今年はブログの余裕がないですね。来年はもう少し書きますね。
さて、土地家屋調査士開業経営ガイダンスを開催していると、本当に様々な相談が来ます。昨日も一人、今年の合格者とお話をしました。
皆さんの共通で一番大きな問題は「専門家であっても起業ですから当然リスクが有ること」です。それをどこまで受け容れられるかです。
どんな専門資格であっても、その職業に就いたすべての人が一生安泰というものは無いでしょう。
弁護士独立も、開業医も、行列のできるラーメン屋も、起業にリスク・ゼロはありえません。
私に相談してくる皆さんは、この点を理性では理解しているのかも知れないけれど、自分の人生では受け容れられないのでしょう。
ハッキリ言いますが、このリスクをまったく受け容れられないのなら、独立はやめた方が良いでしょう。
しかし、それなら何故この資格を勉強したのでしょうか。
人生の先も見ずに勉強したのでしょうか。
何も調べずに起業しようと考えたのでしょうか。
本当にそうなら、そのこと自体が甘すぎます。
でも、もう一度考えてみてください。
わざわざ忙しい人生の中で時間を割いて受験勉強をしてきたのは「他の人達よりも努力するから夢を叶えたい」と考えてきたからでしょう。
合格率一桁の合格するかどうかわからないものに対して、貴重な時間を費やしてきたのでしょう。それは既にリスクのはずです。
そして「自分にはそれを乗り越える能力が有る」という自信も持っていたからでしょう。
私のガイダンスでは、そのリスクを相談者が理解して受け容れるまでは、開業をお勧めすることはありません。
それを本人が受け容れてから、リスクを減らす経営方法を説明しているのです。
開業を迷っている人、開業しちゃって困っている人、アドバイスをしましょう。11月6日のブログを参考にしてご連絡ください。