2012年4月29日日曜日

勝ち癖 負け癖

我がベガルタ仙台が、J1リーグ開幕から8戦、負け無しでダントツの首位です。
それも2位に大きく勝ち点差をつけて。
とても嬉しいですね。

皆「まだまだ先が長いので一喜一憂するな」と言うでしょう。
しかし、勝負の世界はこの「勝っている」「負けない」という成功体験がとても重要です。
勝ち負けの世界は、最後はメンタル勝負です。
今から言い続けなければならないし、その位置にいることが勇気になり、実力になるのです。

これは、どの世界でも同じです。
たとえば、土地家屋調査士の資格試験。
平成23年度試験は、申込者ベースで合格率6.2%、実質試験を受けた人で合格率7.7%でした。
94%が落ちるから、大抵の受験生が落ちても平気な顔をしています。
これがだめです。
「落ちて当たり前」というメンタルになります。
そうなると、もう何年かかっても合格できません。

「受験の先輩が5年勉強してまだ受からないから、俺なんかまだ1年目だし・・」なんて考える人は一生受かりません。

10年もかかって合格する人がいたとしても、10年間努力したのではなく、おそらく最後の1年でメンタルが変わった人です。

毎年適当な勉強をして試験を受けて不合格になると、負け癖が付きます。
負けて当たり前になります。これは絶対にダメです。

私は受験生に、たまに受験アドバイスをしています。
私の受験テクニックについては、かなり自信があります。
大学受験で失敗して反省した以来、今まで試験に落ちたことが有りません。
土地家屋調査士試験も半年でした。
頭が良いのでは有りません。勝負の仕方が有るのです。
ここでは長く書けませんが、いつかこのノウハウは説明したいと考えています。

ただ一番大切なことですが、「資格受験は、学校で習った勉強の延長ではなく、別の勝負事である。」と理解することです。

まだ不十分な勉強段階なら、本当は受けなければ良いのです。負け癖が付くからです。
またどうしても受けるなら、例えば「今回は、書式の建物だけは仕上げてきたから、全体は負けても良いから、建物の書式だけは勝つ。」という勝負ルールにして、それに勝つなら良いのです。
負け癖や勝ち癖はとても大切なものなのです。

試験に合格して、私たちは土地家屋調査士業界に入った訳ですが、皆さんは業務でも勝ち癖が付いているでしょうか。
あまり好きな言葉ではありませんが、「負け犬根性」で業界を生きていませんか?
業界内でも、他業界との関係でも、ここがとても大切です。

まあ、ブログでここまで書いていますが、実は「ベガルタ仙台がダントツ首位だ!」と言いたいだけですけどね・・・。


フリクション・イレーザー

書いた筆跡を跡形も無く消してしまえるフリクション・ボールは、私の仕事に欠かせない文具です。このブログでも何回か紹介していますね。

ちなみに、ブログでは紹介していなかったけれど、フリクションの「いろえんぴつ」の滑らかな書き心地も、かなり好きです。

問題はフリクション・ボールは機能的に素晴らしいのに、見た目は安っぽいところです。
そこが、私の文具に欠かせないモノなのに、いまいち愛着まで行かない理由ですね。

私以外にもそんなニーズが有るからでしょう。
フリクションシリーズには、ビジネスシーンでも取り出せる高級感のある「フリクションボール・ビズ」も有ります。でも残念ながら、このペンは私にとって「欲しい!」とまでは心が動かないデザインでした。もう少し美しい質感を出せないものかと思います。

そこで、私のお気に入りのペンにフリクションの芯を入れていたことがあります。
そのことを以前書きました。
先日までは例のフリクションボールの芯を入れていました。今はフリクションの替え芯が有りますが、まだ無かった頃にフリクションの軸を壊して芯を取り出し、入れてました。
フリクションって消せるのが良いのに、ボディを替えたので消すためのラバー部分が無くて、出先で消しにくい思いをしました。(意味無いじゃん!)

そうなんです。フリクションの筆跡を消すのには、専用軸に入っていないと、消したい時にはとても不便です。
そんなことを考えていたら、文具店で「フリクション・イレーザー」を見つけました。
フリクション用消しゴムですね。


これ、良いです。定価105円でした。
写真右は、私のお気に入りペンです。

イレーザーの形状は、扁平な楕円形の断面を持っています。
楕円形の大きな断面を使って、一度に広い面積も消すことができます。



また、楕円形を細く使うと細かなところまで、消すことができます。
このイレーザーは、結構使えそうです。


これさえ持ち歩けば、フリクションのペン軸にこだわらなくて良いですね。
フリクションボール以外の気に入ったペン軸にフリクションの芯を入れて、持ち歩いてみます。

もちろん、普通のフリクションボールを使っていたとしても、このイレーザーを持っていたら便利だと思います。
・・・と言うか、それが一般的なニーズですけどね。

2012年4月26日木曜日

「ガイダンス土地家屋調査士報酬」誤りのお詫びと対応

書籍「ガイダンス土地家屋調査士報酬」を、昨年、日本加除出版から発刊させて戴きました。
これは私自身、長年土地家屋調査士の報酬について考えてきて、各所で研修して来たことを、同志とまとめた本です。


読んだ方からの反響で「少しは役に立ったのか」と嬉しく思っていたところもあったのですが、読んで戴いた方からのご質問により、以下の2ヶ所の誤りが見つかりました。
大変申し訳ありませんでした。そのお詫びと報告をさせて戴きます。

1.本書 16 ページ 上から 15 行目 
 <誤>
C 工程に至るまでの 10 分になります。この待ちの 5 分をどうするかという… 
<正>
C 工程に至るまでの 15 分になります。この待ちの 10 分をどうするかという… 

