2017年4月20日木曜日

サラサスタディ 質より量の勉強

どんな勉強でも、できるだけ回り道をしないように、適切な指導を受けるべきだと思っています。
そして、指導を受けたらそれを定着させるために、自分でトレーニングをしなければなりません。

講義は、物事に対する見方や考え方について、ヒントやコツを教えるだけです。
それを知識として定着させ、実力として自分のものにするためには、大量のトレーニングが必要です。

良い講師の研修を受講して、わかったつもりになっている人がとても多いです。
「俺は、あの有名な講師の講義を何回受講した」と自慢している人すらいます。
講義を聞くだけで知ったかぶりはできると思いますが、実力は付きません。

このブログで何回か書きましたが、私が新人の頃、毎日毎日公園で測量のトレーニングをしていた時期があります。
普通の新人が受託する測量の業務を考えてみてください。最初の一年で何日測量するでしょうか。それに比べて私は、毎日課題を持って練習しているのですから、はるかに差が付きます。当時はその量が自信になりました。
もちろん、生活もありますので、その分夜中までアルバイトをしていましたが。

私の後輩で有料の測量の研修を受けて、それだけで満足して、その後トレーニングを怠っているので、いまだに測量に自信が無い人がいます。残念です。

勉強はどうしても量が必要な時期があります。愚直なくらいひたすら練習すべき場面があります。

私が高校生の頃は、英単語や物理計算や化学式などは、わら半紙の裏紙にボールペンでひたすら書き殴って身に付けたものです。(わら半紙って時代がわかるなぁ。今は上質紙の方が安いからねぇ)

「今日は、わら半紙を何枚、ボールペンのインクは何ミリ消費した」と毎日確認をしていました。この「勉強の見える化」が、自分の自信になるものです。

勉強の開始時と終了時に、ボールペンの透明なリフィルにカッターで刻みを付けて、そこに鉛筆の芯を擦りつけて目盛りにし「今日は何ミリ勉強した」とやっていました。

資格受験生の頃、不動産登記法の書式のトレーニングも、刻みリフィルのボールペンでやっていました。


さて、最近文具店で、「サラサスタディ」というボールペンを発見しました。


実は、このボールペンを見て、高校時代の自主トレを思い出したのです。
最近ビンテージ色が気に入っているサラサクリップですが、この「サラサスタディ」もこのシリーズの製品です。

このペンは、インクリフィルに最初から目盛りが付いている製品で、まさにどれだけ減ったかが見える工夫がなされています。


ペン軸の中のインクリフィルに何かメモリが見えますね。
開けてみましょう。


見えますか。
100%からはじまるパーセント目盛りが印刷されています。

インクリフィルに目盛りを入れるのは、私だけだと思っていたのに、そんな人、他にも結構いたのかな。それともゼブラで開発したのは私の同級生かな。

私の当時使っていた油性ボールペンと違い、このペンはサラサシリーズですから、そのインクは滑らかなジェルインクです。
量のトレーニングするには、筆記にストレスのないジェルインクが理にかなっています。

何らかの勉強をする人は、まず一本買ってみましょう。
そして10日で使い切ってみましょう。
まずはそこからです。











2017年4月15日土曜日

オピニ お願いごとスタンプ

オピニ「お願いごとスタンプ」って文具ご存じですか?
あのシャチハタの製品です。


こんな大きさです。
「なんでしょう?」って、クイズにしようかと思ったけれど、タイトルに答えが書いていますからね。

間違いなく何らかのスタンプですね。



印面はこんなかんじです。
「ご捺印ください」です。

押してみましょう。


色が分かりにくいかもしれませんが、優しい色合いの茶色が採用されています。
また、フォントも手書き風ですね。
実はシャチハタのオピニシリーズは働く女性の声で誕生したシリーズなのです。
他にもふせんカバーやノート、ネームペンなどがあります。

さて、この「お願いごとスタンプ」は、仕事でよく使う定型メッセージを何度も手書きすることなく、スマートに伝えることができるスタンプというコンセプトです。
あくまでも手書きの代わりということもあり、事務的過ぎないフォントと色合いが選ばれたのでしょう。

スタンプの文面は、他に以下のものがあります。

ご記入ください
ご査収ください
承認お願いします
ご確認ください
おつかれさまです
至急おねがいします
回覧おねがいします
訂正してください

私は、このスタンプをふせんに押して、「委任状」に貼って使います。


最初からメッセージの印刷されているふせんも使ったりしていましたが、コストと色合いでこちらの方が気に入りました。

この商品、浸透印タイプで6000回程捺印できるそうです。
他のビジネスの場面でも、使い勝手のある印面が揃っていると思います。
定価400円+税です。おすすめです。

ps)
私はAmazonでもう少し安く買いました。
ちなみに、購入した際に、Amazonからこれ一個だけ入ったとても軽い段ボール箱が届きました。エコとして「如何なものか」と思い、「そりゃあ、ヤマト運輸も嫌になるだろうな」って思いました。





2017年4月14日金曜日

焦らずに着実に

一年ですね。
まだ、5万人弱の皆さんが避難を続けていることを、忘れていませんよ。
応援しています。





2017年4月5日水曜日

左ききのあなたにサラサドライ

♪左ききのあなたの手紙、右手でなぞって真似てみる♪
この歌の「左ききのあなた」は、どんなペンで手紙を書いたのでしょうか。

大人の手紙は鉛筆では書きませんから、万年筆かボールペンでしょうか。
毛筆ですか。それなら手紙をもらった人は嬉しいですね。

手紙は、基本的に縦書きなら毛筆で、横書きなら万年筆で書きたいですが、手軽さでボールペン派が多いでしょうね。

実は一口にボールペンと言っても、そのインクも様々です。
油性ボールペンに対して水性やジェルのボールペンは、比較的発色が良く、サラサラとした書き心地が気持ち良いのですが、インクがすぐに乾かないという問題があります。

