昨日土曜日も、とても暑かったですね。
私は、土地境界確認測量業務の為に、土地隣接者に立会依頼をしてきました。
土地境界を確認するのに、書証・物証・人証を勘案して確認するわけですが、その中で隣接者との境界立会確認は将来の紛争予防の為にもとても重要なことです。
基本的に、隣接者に立会を依頼するのは土地家屋調査士の本来仕事ではないので、私は土地地権者本人に、隣接者にご挨拶していただく事を原則としています。そうでないと「隣に住んでいて本人が挨拶に来ないで・・・」というクレームが来る事があります。もちろん地権者本人が説明しづらい部分は、私が同行して説明する事も多いです。
土地の地権者が遠隔地に住んでいる時などは、私が代わりに挨拶する事があります。
今回はその後者のケースです。
土地の境界争いは、実は気持の問題が大きいですね。ですからファーストコンタクトである立会依頼の場面が一番重要です。この日の第一印象だけで境界確認の正否が決まる事も多いです。
この最初の立会依頼を「何日に立ち会ってくれ。」という文書を郵送だけで済ませる方がいますが、私はお勧めしません。現に「こんな文書を送りつけて来た。」と土地家屋調査士会にクレームが来た事も有ります。
私は立会依頼で一番効率が高いのは、土曜日のお昼少し前と思っています。
土曜日はご主人の仕事のお休みの確率が高く、立会する本人に会える確率が高いのです。しかし、休日の朝であれば寝ていて迷惑である事も考えられ、かといって午後からお出かけになる事も考えられます。ということで、何も隣接者の情報がない場合は、11時30分頃に伺うのがベストと考えています。農家であれば、ほぼお昼には帰って来ていますし。
丁寧で分かり易く、お願いする立場であるという失礼のない説明を心がけます。少なくても初対面で相手の都合も聞かずに、予め日にちを決めて行くことは避けたいと思います。
昨日は、趣旨をご理解戴き、隣接者とも信頼関係ができたと思います。