報酬を考える上で、「日額の基礎とする時間は、甲が実際に動いた時間だけで無く、それを実行するために待って(拘束されて)いた時間も含むのですよ。」というような趣旨を書きたかったのです。
甲のサイクルタイムは乙の時間も加えて15分です。待ちの10分をどう工夫するかが経営改善になるのですね。大変申し訳ありませんでした。

現実感の無いままに業務の見積計算をしようとすると、どうしても自分の動く時間だけを考えてしまいます。でも実際は、他の要因を含めて時間を考えなければならない場面がたくさんありますね。


2.本書付録 CD-ROM ソフト 
報酬基準表を出力する際の人数設定の数値が「調査士が 1 人、補助者 A が 1人、補助者 B が 0人」で固定されており、この数値を変更することができません。

数値の変更ができるようにするためには、専用の修正プログラムをインストールする必要があります。 お手数ですが日本加除出版株式会社のホームページにアクセスして「正誤表・Q&A」のページから修正プログラムをダウンロードのうえ、お手元の環境にインストールしてくださいますようお願いします。 
なお、この修正について日本加除出版様と相談して、これから販売される書籍にはこの正誤表を入れることと、第2版を発刊する際には、修正印刷することとなりました。ご理解の程お願い申し上げます。

今回の書籍の目的は、資格業者にコスト感覚が無さ過ぎるという思いから、原価の意識だけは持って欲しいと考えて書きました。

「お客様から見ても、資格者から見ても、納得できる「適正な報酬」とは何か」
これからも考えて行きたいと思いますので、よろしくご支援お願いします。




2012年4月25日水曜日

平成24年度 会務執行方針(案)


あの平成23年3月11日東日本大震災から1年経ちました。
昨年度は、全国の皆様のご支援を得て、被災会員への「事務所支援」と、被災地域住民の方々への「相談と支援」とを通して、東北の「災害復興」に明け暮れた一年でした。
会員の皆様には、被災者相談や被災建物滅失調査業務等でご苦労をお掛けしております。
あらためて感謝申し上げます。

さて、宮城県は一見平常の生活に見えます。被災地は震災バブルであるという無責任な報道もありました。
しかし一方では、まだ余震が続き、福島の原子力発電所も収まらず、瓦礫も片付いておりません。
これらの影響もあり、実際宮城県の経済は多大な打撃を受けています。
被災者の皆さんも、避難所から仮設住宅に移動しただけです。
復興に関しても、現地復旧か高台移転か、まだ方向性が定まらない地域が大半です。
そして、実際に、地籍や登記・地図に関して専門家の眼で調査してみると、まだ表面に出てこない様々な問題が内在しているようです。

昨年度に引き続き、このような状況の中で土地家屋調査士が何をすべきか、何ができるか、ここをしっかりと方向を定めて動きたいと思います。

昨年度は否応なしに変化する毎日の動きに翻弄されながら、「災害復興」に対応してきました。
今年度は、社会的にも少し落ち着いた中で、より計画的に「災害復興」に対応したいと考えています。
また、宮城県土地家屋調査士会の内部的には、これらの状況を踏まえた新しい眼でも事務効率と財政基盤の再構築を考えていきます。
これらを強力に推進する会務運営を図るために、下記の事項を今年度の主たる会務執行方針と致します。

1.横断的災害復興支援
宮城会にある財力も人力も横断的に災害復興に注力する。

2.協調・協力関係の充実
日調連、東北ブロック協議会、宮城公嘱協会、宮調政連等の関係団体と協調し、災害復興に関する適確な情報交換及び一層の協力関係充実を図る。

3.職業倫理規範に関する事項の実践
日調連による倫理規範に習熟し、品位を保持した業務遂行実践の一層の普及に努める。

4.境界紛争解決制度への積極的取り組み
筆界特定制度やADR等種々の境界紛争解決制度の十分な研究をし、会員の理解と利用促進を支援する。これから増えると予想される震災に起因する紛争解決においても積極的に対応する。

5.効率的財務運用と財政基盤の充実
長い期間を睨んだ効率的かつ有効な財務運営を構築する。

6.事務局体制の充実
事務局体制整備の検討と、一層の能率・能力の向上を図る。

2012年4月24日火曜日

第40回宮城青調会総会

先週4月21日(土)に宮城青調会総会が開催されました。
私も宮城県土地家屋調査士会会長として、お招き戴きました。

この宮城青調会は全国の先駆けとして発足し、今年で設立40周年になります。

宮城青調会は、何も知らない私を、専門家土地家屋調査士として育ててくれた会です。とても大事な会です。そして,宮城青調会自身も、諸先輩方のお陰で、とても有意義な会として育ってきました。
ですから、個人的にも喜んで出席して参りました。


この総会の決議により、24年度の会長も、松岡勇二さんの続投です。
今年の秋には設立40周年の記念式典が計画されています。楽しみにしております。
宮城県土地家屋調査士会としても、全面的に協力する考えです。

以下の写真は、今回宮城青調会に入会した皆さんです。
皆さん、よろしくお願いします。




さて、近年、全国で青調会が設立されています。
東北でも、私の知っている限りですが、宮城以外にも、岩手、秋田、福島に有りますね。
山形も昔有ったのですが、今休止中でして、まもなく復活するというお話しを聞いています。

まあ、いつも言ってますが、作れば良いと言うものではありません。
変な組織作りが目的ではなく、自分たちが専門家として一人前になるためにも、またその先を行くためにも、自らが動くことがとても重要だと思っています。
もともと、自分で、自主的にも学び、活動するという気概がなければ、専門家としての事務所経営は無理ですから。



