2019年7月31日水曜日

リングメモ PATTO ミドリ

私は手帳(ノート)はアナログとデジタルを併せて複数使っています。
それでも歩いている場面でとっさにメモする必要のあるときには、バッグからノートを取り出すのでは間に合わないことが多いので、更にポケット等に小さなメモ用紙も持ち歩いています。
この小さなメモ用紙は、過去から様々試してみましたが、いまだに私にとっての定番が決まらずにおります。

2009年10月16日にこのブログで書いた革製のふせんケースもその一つです。
https://fermatadiary.blogspot.com/2009/10/blog-post_16.html

帰ってから母艦(ノート)にメモを記入したふせんを貼るだけで、改めて書き写す必要が無いので重宝しています。もちろん今でも使っております。

今年はじめから使っていて、二冊目に入っているものがこの(株)ミドリのリングメモ「PATTO」です。




ポケットに入る大きさでH128×W76×D15mmのサイズです。
小さいけれど、ある程度の量の文字が書けるので大抵はこの1ページで済むことが多いです。

さて、このリングメモ何が気に入ったかって、名前のとおり書きたいページを「パッと」開けることができるのです。
リングメモって書きたいページまでたどり着くのに時間がかかることがありますね。
突然の電話によるメモの必要性が生じたときに、そのページを開くのに焦った経験は誰しもあると思います。

このメモの特徴はメモ用紙の左側のみに糊が付いていることです。
左側だけノートパッド(ペーパーパッド)のように接着しているのです。

右は普通に開きます

左側だけ糊が付いていますね

文字を書いたらそのページを裏にめくりますが、その際に左側の糊からそのページが剥がれます。
文字を書いてみましょう。
用紙はミドリのオリジナルのMD用紙です。

左が糊付けされています

「めくる」と「剥がす」は同意語になります

油性のマッキーで裏抜けはこの程度です。
メモ用紙としてはオーバースペックと言えます。

書いたページをめくる(剥がす)と、リングメモ全体を片手で振ったり、指で開いたりするだけで、メモを書いたバラバラのページだけがめくれ、これから書くべき白紙のページが現れます。


とても簡単な仕組みですが、よく考えたと思います。
ちなみにこの仕組みで第28回日本文具大賞機能部門優秀賞を受賞しました。

まあ安いものですから試してみても良いと思いますよ。(ミドリ公式オンラインで345円税込)
あなたのビジネススタイルにそれほどフィットしなくても、少なくても誰かに自慢できる「ドヤ文具」の一つになりますし。







2019年7月22日月曜日

マイナスのジンクスは持たない

「げん担ぎ」「ジンクス」などを持っている人は多いのでしょうね。

スポーツ選手などもよく言ってますものね。
私自身はどうなんでしょうか。
自分では思い当たりませんが、これらの「げん担ぎ」などを迷信などと否定はしません。

「事前にこれをやれば必ず上手くいく」などのプラスの「げん担ぎ」と、「これをすると悪いことが起こる」「あの道を通ると悪いことが起きる」などのマイナスの「ジンクス」がありますね。
ちなみに日本では混同して用いられることが多いですが、基本的に「ジンクス」という言葉は不吉を示すマイナス方向のものです。

プラスの「げん担ぎ」はモチベーションになりますが、
マイナスの「ジンクス」は人生を狭くします。

以前このブログで書きましたが、同じ地域に住みながら「晴れ男と雨男」が存在します。
これと同じだと思います。

晴れ男と雨男 2016年1月27日水曜日
https://fermatadiary.blogspot.com/2016/01/blog-post_27.html

人生の出来事のどこに着目するのか、それでその人の生き方が変わって来ます。
心の持ちようだけで人生が変わってくると思います。

モチベーションを上げる「げん担ぎ」なら良いと思います。自信を持って毎日を生きられますから。「このネクタイをしているときは必ず上手くいく」などです。

ただし良い「げん担ぎ」もあまり複雑な条件になると、それらの条件が揃わないだけで上手くいかないというマイナスの「ジンクス」に転換します。

まあ上手く付き合いましょう。






2019年7月5日金曜日

日調連理事会にてのお願いごと

日本土地家屋調査士会連合会(日調連)の理事会に久しぶりに出席しました。理事を辞めてからも制度対策委員などで日調連には20年以上通っていましたが、今期は監事として参加することになります。
監事は日調連の役員ですが、会長の指示によって動くのではなく、会員皆さんの代表として日調連の業務と財務を監査する役です。財務は主に公認会計士の監事が監査しますので、私は主に業務監査の役割になります。

最初の理事会では、役務分掌と各部の立ち上げがメインでしたが、その中でも活発な意見が交わされ、先行きが楽しみに思えました。

第1回の理事会において、監事の立場でお願いしたことが以下の3点です。

1.日調連業務を優先させてください。
日調連理事は全国会員の希望の星です。混迷する近未来に全国会員をどこに導いてくれるのか、そこが期待されています。日調連役員は替えが利きません。だから地元の役員と兼務の方も、行事等が重なったとしても、原則日調連を優先して欲しいと思います。

2.全国の実態を把握してください。
日調連理事は各々の地域で活躍しているからこそ選ばれたと思います。優秀な方々であることは間違いありません。ただし北海道から沖縄まで全国は広いです。各地の土地家屋調査士の業務やそれに伴う悩み事は、同じではありません。土地家屋調査士会によって、指導内容も少し違っています。まずはそこを把握してください。自分の地域のやっていることがスタンダードだと信じて発言しても全国に響かないことが多いです。まして自分の事務所をベースに話をしても、何の役にも立たないかも知れません。
まずは各会の会報を読む、日調連総会における各会からの要望や意見を読む、各地からの理事の話しを聞く、このあたりから始めて欲しいと思います。

