2010年11月30日火曜日

第8回地域主権戦略会議

以前からこのブログでも触れていた国の出先機関改革の件ですが、日調連では反対の立場で運動しているとアナウンスされています。
「国も自治体も望まないから、これは成立しない。」という意見も聞きます。

「もし自治体に移管されたら、本当に登記や地図は大丈夫か。」等々、私自身も心配が有ります。
また、地籍調査の成果を見るにつけても、同じ感覚で地図行政が行われたら「筆界」はどうなってしまうのか、とても心配です。

でも誰も望まないのに成立するのも政治です。
ですから、自分の眼でしっかりとニュースを見る必要があります。
また、万が一の時のためには、無駄になった方が良い研究もすべきなのです。

日調連から連絡や報告が来ていませんので、宮城会からも正式通知は出せませんが、誰でも入手できるところにニュースはあります。会員皆で、しっかりと見て、しっかりと意見が言えないと、制度としても個人としても、この動きには着いていけません。

以下は11月29日開催の会議資料です。少し読んでみてください。

第8回地域主権戦略会議 議事次第・配付資料
http://www.cao.go.jp/chiiki-shuken/kaigi/kaigikaisai/kaigidai08/kaigi08gijishidai.html


以下はWEB埼玉の記事からの抜粋です。本日の河北新報一面にも少し触れていましたが、こちらの記事の方が少し多めに書き込んでありました。

出先機関改革、特区などで地方移管 戦略会議確認
 国と地方の在り方を抜本的に見直す地域主権戦略会議(議長・菅直人首相)の8回目会合が29日官邸で開かれ、国の出先機関改革について構造改革特区(規制緩和)制度などを利用し、地方へ先行移管することなどを盛り込んだ基本方針を了承
国が使途を定める「ひも付き補助金」を自治体の裁量で自由に使えるようにする一括交付金は、初年度の2011年度は都道府県限定で5千億円程度とし、12年度から市町村分5千億円を上積みした総額1兆円超とすることを正式に決めた。
 出先機関改革の方向性は
(1)一つの都道府県内で完結する事務・権限は当該都道府県に移管
(2)国道や河川など複数の都道府県にまたがる事務・権限でも特区の利用などで地方に先行移管-とする全国知事会の要望を受け入れた形だ。
 さらに関西広域連合の発足や九州広域行政機構(仮称)設立の動きが具体化し始めたことを踏まえ、地方移管の際の「受け皿づくり」の円滑化が必要とし、自治体が地方ブロック単位で共同運営する組織に段階的に移行できるよう法整備を行うことを決めた。
 各府省の出先機関改革に関する2次回答も報告された。対象8府省13機関約500業務のうち、地方移管を可とした事務は2割程度(1次回答は約1割)と依然として低調。
 会議で上田清司知事はハローワークの「指示権」を自治体に与え、国と地方が共同運営するという厚生労働省の改革案に対し、「役割分担があいまいで二重行政を助長するだけ」と反対を表明。「地方は国を信じ、国も地方を信じることがこういう時にこそ大切」と述べ、思い切った地方移管を訴えた。
 菅首相は「出先機関改革は政治主導でやらなくてはならない霞が関改革の大きな一歩。不退転の気持ちでやっていく」と決意を述べた。


ちなみに、法務省の自己仕分けで「司法書士試験の実施」及び「土地家屋調査士試験の実施」について、全国一律・一斉に地方移譲というものも有りました。本丸を守るために予想されたものですが、これも私達に大いに影響が有ります。

2010年11月29日月曜日

沖縄手帳

「沖縄手帳というものが有るらしい。」と聞いたのは2ヶ月前。
「しかも沖縄ではスタンダードなものらしい。」

「なんだ?それは??」
「沖縄」と「文具」が好きな私が知らない訳にはいかないと、調査すべき使命感を持ちました。

一昨日沖縄弾丸ツアーをしてきたのは、昨日のブログに書きました。
あくまでも講師として行ったので、今回は観光もすべて諦めて行ったのですが、ただ一つの望みが「沖縄手帳」に会うことでした。
沖縄青調会会員のご厚意で、売っているところまで案内いただき、念願の「沖縄手帳」に出会えました。ウチナンチューでは、ごく普通に使っている手帳だそうで、17年めのベストセラーだそうです。