いつものフレーズで恐縮ですが、

Q 「自分の未来を確実に占う方法は?」


A 「自分で未来を創ること。」



2012年4月23日月曜日

まちづくり学習会 士業連絡会

私たち宮城県土地家屋調査士会が参加している「宮城県災害復興支援士業連絡会」と仙台弁護士会が共催の「まちづくり」学習会が4月20日に開催されました。
会員の皆さんにも、事前にご案内を差し上げましたので、参加された方も多かったと思います。

このような各専門家が横断的に集まって震災対策の勉強会を開催することは、この一年間で何度もありましたが、段々内容が充実してきました。
事例も集まり、統計も取れてきて、より良い勉強会になっていると感じました。

開催趣旨は以下のとおりです。

東日本大震災発生から1年以上が経過し,各被災自治体の策定する復興計画について,復旧・復興へのニーズは多様かつ複雑なものであるところ,それらに対する多くの対策,手法が採られ,また複雑な法整備が図られているところです。
被災者が復興に向けて,出来る限り,自らに関連する法制度の内容を理解し,自主的判断と選択権を全うし,権利調整を図ることが可能となるよう,弁護士が復興計画・復興法制等について,その内容ゃあるべき姿をアドバイスする必要があります。
そのためには,弁護士が復興に関する法制度の内容を理解していることが前提となります。
そこで,今回,日本弁護士連合会から「東日本大震災復興支援Q&A(第1版)Jの執筆者を講師にお招きし「東日本大震災復興支援Q&A(第1版)」をテキストに「まちづくり」について学習会を開催することとしました。
つきましては,震災相談にあたられている会員の方々とって大変有益な学習会となりますので,是非,多くの会員の皆様にご参加いただきたくご案内申し上げます。

このQ&Aは兵庫県弁護士会の皆さんが中心となり、まとめてくださったものですが、今回の東日本大震災だけでなく、過去の災害復興の実例も含めて検討されておりとても参考になります。

また、このQ&Aは第1版となっていますので、今後更に充実した資料になるのでしょう。私たち宮城県土地家屋調査士会としても、できるだけ協力させて戴こうと考えています。
会員の皆さんのご協力もお願い致します。

講師は以下の3名の先生でした。
しっかりした調査に裏付けされた丁寧な説明でした。
ありがとうございました。

野崎隆一氏(一級建築士まちづくりプランナー)
住民主体のまちづくり



森川憲二弁護士(兵庫県弁護士会)
復興まちづくり事業
~とりわけ防災集団移転促進事業に関する諸問題について~



津久井進弁護士(兵庫県弁護士会)
東日本大震災復興支援Q&A
~過去の災害復興の教訓から

(すみません。写真はありません。)



実際に、被災地にいるからこそ分かることがあります。

しかし、被災地にいる人間には、何らかの役割を持っています。
被災地の真っ只中で、その役割を頑張っている人間には、その分野は深く見ることになりますが、広く被災地を俯瞰する眼を持ちにくいものです。

このように地元に特定のポジションを持たない他所の方々の方が、被災地全体を見ることができるのかも知れません。

今後も連携を取って、お互いに知り得たことを交換していきたいと感じました。









2012年4月22日日曜日

東北ブロック理事会監査会

4月18日に東北ブロックの理事会と監査会がありました。
議題は平成23年度が終わったので、7月12日~13日に開催される東北ブロック総会に向けた下記議題の審議でした。

議  題 

① 平成23年度会務・事業報告承認の件
② 平成23年度収支決算報告承認の件
③ 平成23年度定期監査実施の件
④ 平成24年度事業計画(案)承認の件
⑤ 平成24年度収支予算(案)承認の件
⑥ 平成23年度新人研修会の総括と平成24年度開催の件
⑦ 平成24年度第57回定時総会開催の件
⑧ 平成24年度顕彰候補者承認の件
⑨ 役員(監事)推薦の件
⑩ 平成25年度定時総会開催担当会確認の件
⑪ 第8回特別研修の件
⑫ 第2回理事会開催日程について

なかなか時間が無い中の審議なのですが、今はメーリングリストなどを用いて、会長達の意見を常に発信できる状況にありますので、スムーズな議事ができています。

先日も申し上げましたが、議事に入る前に、世の中の動きや物事に関する会議参加者の共通理解がなされていれば、無駄な議論が減ります。
理解されていれば、意見が分かれても、論点が明確です。

来年の東北ブロックの事業計画(案)には以下の計画を上程する予定です。

1.ADR担当者会同(筆界特定を含む)
2.認定調査士の将来像を考える座談会
3.日本土地家屋調査士会連合会事業計画と連動する事業
4.新人研修の開催
5.調査士試験合格者のための開業ガイダンス

1.は、2年連続開催している各会のADR担当者が集まって、情報交換やセンターの運営や問題点を議論する貴重な場であり、好評な会同です。ことしも筆界特定制度も視野に入れた議論をする場を開催したいと思います。

2.は、特別研修後の考査により合格した認定調査士の将来をどのように考えていくべきかの座談会を開催する案です。そもそもどのように制度ができたのかという過去を再確認して、未来を語りたいと思います。

3.は、日調連の事業計画が決まったときに連動できるように、予め情報収集と予算を取っておきます。

4.新人研修は毎年開催されています。この会場は毎年六県を持ち回りで担当しますが、今までどおり持ち回りが良いか、それとも一カ所に毎年固定が良いか、を議論しています。この件は継続審議ですが、新人のために良い研修会を開催することは変わらず開催します。