3.日調連における過去の議論を確認してください。
長年日調連の会議に出て気になるのが、理事の皆さんが過去の議論を読んでいないことです。土地家屋調査士に関わるテーマは、各部各委員会が同じテーマを過去何度も議論しています。かなり深掘りした議論もあります。事務局にお願いすれば出てきますので、まずは何か思いついたら、このテーマで過去に何か議論されていないか、何か資料が無いか探してもらってください。
また少なくても西本会長の頃まで遡って理事会等の議事録等を読む必要が有るでしょう。
今の継続事業や日調連組織の在り方など、その時期に変化したものが多いですから。
今の形骸化しているかも知れないと思われる事業が、そもそもどんな理想と理念で立ち上がったのか、それが形骸化したのはどうしてか、そこを把握していないと、進むか止めるかの議論も薄っぺらい議論になります。

実はこれらは日調連に限らず、各単位会の役員にも必要なことです。
一度確認してください。応援します。








2019年6月17日月曜日

現場で質問するな

土地家屋調査士試験に合格して、新年度から土地家屋調査士事務所に勤めて、実務の勉強を始めた人も多いでしょう。
頑張って勉強して独立を目指し、立派な土地家屋調査士となって欲しいと思います。

さて、先日ある事務所の土地家屋調査士から以下のボヤキを聞きました。
「今度入った新人(補助者)は、早く独立するために勉強を焦ってるのだろうけど、現場でお客様がいる前で『この機械何ですか?』って聞くんだよ」

いつも言っているように、土地家屋調査士事務所は学校ではありません。
勉強中の新人であれ、事務所は給料を払って戦力として雇っているのです。
ですから、まずは一生懸命に働いてその事務所の役に立ち、それによりその事務所の先生や先輩の時間的余裕を作って、その余暇で勉強を教えてもらえると考えた方が良いです。

まして、お客様の前で先生に質問することは、ありえません。
お客様の立場から考えてみましょう。
「この土地家屋調査士事務所は素人を連れて来た」と不安に思うでしょう。
病院で手術室に入ってから、患者の前で助手が執刀医に『この機械何ですか?』って聞いているようなものですから。

新人のその発言は、結局お客様にとって不安感を持つ材料にしかならず、その土地家屋調査士事務所にとってマイナスにしかなりません。
誰を雇っているかがその事務所の信用にもつながるのです。
それくらいの気配りと判断ができなければ、その新人は独立しても真に信頼される事務所経営はできないでしょう。



2019年5月29日水曜日

ファイルに入れたまま書き込める カキコ KAKIKO

業務上、長年大量の資料を処理しています。
資料は入手時からできるだけデータで入手できるようにし、処理もできるだけ電子的に行うようにしています。
業務歴38年は、データベース構築の歴史でもあります。今では、複数の有料クラウドサービスと契約して、全国どこでも業務ができようにしています。メインの業務はEvernoteを最大利用していることも、過去のブログで何度か書いております。

さて、そうは言っても、私の専門業務のすべてが電子的にできるわけではありません。
資料に書き込んだり創作したりすることは、iPad proとApple pencilで同じことができそうでも、業務上やはり紙でなければならない部分も多々あります。
外では特に紙資料に直接書き込みたいことも多いです。
今までは、クリアファイルに入れた資料を、取り出して書き込んでまた入れての作業も多かったです。

最近見つけたのがこのファイルです。
「カキコ」キングジム製品です。

先日のブログで「マグフラップ」を紹介したときに「A3版はないのか」という問合せを戴きました。
マグフラップのA3版は今のところ無いようですが、ある意味、このカキコが代替になる場面もあると思います。

開いてみましょうか。
普通のクリアファイルに見えますね。


表紙を開くと資料や名刺を挟む構造になっています。



名刺を入れてみましょうか。
こんな感じです。
ここまではよくあるクリアファイルと同じですね。

では普通のクリアファイルと何が違うかというと、紙を保管する構造が袋ではないのです。透明なので分かりにくいと思いますが、敢えて照明が映り込むように写真を撮っています。
上下にフラップが付いていますが分かるでしょうか。
その上下のフラップに紙を挟むのです。



上下を挟むだけですから、A4版だけでなく、A3版の紙も挟むことができます。



こんな感じです。
上下を挟むだけですから、紙のほとんどの部分は覆われていないので、そのまま書き込みができます。




 この書き込むができるところが、クリアファイルとは異なる部分です。

お客様のところにA4版もしくはA3版の資料等を持参して、書き込みながら打合せをするときなどが一番便利です。
もちろん永久保存版のためのファイルではないのですが、利用して業務が完了したら、資料を書き込みごとscanしてEvernoteに送りますので、私には問題ありません。

この製品は20ポケットと40ポケットの2種があります。

私は昔オーケストラや吹奏楽団に所属していました。
当時は、楽譜に指揮者の指示等を書き込むというニーズがとても多かったのです。
その頃は、譜面台の上のクリアファイルに入れた楽譜を取り出して書き込んでまた入れてを繰り返しておりました。あのときにこのファイルがあれば便利だったでしょうね。




2019年5月20日月曜日

マグフラップ キングジム

今日は、久々に文具の話題です。
文具のネタはかなり溜まっているのですが、文具は買ったもの自慢だけでは意味がないと思っています。
自分が、ビジネスの現場で本当に使い込んで、実感を持ってからでないと、私は紹介できないと思っています。
だから、このブログでその使い方が伝わらないと意味がないので、文章だけでなく写真も必要だし、できれば動画も必要とも思ったりするので、ちょっと書くのに時間がかかります。
といいながら、文具のリクエストが多いので、今日は文具の話を書くことにします。