何が沖縄手帳なのかですが、確かに開いてみたら沖縄が一杯でした。
  • 沖縄独特な季節表現や歳時記情報
  • 旧暦・月の満ち欠け・潮汐情報の掲載
  • 沖縄の過去30年間の平均天気
  • 今日は何の日?祝日や記念日・歴史的な出来事
  • 沖縄の年中行事・イベント情報
  • 本土・離島との空路・海路・モノレール・自動車&バス情報 等々

良いですよ。開くと沖縄ですよ。

4月3日 シーサーの日
5月8日 ゴーヤーの日
という楽しいものが有ったり、

8月26日 甲子園県勢初出場の首里高校
12月13日 日本プロスポーツ大賞に具志堅用高氏
というスポーツものが有ったりします。

5月27日 日本軍司令部首里城から退却(1945)
12月20日 コザ騒動(1970)
6月17日 沖縄返還協定調印(1971)
などという重い歴史にも触れたりします。

また米軍基地施設の総面積に占める割合が10.41%だということも分かりました。
ちなみに冬の今沖縄の今週のページの欄外には
「沖縄季節暦 冬 平均気温20℃を割り肌寒くなる」だそうです。

結局買ったのか?って。当然買いましたよ。
いずれ、沖縄会に登録移転するためにも、今から馴染んでおかなくては。

2010年11月28日日曜日

沖縄青調会再び

コザ、沖縄の歴史が凝縮されている街。
極東最大の米軍基地を有し、良くも悪くも基地を意識しなければならない街。
負の歴史をチャンプルーとして、沖縄の文化とパワーにする街。

沖縄にも青調会が設立され、そのコザ(今は沖縄市)で、その設立総会が昨日開催されました。
私はその設立総会の基調講演者としてお招き戴き、総会と講演後懇親会も開かれ、昨晩は夜遅くまで土地家屋調査士の未来について語り合いました。
今朝は先程目覚め、ホテルのラウンジでトロピカルティーを飲みながら、心地良い疲れと共に美しい沖縄の海を見ています。


どこかで読んだことが有るって?
先月台風で延期された研修会に1月かかってやっと着きました。沖縄は遠いです。


昨日は沖縄青調会に講師としてお招き戴きました。
私の講義は別にして、その前後に沖縄のパワーを実感してきました。


昼間は公嘱協会と青調会のコラボでGPSによる基準点測量の研修が開催されていました。
これは来月に行われる沖縄本島全域の登記基準点設置のための練習でした。
丁度私が現地に着いた時に、観測が終わったところでした。
この事業は費用が出ない、つまりボランティアを募って行うと言う事でしたが、沖縄県下50名程の方々が集まりました。沖縄会の会員数と離島の事情も考えると大きな割合の会員が集まったということになります。
これらの技術と登記基準点設置の実績がこれからの土地家屋調査士に重要な要件となると理解しているからでしょう。素晴らしい結束だと思いました。


私の研修会が終わってからの懇親会も良かったです。
誰かが「沖縄の人は芸能好き」と言ってましたが、確かに次々に余興が始まりました。すっかり楽しませていただきました。


しかし、2次会22時から予約30名って・・・。


やっと沖縄に来たのに、沖縄滞在時間23時間です。
まもなく出発です。
今度はコザをゆっくり歩きたいと思いました。

2010年11月27日土曜日

会館清掃しました


年に一回の会館の清掃を専門業者にお願いしました。会館の床や階段の清掃とワックス掛け、トイレ掃除、窓の外側の清掃等をお願いしました。
昨日、半日かかって全部やって貰いました。

綺麗になりましたよ。会館に見に来てください。
もちろん、皆さんの会館ですから、堂々と遊びに来てください。

この写真は丁度ロープを下ろして窓の外側を掃除しているところを撮りました。夕方携帯で撮ったので暗いですね。
ちなみに外側の青い文字「宮城県土地家屋調査士会」は今年の4月に設置した広告です