5.調査士試験合格者が開業まで迷っている方が多くいるので、その方々のために説明会を開催したいと思います。これは今年宮城会で試行したものを、正式にブロックで開催したいという提案です。
このブログでも紹介ししておりますので、ご覧ください。1月5日にお知らせし、1月14日に開催したものです。
宮城会では、その後、迷いが解決した合格者の入会が増えたと理解しています。





2012年4月19日木曜日

女性の土地家屋調査士

ある女性に「土地家屋調査士を目指そうかどうしようか迷っている。」という相談を受けました。
「どの部分で迷っているの?」と聞くと、「女性にはハンディがある仕事ですか?」と聞き返してきました。この質問は今までも何回か別の方々からお聞きした質問です。

実際に、今の時代で女性だからというハンディは無いでしょう。
女性調査士がすべてのお客様から納得されるかと言えば、確かに違うかもしれません。

でもそれは、私たち男性でも同じです。
どんな土地家屋調査士でも、すべてのお客様から気に入られるはずがありません。
「あなたでなくては」と言ってくれるお客様が何人いてくれるか、というだけの問題だと思います。

もし女性のあなたが、身の回りの困ったことを弁護士相談しようとするときに、女性弁護士を選ぶこともあるでしょう。
「弁護士が女性だからこそ、私の気持ちを分かってくれる。」と思って、相談したくなるのかもしれませんね。

地権者の中にも、たくさんの女性がいます。
その中には、同じような考え方を持つ方も多いでしょう。
私たちは登記業務などを通じて、お客様のとてもプライベートな部分まで相談を受けることも多いですから。

さて、現場の測量業務などについても、男性でなければ務まらない程体力を求められるものは少なくなりました。様々な便利なツールも増えましたし。
どちらにしても現場に行くときには、誰か連れて行くことが多いでしょうから、元気のよい補助者を選べば問題ないでしょう。
ただし「私は女性だから現場には行きたくない」などと考えているなら、即刻辞めてください。
そんなプロ意識が無いなら、どの仕事でも無理でしょうし、お客様にも迷惑でしょう。
現場でキリッと作業着を着こなす女性は格好良いですよ。

現在、全国で活躍している女性土地家屋調査士はたくさんいます。
問題は「あなたが女性か男性か」ではなくて、「本気で土地家屋調査士になりたいのか」だけなのです。

また、事務所を自宅と併用できる訳ですし、受託事件をある程度コントロールできる訳ですから、勤め人よりは、子育てをしながら仕事をすることも比較的容易です。
この部分は女性にお勧めです。

女性でもまったく問題ありませんから、土地家屋調査士を目指してください。
合格して入会する日を、宮城県土地家屋調査士会は待っています。



2012年4月17日火曜日

ベガルタ仙台レディースvs常盤木学園高校

4月15日はベガルタ仙台レディースが発足して初めてのホーム戦でした。
しかも会場はユアテックスタジアムで、相手は、なでしこチャレンジリーグ2連覇の常盤木学園高校です。
仙台ダービーになりますね。観客は集まりました。なでしこチャレンジリーグとしては、おそらく考えられない6500人超えでした。
私は一日中、仕事が有ったのですが、その時刻だけ抜け出してスタジアムに行ってきました。

ベガルタ仙台レディース(略して、レディ・ベガ♬)は、昨年10月14日のブログで紹介しました。
私はあれからとても楽しみでした。
東京電力女子サッカー部マリーゼとして活動していたチームが、あの被災でチームが休止となり、選手達はサッカーを諦めたりしたそうです。
そのマリーゼからベガルタとして環境も変わり、苦労しながら仕事の合間に練習を重ねた選手達が、どんなパフォーマンスを見せてくれるのだろうと思って、見に行きました。

実際、日本代表上辻など「上手いな」と思う選手もいるし、良いプレーも見られましたが、全体としては、まだまだ連携が甘かったですね。
チームの連携ははるかに常盤木が上でした。

あの被災で、休部を余儀なくされて、一年間試合を経験できなかったのですから、しょうがない部分も有ったのでしょう。
ちぐはぐな部分も多く含みながらも、ボールを支配して、強豪常盤木学園高校と引き分けたことは、評価できるでしょう。なにしろ、ちぐはぐな部分は、すべて「伸びしろ」と考えれば良いのですから。

J1で首位を走っている我がベガルタ仙台ですが、私は本当に弱かったブランメル仙台と言われた頃から応援しています。
あれから15年程でしょうか。
とてもとても時間がかかりましたが、確実に強くなりました。
「伸びしろ」を長い時間楽しめたということもできます。

レディ・ベガについても、時間を作って応援に行き、長い時間をかけて育つのを楽しみにしたいと思います。

ところで、私たち土地家屋調査士業界には、「伸びしろ」がどれだけ有るのでしょうか。
無限に広がっているのでしょうか。それとも伸び切ってこの程度なのでしょうか。
また「伸びしろ」は、それを生かすための努力が無いと意味が無い、という自覚も必要ですけれどね。

2012年4月13日金曜日

過密会議日程をこなす

4月13日金曜日は、会務でとても盛りだくさんの日でした。

こんな感じです。
 9時 仙台法務局と打合会。
10時 監査会
10時 常任理事会
13時30分 理事会
18時 国会議員の先生と勉強会

9時からの仙台法務局とのご挨拶と打合せをしてきました。
これからの復興事業について、新しい担当官と具体的な打合せがしたかったので、受託した公嘱協会と行ってきました。

10時からは監事の先生3名による監査会が開催されました。
昨年度は全国の皆様からの義援金と、日調連からの大規模災害基金が有りましたので、これを特別会計として、一般会計と明確に区別しています。
一般会計も特別会計も、監査の結果、問題ないとの監査報告でした。
ありがとうございました。