今日はクリップボードの話です。
「マグフラップ」というクリップボードです。


色は4種類ありますが、私が選んだのはきれいな青です。


横から見たところです。
マグフラップは、アイディア溢れる文具を開発し続けるあのキングジムさんから出た製品です。ちなみに昨年の日本文具大賞を受賞しました。

私はかなり気に入っていますよ。

従来のクリップボードのクリップは、下の写真のように紙の上真ん中だけを止めるタイプがほとんどだったと思います。


これだと紙の左右が折れたり、外れやすくなったりします。

マグフラップは、下の写真の様にボードの上部の左右端まで続くクリップが付いていて、紙全部を挟みますので、紙をしっかりホールドし、なおかつ紙を破損から保護します。



またボードの下部にもマグネットフリップが付いています。
これで紙の上だけでなく、紙の下もしっかりとホールドします。



下の写真は、上下のクリップで紙を閉じたところです。



こうなるとボードの上下で紙をしっかりとホールドしますので、少々の風の中では紙がめくれたりしません。とっても良いです。
ちなみに下部のマグネットフリップは使わないとき、または紙の下まで文字があって邪魔になるときは、後ろ側に回して固定できます。

下の写真はボードの下部のマグネットフリップを背面に回して紙の下の部分をフリーにしたところです。分かりにくいかもしれませんが、上の写真と下の写真を比べて戴くと分かると思います。



このフリップボードで特に気に入っているのが、実は背面のもう一つのマグネットフリップです。以下の写真の裏面にある大きめのフリップです。



下の写真は、横から見たところです。紙をめくったときに、裏に廻した紙をマグネットフリップでホールドするのです。


下の写真は、めくった紙を裏面のマグネットフリップに挟んだところです。



今まで、めくった紙をボードを持った手の指で押さえたりしながら、結構不自由だったのに、何故この機構に今まで誰も気が付かなかったのでしょうか。

これは現場などで一度使ったら、従来のクリップボードにはもう戻れません。


クリップボードを使う機会のあるすべての人に勧めたい文具です。



2019年5月13日月曜日

土地家屋調査士事務所で勉強すること

先日試験合格者からの相談の中に、以下の希望を聞きました。

「実務経験が無いので土地家屋調査士事務所で勉強したい。すでに事務所は決まっている。半年ほど学んで独立したい」

あまりにも世の中を知らない発言だと思ったので、以下の助言をしました。


・事務所に入るということは、給料をもらって働くということです。その事務所の役に立つということです。何かを誰かに教えて欲しいだけなら、給料をもらうどころか授業料を払うべきものです。そこを勘違いしてはいけません。だから仕事をしっかりして、その上で教えてもらうという覚悟がなければなりません。

 まして、補助者募集をしている事務所は、忙しいから働く補助者を求めているのであり、受講者を求めているのではありません。また大きな事務所の場合、歯車の一つになるだけかも知れません。本当にその事務所が総合的に教えてくれると約束したのですか。単一作業だけ担当しても総合的な実力が付くとは思えません。

・その事務所の先生がしっかり教えてくれると約束したとしても、実務経験が無い方を半年で、しかも仕事の合間に教えて一人前の土地家屋調査士として独立させるということは、まず無理でしょう。あなたがどんなに優秀でも、私なら半年で教える自信は有りません。

 毎日休まずに半年間勉強して、毎日新しいことを1項目マスターできたとしても、半年なら182項目しか学べません。土地家屋調査士の業務はそんなに浅いものでは有りません。ちなみに私は38年間今でも毎日勉強を続けていますよ。

・逆の立場の雇う方からこの件を考えてみましょう。働いてもらうにしても、よほどの単純作業でない限り、業務の準備をして指示を伝えるのに結構な時間を取られるものです。その間に自分でやった方が早くて正確なものに決まっています。また一人雇えば、その人の分の机やコンピュータ、測量機器、自動車等々の設備等も増やす必要があるでしょう。

 では何故雇うのでしょうか。長く雇えば、その後にこれらの初期投資が回収できると思っているからです。だから雇う方から考えても、スポット的な単純作業以外では半年間の短期雇用は有り得ないのです。

・あなたはこれから働く事務所が決まっているとのことですが、その事務所の土地家屋調査士の先生に、半年後の独立計画の了解を得ていますか?双方理解が無いと半年後にトラブルになる可能性がありますよ。その事務所の先生は、地元の土地家屋調査士の先輩になる方です。円満退職しておかないと何かと困ることがあると思いますよ。

この補助者雇用に限らず、本当に大切なことを曖昧なままにして、他人と物事を始める人が多いですね。嫌なことや大事なことの話し合いを避けて、お互いに自分に都合の良いことだけ考えているのでは、先が見えています。
これくらいの話し合いや交渉ができなくては、将来あなたが独立して事務所経営することはとても難しいでしょう。


後日談)
彼は雇用してくれる土地家屋調査士とこの点をしっかりと話し合って勤め始めたそうです。良かったです。応援しています。





2019年5月6日月曜日

自分の仕事

元号が令和になり、日本国民がまた新たな時代に向かうという気分になりました。
この気分のリセットだけでも、改元は前向きに生きる切っ掛けになります。

この連休中も土地家屋調査士をめざす人や土地家屋調査士になった人から相談や報告を戴きました。皆、前向きだからこそ、悩むわけです。当然応援しますよ。

Nさんも開業する前から相談を受けていた方ですが、開業後も何度か連絡を取っていた方です。
この連休中にNさんから以下の相談が来ました。
参考になる方もいるでしょうから、令和最初の相談回答の一部を紹介します。

<Nさんからのメールの抜粋>
只今、お陰様で開業3年目です。
忙しくさせて頂いております。しかし休みなく仕事をしている割には貯金額が微々たるものです。
仕事の内訳は以下です。

①自分の名で受けた仕事・・・・・・50%
②先輩の下請け、お手伝い仕事・・・50%

真の独立といえるには①を100%に近い形でやることだと考えています。
②につきましては、まったく仕事がない時には助かるのですが、現状は自分の仕事を後回しにして行うこともあります。しかし、ご縁や繋がりも大切とも思う面もあります。

ただこのまま②が50%のまま土地家屋調査士としてやっていっても、豊かになれない気がしています。
最近、考えていますのは、以下です。

・②をほぼ0%にする。(正直、仕事や収入が減る不安がありますが、、、)
・空いた時間で将来①に繋がるための時間を過ごす。
(以下略)