南側の建物が取り壊されて、駐車場になりました。しばらくの間は駐車場のままでしょうから、市役所や区役所方面から来る方にはよく見えます。
この文字は結構気に入っております。

さて、この清掃業者の方ですが、もともと安かったと思います。
その割に昨年も本当に丁寧にやって戴きましたので、今年も頼んだのです。
今回は会館の正面の窓だけでなく、契約には入っていなかったのに、自分から東側や西側の窓までロープを下ろして清掃して戴きました。

こういう事が嬉しいのですね。

仕事は安さを競っても、もっと安い人が出るだけです。
安かろう悪かろうの勝負になります。そんな勝負は、どちらも負けます。
むしろ、もう一手間を掛けてお客様に喜んで戴く仕事が、リピーターを呼ぶと実感しました。



2010年11月26日金曜日

楽天に稼頭央も来た!

松井稼頭央選手との契約合意に関して

松井稼頭央選手との間で契約が合意に達しましたので、お知らせいたします。
松井稼頭央選手プロフィール

選手名:松井 稼頭央
生年月日/出身地:1975年10月23日/大阪府
出身校: PL学園高
投打: 右投両打
身長/体重: 178cm/84kg
球歴:西武 - メッツ ‐ ロッキーズ ‐ アストロズ


我が楽天イーグルスに関する本日のニュースです。
先日の岩村に続いての大物加入です。
可哀相だけど岩隈がメジャーに行けない可能性が高く、岩隈も残留ということになれば来年のイーグルスの期待度はかなり高まりますね。
しかしあのポスティングシステムって何なんでしょうね。
岩隈資金が使えないとすると、もう一人の噂、イ・スンヨプは無さそうですね。

しかし、こんなに選手を集められるなら、田尾監督の頃からやってくれれば良いのにね。

そりゃあ、松井稼頭央ですよ。
「プロ野球選手我が家ランキング」では、常に上位だった選手が間近で観られるのは嬉しいですよ。私の奥さんは、もう来シーズンが楽しみって言ってますし。
来年は観戦が増えそうです。

もう既に私の論理が破綻しているでしょ。
良いんです。結局嬉しいんだから。

2010年11月25日木曜日

人前で「あがる」ということ

人前で話する時に必ず「あがる」という人がいます。
人前で「あがる」と言う事は大変辛いものです。
声が上ずり、考えていることが出てこなくなり、脈拍が上がり、汗が出て・・・・。

対人恐怖症などの病的なあがり症は治療が必要ですが、普通のあがり症と言われるものについては、考え方だけで楽になると思っています。

実は私、学生時代は毎月のようにステージで演奏していて、現在は毎月のようにどこかで講師をしていますが、実は昔から「あがり」ません。聴衆が何百人いても同じです。
これは性格や慣れの問題ではないと、私は思っています。

「あがる」と言う事は、自分を意識の中心において、「人にどう思われるか」を強く意識することとから来る不安です。
何かをする際に、できるかできないか不安なレベルのミッションを自分に課すと、不安が増大し、「あがる」のだと思っています。
例えば、人前で挨拶をしたり、プレゼンをする場合など、本人の実力以上のものはできないのに、何か上手くやってやろうと思うと、あがってしまうと思います。

では鈴木はどうしているのか。
本番では、できる事以上のことを狙っていないのです。
もちろん、いつでも自分のベストを尽くそうとは思います。
でも本番で「できない事すれすれを狙う事」がベストではないと思っています。
「確実に余裕でできる事をする。」これを心掛けています。
そうすると、当たり前にできる事なので、あがらなくなります。

2010年11月23日火曜日

ニュー・シネマ・パラダイス

良い映画です。1989年の映画です。
皆さんの中でも見た人が多いでしょう。

例のiTunesからのダウンロードで取得して愛知での全国大会の往復に観ました。

20年を越える歳月が、久しぶりに見た私の印象を少し変えていました。歳をとって人生経験を少し重ねて、私の感性が変わってきたかも知れません。オジさんになって涙腺が弱くなったのかも知れません。