10時から監査会と並行して常任理事会も開催しました。
監査を待っている間に会議をしました。
5月の総会に上程する事業計画や予算の確認です。

そしてその常任理事会の結果を受けて、13時30分から理事会を開催しました。
理事会では、いつも監事の先生にも出席願い、会議運営も監査願っています。
会計の監査報告をして戴き、今年度の事業計画と予算案を検討しました。
各部の事業計画がまとまりましたが、今年度も充実した年度になりそうです。
皆さん、楽しみにしておいてください。

最後に、18時から宮城会顧問の国会議員井上義久先生と打合会を開催しました。
先生は、常日頃、調査士会にお声を掛けてくださいます。
今回も震災等に関して、何か問題は無いか、専門家として何を懸念しているか、とのお問い合わせがありました。
不動産を巡って、まだ顕在化していないけれど、これから問題になるかも知れない論点を報告致しました。

さて、今までは、これだけの会議や打合せを一日で開催はしませんでした。
ただし今、皆何かと忙しいですね。
ですから、会議もできれば一日で終わる方がありがたいのです。
会費の関係で言っても、すべてを一日の役員手当で済むので、予算が節約できます。
役員の立場から考えても、日当よりも時間が欲しいのです。

常任理事会の開催時刻が伝統的に14時からだったものを、最近16時からに変更しました。
夜に少しはみ出ても、お昼過ぎまで少しでも日中に時間が取れるからです。

会議の中身も昨年5月25日のブログ「会議の方法」で紹介していますように、報告事項に時間を割いて、会議参加者の知識と情報を一致させる工夫をしています。もちろん、ただ報告を羅列するどこかの会議のようなことはしません。わかりやすく解説を入れるのです。
何故このようなことが起こり、何故このような対処をしたか。これが報告事項です。
それによって、決議事項に無駄な時間がかからなくなりました。会議で不毛な時間がかかるのは、参加者各々の情報不足と不勉強によるものが多いからです。

復興は始まったばかりで、むしろこれからです。
公私ともに、時間と資金を工夫しながら、過ごしたいと思います。


サニーハイツ高砂 再建へ

昨日のインドネシアのマグニチュード8.6に続き、今日はメキシコでマグニチュード7.0の地震が起こりました。世界中で大きな地震活動が起こっているようです。
まだまだ何が起こるか分かりません。油断しないようにしたいですね。

さて、昨年の8月3日のブログで、東日本大震災による仙台の被災マンションについて書きました。その中には「サニーハイツ高砂」も含まれていました。

サニーハイツ高砂のエントランス

建物が左側に傾き、その右側にこのような地割れができました。

 外側の壁がこのような状態です。壁の穴から中が見えます。

左側の建物が傾いています。

本当に気の毒な状態でした。

今回の東日本大震災においては大津波ばかりがフォーカスされ、大地震については折立地区などの顕著な被害は取り上げられたものの、マンションの被災はあまり多く取り上げられませんでした。
しかし、これらのマンションの問題の解決には、物理的な問題も当然ですが、権利の問題がとても大きいのです。マンションはたくさんの人の、たくさんの権利が絡み合っているからです。

これらのマンションを取り壊して更地にして売るにも、立て直すにしても、権利関係の整理がとても大変です。前回も書きましたように、被災マンション法も適用されません。

その中で「サニーハイツ高砂」の住民の皆さんは、現地で新たな集合住宅を再建する目的でNPOを設立したそうです。
同じマンションを再建するのではなく、「福祉施設や保育所、幼稚園、病院なども備え、さまざまな世代が集うコミュニティー拠点とする構想」だそうです。
まとめるまでに大変なご苦労でしょうけれど、私たちもこの動きに注目していたいし、専門家として何か応援したいものです。

以下本日(4月12日)の河北新報の記事です。
参加を呼びかける連絡先もあるので、河北新報記事の原文のまま紹介したいと思います。


仙台の被災マンション住民ら 現地再建へNPO設立

東日本大震災で全壊し、解体が進む仙台市宮城野区のマンション「サニーハイツ高砂」の住民らが、現地再建を目指すNPOを設立した。集合住宅を核に、介護や子育て、医療などの機能を併せ持つ新たな「ついのすみか」を建設する。NPOは計画に参加する個人、団体を募っている。
今回の震災で、被災したマンションの住民が、住民以外にも協力を呼び掛け、複合型集合住宅の再建を目指すのは初めてとみられる。
住民有志ら十数人が昨年夏ごろから再建に向けた話し合いを始め、ことし3月、「NPOサニーハイツ高砂震災復興委員会」を設立した。新たな集合住宅は、福祉施設や保育所、幼稚園、病院なども備え、さまざまな世代が集うコミュニティー拠点とする構想を思い描く。
入居者の対象は、50歳以上と、被災者を想定する。「以前の住民の年齢構成や、高齢者が賃貸物件を借りにくい状況を考慮した」という。
被災者同士が支え合って生活する場として、災害公営住宅としても活用できるよう、市や県に働き掛けていく。施設規模や建設費など、大まかな計画を今月中にまとめる予定だ。
マンションの再建・建て替えは、現在の法律では、区分所有者の5分の4以上の賛成が必要。現時点で全189戸のうち半数以上が賛同しているという。
理事長の石田貞一さん(64)は「入居したら生涯、安心して住み続けられる集合住宅を目指す。ついのすみかとなるはずだった場所を再生させたい」と話し、住宅を失った被災者や医療・福祉法人、企業などに参加を呼び掛けている。
連絡先はNPOの事務局022(786)1363(電話、ファクス共通)、電子メールinfo@npo-shinsai-sh.com

