2026年3月28日土曜日

迷い続ける時間より、今日の2時間が未来を変える。

土地家屋調査士試験に合格した公務員のSさんから相談が来ました。


「令和3年度の土地家屋調査士試験に合格いたしました。

(略)現在、私は公務員として勤務しております。合格以来、「公務員としての安定」と「独立という挑戦」の間で、シーソーのように心が揺れ続けています。

(略)周囲の合格者が行政書士などのダブルライセンス取得や独立へと進む中、自分だけが足踏みしているように感じ、不甲斐なさを覚えることも少なくありません。

4月からは補助者として一歩踏み出したい気持ちがありながら、最後の一線で踏み切れない。

足りないのは自分の「覚悟」なのだと痛感しています。」


──お気持ちは痛いほどわかります。

同じ思いを抱えている合格者は本当に多いです。

公務員や会社員としての安定から“挑戦”という名の不安定な世界へ踏み出すことは、簡単な決断ではありません。

そして、周囲がダブルライセンスや独立へ進む姿を見れば、焦りも生まれるでしょう。

「自分には覚悟がない」と感じるのも自然なことです。


ただし、大前提としてお伝えしたいのは、土地家屋調査士という資格そのものは、業として見ても将来性があるということです。ダブルライセンスがなくても、十分に食べていけます。

(ダブルライセンスについて言いたいことはありますが、今回は論点が違うので割愛します。)


しかし、

資格としての将来性があることと“あなた自身の将来性”を保証することは別問題です。

ここを誤解している方が非常に多いです。

土地家屋調査士は、専門能力を発揮し、国民の役に立って初めて報酬をいただける仕事です。つまり、全員が必ず報酬を得られるわけではないということです。


思い出してください。

年功序列の世界に疑問を持ち、「自分の実力で生きていきたい」と思ったから、この資格を選んだのではありませんか。

であれば、やるべきことはひとつ。

力をつけること”です。


あなたは合格してから、何をしてきましたか。

周りがダブルライセンス取得や独立へ進む中、「足踏みしていた」と書いていますが──

本当に足踏みしていましたか。むしろ、止まっていたのではありませんか。


「覚悟がない」という言い方は、実は自分を守るための便利な言葉です。

やるべきことをやり、調べるべきことを調べ、未知の要素を潰しても、100%満足する答えなどありません。その段階で必要になるのが覚悟です。


そしてもう一つ。

あの土地家屋調査士試験の合格レベルでは、専門家としてやっていける専門性はまだありません。合格は“入門を認められた”というだけで、ここから努力を積み重ねる必要があります。


ところがあなたは、合格後に勉強をやめてしまった。

その結果、合格時の知識レベルすら維持できていない。

そして今、公務員を辞めるかどうかで家族を巻き込みながら、ただ悩んでいるだけになってしまっている。


今回はあえて強い言い方をしました。

あなたの人生だけでなく、隣にいるお子さんの人生もかかっているからです。

本気になってください。本気でなければ、私もアドバイスも応援もしようがありません。


まずは今晩、久しぶりに2時間勉強してみませんか。

その2時間を1週間続けてみてください。

1週間続いたら、もう一度私に連絡をください。

その時、あなたの感想を聞きたいです。


私はプロとして、開業して以来、毎日必ず勉強を続けています。

あなたが本気で動き出すなら、明日からどこに向かい、どう努力すべきか、最も効率の良い方法をお伝えします。


あなたに足りないのは「覚悟」ではありません。

具体的な行動です。


私の研修会や鈴木修塾でいつも伝えている言葉を紹介します。


成功の反対語は何でしょうか?

失敗ではありません。

失敗すれば反省し、分析し、次の成功に近づきます。


成功の反対語は──

何もしないこと”です。


Sさんが全力になるなら、私も全力で応援します。




2026年3月20日金曜日

50代半ばの合格者ですが補助者に雇ってもらえるでしょうか?