映画も結構観ているので、映画の構成や演出の狙いも前より分かるのですが、それでも若い頃に比べて何かと分析的にならず、ストレートにどっぷり浸かれるようになりました。

どうも若い頃は、生意気なのでしょうね。
古今東西の科学や哲学を読みあさり、宇宙や人生を分かったつもりの10代。まだまだ無限の未来を確信して怖い物知らずの20代。
今考えても冷や汗が出るような言動を平気でしていたような気がします。(「お前は今もだ。」って突っ込まないでね)
大人になってピュアになっているのですよ。

最近の単純明快なハリウッド映画に食傷気味だったので、移動のついでだからと気軽に見始めましたが、名古屋に向かう電車の中で、あのラストシーンに涙が出そうになりました。
ちなみに完全版と劇場公開版がありますが、私は劇場公開版で必要十分と思っています。
内容についてはいろいろ書きたいのですが、まだ観ていない方のために我慢します。
まあ感性は皆違うので「良いから観なさい」とは言いませんが、まだのオジさんは観ても良いのではないでしょうか。

こんな感じで、書籍についても、昔高校生の頃に読破したつもりの古今東西の名作も、読むべき数冊のうちの一冊に入れて少しずつ読んでいます。
むしろ映像が無い分、読者のイメージによる部分が多いので、映画以上に新たな発見や感動が有ります。

昔読んだ書籍や、観た映画等に再度手を伸ばしてみませんか。
以前より泣けるかも知れませんよ。

iTunesで映画をレンタル

最近、このブログから映画ネタが減りました。
ここのところ、仕事やら会務やら雑用(実はこれがほとんどですが)に追われ、なかなか夜21時からのレイトショーも観られないほどの状態でした。
そういうときは、撮り溜めしていた映画を自宅で深夜に見る訳ですが、睡眠時間のこともあり、それも難しい感じでした。
もともとレンタルDVDには行っていませんでした。借りるのは良いのですが返すのは面倒ですし。

と言っていたら、AppleのiTunesで映画の配信を始めました。
ネットで決済し、欲しい映画をその場でダウンロードし、iPadやiPhone等に転送できるのです。勿論コンピュータでそのまま視聴することもできますが、私はiPadに転送して観てみました。
これは良いですね。古い映画ですとレンタル(48時間)で200円から。返却しなくても期間が過ぎると勝手に消えてくれるようです。私のニーズに合っています。

大画面でないと・・なんて贅沢も言いません。
出先で観ると言うことは、何かの待ち合わせ等の隙間時間に観るということです。つまり断片的に観ると言うことで味わいが無くなると言う人がいますが、それも仕方ありません。
例えば味わい深い小説等でも皆さん断片的に読んでいるでしょう。
ご託を並べて何もできないより、少しでも進んだ方が良いと思っています。

早速先日の青年土地家屋調査士全国大会in愛知の往復の移動時間に映画を観ました。
これは最高と思う反面、レンタル業界にはかなりの影響が有るだろうとも思いました。

一企業が始めた事とは良いながら、ソニーのWalkmanの発表で、世界の重厚なオーディオシステムの市場が失われ、iPodの発表で世界のCDショップの売上げが減少しました。
その影響でしょう。先日の一番町のHMVが閉店になってしまいました。
また、amazonの台頭で、小さな書店は存在意義の再構築を求められています。
世の中は便利で役に立つ方法を求めているのです。古い考え方や面倒な手続きは踏みたくないのです。
自分が欲しいものをただ実現するだけなら自分でネット検索すれば大抵のことができます。

でも本当は提案型のCDショップや書店なら残る可能性があります。知識が豊富なプロが薦めるものも参考にしたいはずです。この部分が本気なら残れるでしょう。逆にここが中途半端ならもっとコスト倒れになるのでしょうね。

世界の潮流を感じながら、我々の業界を考えたりしています。

2010年11月22日月曜日

全国青年土地家屋調査士大会in 愛知

「全国青年土地家屋調査士大会in愛知」に行ってきました。これは10月24日のブログで紹介したものです。
宮城青調会と同じで、青年という表現をしていますが、年齢制限がある訳じゃありません。
やはり「自分が青年である」と考えるという事は、「青雲の志を持っている=青年」ということになるからです。