以下電話で回答しました。

Nさんはまったく地縁も無いところで開業しましたね。
そこで3年目なのに自分の名で受けた仕事が50%も有ることは大したものです。
その上で先輩からのお手伝いの声がかかるだけでも地域に認められたのですから、その分も誉めたいと思います。
だから焦る必要はありません。
また業界の先輩のお手伝いは、単なるアルバイトではありません。
お金をもらいながら、先輩の様々なノウハウに触れることができる貴重な機会です。
そんなことをさせて戴けるのは新人のうちだけですよ。
②を自分から0%にするのは、とてももったいないと思います。
(先輩にもよるけれどw)
私の事務所にも過去何人もお手伝いに来ていました。
お手伝いを通じて、様々なノウハウを教えてきました。
残念なことは、自分に少し仕事を受託しただけで来なくなる新人がいることです。
深いノウハウを伝えるには、もう少し成長を待たなければならないので、これからだったのにと思っているからです。

Nさんの一番の問題点は「現状は自分の仕事を後回しにして行うこともあります」という考え方です。どんなアルバイトでも、お金をもらう限り全部「自分の仕事」なのです。
そんな考え方なら、自分の名で来た仕事でも、仕事に優劣を付けることになるでしょう。

Nさんはまだまだ若いので、休み無くても頑張る時期です。
「今貯めるべきは、貯金ではなく実力です」
三流の土地家屋調査士で終わりたくないでしょ。
①も②も自分の仕事として全力で向かってください。
それを続けていれば、いずれ、Nさんの望むような形になると思います。

応援しています。
また仙台に来てください。






2019年4月21日日曜日

それもよし

私は父に叱られた記憶がありません。
それで反抗期を経験しないでしまいました。

父は自分の考えを私に押しつけることもしませんでした。
私は、自分の進路や生き方を自由にさせてもらいました。

「それもよし」
父の口癖です。

何でも許容するようなこの言葉は、曖昧さや心の弱さに通じるようで、私が若い頃は好きではありませんでした。
「良いものは良い。悪いものは悪い」それが私の考え方でした。

「それもよし」
この言葉の凄さが最近やっと分かってきた気がします。
分かったとしても、私はあの境地までは行けそうもありません。

本日、父の納骨でした。









2019年4月8日月曜日

距離感を身に付けること


私が土地家屋調査士事務所を開業した時代は、測量するのにスチールテープいわゆる巻尺を使っていました。
毎回測器と測量対象吻との間をテープを引っ張りながら往復して距離を実感していました。ですから20メートルがどの程度の距離なのか私は実感として身についています。
今はボタンを押しただけで距離を測ることができます。これは確かに便利ですが、それだけでは距離感が身に着きません。
途中に木の葉などの何か障害があって、本来求める距離でない部分を測定してしまったとき、「この距離が20メートルのはずがない」と感じることができるか、ここがプロとしてとても重要な能力だと恩うのです。

じゃあ、どうすれば身につくか。
とても簡単です。何かを測る前に毎回予測を立てるのです。
「この距離は20メートルくらい」と予測をしてから、実際に測るのです。
瞬時に答えあわせができますね。

これは、わざわざ時間を取らなければならないトレーニングではなく、普段の仕事をしながらゲーム感覚でできるトレーニングです。
驚くほど短期間に、距離感が身に付くはずです。
同様に面積とか勾配とかの感覚もプロとして重要です。
「この土地は80坪くらい」「この勾配は10%くらい」と予測をしてから測るのです。

他人から見れば、同じことをしているようであっても、毎回の行動にこのような意識があるかないかで経験値と効果はまったく違ってきます。

まずはやってみてください。









2019年3月18日月曜日

仕事の範囲を自分で狭めている後輩へ

以下はある研修会の後でいただいたメールです。
研修会のテーマは「土地家屋調査士のグランドデザイン」でした。
その研修会の懇親会での話です。
研修会の後の懇親会では個人的な質問に答えることが多いのです。

以下Sさんからのメールの抜粋です。

(略)
特に印象深かったのは、研修会後の懇親会で、戸籍の話をしていたときのことです。
私が、戸籍の取得は司法書士にお願いする(自信があまりないのと、周りもそうやっているから)という話をしたときに、先生が「時間をかけずに一気にマスターしたければ、授業料を支払ってもその司法書士に教えを乞う方法もある」という返答をされたことです。
「自分で自分の業務を狭めている」ということもお聞きしました。
今思えば、調査士のグランドデザインどころか、自分の事務所のグランドデザインも考えておらず、あえて自分で業務を狭めていた、ということに気づきました。
(略)

Sさんは、それなりに受託業務が増えているようです。
そのSさんは「相続に関する書類(戸籍等)は慣れていないので、司法書士にお願いしている」と言いました。確かにそれでも仕事は回るでしょうし、楽でしょう。
ただし、忙しくて他人に頼むのと、わからなくて他人に頼むのはまったく違います。
周辺知識が増えることでお客様の相談に答える能力が多面的になってくるのです。
あらゆる質問に適格に答えることができる人に仕事の依頼が来ます。
まして、相続証明書は周辺知識ではなく、表示に関する登記においても当然の添付情報であり、土地家屋調査士の当然の知識です。その収集整理を他の資格者に依頼していることで、自分の未来を狭めていることに気が付かないのでしょうか。

私が常に新人にお話ししていることは、この業界に入ったのなら業務は自分で拡大すべきということです。
専門家は、専門家でいるために常に勉強をし続けなければなりません。
サラリーマンではなくて自営を選んだということは、そういうことだからです。
それなのに、自分の能力を磨かずに、誰かを頼りにしているというか、上手くいかなければ誰かのせいにしているような後輩が多いということが残念です。

「今、食えるから勉強しない。だって忙しいし、必要ないし」って思っているのでしょう。それは、あなたの事務所のグランドデザインがないからです。
勉強は暇になったからと言って、できるものでもありません。
忙しくてお金があるときでないとできない勉強も多いのです。