いつも同じ趣旨の質問が来ます。先日の東北ブロック開業ガイダンスでも出た質問です。

 「私は50代半ばです。定年退職が見えてきた今、セカンドキャリアとして土地家屋調査士を目指し、先日ようやく試験に合格しました。これから補助者として修行を積みたいのですが、私のような年齢でも雇ってくれる事務所はあるのでしょうか。」


最近、セカンドキャリアとして土地家屋調査士を目指す方が増えています。それ自体は悪い選択ではないと思います。ただし、土地家屋調査士としての「なり方」や「あり方」、具体的な「経営戦略」については、若い頃に開業する人とは違う視点が必要だと私は考えています。

問題は、SNSのような“誰に向けたものか分からない一般論”に頼るのではなく、自分自身と自分の現在の環境をきちんと分析し、具体的な戦略を立てられるかどうかです。

これについては、過去のブログでもガイダンスでも繰り返しお伝えしてきましたので、参考にしてください。


さて、土地家屋調査士としてのスキルを身につけるには、広い視野を持った土地家屋調査士に直接話しができる環境で師事し、その事務所で補助者として働き経験を積むことが最も確実な道だと私は思っています。

ただ、「50代半ばではたして雇ってもらえるのか」という不安があるわけですよね。

では、私に質問する前に、どれだけの事務所に実際に足を運びましたか。

「どうせ無理だろう」と想像しただけで、行動していないのではありませんか。

もしあなた自身が「50代半ばの人は役に立たない」と思っているのなら、あるいはそう見られると決めつけているのなら、あなたが将来事務所を開いたときにも、同じように世間から「役に立たない」と見られることになるでしょう。

だからこそ、いくつかの事務所に直接出向き、「私は役に立てます」と伝えることが必要なのです。

私たちはサラリーマンとは違います。真面目に“いい子”でいれば誰かが手を差し伸べてくれる世界ではありません。

自分が本当に人の役に立てるということを自分の言葉や行動で伝える。そして伝えた以上は必ず実行する。

その積み重ねが仕事につながっていきます。

資格を取っただけでは、土地家屋調査士として生きていけるわけではありません。

まずは動いてみてください。大丈夫、動けば必ず何かが変わります。

いろいろ試してみて、それでもどうしてもダメだったら、もう一度質問してください。

そのときは「どう動いて、どこがうまくいかなかったのか」を教えてください。

あなたが行動したら、私から次の行動に対するアドバイスができます。

必要があればあなたにカスタマイズした具体的な戦略を立てることもできます。


年齢は関係ありません。

いつもお伝えしていますが、

「20年遅く始めたのなら、その分20年長く生きればいい」だけです。

応援しています。





2026年3月17日火曜日

土地家屋調査士鈴木修塾7月建物業務(第6期)受講案内

 先月に開催日程の予告をしていた”土地家屋調査士鈴木修塾7月建物業務(第6期)”ですが、以下のとおり受講案内をいたします。

LINEグループによる正式な研修は2ヶ月前の5月中旬から始める予定ですが、今回このご案内をする前に、すでに仮予約のご連絡をいただいた受講希望の方がいらっしゃいますので、早めにLINEで繋がって課題図書などの案内を始めたいと考えておりました。

そのような状況ですので、受講希望の方はお待ちいただかなくても結構です。どうぞご連絡ください。少しでも早い人生のスタートのために事前の指導をさせていただきます。

【鈴木修塾(建物業務)】

・LINEグループによる約2ヶ月間の事前講義

・電話等による事前個別講義(適宜)

・現地建物調査も含む3泊4日の合宿形式の講義


建物業務を簡単に考えている方が多いですが、結構奥深い業務であり、ハウスメーカーの定型的な業務ばかりやっているとわからないかもしれませんが、事故も多い業務でもあります。

その建物業務の基礎から応用までを、事故例を紹介しながら、現場作業も含めたワークショップを通じて説明します。

また報酬計算方法や、建物業務を中心とする場合の事務所経営のコツを説明します。

初心者は、必ず事故なく登記申請できるまでにします。

現役の土地家屋調査士の方には、建物業務でも他と差別化ができることを説明します。

また塾に参加された方が受講後開業した際には、受託した業務について疑問があれば、個別にサポートもしております。安心して開業ができると思います。


【日時】令和8年7月16日(木) ~ 7月19日(日)

    7月16日(木)

        13:30~18:30 講義

        19:00~21:00 懇親会

    7月17日(金)

         9:00~20:00 講義

          21:00~ 補講・フリートーク(希望者)

    7月18日(土)

        9:00~20:00 講義・フィールドワークあり

         21:00~ 補講・フリートーク(希望者)

    7月19日(日)