だから、そのようなペンを使う場合、インクの乾きを待ちながら書くことが前提です。
インクの乾きを待つ時間がなければ、手紙から手を浮かせて書くことになります。
それも慣れていないと辛いでしょう。

これが右ききの人と左ききの人では事情が変わります。
左ききの人が手紙を書く場合、縦書きならむしろ右ききの人よりも有利でしょうが、もし横書きなら、逆にこのインクの乾く時間までかなり不利になります。

最近は手紙にかかわらず横書きの文が多いですね。
ですから、左ききの方には、サラサドライを薦めます。



サラサはゼブラのボールペンで、先日このブログでも紹介したシリーズです。
低粘度のジェルインクで、クッキリとして発色で、さらさらとした滑らかな書き味のボールペンです。また、大きく開くクリップが人気です。

このサラサのシリーズに、サラサドライというペンがあります。
このインクに工夫があります。
インクに配合された紙に浸透しやすい新成分が、すぐに紙に染み込むので、書いた直後に触れても汚れないのです。
ゼブラによると、乾燥時間は当社従来品に比べ約85%短縮したとのこと。(0.5 ミリで普通紙に書いた場合)
確かに書いてすぐにこすっても汚れません。

1本150円(税別)です。
左ききの方は、一度試す価値はあると思います。
この金額で、ジェルの滑らかさや鮮やかな発色と、速乾の快適性との両立が得られると思います。

私は右ききですが、縦書き封筒の宛名書きなどに、このサラサドライの0.7mmペンを使うことがあります。










2017年4月2日日曜日

春到来

4月1日、年度はじめの日。
とても嬉しいことがありました。

4月1日のベガルタ仙台のホームゲーム、対川崎フロンターレ戦でのこと。
いえ、勝ってないんです。
試合の内容は冬でした。(^^;)
そこじゃないんです。

東日本大震災以降初めて、土地家屋調査士のMさんに、スタジアムでご挨拶いただきました。
大震災前、Mさんは年間指定席を買って、毎試合ベガルタ仙台の応援をなさっていました。私もスタジアムでよくお目にかかっていました。

Mさんの事務所は女川町にありました。
女川町はご存知のとおり町の大半が被災した町です。
震災後、私が個人的に、定点観測で通っていた町でもあります。

2011年3月27日「26日女川支援に行ってきました」
2012年5月28日「女川被災建物滅失調査」
2012年6月17日「恵比寿様とお地蔵様にお願いしました」
2015年5月5日「初めての女川観光」 etc.

Mさんは、あの大震災の大津波で事務所も自宅も流されて、しばらく体育館などの避難所で過ごされて、その後「仮設住宅に入ることができた」と喜んでいた方です。

「先日仮設住宅から出ることができて、久しぶりにベガルタに来たんです」
て、おっしゃっていました。

これまでは、不自由な仮設住宅生活という物理的な問題だけではなく、精神的にもスタジアムに足が向かなかったのでしょう。

私のわずかな被災地の経験すら、どんなに言葉を尽くしてもなかなか伝わらないもので、ましてMさんの避難所や仮設住宅で何年も過ごした経験などは、被災地に住む私でも想像できないものがあったのでしょう。

「Mさんとご家族に春が来た」
なんて勝手に思って、嬉しくて、

次回の勝ち試合で、Mさんとハイタッチしたいと思いました。





以下女川町HPより

女川町の被害状況 

最大津波高14.8m:港湾空港技術研究所調査
浸水区域320 ha:国土交通省被災状況調査
被害区域240 ha:宮城県発表
人的被害町人口:10,014名(H23.3.11時点)
死者:574名(H27.3.1現在)
死亡認定者:253名(震災行方不明者で死亡届を受理された者)
住家被害数住宅総数:4,411棟
(一般的な家屋)被害総数:3,934棟(89.2%)
全壊:2,924棟(66.3%)
大規模半壊:149棟(3.3%)
半壊:200棟(4.6%)
一部損壊:661棟(15.0%)
避難状況最大25ヶ所 5,720名(H23.3.13時点)
二次避難延べ360名

2017年3月31日金曜日

サラサクリップ レッドブラック

ゼブラのサラサクリップをご存じですか。
サラサクリップは、ジェルインクボールペンのトップシェアです。
ですから、自分で意識していなくても、すでに皆さんのペンケースに入っているかも知れません。

サラサクリップは、その名のとおりサラサラと滑らかに書くことのできるジェルボールペンです。耐水性がありクッキリと書ける顔料系のインクなので、とても使いやすいペンです。
また可動域の大きなクリップが付いています。
大きなクリップを付けると、スッキリしたデザインにはなりにくいのですが、そのかわり、厚さのあるものにクリップ止めができます。
このクリップも人気の理由の一つです。



さて、もともと色の種類が多いサラサクリップですが、昨年9月に5色のネオンカラーと5色のシックカラーが加わりました。これで全部で46色になったそうです。

ネオンカラーには、ネオンイエロー、ネオングリーン、ネオンオレンジ、ネオンピンク、ネオンパープルの5色が用意されました。
蛍光マーカーでは難しい細いアンダーラインとか細かな蛍光文字を書き込むには良いでしょう。

そして私のおすすめの色はシックカラーの方です。


左からブルーグレー、ブラウングレー、レッドブラック、グリーンブラック、ダークブルーの5色です。全部落ち着いた色です。



シックカラーのインクの色です。
写真では分かりにくいかもしれませんが、各々味わいのある色です。
ブルーグレーやブラウングレーなども、他のペンではなかなか見ない色です。
全色好きですね。

私が特に気に入っているのが、レッドブラックです。
既に2本目を使っています。半年で2本目は、かなり稼働率が高いのです(当社比)。
なにしろ、私は多数のボールペンを並行して使っていますので。