第一部は西本孔昭日調連名誉会長による講演でした。「土地家屋調査士制度のグランドデザイン」をテーマにお話しされました。久しぶりに西本節を聞きました。この方も間違いなく青年です。
過去からの土地家屋調査士制度の歴史を踏まえ、政策を語り、未来への提言をされていました。
土地家屋調査士には「専門家とは何の専門家か」と問いかけ、情報を受けとめるセンス研ぐ事を求め、「専門分野では小市民であるところに逃げるな。」と強くお話しされました。


第二部は、第一部の講演テーマについて、各地からの仲間が出てパネルディスカッションが開催されました。
「パネルディスカッションで巧くいく例をほとんど見た事がない。」と、いつも私が言っているように、このパネルディスカッションもそれ自体は、噛み合う議論までは行ってませんでした。
しかし、青年土地家屋調査士にとっては、いつも聞いている側から、発信する側になったこと自体が大きな意味を持つと思います。
皆さん自分の言葉で語っていた事が重要で、聞いている皆さんも刺激になったのではないでしょうか。
もちろん懇親会も盛り上がり、初対面の仲間と夜中まで土地家屋調査士制度を語り合いました。

ちなみに来年は福島で全国大会が開催される事になりました。
来年は隣の県なので参加してみませんか。特に若い会員にとっては、全国の仲間と語り合い、土地家屋調査士人生に影響がある程の普段と違う経験ができると思います。

2010年11月19日金曜日

講演と落語

先日先日も書きましたが、私は落語好きです。
父親の影響で子供の頃から落語を聞いてで育ってます。
東京や大阪などでちょっと時間を潰さなければならない時の定番は、文具店か寄席です。
一時間だけでも寄席に入る事があります。
たまに良いですよ。

客の少ない時、多い時で、それぞれ噺家の演じ方が違います。
少ない時はマンツーマンに近い語り口をします。ピンポイントでこの人を笑わせるというテクニックを見せてくれます。
多い時は全体を掴まなければならないので、まったく違う語り口になります。

考えてみると私が各地に伺って講師をする際も、自然に寄席のテクニックを使っているようです。講師は何を伝えるのか、明確な目的があります。その目的を達成するために、講義時間をフルに使って伝える訳です。でも、どんなに良い事を言っても、受講者が聞く耳持たない事があります。それは、受講者が悪いのではなく、講師の話し方が悪いのだと思っています。ですから一生懸命工夫をするのです。どうすれば聞いてくれるかです。

まずツカミが必要です。
落語も講演も、最初の3分でコイツの話を聞く価値があるか、聞き手が判断してしまいます。
つまらなそうだと思われたら、その後何を話しても、ほとんど難しくなります。
もちろん講演のツカミは、笑いを取るという意味ではありませんが。

そのあとが枕です。
本論に入る前の場馴らしをします。
聞き手が意識しないうちに、本論に入る基礎的な考え方をこの時間帯に導入します。
会場の同調する気配で長短を調整します。

そして本論です。
会場を掴んでいれば大抵の事は聞いてくれます。

最後に落ちです。
もちろん講演の場合は落ちではマズいのでしょうが、落ちに相当する印象深い終わり方を考えます。
人間ラストが印象的だと全体も覚えているものです。

こんなことを考えています。
これを聞き手に媚びるという言い方をする人もあります。
でも講演は自分の自己満足では意味が無いのです。聞き手が共感して始めて研修になります。
これくらいの工夫、言い換えればサービスが必要だと考えています。

2010年11月18日木曜日

臨時総会と講演会と落語

本日(11月17日)は、茨城会の土地家屋調査士制度制定60周年記念講演会の講師に伺いました。
60周年記念の講演ということで、私で良いのかしらと恐縮しながら伺いました。
その反面、茨城会の村田会長とは今までも何度かお会いする機会が有り親しくして戴いていることと、茨城青調会にも以前お伺いして親しい方々も多いので、個人的な楽しみもありました。