頑張ってください。応援しています。








2019年3月11日月曜日

8年 絶望から希望に、希望から怒りに、怒りから諦めに

「絶望から希望に、希望から怒りに、怒りから諦めに・・・。
こんな思いを何故分からないのでしょうか。」

これは震災後2年経った3月11日に書いたブログ記事の抜粋です。

今日で震災後8年です。
「東北は復興したか?」と聞かれれば、何と答えるのが正解なのでしょうか。
おそらく長い答えになるでしょう。

復興と見える平穏は、地権者の諦めからきているのかも知れません。

全国からの支援のお陰で、
公共事業的には、ほぼ終わりました。
民間でも住民が衣食住に困っている人は少なくなりました。

でも先祖代々生まれ育った土地を諦めて、他の地域に生活を移したことが復興なのか、仕方ないこととは言え複雑です。
これは福島原発地域だけの問題ではありません。
放射線被害土地以外でも、どうしても高台整備などの時間がかかり、完成の頃には地元に戻らない方々もたくさんいます。
せっかく造成した宅地が埋まらない状況になりそうです。

役所も寝ないで頑張ってきました。
民間もそれぞれの立場で頑張ってきました。

あの余震の続く中、不眠不休の中でなされたそれぞれの議論と判断について、後で評価するのは簡単ですが、彼らを批判するのではなく、すべて今後に活かして欲しいと思います。

私は全国歩いて「防災」と「事前復興」のヒントをお伝えしています。
地震のピンポイントの予知はできません。
そして地震は止められません。
だから被害を最小限に留める「防災」と、復興する時間を短縮するために今のうちにやっておくべき「事前復興」が重要と考えます。
東北を見てもらえば、ヒントはいくらでも得られるでしょう。

伝えることができる人は被災地にいた人だけではありません。
被災地に対して支援してくださった人達も、何ができて何ができなかったという経験を持っているでしょう。
防災の教訓についても、現実感を持って再確認できたと思います。
この時代に生きた者の責任として、我々の子孫のために、これらの事実と知識を伝え続けることが大切なのではないでしょうか。

あの震災があの日でなくて、少しずれていたなら、生死が入れ替わった人々がたくさんいるはずです。
大地震のメカニズムから考えれば、数日なんて単位でなく数年でも誤差の範囲ですから。


以下も震災後2年目の3月11日に書いた文の一部です。
正直、今も同じ思いです。

「私は諦めません。
できることは、たくさん有ると思います。
たまたま偶然で亡くなった人たちの為にも、たまたま偶然で生き残った者として。」






2019年3月4日月曜日

ライトライト ライト付きボールペン ゼブラ

最近とても気に入っているボールペンです。
ゼブラの「ライトライト」、いわゆるライト付きボールペンです。
この手のグッズは、ちょっとスパイっぽくて、昔から大好きです。



「ライトライト」はお気づきかも知れませんが、日本人でなければ考えないベタなネーミングで「Lightwrite」と書きます。
まあ、間違いなく覚えやすいですが。





このライト付きのボールペンというジャンルの製品は昔からありました。
しかしほとんどは天冠の部分に豆球が付いていたものでした。
乾電池が入る太いペンを子供の頃から持っていました。

さて、暗い中で筆記する目的ならペン先にあかりを持ってこなければなりませんが、豆球をペン先近くに埋め込むのは物理的に無理だったのでしょう。
それが、やっとLEDの時代になって実現できました。
違和感の無い普通の太さのボールペンで、そのペン先にLEDのレンズが付いています。




ペンの先の透明なレンズの間からボールペンの芯が出てくるのです。
ですから筆記するにしても、自分の手で陰ができません。



ライトのための特別なスイッチが付いていないのも、私は合理的で気に入っています。
具体的には、ノックして普通に芯が出て、もう一度ノックして芯が引っこみ、再度ノックすると明かりが点いて芯が出て、またノックすると明かりが消えて芯が引っこむ。
この繰り返しです。




実際、驚くほど明るいです。
ここまで明るくなくても十分字が書けると思いますが、明るいに越したことはないので、もちろん文句はありません。
以下の写真は、完全な暗闇の中で書いてみたものです。


インクは油性の0.7mmの4C芯です。
さすがにゼブラ製ですから、キワモノではなくて普通に良く書けるボールペンです。
野外で書くことも想定しているから油性で0.7mmなのでしょう。
握りのところはローレット刻みで滑りにくくして、ペンクリップも開きやすいものです。
これらも野外使用を意識して考えられていますね。
電池はボタン電池4個使います。

本体は、なんたって500円(税別)ですから安いです。
私はもっと高くても買ったと思います。


実際に暗い場所で筆記するニーズは結構存在するようです。
土木・建設の現場や、運送業の配送、病院の夜間巡回など、暗い場所で筆記することが多い職業はたくさんあります。
これらの職業の方々には、この明るさは重宝すると思います。
また、誰でも災害における停電対策に持っていても良いと思います。

鈴木はそんなに暗いところで書くことが多いのかって?
確かに建物調査で薄暗い中で書くこともありますし、夕方野外でメモすることもあります。
でもこのボールペンを買ってから一番使う場面は、
「このボールペンねぇ、光るんだよね〜」って自慢するときかな。







2019年2月24日日曜日

メリー・ポピンズ・リターンズ

年末からずっと忙しく映画館で映画を観ることが極端に減っていました。
しかしこの映画だけは観なければと思い、行ってきました。


「メリー・ポピンズ・リターンズ」です。

誰でも知っているあの「メリー・ポピンズ」の55年ぶりの続編です。
大好きなジュリー・アンドリュースの「メリー・ポピンズ」の続編が出るらしいと聞いて「悪い予感しかしない(笑)」と思ったのですが、その反面「私が観ないでどうする」という想いもありました。