レッドブラックとはこんな色です。


一番上が、サラサクリップのレッドブラックです。

これも写真では分かりにくいかもしれませんが、いいでしょ。
他のペンの鮮やかな赤と比べて渋いでしょ。
ビンテージもののワインのような色です。

普段使いのノート全部に赤を使うと、見た目がとても疲れると思います。
だから私は、赤の色はチェックのためなどの差し色のような少量の使い方に限定していました。
しかし、このレッドブラックの色なら、普段の青や黒の代わりに長い文章を書いても違和感なく十分使えます。

ということで、普段携行してもっと使うために、レッドブラックインクだけ高級感のあるペン軸に変えました。



上:サラサクリップのリフィル    
下:フリクションノックビズのリフィル

共通規格のインクリフィル形状ですので、他に交換可能なペン軸も多数あります。




結局このフリクションボールノックビズの軸にサラサクリップのレッドブラックのリフィルを入れました。高級感が増しました。

ペン軸の入替については別としても、まずはこれらのシックカラーを試してみて欲しいと思います。その中には絶対に気に入る色があると思います。
すべて100円(税別)で、全部買っても500円(税別)です。
気軽に楽しめると思います。






2017年3月20日月曜日

★私の本の読み方(その9)積ん読防止編

最近、新人に本の選び方と読み方について質問されることが何度かありました。
本の選び方や読み方についての私のやり方は、このブログに過去何回かに分けて書いています。
以下リンクを貼っておきます。
何かの参考になれば嬉しいです。

私の本の読み方(その1)購入編
私の本の読み方(その2)学習書籍編
私の本の読み方(その3)速読法
私の本の読み方(その4)スライドメモ編
私の本の読み方(その5)インデックス編
私の本の読み方(その6)並行読書編

さて、本日は「積ん読を防ぐ方法」です。

本には大きく分けて二種類あります。
一つは「最初から最後まで読んで身に付ける本」で、
もう一つは「必要に迫られたときに該当部分だけ開いて調べる本」です。

後者は、保険みたいなものですから、必要がなければ最後まで開かなくても良いのです。
しかし、前者は読まなければまったく意味がありません。

でも、社会人は忙しいのです。
だから買っても読まずに積み重ねておくだけの本が増えます。
いわゆる「積ん読」です。

これを防ぐ方法があります。
本を買ったら、その日に10ページでも良いから読むこと」です。

本は買ったその日が1番読書のモチベーションがあるからです。
何故なら、読みたいから買ったのですから。

でも、だんだんそのモチベーションは失われます。
極端な話、翌日には読む気がしなくなってることもあります。

後日に読む気がなくなったとしても、買った日はその本にニーズが有ったはずです。
だから読まなければなりません。
解決方法として、買ったその日の内に少しでも読み始めることが有効です。
少しでも読めば、翌日もまた読むモチベーションが維持できます。
逆に、買いたいと思った日に少しでも読むことができないと、積ん読率が上がります。
少なくても私はそうです。

アマゾンなどの通販で本を買うと、買いたい日と手に入る日にタイムラグが生じるので、積ん読が多くなります。宅配便などから受け取ったその時点が仕事の真っ最中だと、読書は間違いなく後回しになります。
極端な話、アマゾンなどの通販で買った本は、後日買ったこと自体忘れてることさえあります。同じ本を重複して買ったこともあります。
だから、本はリアル書店で書棚から取って買いたいと考えています。

また、リアル書店でも数冊のまとめ買いすると、その中の何冊かは積ん読になる率が高くなります。時間的に難しいですが、本は1冊ずつ買うことが理想です。

時間が無いからこそ、工夫して積ん読を防ぎましょう。











2017年3月15日水曜日

明日ではなく今すぐ行ってください

私の開業ガイダンスを受講し、その後先輩の事務所に補助者として修行しに行って、開業直前の新人からご連絡をいただきました。

「さて、鈴木先生にお電話いただいておよそ1年経過いたしましたが、補助者の経験をしておいて助かりました。効率よく業務に通じることができました。そこで、この一年の私の成果を鈴木先生に把握していただくため以下に記します」

この後に土地や建物がどこまでできるようになったかについて説明がありました。
どれくらいの正確さでできるようになったのかメールでは分かりませんが、いわゆる土地家屋調査士法第3条の業務に関して、一般的な経験はできたようでした。
彼のメールは続きます。

「また、この一年で課題も見えてきました。私は道路関係の法規のことや、都市計画上の制限、上下水道、消防などの手続き、税金などほとんど知識がないです。
(中略)
実は、2か月ほど前にこれらの法規に強くなってから開業した方が得策かもしれないと考えました。しかし、県外等も含め適当な修行先を見つけらる保証もないので、開業しようと考えております」

実際に修行したからこそ、課題が見えたのですね。
そして、その課題を学ぶために修業先が見つけられそうもないので、開業しちゃおうと言うことですね。
確かに補助者の立場で事務所に勤めていても、これらすべてを学ぶことは難しいでしょうね。確かに自分で開業してしまわないと身につかないかも知れません。
そこで彼に聞いてみました。

「確かにこれらの課題を克服しないと、様々なお客様の相談に対応できないかも知れませんね。これらの知識があるからこそ適切な登記の提案ができるのでしょうし。
それでは2か月前に気が付いたこの課題について、あなたは解決のために何をしましたか?」

この問いに彼は答えられませんでした。
彼は課題を見つけているのに、2ヶ月間何もしていないようでした。

「何もしていない人には、時間が解決することもありませんよ」

「近くに本屋がありますか?
・・・その本屋なら仙台にもあるから知っています。遅くまで開いていますね。
今から5000円持って行って、専門書でなくて良いですから、それらの分野の本であなたが読みやすいと思うものを何か買ってください。
5000円あれば必ず買えますから」