お招き戴いてビックリしたのが、茨城会の本日のスケジュールです。
午前中に臨時総会をして、お昼頃から60周年記念で、私の講義と落語家三遊亭歌之介師匠の落語が企画されていました。

村田会長とお話ししました。
私「落語家を呼ぶと言う事は実際あまり聞いた事が無いです。面白い企画ですね。」
村田会長「いやあ、午前中に少し難しい臨時総会をやったので、最後は笑って帰れる企画にしたんだ。」

そう聞けば改めて凄い企画です。
本当に難しい臨時総会のようでした。それを最後は落語家にお願いして、本当にみんなで笑って帰るのです。これは私の発想には無かったですね。勉強になりました。

ちなみに先日のブログにも書きましたが、私は落語ファンです。
子供の頃から落語を聞いて育っています。
私のiPadの中には、かなりの数の落語が入っています。移動中に聞いています。
そんな私ですから、今日は歌之介師匠の噺でしっかり楽しませて戴きました。

2010年11月16日火曜日

奈良興福寺にて

毎年秋から春にかけて、研修会にお招き戴く機会が増えます。もちろん、私でお役に立てると言って戴けるのですから喜んでお伺いしています。
ありがたい事に今月は講師をさせて戴く機会が4回あります。実は明日も茨城会に伺います。
嬉しいのですが、さすがに自分の仕事との兼ね合いも有り、ここのところ観光は一切せずに真っ直ぐ帰っていました。

ただし、先日の奈良だけは次の日が休みだった事も有り、後泊して少し観光をしました。なかなか奈良に行く事が無かったので、キョロキョロと修学旅行のように歩きました。
やはり奈良は、圧倒される程の歴史が有りました。感動しました。
鹿が当たり前のように歩いているだけでも、凄く嬉しかったですね。

興福寺に行きました。五重塔も素晴らしかったし、丁度国宝特別公開期間だったので貴重な仏教芸術を心から堪能できました。
高校生の頃に何故か仏像などに興味を持ち、十二神将や八部衆などをスケッチをしていた事を何十年ぶりに思い出しました。
あの阿修羅をはじめ、昔写真を見ながら描いていた仏像が目の前にあるんですから、それは感激しました。

その感激している私の後ろを修学旅行の女子高生が通りました。
「わたし、左側やる。」「じゃあ、私は一番上の手ぇ。」
何言っているのかと思って見たら、何人か重なって阿修羅をやっているようでした。
「キミタチ、EXCILEじゃ無いんだから・・」オジさんは、つぶやいただけです。

「あれ、ネコミミじゃね?」
「あれは乾闥婆(けんだつば)。猫耳ではありません。八部衆の一人で、獅子の冠をかぶっているのです・・・」またオジさんはつぶやきました。

星野楽天に岩村明憲加入

メジャーリーグから岩村明憲(元ヤクルト)が楽天入りするとの報道が有りました。星野監督が口説いたようですね。星野監督から「お前と一緒に野球をやりたかったんや」とのメッセージをもらったと報道されていました。

星野監督は、かつて日本ハムの片岡や広島の金本らを口説き落としてきた実績があるので、今回も大型補強があると思っていました。他にも大型補強があるとの新聞報道もあります。もちろんソースはスポーツ新聞ですから、噂以上の何も無いですが。
星野監督は、仙台の役所や産業界にも顔を出し、既に楽天の顔として動いてくれています。
観客も増え、その資金がまた補強に結びつくでしょう。
おそらく来期からの楽天は強くなるでしょう。

それでも私の気持ちは複雑です。
私だけかも知れませんが複雑です。
以前からこのブログで書いていますが、楽天は強い時代が無かったのです。私はそれでも構わないのです。無気力な試合なら確かに怒りますが、一生懸命頑張って弱いなら仕方ないと思い、応援しています。負け試合だからと途中で帰ることは有りません。
私のチームを最後まで見届けるのがファンでありサポーターだと思うのです。

もちろん、強くなるのは嬉しいに決まってます。でも今の選手が頑張って勝てるなら、もっと嬉しいのです。星野監督はあちこちから選手を集めるのが好きな監督です。2年程度で主力がまったく変わってしまうことも考えられます。強くても少し寂しいような気がします。

