2015年6月16日火曜日

日調連総会と正副会長選挙について

私達の制度を語る代表が日本土地家屋調査士会連合会の会長や副会長、そして理事です。その大事な役割がいつ誰によって決められるのでしょうか。
土地家屋調査士の皆さん、ご存じですか。

選挙に関心が無く、決まってから首相や知事や市長に文句を言っても仕方ありません。同じく私達の制度、私達の事務所に直結する日本土地家屋調査士会連合会の動きに関心を持たない会員が多いのは、本当に問題だと思っています。

さて日付が変わって今日6月16日になりました。
今日と明日に開催される連合会の総会で会長、副会長が決まります。

会長は2人立候補しています。副会長は4人定員のところ5人立候補しています。
どちらも選挙になります。
連合会のHPに各候補者の所信表明が掲載されています。
皆さんは読んだでしょうか。
誰の所信表明に納得しましたか。
その内容に疑問は持たなかったでしょうか。

選挙は直接選挙では無く、代議員制で間接選挙になっています。
各会の会員数により、各会に代議員数が割り当てられています。

ですから各会会員の皆さんの代表で票を入れるのが代議員です。
皆さんの代議員は誰に投票するのでしょうか。
そしてその人に投票するのは何故でしょうか。
ご存じですか。

聞いて良いんですよ。
聞く権利と答える義務がありますから。
代議員制とはその人個人の好みで投票するのではなく、皆さんの総意で投票するのですから。

その答えが「自分のブロックから立候補しているから」程度の答えなら、次はその代議員を辞めさせてください。もうブロック対抗戦のような選挙をしている間は、私達の未来はありません。昔はそれでも何とかなった時代もあります。でもそれはもう有りません。

候補者の所信表明を読んでいるだけなら、理解できないこともあるでしょう。
できたら一般会員が見ることができるところで公開討論会でもやって欲しいと思います。
候補者は嫌がると思いますが、その能力がない候補者なら他の業界との議論もできないでしょう。

連合会の理事の選出も各ブロック推薦で決まります。
どのような推薦過程を経ているのか、各ブロックで異なるようです。
意識を持ってください。
私は何年もこのような昭和の選挙のような改選方法ではダメだと訴えてきました。やっと前回の全国会長会議では、ほぼ会長全員の要望として連合会に提出しています。
連合会は検討すると約束しました。
しかし、方法が変わっても会員の意識が変わらなければ意味が有りません。

よろしければ今年1月29日のブログ「「役員をやれる人」って誰?」も読んでみてください。

今日の総会が良い会議になり、選出された役員が良い未来を語ってくれることを願っています。