「まずはそれを読みましょう。
一冊読めば、次に読みたい本が見えてくるはずです。
動けば、答えが見えてきます」

明日ではなく今すぐ行ってください

何か問題に当たったときに、ただただ動かない人がいます。
問題が何か特定できているのに、何を待っているのでしょうか。

課題が解決できなければ、一人前の土地家屋調査士になれないのですね。
分かっているのに、何故動かないのでしょうか。

待っていれば3か月後に○○先輩が教えてくれるなど、具体的に解決できる根拠があれば良いのですが、そうでない限り自分で解決のために動かなければなりません。

これからは、誰にも依存できないのです。
それが独立開業というものです。









2017年3月11日土曜日

オーラ〜輝き放つ空の下

あれから6年。
その前は何をしていたんだろうと思うくらい、この6年さまざまなことがありました。

東北の復興はどうなんだ?
聞かれることも少なくなりました。
聞かれても何と答えるのが正解なのかわかりませんが。

小学一年生が中学一年生になるくらいの6年です。
長いです。
地元の住民でも意識の中が風化している人も、戦いの真っ最中の人もいます。

かさ上げ地の宅造が完成しても、放射線量が落ちついたとしても、就職先や学校や商店が無いと、6年間の生活を捨てて、簡単に故郷に戻る決心がつきません。

地図上の位置は同じでも、コミュニティも含め故郷です。

 死者     15,893人
 行方不明者   2,554人 (警察庁3月1日現在)
 避難者   123,000人 (復興庁2月28日現在)

今後も、私のポジションで、東北の復興に長い支援をしていきたいと考えています。


さて、今日3月11日は 「東日本大震災・熊本地震災害 被災地復興支援」試合があります。
ユアテックスタジアム仙台で、ベガルタ仙台が、阪神淡路大震災の被災地のチームであるヴィッセル神戸と戦います。試合に先立ち黙祷があり、献花台や募金箱があります。
ベガルタ仙台の選手は6年前から被災地の希望の光となるべく戦っています。
復興支援にスポーツも意味があると思っています。


以下2011年3月20日にこのブログに書いた記事を再掲載します。

ベガルタ仙台築き上げよう
時を越えて 君と僕らの一番のメッセージ
オー仙台 We're Feelin' love together
輝き放つ空の下

ベガルタ仙台の応援歌「オーラ」です。
この歌は、ベガルタ仙台が勝った時にしか歌えない凱歌です。
ちなみに私の携帯電話の着信メロディでもあります。

ベガルタ仙台は、昨年やっとJ1に残留したチームです。
強豪チームではありません。
日本代表選手がたくさん所属しているチームではありません。
ただし、自分たちの理想とする闘い方「仙台スタイル」を持っています。
今日の勝ちだけのためではなく、「仙台スタイル」にこだわって試合に臨みます。
まあ、もう少し今日の勝ちだけも目指して欲しいところもあるのですが。(笑)
ですから昨年は「オーラ」を歌う機会は、比較的少なかったですね。

強豪チームに先取点をとられ苦しい展開の中、チームプレイで徐々に相手の攻撃を跳ね返し、最後に逆転勝利をしたときの「オーラ」は最高です。
レプリカユニフォームを着て、タオルマフラーを巻き、うれし涙で歌っています。

今回の大震災にも、打ち勝つにはチームプレイしかありません。
先取点を取られても、前を向きましょう。
今回の試合は時間制限がありません。
皆で与えられた各ポジションで頑張って、最後には「オーラ」を歌いましょう。



2017年3月7日火曜日

Pen in Ruler ペン・イン・ルーラー

素材感の良い美しい文具は、持っているだけでも嬉しいものです。
そして、それがペンと定規なら、特に嬉しいです。
さて、この文具を知っていますか?


ペン・イン・ルーラー Pen in Ruler です。

”I have a pen. I have a ruler. Ah! Pen in Ruler!"

と開発者が唄ったのか知りませんが、
その名のとおり、定規の中にペンが入っている文具です。


定規の先にこんなローレット加工のねじがあり、それを回すと・・・・


アルミ製のペンが出てきます。


こんなギミックって、絶対男の子は好きですよね。


大きさはこんな感じです。
細いですね。
でも、いいんです。これで大河小説を書くわけではないし。



定規はアルミ製の11cmの目盛りがあります。


ボールペンは、ニードルポイントの0.5㎜ブラックです。
ゲルインクですので、滑らかな書きやすさです。


このボールペンのリフィル(替え芯)は、一般に流通しているリフィルと互換性があるので、好みのものに変えても良いでしょう。
(上)は、ペン・イン・ルーラーに入っていたもの
(中)は、三菱鉛筆のジェットストリーム
(下)は、パイロットのフリクション
サイズとして問題ありませんでした。

リングにストラップをつけて、現場に持っていっても良いかもね。

どうですか、欲しくなりました?
定価2000円。
カラーは、シルバー、ブラック、ゴールドの3種類のバリエーションがありますよ。

2017年3月4日土曜日

あと1か月あれば合格できたのに?

土地家屋調査士試験に限らず資格試験受験生から相談を受けることがあります。
その中に、合格するために何年もかかっている人がいます。
確かに土地家屋調査士試験の合格率は7〜8%です。
集中しなければ、なかなか合格はできないでしょう。

土地家屋調査士に限らず資格試験を目指す人は、その勉強に人生がかかっているので、大変な苦労をしているのだと思います。
でも、人生がかかっているからこそ、もっと集中して時間を使う必要があります。
どうせ苦労するなら、もう少し多めに苦労をして、さっさと合格してしまいましょう。
なにしろ、合格後の勉強の方が、試験とは比べものにならないくらいのレベルをこなさなければなりませんから。