メリー・ポピンズは、55年前のミュージカルの傑作です。
歌とダンスがメイン、しかもあの時代のもの、そしてディズニーの2Dアニメと合成映像など…。
メリー・ポピンズが傑作なのは間違いないのですが、この映画がどの時代でも通用する普遍的なものなのか、あの時代のミュージカルが本当に今の時代に受け容れられるのか、少し心配でした。
まあ当時であっても、物語として考えたら人物描写がステレオタイプで、ストーリーが単純すぎます。
そこを、ミュージカルですから、ディズニーですから、ジュリー・アンドリュースですから(私だけ?)と理解してもらえるかどうか。
私はミュージカルは大好きなのですが、ミュージカル嫌いの人は確実にいますし。
こんな感じで、前作でも少し心配ですから、今作はどう考えても心配でした。

今の時代の映画だけ観ている人にとっては、今作は子供だましの映画に見えて、つまらなかったかも知れません。
かと言って、昔のメリー・ポピンズが大好きな人は、当時の名作と比べて今作の酷評を発するかも知れません。

私はと言うと、やはりメリー・ポピンズと言われればジュリー・アンドリュースのイメージがあまりにも強くて心配だったのですが、それでも、今作は今作でとても楽しむことができました。
一つ一つのシーン毎に昔のシーンを思い出し、とても楽しく観ることができました。

「今の時代にメリー・ポピンズという制約の中で、誰が創ってもこれ以上のメリーポピンズができるだろうか」という気持ちにもなりました。
監督のポブ・マーシャルや主演のエミリー・ブラントはじめ関係者全員が、大きなプレッシャーを受けていたはずで、良くやったと思います。

構成としては、前作をとても意識していて、すべての歌とダンスと人物と小道具が、昔の映画に存在するそれらと対応するという作りです。前作を観ないとわからない小ネタがちりばめられています。
前作の歌を使えばもっと受けるはずなのに、今作は一切新曲にしておきながら、回想シーンで過去の歌の短いフレーズを小さく流すなど、とても工夫をしていたと思います。

さて、実はブログでこの映画の感想を書くつもりは無かったのですが、映画を観た人達の感想の中で、ちょっと気になったことがあるので、久しぶりに私の感想(弁護)を書きます。

ネタバレになるから詳しくは書かないけれど、ある問題解決シーンで「最初からメリーがやれば良かったのに」という感想がちらほら聞かれる場面があります。
そこだけは私の意見を言わせてください。

この映画の主題は、「自分たちで解決しようよ」ということです。
メリーは「見方を変えればできないことは無い」ということを教えます。
前作でも「スプーン一杯の砂糖で苦い薬もへいちゃらさ」と歌っています。
今作でも「本は表紙じゃわからない」と続けています。
見方を変えて、自分たちで気が付き、自分たちで努力して、自分たちで未来を開くことは新旧2作を通じてメリーが伝えていることです。

それをメリーの魔法がちょっとだけ手伝って、その自己解決の切っ掛けを作るのです。

だから、あの問題解決シーンも、まずは自分たちで頑張ることが前提で、最後の最後にメリーが手伝うのです。しかも、それさえも根本解決ではなく、あの場面の解決は別の場面で頑張っている家族へのサポートなのです。
あの問題を、「最初からメリーがやれば良い」と言うのなら、あんなプロセスを踏ませずに、冒頭で、メリーが魔法で大金を出してしまえば解決します。
しかし彼女はそれをせず、家族が自分たちで努力して、そのプロセスで心の在り方も変わっていくわけです。
そして自分たちで解決できるところまで来たら、メリーは空に帰って行きます。
この映画のエンディングが他の映画と違うところは、自分たちで解決した時点でメリーの帰還を誰も気にしていないことです。
問題を解決したシェーンのように「カムバック」と泣かれながら別れるのではありません。この淡泊さは、もう家族が自立したことを示しています。


さて、このメリー・ポピンズの続編が私にとって一番良かったことは、私の好きな映画をもう一度観せてくれたことです。これはやはりありがたいと思います。

スター・ウォーズでも、007でも、主役が変わるときにはとても残念な気持ちになります。
だけど「だったら、もう観られなくても良いのか」と考えたら、やはり「また続編を創ってくれてありがとう」という気持ちの方が強くなります。

まあ、この映画もいろいろ言いたいこともあるけれど、ネタばらししない範囲で語ることは難しいし、主演のエミリー・ブラントがとても美しかったので、もうそれだけでOKですね。

これから観る予定で前作を観ていない人は、是非前作を観てから行くことをお勧めします。今作だけでも悪くないですが、前作を観た方がはるかに楽しめるはずです。












2019年2月19日火曜日

土地家屋調査士は仕事がありますか?に答える

いろいろと後進の指導をしていると、様々な問合せが来ます。
今日もOさんから「土地家屋調査士を勉強しているのですが、土地家屋調査士は仕事がありますか?」という質問が来ました。
まあ、よくある質問ですね。
私はこう答えました。

 私はとても忙しいです。たくさんの業務依頼があります。
毎日残業でろくに休んでいません。
 一方、同じ業界でも仕事の無い人は間違いなくいます。
 これは、土地家屋調査士業界特有の問題ではなく、司法書士でも税理士でも弁護士でも、また他のあらゆる産業でも、おそらくOさんの業界でも、今は業界全体が勝ち組とか負け組とかではなく、業界の中に勝ち組と負け組があると思います。
 心配しなくても良いです。専門家としての実力さえ身に付け(続け)れば、かならず仕事はあります。
 たった一回の試験合格で調子に乗って勉強を止めてしまうと、この時代ですから仕事の依頼は来ないでしょう。一回の試験合格だけで国民の依頼に応える専門家としての実力が付くはずがないのは分かりますよね。
 Oさんは営業の仕事をしていると聞きましたが、会社組織ではなく、実力の世界で生きたいと思って土地家屋調査士の試験を受けようと思ったのでしょう。
 だったら、それこそ、その世界が目の前にあります。合格しても更に勉強を加速させ、先輩の実力を超えれば良いだけです。
昔と違い、長年の経験則だけでやっていける時代でも無くなりました。だから経験則だけを頼りにしている先輩には勝てるチャンスが出てきた時代です。