2012年4月12日木曜日

訃報-永井文夫 会員のご母堂様ご逝去


仙台支部の永井文夫会員のご母堂様が昨日(4月11日)にご逝去なさいました。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

葬儀等の日程は以下のとおりです。

<通夜>
日時:平成24年4月14日(土)午後6時~
場所: 「仙台太白斎場 清月記」
仙台市太白区鹿野3丁目4-13
電話022-746-5777
 
<葬儀>
日時:平成24年4月15日(日)午後1時~

場所: 「仙台太白斎場 清月記」
仙台市太白区鹿野3丁目4-13
電話022-746-5777
 

<喪主>
永井孝憲 様(永井会員の弟)

2012年4月10日火曜日

iPhoneアプリ 三角スケール

前回、このブログで、名入り三角スケールを紹介しました。
三角スケール繋がりで、今日はもう一つ紹介します。

下の写真は、私のiPhoneの画面のキャプチャです。

「三角スケール」というアプリです。
画面で三角スケールを原寸で出すというものです。




まあ使える精度だと思います。

単位はメートルとインチの切り替えができ(使わないけれど)、縮尺は1/100,1/200,1/300,1/400,1/500,1/600の組み合わせと、1/20、1/50、1/100、1/200,1/250,1/300の組み合わせに切り替えることができます。

土地家屋調査士として1/250があることが嬉しいですね。


スケール各面はiOS独特のフリック操作により切り替えられます。
スケールをドラッグすることにより左右に移動可能で、左突き当たり位置で本体端からの測定が可能になります。

また各種縮小率のスケールがあって、例えばA2版の図面をA3版の大きさに縮小した図面を読み取る場合の70.7%縮小に換算されたスケールも呼び出せます。
まあお遊びですが、無いよりはマシと思いダウンロードしました。

このアプリですが、一度にこの画面の幅しか測れないという弱点があります。

また、普通は、三角スケールのエッジに目盛りが有るので、測りたい図面に三角スケールを載せますね。
当たり前のことですが、iPhoneケースのエッジではなく、画面に目盛りが現れるのですから、測るときは画面に測る図面等を載せて、測る直線部分を当てる形になります。
これはとても使いづらく、最大の欠点でしょう。

でも、まったく仕事モードでないときでもiPhoneは持っていますので、本当に困ったときには目安として使えると思います。

もっとも、先日書いたように、私は三角スケールはたくさん持っていますし、ペンケースにもNANOSANSUKEが入っていますので、このiPhoneアプリが活躍することは有りませんでしたし、今後も活躍場面はあまり無いと思います。

じゃあ、なんで買ったかって?
何度も書きますが、このような文具は持っているだけで嬉しいのです。




ペンケースには長らくシートサンスケが入っていましたが、シートサンスケは手帳の表紙のスリットに移動し、今ペンケースにはNANOSANSUKEが入っています。

2012年4月9日月曜日

放射能避難と調査士事務所登録移転

福島第一原子力発電所による放射能汚染がどの範囲まで及んで、どの範囲が危険で、どの範囲から安全なのか、誰も明確に答えられない状態です。
政府と東電による速やかな事実の開示がなされなかったため、何が真実か国民が判断できなくなったからです。

放射能の安全地域と言われるところに住んでいても、小さなお子さんがいるご家庭では不安は消えません。
私の仙台市内に住んでいる親戚も、仙台でもとても怖いので、遠くの沖縄に子どもと引っ越したいと言い出しています。

これを他人は大袈裟と言います。
世間的には仙台は安全と言われているからです。
でも本当でしょうか。
分からないのです。

一番かわいそうなことは、子供が心配のあまり引っ越したいと言う人が、世間から非難されることです。
「大袈裟だ」「わがままだ」「いい加減にしろ」・・・と。

でも親の気持ちは「また政府や東電の発表に嘘が有るかもしれない。そうしたら子どもを守れない。世間に何を言われてもこの子を守る。」という決意です。
これを非難することは難しいのです。

事実が分かって、国民全員が納得すれば解決することです。
これらの悲劇が東北だけでなく、関東にまでも及んでいます。
関東圏に住んでいる方も、遠くに避難している方が多数いらっしゃいます。

「いったい、どこまで行ったら安全なのか?」



先日、福島会の五十嵐会長とお話をしているときに聞いた話です。

福島県土地家屋調査士会会員で、放射能からの避難するために他県に登録移転する方が何人か出てきているそうです。

今までは一時的避難だったところ、やはり長期戦を考えて他県で土地家屋調査士業をされる覚悟を決めた方もいます。
また別に、しばらくは家族を他県に住まわせ、自分だけ福島で逆単身赴任として、仕事をしていた人もいます。

とてもとても気の毒なお話しです。

私たちの仕事はやはり地域密着の仕事ですから、どんなに仕事のスキルが高い人でも、他所に行ったら仕事は難しいでしょう。
そんなことは誰でも分かっているから、だからこそ悩んで頑張っていたのでしょう。

しかし、放射能がいつ落ちついて、いつ故郷に帰ることができるか。
先行きが分からず、家族との二重生活もいつまでも続けることができません。
ついに、事務所の移転を決意したそうです。

当事者は大変な決断だったと思います。

今回の避難のための事務所移転する方々は、ほとんどの方が何も縁故が無い地域への移転だそうです。その中には福島県土地家屋調査士会の理事さんも含まれているそうです。

新しい土地で定着して、仕事も順調に行き、その地が新しい故郷になることを、心からお祈りしたいと思いますし、私たちの全国の人脈が何らかのお手伝いができないか、皆で考えてみたいと思っています。