大学浪人でもわかるように、「浪人時代の勉強は無駄」とまでは言いませんが、早く大学に行って勉強した方が、人生に意味のある勉強ができると思っています。

さて、相談にくる受験生が良く言うセリフに
時間が無かった。あと1か月あれば合格できたのに・・・・
という言い訳をよく聞きます。

本当ですか?
「あと1か月あれば」合格できたのでしょう。
では、それから12か月後の試験に、何故不合格なのですか?
自分をコントロールできないのでしょうね。

大抵の資格試験は、地頭の勝負ではなく、自分をコントロールできるかどうかの勝負です。自分で頭が良いと思っている人の中は、そこができない人が多いです。

試験勉強程度の時間のコントロールができない人は、間違って合格してもその後が難しいでしょうね。


まあ、確かに今年は時間が無かったのかも知れません。
しかし、私がいつも言うように、今日より暇な日は来ません


そう思って頑張るしかないのです。
今日できないのなら、明日もできません。

時間がないと言うのなら、受験は止めて、もっと「別の大切なもの」のために時間を使った方が良いでしょう。


時間のコントロールも、意識とトレーニングで身に付けることができます。
勉強も仕事も段取り次第です。

頑張ってください。
今から、土地家屋調査士試験まで5ヶ月半あります。
応援しています。




2017年2月26日日曜日

プレミアムサンデー

政府と経済界が提唱して、一昨日から始まったプレミアムフライデー。
毎月末金曜日の午後3時に退社して、家族と一緒に個人消費を増やしてその日だけでもプレミアムな生活を推進する日らしいです。
もちろん、その個人消費の伸びの先には日本経済の伸びを期待しているのでしょう。

やるはずだったその仕事が消えて、同じ給与をもらえるなら従業員は嬉しいでしょうが、必ずそのしわ寄せがあるはずです。早く帰っても、結局従業員のためにならないのではないかと心配しています。
また、本当に実施したいのなら就業規則の変更が必要に思えます。

どちらにしても、会社の経営を直接的にも間接的にも圧迫して、日本経済の伸びを阻害する本末転倒な制度にならなければ良いと思います。
実際にどれだけの企業で実施できたのか、また経済効果があったのか、せめて1年は待ちたいと思います。
その前に「ゆう活」のように消える可能性も高いと思っていますが。


さて、私の職場はご存じのとおり個人事務所で、何かと後輩の相談を受けています。
その中には、企業戦士から抜け出して、自分のワーク・ライフ・バランスを取るためにも、専門資格者としての個人事務所をめざすという方も多いですし、確かにそのようなご相談もたくさん受けています。

自分で自分の人生を決められるということは、とても当たり前ですがとても難しく、でも目指す価値があることだと思います。

私が20代前半で開業したときは、勝手に個人事務所は「自由業」のイメージを持っていました。
当時の目標は「晴耕雨読」!
仕事が無くて結果的にそうなることはあるかも知れませんが、実際は、なかなかそうはいきません。

仕事はすべて締め切りがあります。
約束したからには守らなければなりません。
特に新人の頃は段取りも悪く、雨でも夜でも休日でも当然に仕事をします。

でもね、これが嬉しいんです。
開業したてで仕事の依頼が無いころは、「徹夜でも何でも頑張るから仕事が欲しい」と思っていました。
だから仕事を依頼されたときは嬉しくて嬉しくて、休みたいとは思いませんでした。
この思いは今もあまり変わっていません。

「鈴木は仕事人間か」と言われるかも知れませんが、そこまで仕事人間かどうかはこのブログをご覧になっている方ならわかっていると思います。

専門家である個人事務所経営者でもワーク・ライフ・バランスは重要です。
ただし、ワークとライフが対立構造になると、私は捉えていません。
なにしろワークが嬉しいのですから。

個人事業者はどうしても公私混同になる部分があります。
だからこそサラリーマン時代と違うバランスを考えるべきです。
昨日(土曜日)も、仕事の合間にベガルタ仙台の今季開幕試合に参戦してきました。

ベガルタ仙台の開幕戦は何事にも優先しますが、試合時間は2時間です。一日休む必要はありません。工夫次第です。
鞄にタオルマフラーを入れてお客さまと打合せをし、現場から直接スタジアムに向かいました。勝ったから、その後の仕事が気分良くはかどったことは言うまでもありません。

正しいサポーターとしては、本来は朝早く起きて、身を清め、正装(ユニフォームね)を身に纏い、試合に臨む必要があるのでしょうが。

19時くらいから映画を観に行って、21時過ぎに職場に戻ることもあります。
退社ではありません。気分転換です。

それもできないときは、お気に入りの万年筆で仕事をします。
これも、ちょっとだけ気分が高揚します。(私だけかも)

こんな感覚が嫌な人もいるでしょうけれど、個人事業者を目指す人には、「公私混同が個人事業だ」と思う覚悟が必要です。
間違いなくサラリーマン時代より、定期的な休みがなくなると思います。
でも、私の友人の土地家屋調査士で頑張っている人達は結構楽しそうにやっています。
どこかで、それぞれ工夫した別のワーク・ライフ・バランスを取っているはずですし、そもそも仕事が嬉しいはずです。

さて、今日は日曜日ですが、私は仕事に出ています。
私を頼って相談してくださる方がいることは、とてもありがたいことですし、正直嬉しいです。

私にとっては、「プレミアムサンデー」です。






2017年2月19日日曜日

ドットライナーホールド テープのり

毎日使って手放せない便利な文具なのに、他の人は使っていないものってたくさんあると思います。
私もできるだけそんな便利な文具をお知らせしたくてブログを書いていたのですが、あまりにも日常使いになっているので紹介を忘れているものもいくつかあります。この文具も紹介するのを忘れていました。

コクヨ「ドットライナーホールド」です。


ちょっと変わった形をしているけれど、「テープのり」です。

以前から「テープのり」は紹介してましたね。



上が「ドットライナーノック」
下が「ドットライナースタンプ」

「テープのり」はかなり普及してきましたので、当初心配されたランニングコストも安くなってきました。
私はのり付けのファーストチョイスは「スティックのり」ではなく、すでに「テープのり」になっています。それらの中でもこの「ドットライナーホールド」は、何度も替えのテープリフィルを交換して使用し続けています。
私はもう手放せません。


横から見た形です。
他の「テープのり」と、かなり違う形をしていますね。

「テープのり」を使うときって、たとえば封筒を閉じるときなど、紙の端にのりを付けることが多いですね。
今までなら、その封筒を机に置いて、端を狙ってテープを貼るわけです。