 逆に「合格しても一生勉強なんてしんどいな」と思うなら、そのままサラリーマンを続けた方が良いと思います。文句はあっても、給料はもらえますし、会社としても勉強していない程度の理由で首を切るのはとても難しいですし。

もう一つ言わせてください。
あなたは、土地家屋調査士業で生活したいのなら、しっかりと土地家屋調査士で事務所を経営している人の話を聞いてくださいね。
「仕事が無い」とネットでぼやいている人があなたの目標では無いはずですから。



2019年2月6日水曜日

常に全力で仕事を終わらせること

今年になって、京都会と愛媛会の研修会と中部ブロック新人研修会と、京都と松山の事務所運営ガイダンスが終わりました。
約半月で5回の講義ですから、後輩の事務所の運営を教えるために自分の事務所の運営がおかしくなったら洒落になりませんので、昨年から仕事の前倒し調整をしておりました。
それでも私が風邪を引いたり、身内の具合が悪くなったりして、「やはり予定どおりにはいかないな」とギリギリの日程を過ごしておりました。

土地家屋調査士事務所開業ガイダンスや新人の事務所運営ガイダンスをしていると、一番多い質問は「どうすれば仕事を受託できるのですか?」「どうすれば仕事が増えるのですか?」というものです。
確かに新人にとってこの質問は、とても重要でとても切実な質問です。
答えは一つではありません。
その人の能力や環境に合わせて、真摯に答えました。

それとは逆に、京都ガイダンスでも松山ガイダンスでもいただいた質問で「仕事が増えてきたが、今度は時間が足りなくてこなせないで困る」というものがありました。
これも最近多くなった質問です。

いくつかの時間管理の方法を教えましたが、このブログの範囲でアドバイスできることを一つだけ説明します。

「仕事を受けたら常に全力で仕事を終わらせること」です。
たとえば納期まで5日ある仕事を受託して、その仕事は2日で終わらせることができるとします。
新人に聞いてみると、納期まで余裕があると結構だらだらと仕事をしているようです。
確かにそれでも納期には間に合うでしょうが、そんな事ばかりしていると仕事の処理に時間がかかる体質になってしまいますし、無理の効かない体質になってしまいます。
そんなことばかりしている新人は、少し仕事が重なっただけで、精神的にも肉体的にも余裕がなくなり、忙しくなってしまうようです。

私が彼らにアドバイスしたことは、どんなにその後が暇でも、仕事は全力で取り組んで半日でも早く、つまり2日かかる仕事は1日半で終わらせる努力をすることです。
できれば半分の1日で終わらせる方法は無いのか、常に段取りを工夫して、早さを身に付けることです。
普段から負荷をかけて、急いで仕事を処理しようとしていると、仕事が早い人になります。すべてはトレーニング次第です。

また納期までの日程をだらだらと埋めるような仕事をしていたら、その納期近くに本当に良い仕事が来ても受託する余裕がないことになってしまいます。

そうなんです。
予定表は埋まっている部分が大切ではなく、空白の部分が大切なのです。
空白の日とは、すべてのニーズに対応できる可能性のことなのですから。







2019年1月16日水曜日

1月19日京都会場ガイダンス参加者の皆さんへ

 今週末(1月19日)に京都で開催する「新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンス」についてお知らせです。あと3日後ですね。
今のところ参加者は14名。京都以外でも大阪、滋賀、兵庫、三重など5府県から参加されます。ちょうど良い人数でしょう。
 その内訳は、開業された新人土地家屋調査士と、試験合格されてこれから登録開業予定の方がいらっしゃいます。どちらも歓迎です。

 これから開業を目指すの方への開業に関するアドバイスは、既に開業されている新人の皆さんにとっても事務所運営を見直す上で有効ですし、逆に新人の皆さんが直面している事務所運営、業務処理、将来への不安に関する回答は、これから土地家屋調査士を目指す皆さんにとっても参考になるはずです。

 地元の後輩なら何度でも会えますが、今回参加される方々にお目にかかれるのは、今回だけになるかも知れません。
だからこそ、しっかり何でも答えたいのです。
 参加希望の方々は、何か聞きたいことがあるのでしょう。できるだけ自分の「もやもやを質問という形に整理して」ください。
そして、たくさんの質問を抱えてきてください。
全部答えますから。

 この「もやもやを質問という形に整理して」が大切なのです。
これができない人がいます。
質問という形に整理できれば、解決に踏み出したことになります。
誰かに質問もできますし、調べることもできます。

「今回は京都なので、遠いので参加できません」というメールもいただきました。
大丈夫です。メールいただいた方には、いずれどこかでお目にかかり、質問には必ず回答します。
緊急で困っている質問を持っている方がいれば、遠慮無く「緊急」と書いてメールください。(業務処理の質問は自分で調べてね)

皆さんが質問しやすいように、以下に過去の質問を貼っておきます。

・開業資金はどれくらい必要か
・試験合格しただけで、何もできないが
・事務所は法務局の近くが良いか
・測量機器は何が必要か
・CADは何を入れれば良いか
・調査士法人に勤めたいが
・補助者として勤めたいが
・測量会社に勤めたまま登録して良いか
・土地家屋調査士の2代目だが登録の時期はどう考えるか
・開業しても仕事があるのか
・会社の頃の生活水準は維持できるか
・報酬請求はどう考えれば良いか
・他の資格を勉強しているが
・実務経験がまったくないが
・全国の土地家屋調査士事務所の規模は
・土地家屋調査士の今後の展望は
・開業準備は何から始めれば良いか

・開業したが仕事がない
・営業はどう考えれば良いか
・仕事が増え始めたら、今度はこなせない
・仕事が増えたが、補助者を雇うべきか
・時間がいくら有っても足りない
・合同事務所をどう考えれば良いか
・調査士法人を設立したいが
・土地家屋調査士の将来性は
etc.







