜日

来年の日調連役員人事について

今年に入ってから、来年度の日調連総会における役員選挙の噂が聞こえて来ています。
改選は今年の総会じゃないんです。来年の6月の総会ですよ。
今の体制に入ってまだ一年も経っていないのに。

もし噂の出所が本人なら、何を考えて役員をやるのだろうと思います。

就任して半年ぐらいで次期役員を考える人が、仮に来年の総会で成就したとして、次に考えることは就任後半年ぐらいで次期総会のことですよ、きっと。一年半そんなことを考えているんですかねえ。

日本の政治を見ていても、政策でなく選挙にだけ眼を向けている議員が多く見られます。その人達のやっていることは皆さんも良く分かっていると思います。

もし噂の出所が本人ではなく周りの人間なら、今はそんなこと止めましょう。

そんな話題は、確かに野次馬的には楽しいのです。
昔、東西の優秀な会長候補が選挙に出ると言うことで、全国が半年間その話題で持ちきりだったことがあります。不動産登記法改正のとても重要な時期の半年間を、全国が選挙活動で希薄な半年間にしてしまいました。
私たちも批判しているだけでなく反省しなければなりません。

問題は、その人が今まで何をやってきたか。これから何をやるつもりなのか。
「俺がなりたい。」というのは個人の問題です。役員は個人の問題ではないのです。
「土地家屋調査士や登記・地籍制度のために何々を成し遂げるには、役員の立場が必要だ。」と言って欲しいのです。

背景にはブロックによる組織選挙の問題もありそうです。
全国18000人しかいないのに、何がブロック票ですかねえ。
まったく他の世界を笑えません。
私の友人は、「志があってもこの組織票が有る限り選挙運動をせざるを得ない」と言ってました。
みなさん、どう考えますか。

頑張っていれば選挙活動なんかしなくても世間は評価してくれます。
現在の役員は、しっかりと腰を据えて働いて欲しいと願っています。

私たちもしっかりと役員を選び、選んだからにはしっかりと応援し、しっかりと評価しなければなりません。
これは日本の政治に対しても同じ事です。いい加減な選び方をしていながら、批判をしてはいけないと思います。
そうなって来れば、来年の改選など気にせずに、役員候補達も安心して働いてくれると思います。