        9:00~13:00 講義

          13:00~ 終了後、希望者に対する個別相談 


【場 所】

    講義:エスポールみやぎ(宮城県青年会館) (仙台市宮城野区)

    現場実習:仙台市内及び周辺地域


【受講料】 132,000円(税込) 宿泊や飲食は別途


【参加対象者】

・試験に合格したが、近くに補助者として勉強できる事務所がない。

・司法書士や会社の役員など別の事業をしているので、それらの仕事と並行して補助者勤めをすることは現実的ではない。

・補助者勤め中であるが、今の事務所では自分の望むレベルの勉強ができない。

・補助者勤め中であるが、事務所の業務が偏っているので、総合的な実力が付かない。

・補助者勤め中であるが、このペースなら独立まであと何年かかるのだろうかという不安がある。

・補助者として業務経験はできているが、理論の裏付けがなく不安だ。

・事務所では、ほぼ一定のハウスメーカーの業務しか経験できないので、それ以外の建物業務が不安だ。

・土地家屋調査士として長年の経験はあるが、理論的な裏付けや、トラブル防止、お客様対応のコツなどを、この機会に再度確認したい。

・定年近くで開業するので業務は建物業務だけに絞りたいが、経営や営業のコツが分からない。


【受講申込みの方法】

    *受講ご希望の方は以下のとおりメールをお願いいたします。

     件名は「鈴木修塾7月建物業務受講申込み」等、内容がわかる書き方でお願いします。

    鈴木修宛  mucha@rr.iij4u.or.jp

    お名前と当方から電話して良い時間帯と電話番号をお知らせください。

    お問合せもご遠慮なくメールでお願いします。

 メールを確認してから、個別に詳細をお知らせいたします。


【受講申し込み締め切り】

上記のとおり5月中旬からLINEグループによる講義が始まりますので5月末頃までにご連絡いただきたいのですが、最初は個人ガイダンスから始まるので、ご本人のご事情を伺いながら6月末日頃まで対応することがあります。


【その他】

*合宿形式と宿泊について

合宿形式ですが、宿泊場所は任意です。ご自宅から通っても構いませんが、事情が許せば泊まっていただいた方が良いと思います。20時の講義が終わってからも希望者に補講していますが、私の部屋で夜中まで全員でフリートークになることが通例です。補講的な意味だけでなく、受講生どうしの情報交換の場でもあります。楽しいですし、刺激も受けることでしょう。

夜も適当な時間まで参加してからご自宅や別のホテルにお帰りになることも構いませんが、せっかくの機会ですから全国から参加する皆さんと同宿される方をお勧めいたします。
もちろん個室です。

会場は1泊4000円程度(素泊まり・税込)の破格の安さになると思います。ある程度の宿泊枠を押さえていますので、ご希望なら一緒に予約します。


*講義の目的と内容について

過去、資格試験合格前の方から土地家屋調査士歴30年前後の方まで参加されていますが、受講した皆さんから好評をいただいております。これについては過去のブログをご参照ください。

どの段階の方にでもお役に立てて、どの段階の方でも付いて来ることができる講義内容のはずです。

もちろん、事前の約2ヶ月間のLINEグループによる研修と個別の電話指導で、一人も置いていくことはありません。講義に付いてくるための基礎知識と、本の読み方から指導しています。

土地業務は着手する当初から、境界トラブルとか隣地との人間関係とか、問題点が分かりやすいのです。だから業務中に気をつけるし、最初から先輩に相談したりして事なきを得ます。

その反面、建物は見かけが簡単そうに見えるから、隠れている問題に気づけずに事故が発生することがあります。問題をこじらせてから後輩が相談に来て、解決のアドバイスに苦労することがあります。

鈴木修塾では、事故例を検証しながら、必ず事故がなく登記申請をできるまでにします。


*その他

受講後も受講者と私の間の情報交換や質問・相談のためにLINEグループに参加してもらっています。業界内で意識の高い頼もしい仲間ができることが良かったという受講生も多いです。