2019年1月7日月曜日

事務所運営ガイダンスとブログタイトルの変更について

「新人土地家屋調査士事務所運営ガイダンス」など、私は土地家屋調査士開業前後の新人のための活動を20年以上続けています。
これから土地家屋調査士を目指す人や開業したての新人土地家屋調査士がお金が無いのは重々承知ですので、私個人主催の研修会の参加料は無料にしています。
会場費も自分で出しているのですから、商売で教えているのではありません。
業界の役員だからやっている訳ではありません。
業界の役員になる前から始め、辞めても続けていますから。

私は大学時代の専門は理学部生物学科で、土地家屋調査士業界とは専門がまったく違います。
ですから、今各地で教えている法律も技術も経営も基本的に独学です。
この30数年、本当に毎日寝る間も惜しんで勉強して、トレーニングをしてきました。
また、事務所の経営・運営面でもかなり苦労もしました。

今なら私は、新人が何がわからなくて何を迷っているのか、手に取るように分かります。
あのころに先輩からこのようなアドバイスをもらえたら、どんなに楽になったかと思えることが多いのです。
私が教えて済むことであれば、何でも教えます。
だからさっさと一人前になってもらって、皆で土地家屋調査士の次のステージを目指したいのです。
そんな想いで、自分の時間と小遣いに若干の余裕があるときに、ガイダンスを開催してきました。
今後も私ができる範囲で続けていくつもりですので、よろしくお願いいたします。


さて、今日の本題ですが、これから開催予定のガイダンスについてのブログ記事のタイトルを、過去に遡って以下のとおり変更します。

「新人土地家屋調査士事務所運営ガイダンスin京都」などを
「1月19日京都会場『新人土地家屋調査士事務所運営ガイダンス』」などと変更します。

あくまでも正式タイトルは今までのとおりなのですが、今のままの長いタイトルで末尾に「in京都」を付けるだけだと文頭が皆同じになるので、受講希望者がこのブログアーカイブの一覧から探しにくくなるからです。

今回は京都会場と松山会場の分だけ遡って変更しますが、これからのガイダンス等に関するブログ記事も、このようなタイトルの付け方をしたいと思います。

なお、詳細が決まっていないこれからのガイダンスですが、今のところ個人開催の首都圏会場と東北ブロック協議会主催のものの予定があります。
首都圏開催の会場は、参加希望者からのリクエスト次第ですが、年度内がかなり忙しいので、開催時期について迷っています。会場はおそらく東京かなと思っています。
東北ブロック主催ものは、3月23日(仙台会場でしょう)が予定されています。

詳細が決まったら、このブログで紹介いたします。
興味のある方や開催希望リクエストは、ご遠慮なくご連絡ください。
上記のとおり無料ですから、ご心配なく。

鈴木修 mucha@rr.iij4u.or.jp


参加料無料と言っていましたが、昔講師料として「ネギ焼き1枚」を条件に大阪まで行ったことがありました。ねぇ、和田さん、懐かしいね。










2019年1月5日土曜日

2月3日松山会場「新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンス」詳細決定

愛媛県松山市で開催予定の「新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンス」について、詳細が決定しました。

このガイダンスですが、1月19日開催の京都に続いて、2月3日開催の松山会場も地元の土地家屋調査士会がお世話してくださることになりました。
土地勘が無いので、愛媛会の会館をお借りできることは大変ありがたいことです。
また、このガイダンスを愛媛会会員の皆様にもご案内いただくことになりました。
個人的に勝手に企画した会に対して愛媛会からご配慮いただいたことに、大変感謝しております。
以下に愛媛会の文書案を許可を得て添付します。

今回も参加対象者は、愛媛会の会員に限らずに、他会の会員も歓迎いたしますし、これから開業を考えている土地家屋調査士有資格者の方や受験中の補助者の方など、土地家屋調査士業務に興味のある方なら誰でも歓迎いたします。

土地家屋調査士事務所の運営について、また事務所開業について、迷っていること困っていることなどについて具体的に説明し、参加者すべての質問に答えます。
必ずお役に立てると思います。

愛媛会会員以外の方の参加申込みについては、直接以下のメールアドレスまでご連絡ください。また、何かご不明な点や不都合な点がございましたなら、ご遠慮なくお問合せください。

鈴木修: mucha@rr.iij4u.or.jp




愛調発第   号
平成31年1月  日
会 員 各 位


愛媛県土地家屋調査士会
研修部長 平 塚  信 二


新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンス(ご案内)

会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
宮城県土地家屋調査士会の鈴木修名誉会長は、ご自分のライフワークとして新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンスを全国各地で開催されています。今回は、四国初のガイダンスを松山で行います。新人土地家屋調査士のための、と題していますが、新人の会員だけでなくベテランの会員も、また土地家屋調査士を目指す補助者などの皆様も気軽にご参加頂けます。
土地家屋調査士を開業前や開業後にすべきこと、してはならないことなどのお話しや悩みや疑問をお持ちの方に的確な回答を頂けると思います。是非みなさん、ご参加下さい。




1.日 時  平成31年2月3日(日)12:00~

2.場 所  愛媛県司法書士会・土地家屋調査士会合同会館 4階大会議室
         松山市南江戸一丁目4番14号

3.「新人土地家屋調査士のための事務所運営ガイダンス」
講師 宮城県土地家屋調査士会 名誉会長 鈴木修





2019年1月2日水曜日

謹賀新年

新年あけましておめでとうございます。

新しい年のはじめには新しい手帳をおろします。
年頭の所感を書き、大雑把なプランニングをし、持ち歩くべきデータベースと既に入っている予定を書き込みます。

今年はどんな人と出会い、どんな仕事と出会い、どんな書籍や映画と出会うのだろうか。誰かの幸せのために今年の私は少しでも役に立てるのだろうか。

この手帳の真っ白なページがそれらで満たされていく、そんなことを考えながら書き込みます。
この一連の作業がとても好きです。

今年も自分の事務所と家族・友人のための予定はもちろんですが、微力ですが、土地家屋調査士の業界のための予定と被災地の復興のための予定も書き込みたいと思います。

本年もよろしくお願いいたします。