2012年4月7日土曜日

マーガレット・サッチャー The Iron Lady


映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」を観ました。

主人公のサッチャーは、新自由主義を貫き、暴徒化した労働争議、IRAによる爆破テロ、そしてフォークランド紛争などに、ブレなく対応したイギリスの首相です。
落ち込んでいくイギリス経済を救い、強いイギリスを再生したとも評価され、格差社会を作ったとか、国際的解決に武力を使ったと批判され、政治信条や政治手法に賛否両論は有るでしょうけれど、彼女が20世紀を代表する政治家であることには、議論はないでしょう。

当時男性社会であった政治の世界をめざし、強い信念のもとイギリスのトップになり、国内外の様々な問題に対処し、その後政界を退いて、引退後認知症になった彼女の半生と、その間の彼女の結婚と家族との関係を、この映画は描いています。

認知症になった彼女が、ミルクを買いに行って誰にも気付かれず、死んでいる夫と会話しながら食事をしているシーンから始まります。その認知症の中に彼女の半生の回想シーンが浮かぶのです。
この映画は、鉄の女のサッチャーのイメージを、偉人伝ではなく実は普通の人間として、彼女を支え続けた夫との愛をとおして女として描きたかったものと思います。

映画のパンフレットにもこう書いてあります。
「きっと、あなたも好きになる。世界から恐れられた彼女を。」

世の中の評判は、良い映画というものらしいです。
観て感動したという評判も、たくさんあります。
アカデミー賞でも、主演女優賞(メリル・ストリープ)と、メイクアップ賞を、併せて受賞しています。

でも私は、この映画を観て、どうも暗い気持ちになりました。
監督フィリダ・ロイドの気持ちは分かりますが、サッチャーの弱い女の部分を描きたかったからと言って、認知症をそこまで引っ張らなくても良かったと思うのです。
現在認知症の彼女が過去を回想するにも、夫との切ないやり取りではなく、切なさは有るけれど、やりきった人間としての幸せを描くこともできたはずです。
誰にも100%の人生は有りません。その正の部分と負の部分の折り合いは、本当は本人しか評価できません。
でも、その人生を勝手に考えるのが、映画制作側であり、観客です。
しかし、この映画の描き方では、彼女の人生が後悔しなければならない人生になります。あそこまでやりきった人生については、政治信条が違っていても、もう少しリスペクトする描き方でも良いと思うのです。

彼女の首相時代は、冒頭に書いた様々な政治問題が有りました。この映画でその部分は、ほとんどインデックス程度に描かれています。サッチャーをどう描く立場でも、この部分はもっと時間をかけて掘り下げても良かったと思うのです。この映画は、1時間45分と比較的短いものですから、時間的余裕は有るはずです。
政治家としてのその部分をしっかり描くことにより、監督の意図も、もう少し明確になるでしょうし、私の気持ちも、もう少し満足するかもしれません。

もちろんサッチャーをそっくりに、そして見事に演じたメリル・ストリープは素晴らしかったです。
世間は評価しているのですから、このブログに左右されず、観てください。
ただ私は、もう少し違う映画を観たかっただけです。

しかし、この映画を観て、どんなに世間に批判されようとも、イギリス国民のためだと信じる政策に、信念を貫き闘い続けたこのリーダーの姿勢には、改めて心から尊敬をしました。

彼女のフォークランド紛争での言葉です。
「人命に代えてでも我が英国領土を守らなければならない。なぜなら、国際法が力の行使に打ち勝たなければならないからだ。」

目先の選挙の票のために、自分の政策をコロコロ変えるような政治家ばかりいる国の不幸を感じます。




2012年4月6日金曜日

大阪青年土地家屋調査士会設立総会

私は土地家屋調査士のバッジを付けている方々に必要と言われれば、今まで、依頼者がブロックでも、他の調査士会でも、他会の支部でも、任意の勉強グループでも、全国に伺っています。個人からの質問にも、毎日のようにメールや電話で答えています。

私自身、補助者経験が無いので、新人の頃に独学で身につけて来ましたが、「あのときにこんなアドバイスがあったらもう少し苦労しなかったかも知れない」と思うことがたくさん有ります。それらを、伝えるために動いているのです。

適切なアドバイスと、志を同じくする仲間がいれば、上達は加速します。
その意味で全国に設立されている、または設立準備中の「青調会」もしくは「青年土地家屋調査士会」などはとても有意義な仲間だと思います。

さて、3月30日に大阪で「大阪青年土地家屋調査士会」の設立総会が開催されました。
私もお声を掛けて戴いたので、喜んでお伺い致しました。
さすがに大きな大阪会からの設立ですので、役員だけでも監事も入れて20名、入会者も80名以上の大勢の方がいたようです。

以下は懇親会で挨拶する初代会長の真鍋さんです。



スローガンは「所得倍増計画」だそうです。
昔の人間には懐かしく、でも今一番新鮮な言葉かも知れません。

青調会は、変な圧力団体のような全国組織を作る必要は無く、各地でその土地と構成員に合った独自の勉強会で良いと思います。
もっと政治的な動きをしたかったら、回りくどいことをせずに、会長に立候補すれば良いのですから。

その上で、全国各地の青調会との懇親を深め、新しいアイディアを交換しながら、高めていくことが必要だと思います。
どうしても若い方々の勉強会は、どんなにリーダーが、頑張って引っ張っても、数年でマンネリ化することが多いからです。