そこでは、塾に参加された方が開業した際には、その方が受託した業務について疑問があれば、私も個別にサポートもしております。安心して開業ができると思います。

現役の土地家屋調査士の方には、建物業務で他と差別化ができることを説明します。

建物報酬1件強の受講料ですので、今後二度と迷わない論点の整理にいかがでしょうか。



*2026年3月18日
正式なLINEグループによる講義開始とそれに伴う受講締め切りを訂正しました。









2026年3月15日日曜日

「不動産会社に勤めたまま開業しても大丈夫ですか?」毎年寄せられる質問にお答えします。

 昨日、日本土地家屋調査士会連合会東北ブロック主催の「土地家屋調査士試験合格者のための開業ガイダンス」が開催され、今年も講師を担当させていただきました。

合格者ご自身とご家族の人生がかかっていますので、本音で真摯な質問をたくさんいただきました。今年も頼もしい仲間が増えそうだと、心から嬉しく思っています。

その中で、次のような質問がありました。同じ悩みを抱えている方も多いと思いますので、このブログでもコメントさせていただきます。


質問

「私は現在、ある不動産会社の社員として勤務しており、土地家屋調査士として個人事務所を開業する予定です。会社の了解は得ていますので、いわゆる副業という形になります。
土地家屋調査士として受ける業務は、
不動産売買仲介の受注時に所有者から不動産営業として直接受ける各種登記と、
勤務先の会社から土地家屋調査士として直接受ける自社物件の登記などの依頼です。

どうしても勤務先を通じた依頼が多くなるのですが、このような状況で土地家屋調査士業務を行う場合、注意すべき点があれば教えてください。」


回答

土地家屋調査士の資格は、個人の判断能力を認め、その個人に与えられた資格です。

したがって、土地家屋調査士の上司が無資格者であり、その判断に従わざるを得ない形態は、土地家屋調査士法に抵触する可能性が極めて高いと考えられます。

ご自身が不動産会社の社長で、かつ土地家屋調査士であれば問題ありませんが、社員である以上、社長の指示に従う立場になります。

この質問は毎年いただきますし、測量会社に勤めながら土地家屋調査士登録をするケースも同じ意味を持ちます。同様に、土地家屋調査士が司法書士に雇われることも認められていません。

原則論を申し上げましたが、実際には様々なケースがありますので、詳細は登録予定の土地家屋調査士会にご相談ください。


昨日はこの原則論を説明した上で、もう少し違う角度からもお話ししました。

不動産業は「情報産業」です。ある不動産会社の社員である以上、他の不動産業者からの仕事の受注はほぼ見込めません。

気持ちはよく分かりますが、そのままでは宅建業の給料に少しプラスになる程度で、土地家屋調査士として成功するのは難しいと思います。

むしろ、今の会社と良好な関係を保ちながら独立し、「外部の土地家屋調査士」としてその会社から仕事の紹介を受けるべきだと考えます。

不動産周辺の広範な知識を持つ土地家屋調査士は重宝されます。土地家屋調査士として研鑽を積めば、他の受注も十分に見込めます。

不安だと思いますが、ここまで来た以上、私は全力で応援します。

もう一度よく考えて、また相談してください。


何か大きなものを掴みたければ、今握っている手を開かなければなりません。





2026年3月10日火曜日

三行書くだけで、毎日が前に進み始める

専門家として生きると決めた瞬間から、私たちはずっと学び続ける運命にあります。

初心者であろうと、何十年の経験を積んだベテランであろうと、昨日までの知識だけでは今日を生き抜けません。法律も技術も、制度の位置づけも、静かに、しかし確実に変わっていきます。

資格制度はその専門家の生活を守るための制度ではなく、国は国民を守る為に制度を作ったのだから、専門家として生きたいのなら、学び続けることが当然の“義務”になるのです。

新人の皆さんは、年功序列の世界から頭を切り替えて、初年度からトップレベルを目指してほしいと考えています。

がむしゃらに進むことも意味が無いわけではないけれど、早く専門家として確立したかったら、その学びも計画的に進めて、どんな学びが心に残ったのかを振り返ることで、道筋はより鮮明になります。

その積み重ねが、専門家としての自分を確実に強くしていきます。


鈴木修塾では最近、その「振り返り」の習慣として、三行日記を勧めています。

今日覚えたこと、今日できるようになったこと、今日考えたこと、そういったことを三行ほど書くだけの、非常にシンプルな日記です。

それ以外のことは一切書きません。

三行と決めているわけではなく、四行でも五行でも構いませんが、知識やアイデアの“目次”を書くつもりで短くまとめるほうが、長続きしますし、後から振り返りやすい形になります。