私がライフワークのように研修講師をやっているのも、本当は同じ気持ちからなのです。もしかしたら新しい時代の新しい土地家屋調査士像を立ち上げるには、私も含めた今の会員よりも、新しい人間を連れてきた方が早いのかも知れません。でも可能なら、今の仲間で未来を目指したいのです。
昔を知っているだけに昔に引きずられがちな現会員は、立ち上がりに時間が掛かるかも知れません。でも一番土地家屋調査士の魂を持っているはずです。
そんなことを考えています。

・・・と言いながら、来年は
「かっ飛ばせー!イッワッムラッ!!」
って言っているんだろうなぁ。


2010年11月15日月曜日

ブログへのコメントについて

私のブログでは以前から申し上げているようにコメント欄が有りません。皆さんが読んでいる公開の場面で、しかも会長の立場でお答えして、本当にそのコメントして戴く方の為になるのか、その自信が有りません。
むしろ非公開でお答えした方が、その方の為になると思っています。
そのため直接メールでコメントを戴く事が多いです。


昨日は以下のようなメールを戴きました。
おそらく似たような悩みを持っている受験生も多いのでしょうね。
戴いたメールを、個人特定できない範囲に調整して紹介します。
宮城会会員だけでなくても結構です。もちろん土地家屋調査士でなくても結構です。
コメント戴いた方には、できるだけ直接お返事をさせて戴いています。


鈴木メールアドレス:mucha@rr.iij4u.or.jp


「戴いたメール抜粋」
私はA市に住んでる35才のサラリーマンです。全く調査士とは関係のない仕事をしております。
平成21年度の調査士試験では総得点は合格点を越えましたが書式で一点足りずでダメでした。

合格しても不況で仕事なんてないし そんな やったこともない職業のために労力と時間とお金をこれ以上費やすのが 嫌になり 調査士を諦めました。 22年度は受験もせず  でも悩み続けてました。

鈴木様のブログで勇気もらいました。
今は23年度の合格目指してリベンジに燃えてます。

「お返事メール抜粋」
そうですか、調査士試験に挑戦していたのですね。
確かに土地家屋調査士にとっては厳しい時代です。
合格すれば誰でも食べられるようになる時代では有りません。
しかし、努力次第の部分は間違いなく残っています。
安定だけを目指すなら個人業では無く会社にいた方が良いでしょう
でも、同じ苦労するなら会社のためでなく、自分のための方が納得できるのではないでしょうか。

10月28日のブログで紹介したLECでの私の特別講義を見ていただけたでしょうか。試験合格のノウハウと開業後のお話も少ししています。

迷ったら、困ったら、何か聞きたかったら、いつでもメールをください。できる範囲でお答えします。

2010年11月13日土曜日

奈良会「報酬」研修会

昨日11月12日は奈良県土地家屋調査士会の研修会にお伺いしました。奈良会の研修テーマも「事務所経営と報酬を今一度考える」というものでした。
内容は今年宮城会でやった報酬研修会と同じ方向性でお話ししました。

前回と同じキーワード
『40万円で赤字というあなた、それならいくらから黒字か言えますか?』
『この町で一番安い歯医者を紹介して欲しいって聞いたこと有りますか?』



今回は3時間30分という長い時間をいただいたので、研修の全体構成がやり易かったです。
研修受講生にとっては長い時間かも知れませんが、講師にとっては研修時間が長い方が楽なのです。本当にお伝えしたい事を要領よく伝える工夫をしているのですが、やはり短い時間はお互いに不完全燃焼になる事が有ります。

今回は時間が有った事と、奈良会の研修担当役員さんが事前の質問をまとめてくださっていた事もあり、最近宮城会でやっている「徹子の部屋風」対談形式のQ&Aをやってみました。
報酬についての質問は皆さんの前でしにくい事も有るのでしょうから、この形式は効果があったような気がします。