しかし、少しはみだしたり、はみ出しを嫌がると、紙の端までのりが付かなかったりします。

それを解決したのがこの「ドットライナーホールド」です。



「ドットライナーホールド」は、こんな感じでのりを付けたい部分を挟むのです。
そのまま手前にスライドすると、紙の端から丁度良い位置にのりが付きます。
のりの幅は8.4mmで、封筒を閉じるには充分です。
とても素早く封緘ができること、のりが乾くことを待つこともないことが良いのですが、一番気に入っているのは、机や、はみだすのりを受けるための紙も不要であることです。

私は毎日の手帳(その1)にその日をビジュアルで思い出すために写真等を縮小して貼っています。その小さな紙片をのり付けするのに、「ドットライナーホールド」が活躍しています。


その日の天気、その日調査した建物、その日購入した書籍、その日外食した食べ物、などを貼っています。
こんな小さな写真から詳細を読み取るつもりではありません。
その日何をしたかは文字よりもイメージしやすいからです。
以前から書いているように、詳細な記録はEvernoteにしています。



その日観た映画も貼ります。


手帳に貼るのはこんな小さな紙片になります。
「ドットライナーノック」では台紙が必要で結構のり付けしにくいのです。


最近は「ドットライナーホールド」でのり付けしています。

この商品は500円弱で買えますので、土地家屋調査士事務所なら持っていても良いでしょう。








2017年2月17日金曜日

一気に実力を付けなければなりません

今日は東北ブロック協議会の新人研修会の中日です。
私も講師の一人として登壇します。

さて、新人の皆さんとお話ししていて、とても気になることがあります。
新人の皆さんが実力をつけることに鈍感で、自然に訪れる経験の積み重ねを待っていることです。

いつもお話ししていますが、土地家屋調査士に限らずこの資格業の世界は、お客様からお仕事を受託してから調べる人が多すぎます。
それでは専門家とは言いません。
一番良い選択肢を提案できなければ、お客様に損失を与えることもあるのですよ。

普通、どんな業界でも、仕事ができるから受託するのでしょう。
それなのに、たまたま来た仕事を、泥縄式に調べて処理し、そんなことが自然に積み重なることを待っているですか。
そんな意識では何十年経っても一流にはなれないでしょう。

大きな組織の一員だったら、そんな成長の仕方もあるのかもしれません。
しかし、新人が専門家としての実力をつけるということは、徐々に成長を待つ方法ではダメです。泣きながら徹夜を重ねても、一気に実力をつけなければなりません。
だって、仕事を受けますって看板上げたのですから。







2017年2月14日火曜日

はじめての万年筆が人生を変えるかも

先日はじめての万年筆を買うお手伝いをした方から、お礼のお手紙が届きました。
例のプラチナの#3776センチュリーで書いたのですね。
とても嬉しいです。


ちなみに、この手紙はご本人に了解を得て紹介させて戴きました。

インクは一番万年筆らしいインク色「ブルーブラック」です。

文面は「拝啓」から始まって「時候の挨拶」がありますね。
手書きの手紙って、メールと違い文章も選びますね。

そして、同じ手紙でも、手書きの手紙はワープロによるものと比べて、やはり段違いに心が籠もりますね。
読み手にも気持ちが伝わります。

そして文具好きから見ると、便箋も選んだことがわかります。
男性の手紙ですから、きれいすぎる挿絵など無い便箋です。
和紙の手触りを残しながら、インクが滲まない加工をされている便箋ですね。
白すぎない便箋にブルーブラックのインクがきれいです。

縦書きは慣れていないと書きづらいでしょうから、まずは横書きのチョイスなのだと思います。
中字の万年筆で書きやすさのために、横罫の幅が12mmのものを選んでいます。今の彼の文字に丁度良いでしょうね。

この手紙は、私にとって、とても嬉しいものでした。
ご本人に電話をしたら「今たくさん手紙を書きたい」って、おっしゃっていました。

どうですか。文具って凄いでしょ。
つまり筆記具一つ変えただけで、すべてが変わることがあります。
彼は若いので、これからの人生にとって大きな財産になる可能性があります。
もちろん万年筆一本を財産と考えているのではなく、この万年筆を買ったことによって変わる豊かな人生を財産と考えているのです。


2017年2月8日水曜日

はじめての万年筆

先日私のブログを見て万年筆に興味を持ったという後輩から、「万年筆を買いたい」という相談を受けました。
人生はじめての万年筆だそうです。

私達の世代は、中学生になる時に「中一コース」だったか「中一時代」だったかの付録で万年筆が付いてきたので、皆結構持っていましたね。(この話は別にしようか)

さて、まったく初めての方の万年筆探しは何度かやったことがあります。
とても難しいですね。
結局、そのたびに違う万年筆を選ぶことになりました。

万年筆を他人の為に選ぶことって難しいのです。
なにしろ、価格は普通に店舗にある範囲だとしても、プラチナのプレピー(200円・税別)あたりから数十万円もあります。(もちろんもっと高いものもありますが、それはペンと言うより工芸品ですし、もともと買えませんし、どちらにしても気にしないことにします)
あまり高いものを薦めても、すぐ使わなくなる可能性もあります。
中途半端なものを薦めて万年筆が嫌いになられても困るし。
(この発言で、お前は万年筆のどんな立場なんだ?とツッコまれたことがありますがw)

その方が何に使いたいのか、試したいだけなのか、持ち歩くのか、今までどんな筆記具を使って来て、どんな筆記具が好きだったのか、今考えている予算はどれくらいかなど、ヒヤリングをします。

私は今回このような判断をしました。
万年筆というものがどんな書き味なのか、それなら鉄ペンのカクノ(1000円・税別)で万年筆の良さは理解できます。
プラチナのプレジール(1000円・税別)も良いでしょう。