新人が入会して「仕事が無い」と愚痴を言っている暇があれば、自分たちで動き始めることはとても良いことだと思います。私も新人の頃、仲間がとても支えになりました。

何か困ったり迷ったら,遠慮無く声を掛けてください。
全国の頼もしい仲間が付いていますので。





2012年4月5日木曜日

名入り三角スケール

我々の仕事に欠かせないものの一つとして、三角スケールがあります。

三角スケールは、30cmのもの、15cmのものなどの長さのバリエーションと、竹製、プラスチック製、アルミニューム製などの素材のバリエーションが有ります。

私はいろいろ種類を持っていますし、何本も持っています。
基本は竹芯製だと思っていますので、境界鑑定などの場面で厳密に計るときは、竹芯製ものを何本か変えて計ってみたりしています。

ちなみに何本も三角スケールを持っている場合、厳密に目盛りを比べてみてください。ほんの僅かですが、個体差として目盛りがずれていることが有りますので、把握しておきましょう。

それでも最近はほとんど座標値を持った図面を見ることが多いし、普通の場面では、数値の概略を把握するために使うことが多いので、以前のブログで紹介したシートサンスケなども含めて、割り切って使うという判断で、いろいろ持っています。

さて、今回は、以前から興味の有ったワークス松下のアルミ製のNANOSANSUKEを買ってみました。
9mm幅の極細スタイルと多色の色使いに興味を持ったのです。
下の写真が鉛筆と並べたものです。
細いでしょう。
ペンケースに入れることを意識して買ってみたのです。
色はこの写真の黒と、別に赤の二本を買いました。


名入れを選べるということなので、当然名前を入れてみました。
ちょっと良いでしょう。



三角スケールだけそんなに何本も必要かって?
いやいや文具は持っているだけで嬉しいのですよ。

2012年4月3日火曜日

文具も赤が好き

シャープペンというジャンルは、芯の太さと堅さが選べるので、とても重宝します。
その芯のチョイスにより筆記の性格が変わります。

物事を考えるときには、絶対に芯が折れないことが重要です。
最近はプラチナの「オレーヌ」などという芯が折れないことを売りにするシャープペンも出ています。
これはふざけた名前ですが、機能はしっかりしています。でもデザインが私の好みでは無かったのです。

私は物事を考えるとき、例えばマインドマップなどに使用するペンの太さは、少し太く柔らかい芯が好みです。
そういう用途での私のベストは0.9mmのBでスケッチブックに書くことです。

マインドマップを書くときは、多色を推奨されていますが、私は単色で発想の瞬間に書き留めていきます。
発想の時点で色分けすることは、最初からジャンル分けしたり、意味を持たせたりすることです。これは、マインドマップの自由さを阻害することになると思っています。
ちなみにマインドマップについては、いろいろな使い方ができると思っています。
例えば以前紹介した本を読むときに目次を整理しながらまとめていく方法など、発想法だけでは無い使い方があると思っています。
マインドマップについては、このブログで機会があるときに書きます。

話を戻すと、私はシャープペンだけでも用途別に使い分けています。
0.4mm、0.7mm、0.9mm等も使っています。
しかし、私は逆にオーソドックスな0.5mmのシャープペンで、しっかりしたペンを使っていないなと思っていました。
そんなときに文具店を歩いて出会ったのが、シャープペンです。

三菱鉛筆の「uni SHIFT 0.5」です。
昔手描きで図面を描いていた頃のシャープペンを思い出します。
芯の繰り出しがメカニカルなしっかりした感じが好きです。








細くて長いパイプから芯が出ると、書いている部分がよく見えて、細かい作業には向いています。ただそのパイプが曲がることがあるのが、これらのペンの欠点です。このペンは芯を保護するパイプがボディ部分の伸縮により引っ込んで、守られる構造です。
また先端部分が金属製で重心が先端にあるので、持ったときのバランスがとても良いです。

色は赤をチョイスしました。
私は昔から赤が好きなのです。
ペンやノートも結構赤が多いですね。

さて、このシャープペンは、久しぶりにシャープペンらしいペンです。気に入っています。

ただ問題はまたペンが増えたことです。
私はいったい何本のペンを持ち歩くつもりなのでしょうか。
このままだと、バッグ全体がペンケースになりそうですね。
困ったものです。





2012年4月2日月曜日

新年度に思う April Fools' Day

4月1日、新年度になりました。
進学、就職。新しい環境、新しい出会い、新しい体験。
新年度はいつも、まだ見ぬ未来を感じて、嬉しい季節です。

東北も寒い冬から桜の季節になります。
被災地の人間は、全国からの支援を受け、日本中の絆を感じて、復興を目指して頑張ってきました。
震災から一年過ぎ、これから春が来ます。

春の訪れを妨げるものがあるとすれば、誤った風評もその一つでしょう。
がれきの受け入れの躊躇や、東北の農産物、海産物の不買など。
でもこれは、その人達を責められません。
何故なら、その人達も、事実が分からないから怖いのです。
被災からここまで政府や東電が嘘の発表をし続けたからです。
「国民が混乱するから事実を発表しなかった」とのコメントが有りましたが、日本国民はもう少しまともだと思います。あれは国民のためではなく、自己保身のためです。
国民にとっては、その嘘から始まった情報のために、何が本当か分からなくなりました。
これでは、本当に放射能が問題ないのか、誰も判断ができません。
事実が分かれば、皆で諦めるところも、対策するところも判断できるのですが。

今日は、エイプリール・フールでもあります。
普段は言っちゃいけない嘘を、今日だけは言っても良い日です。
普段から嘘で固めた政府や東電の発表ですが、今日くらい本当のことを言ってみませんか。