毎日「何ができるようになったか」を書き留めることで、日々前に進んでいる実感が得られます。そして、自分が何を考えてきたのか、その軌跡を後から辿ることができます。

勉強の内容そのものは三行で収まるはずがありませんから、詳しい記録は別の学びノートに書けばよく、この三行日記はそのノートの目次のような役割を果たします。


日記を書くのが苦手な人は多いものですが、この三行日記は「今日、自分がどう進んだか」を確認するための、たった三行だけの記録です。

おそらく誰でも書けます。寝る前に書こうとして「今日は何も進んでいない」と感じたら、そこから本を数ページ読むだけで“今日わかったこと”が一つ生まれます。

それを書けばいいのです。こうして、毎日必ず一歩前に進む自分をつくることができます。


使う道具も自由です。市販の専用日記帳である必要はなく、普通のキャンパスノートでも、小さな手帳でも構いません。

塾生の中には5年日記や10年日記を使う人も多く、長い期間の軌跡を並べて見られるため、自分の成長を実感しやすいようです。


まずは試しに1週間だけ続けてみませんか。

毎日一歩ずつ前進している自分が見えてきます。1年間で最低でも365歩の進化ができます。小さな習慣ですが、その積み重ねは驚くほど大きな力になります。

三行日記は、未来の自分への小さな贈り物です。今日の三行が、明日のあなたを確実に変えていきます。

ちなみに私も1日3行の10年日記を使っています。この日記帳は2冊目です。






2026年3月4日水曜日

TODO JOURNAL

デビッド・アレンの『ストレスフリーの整理術(GTD)』では、頭の中にある「気になること」をすべて書き出すことで、脳の負荷が下がり、行動がスムーズになると説かれています。

毎日多くのtodo(タスク)に追われている私自身、この考え方には深く共感していて、日々の todo を紙に書き出すだけで頭の中が整理される感覚を何度も味わってきました。


「 TODO JOURNAL」という、名前のとおり“todo だけを書く”という割り切った手帳があります。大きさはA6スリムというオーソドックスな手帳サイズで、最初から各行に、完了を示すチェックマーク用の小さな丸が並んでいます。余計な装飾やページ構成はなく、ただ淡々と200ページの「やるべきことを書くための紙」が続いていく手帳です。

私はこの手帳を常に持ち歩き、公私すべてのやるべきことを書き込んでいます。

公私の区別なくtodoを全部書くことが大事です。

以前は大きめの手帳に todo をまとめていた時期もありましたが、サイズが大きいとどうしても持ち歩かなくなり、思いついた todo をその場で書けないことが増えてしまいました。

またジャンル別に、それぞれ別のノートに書き留めるという手もありますが、todo は一箇所にまとまっていないと漏れが出ますし、後で書き写すこと自体を忘れることもあります。

todo は常に持ち歩いて、やるべきことを終わらせることが重要ですが、それよりもやるべきことを思いついたときに即時に書くことがもっと重要だと思っています。

思いついた瞬間に書けるかどうかで、やるべきtodoの流れが大きく変わります。


携帯アプリで todo を管理しようとしたことは何度もあります。

完了した項目が自動的に消えるのは合理的ですし、通知機能も便利です。

ただ、スマートフォンの画面では一覧性がどうしても紙に劣ります。

私は「何が終わって、何が残っているのか」を一瞬で把握したいので、画面をスクロールする必要がある時点で少しストレスを感じてしまいました。

その点、 TODO JOURNAL は紙の一覧性がそのまま活きています。

書いた順に並んだ todo を、ページを開いた瞬間に俯瞰できる、終わったものには丸にチェックを入れるだけで、どこまで進んだかが視覚的にわかる、毎日処理したタスクの量が見える、シンプルですがこの“見渡せる感じ”がとても心地よいのです。


気づけば、この方法が私にとって一番しっくりくる todo 管理になりました。

特別な仕掛けがあるわけではありませんが、必要なことだけが静かに揃っている。そんな手帳です。

もし「頭の中をスッキリさせたい」「todo をもっとシンプルに扱いたい」と感じることがあるなら、この手帳はきっと相性がいいと思います。

先日の鈴木修塾の「業務管理の講義」の中で塾生に紹介したら、とても評判が良く、何人か購入するようです。

気になった方は、ぜひ一度手に取ってみてください。