パイロット カクノ


文具好きの中で出しても恥ずかしくない万年筆で書き味も定評があり、デザイン性も良いものならラミーのサファリ(4000円・税別)もお勧めです。

ラミー サファリ

下の写真もサファリです。スケルトンも文具好きには人気があります。
私の3本目のサファリです。



さて、この相談者は土地家屋調査士の後輩です。
私達はお客様の前でペンをだすことも多い職業です。
そのときに万年筆でサインもしたいのでしょう。

長い手紙を万年筆で書くことは今のところなさそうです。
ワープロで文書を作成して、名前だけは自筆で署名する程度かも知れません。

そうであれば、書き味以外にも若干の見栄えも必要でしょう。
若い人だからこそ、デザイン性に優れた万年筆も良いけれど、質実剛健のイメージの「ザ・万年筆」というようなオーソドックスな黒軸の万年筆が良いでしょう。

少し文具にお金を使っても良さそうなので、1万円程度の国産の万年筆を考えました。
一万円程度なら金ペンが手に入ります。
鉄ペンが悪い訳ではないのですが、万年筆のしなやかな書き味はやはり金ペンの方が良いでしょう。

数万円出せば、書き味が数段上で、見栄えもはれる万年筆も入手できますが、初めてならもったいないと思います。これらは、初めての万年筆を気に入った上で、自分で選ぶべき万年筆でしょう。

インクについては、まずはコンバーターではなくカートリッジを使った方がハードルが低いでしょう。それならカートリッジが気軽に入手できるブランドを選ぶべきでしょう。

だんだん絞られてきました。

具体的にはパイロットのカスタム74、プラチナの#3776センチュリーなどを想定しました。
どちらも1万円(税別)です。

パイロットカスタム74



パイロットは比較的柔らかめ、プラチナは比較的固めです。
万年筆の良さは筆圧をかけずに滑るような書き味です。それならパイロットが良いかも知れません。
ただし、今までボールペンばかり使っていたとすれば、どうしても筆圧が強くなっていますので、プラチナの方が向いているかも知れません。


プラチナ #3776センチュリー

これは好みですから書いてもらうしかありません。

またペン先の太さも国産の場合はたくさんの種類があります。
これも何に何を書くかで決まります。

試し書きは、絶対に普段使っているノートに普段書いている文字を普段の大きさで書くべきです。
文具店に置いてある試し書きの用紙にくるくると螺旋を書いただけではわかりません。
彼はノートの1ページに自分の名前をたくさん書いて、その結果、彼はプラチナ#3776センチュリーの中字を選びました。

ちなみにプラチナの場合はキャップにスリップシール機構(インクが乾きにくい機構)が入っていますので、頻繁に使わなくなる可能性のある初心者には良かったかも知れません。

彼は飽きない万年筆を選んだと思いますので、長く使って欲しいと思っています。
(だからお前はどんな立場なんだってw)

彼が土地家屋調査士でなければ5000円程度の万年筆ゾーンも薦めたりしたかもしれません。
この5000円ゾーンは金ペンではなく鉄ペンのゾーンですが、おもしろい万年筆があります。
後日このゾーンについて書いてみましょう。

ちなみに私のブログで万年筆が欲しくなった方に一言。
ネットで安いものがあると思いますが、万年筆は有名メーカーのものでも個体差がある商品です。できるだけ店舗で試し書きしてから買ってください。




2017年2月6日月曜日

マグニフィセント・セブン




黒澤明監督の映画「七人の侍」を西部劇にリメイクした映画が「荒野の七人」です。
どちらも傑作です。
そして今年また、このリメイク映画ができました。
「マグニフィセント・セブン」です。

リメイク3作目を創る意味があるのでしょうか。
(もちろん、宇宙版もあったけれど私は数に入れませんし、「続・荒野の七人」から始まる3作も「七人の侍」のリメイクの路線ではないのでこれも数えません)
何作目であっても、この「七人(セブン)」を名乗った時点で、過去の名作と必ず比べられる試練が待っているのです。余程の名作でない限り、必ず叩かれる運命の映画です。

かなり不安になりながらも、やはり「荒野の七人」のリメイクなら観たいという気持ちと、私の好きなデンゼル・ワシントンが出るということもあるので、とりあえず観ることにしました。

結論、観て良かったです。
久しぶりに正統派の西部劇を観ました。
お約束の銃撃戦もかなり迫力のあるものでした。
七人も魅力的で、面白いものでした。
映画としては、観ても損はしません。

ただし...(やはり...)
この映画は「七人の侍」のリメイクですよね。
そう考えてしまうと若干弱いですね。
「七人の侍」では、あの激しい戦闘シーンの中にもしっかりと人間を描いていました。
「荒野の七人」も、そこは描いていたと思うのです。

今回の7人は、とても今日的なチームでした。
つまり、黒人、白人、アジア人、メキシコ人、ネイティブ・アメリカンの混成の7人です。(もしかするとあの二人は同性愛者かも知れませんし)
そして、助っ人探しに来るのが女性で、しかも直接銃を持って戦う女性です。
これは新大統領に見せてやりたいポリティカル・コネクトネスの世界です。

しかし、この一癖も二癖もある7人が、何故この戦いに入り込んだのか、そこがあまり描かれていません。何か参加の仕方が唐突なのです。リーダーのチザム(デンゼル・ワシントン)だけは強い動機があったことが後で分かるけれど。その理由に皆を巻き込んだだけなら、映画としてまずいでしょう。
単純な金のためでも、正義のためでも何でも良いから、もう少し各々の動機付けを見せて欲しいのです。そこの描き方が少なかったと思います。そうでないとあそこまで命をかける状況の説得力が無いのです。

「荒野の七人」のハリー(ブラッド・デクスター)が死ぬ直前に、クリス(ユル・ブリンナー)が「実はこの村には大金が隠されていて....」と説明し、ハリーが命をかけた意味に満足して逝かせてあげるシーンが印象的でした。
ああいう何かが欲しかったと思います。

「七人の侍」は207分、「マグニフィセント・セブン」は133分だから、どうしても掘り下げる時間が無い、もしくは、編集時にカットされた、そんな意見も有るでしょう。でも「荒野の七人」は128分です。やはり工夫次第だと思うのです。
おそらく監督はそこ以外にこだわりたかったのでしょう。
でも、私はこの種のチーム戦の物語は、仲間を集めるところがとても面白いと思うのですけどね。

