2010年7月29日木曜日

★私の本の読み方(その4) スライドメモ編

なんらかの分野を体系的に把握したいとき、その分野の書籍を確認しますね。

読んだ内容を、何にどうメモしますか?

私は、パワーポイント等のプレゼンアプリを立ち上げて、メモを直接スライドに書き込んでいく場合があります。(ちなみに私はMacのKeynoteを使っています。)
昔流行った京大式情報カードに書き込んでいく要領です。

えっ、京大式情報カードを知らないですか?
一世風靡した梅棹忠夫『知的生産の技術』に影響受けた世代はもう少ないのですね。
基本は今でも通用する技術だと思いますので、読んでない方は一度読んでみてください。

とにかく1テーマ1枚のカードに書き込んでいくのです。私はスライド1枚を京大式情報カード1枚と考えて使っています。

具体的には、私は、本のキーワードを箇条書きに打ち込んで、話題が変わる度にスライドを変えていきます。パワーポイント等にメモして、不足の部分を読書後に埋めます。
また、パワーポイント等にメモすると、後で紙の情報カードのように並べ替えが簡単です。

読み終わってからスライドを校正すると、その本の著者に代わってすぐに講義ができるスライドが揃っていますので、翌日には講義ができます。(そんなことはないか)

でも講義できるようなスライドとして意識して見ると、自分の為のメモに何が足りないかが分かります。そこを他の同じ分野の本を読んだり、ネットで調べたり、研修会を受講したりして、足りないと感じていたスライドを埋めたりします。
そうして自分のスライドが育ってくると、その分野は身に付いてきます。
また紙に手書きメモとは違って、ファイルの全文検索ができる事もメリットです。

この方法のポイントは、プレゼンアプリを清書でなくて、下書きに使うところです。