「七人の侍」「荒野の七人」の魂を引き継ぐのなら、外見的な多様性よりも、心の多様性にも丁寧に触れて欲しかったです。
今回のクリス・ブラットやイーサン・ホークも良かったけれど、思い出すと「荒野の七人」のマックイーンもブロンソンもコバーンも皆良かったなぁ。豪華だったなぁ。また観よう。

ここまで書いているのは「マグニフィセント・セブン」が傑作にチャレンジしたからで、どうしても比較したくなっただけです。
この映画は本当に面白いんですよ。
かなり人は死ぬけれど、残酷シーンでもないし、誰にでもお勧めの娯楽映画です。


ここまで書きながら「七人の侍」も思い出しています。
菊千代(三船敏郎)の名台詞がありました。
人間と社会を深く掘り下げながら、とてつもなく面白い娯楽作品として成立させています。
やはり、何度もリメイクのベースになって、世界の数々の作品からオマージュを捧げられた「七人の侍」は凄い映画でした。


やい!お前たち!一体百姓を何だと思ってたんだ?仏様だとでも思ってたか?ん?
笑わせちゃいけねえや!百姓くらい悪ずれした生き物はねえんだぜ!
米出せっちゃ、無え!麦出せっちゃ、無え!何もかも無えっつんだ!ふん!
ところがあるんだ。何だってあるんだ。
床下ひっぺがして掘ってみな!そこになかったら納屋の隅だ!
出てくる出てくる・・・瓶に入った米!塩!豆!酒!
山と山の間に行ってみろ!そこには隠し田だ!
正直ヅラしてペコペコ頭下げて嘘をつく!何でもごまかす!
どっかに戦でもありゃあすぐ竹槍つくって落ち武者狩りだ!
よく聞きな!百姓ってのはな、けちんぼで、ずるくて、泣き虫で、意地悪で、間抜けで、人殺しだ!ちきしょう!おかしくって涙が出らあ!
だがな、そんな「けだもの」をつくったの、一体誰だ?
お前たちだよ!侍だってんだよ!馬鹿野郎!
戦の度に村を焼く!田畑踏ん潰す!食い物は取り上げる!人夫人にコキ使う!女は犯す!手向かや殺す!
一体百姓はどうすりゃあいいんだ!百姓はどうすりゃあいいんだ、百姓は・・・
ちきしょう・・・・ちきしょう・・・!












2017年2月2日木曜日

エルバン 万年筆のカートリッジインクが使えるボールペン

今日は文具ネタからひとつ。

万年筆は筆圧不要で、紙の上を滑るように書くことができます。
あの書き味は癖になります。
また万年筆には、ボールペンには無い、多くの美しい色のインクがあります。
気分に合わせてインクを変えるという楽しみがあります。

一方ボールペンにも比較的筆圧をかけなくても良い水性ボールペンがあります。
水性ボールペンの滑らかな書き味も一度経験すれば癖になります。

その水性ボールペンの中に面白いペンがあります。
「J.HELBIN(エルバン)のローラーボールペン カートリッジインク用ペンプラス」です。



欧州のメーカーは水性ボールペンのことをローラーボールと呼ぶことが多いです。
ですからこのペンは水性ボールペンです。
ちなみにボールペンも和製英語で、海外ではボールポイントペンになります。

軸の色は、私のテーマカラーのオレンジを選んでいますが、他にグリーン、ピンク、ブラック、ブルーなどのバリエーションがあります。


さて、ボディの長さは11.6cmの小ぶりのペンです。



携帯しやすいですね。



他のペンと比べた方がわかりやすいでしょう。

上から

ゼブラの蛍光ペン OPTEX CARE
エルバンのローラーボールペン
ゼブラのマッキー 細書
パイロット カクノ

ね、小さいでしょう。


でも、書くときはキャップをペン尻に嵌めるのでこの長さになります。
短すぎて書きづらいということにはなりません。


さて、このペン、小さくてオシャレということで紹介するのではありません。
タイトルにあるように、このボールペンのインクは、なんと万年筆のインクカートリッジを差し替えて使うのです。




エルバンはフランスの老舗文具メーカーです。
もちろん万年筆も出していて、ボトルインクには香り付きインクなどもあります。
さてこのペンに使えるカートリッジインクは20色有り、その色が独特の色合いで結構楽しむことができます。
しかも欧州共通規格(ショート)ですので、他のメーカーのカートリッジインクも使えるものが多く、インク色はいろいろ楽しむことができます。



どうでしょうか。この色は「エンパイヤーグリーン」です。
私のお気に入りのモンブランのアイリッシュグリーン(青みがかった緑)よりも、もっと草色寄りのナチュラルな緑です。これも良いですね。

欧州共通規格とは言え、軸が短いので他のコンバーターの流用はできないようです。捜せば有るのかも知れませんが、そこまで捜すまでもなく、これだけインクがあればカートリッジ専用と割り切って良いでしょう。
何しろボールペンですから。

0.5mmの文字の太さと言われていますが、他の筆記具と比べるともう少し太いと思います。
上記写真のジェットストリームが0.5mmのリフィルですから。

線は一定の太さですので、万年筆のような味のある筆跡とは違いますが、インクの濃淡が楽しめ、色を変え、気軽に持ち歩くペンとしては面白いと思います。ちなみに2000円程度(税込)です。



追記)

書き味だけを求めるのなら、やはり万年筆だと思います。
ローラーボールでも別のペンになるかも知れません。
このペンはカートリッジを使うことに楽しみを見いだすボールペンだとご理解ください。

万年筆を使ったことのない人にペンの感触を伝えるのなら「カクノ」で、インクのおしゃれ感を伝えるのならこのペンかも知れません。

一番のメリットは「こんなペン知っている?」って「どや顔」できることかな。