また、研修会後の懇親会で奈良会の皆さんといろいろなお話ができました。
奈良会懇親会は凄いですよ。
取り敢えずビールがなく、乾杯からスパークリングワインで、最後までワインでした。
もっと凄いのが2次会ラーメンでした。
私の研修で良く出てくる「ラーメン屋経営のお話」もあり、研修会後にその土地のラーメン屋に連れて行っていただく事が有るのですが、今回のラーメンは凄かったですよ。
無鉄砲本店
とっても「こってり」なラーメンに連れて行くという事になったのですが、注文の仕方が凄かった。「できるだけこってり!6つ」
出て来たラーメンを見て、奈良会の吉崎さんが言っていた「冬でもリップクリーム要らない」が良く理解できました。

2010年11月12日金曜日

トトロ米沢にもいた

最近、ニュースを意識的に見ない日があります。ひどいニュースだらけです。
それらを見ていると腹が立つ事柄が多く、それを取り上げるマスコミのレベルの低いアプローチもあり、とても見る気がしないことがあります。本当に日本はここまで駄目になったのでしょうか。ですから、ネットでヘッドラインを読んで終わりという日もあります。政治・社会.経済、どの話題にも楽しいことがなく、すべてにイライラしてしまいます。


政治家は誰のために何のために政治家になったのか?
今の政治家の大半は絶対に間違っていると思います。
これは私たち会長はじめ役員にも返ってきます。
会長は誰のために何のために会長になったのか?


さて、標記は本日の河北新報の記事です。
まあニュースの無い時のためのストック的な記事かも知れませんが、たまにはこんな「ほのぼの系」記事も良いですね。


トトロの森。実は山形県米沢にあります―。福島県境に近い米沢市の李山(すももやま)室沢地区に、映画「となりのトトロ」(宮崎駿監督)に出てくる森の主・トトロの体形にそっくりな小さな森があり、ひそかな名所になっている。うわさを聞いて訪れる人が増えたため、近くに案内板を設置する話も浮上している。

 トトロのように見えるのは、田んぼの中に約10本の樹木が密生している小さな森。身長30メートル、胴回り20メートルはあろうかという姿で、紅葉したクリやナラが、赤面したような顔と、ぽっこりとしたおなかのラインを描く。ツンととがった両耳はスギの突端。かわいらしいしっぽもしっかりある。(以下略)
 

2010年11月10日水曜日

弁護士を育てるプロジェクト

最近は境界問題に詳しい弁護士さんも増えました。
みやぎ境界紛争解決支援センター(ADR)でも、仙台弁護士会の多大なるご協力を戴いています。

これは、昔々私が青調会役員の頃のお話です。東京会の会報に寄稿した文にも少し書いたものです。
まだ筆界に詳しい弁護士さんがほとんどいなかった頃、もちろん我々が、頼りになる弁護士さんの存在を知らないだけだったのかも知れませんが。そして、我々の業界でも、筆界について曖昧な会員が多かった頃ですね。
とにかくその時は、詳しい弁護士さんはいないと決めつけて、いないなら作ろうと思ったのです。

私たち青調会メンバーのように、やる気の有る若い弁護士にお願いして、一緒に勉強して境界問題に強くなってもらおうというプロジェクトを考えだしました。
今考えると弁護士さんに対して大変不遜なことでした。
若いと言うことは、怖さ知らずなのでしょうね。(「今も」というツッコミは無しね)

運良く協力してくれる若い弁護士さんも見つかりました。
私たちのできることは、当時数少ない筆界に関する資料(書籍・研修資料)を提供すること。忘年会等に無料でご招待すること。お客様から何か境界に関する相談事が有ったら、その先生を紹介すること。
弁護士さんにやっていただくことは、年に一度程度、無料で青調会の研修会の講師をしていただくこと。宮城で境界に一番強い弁護士になっていただくこと。

そんな関係を5年、10年続けたら本当に筆界に強い弁護士さんが身近にできるのです。そしてそれは、そんなに長期の問題でないのです。

私たちは「無い。いない。できない。」ばかり言い過ぎるのではないでしょうか。

11月常任理事会

本日は11月の常任理事会でした。
先日も書きましたように、月に一度、役員各自が1ヶ月間の活動と、考えたことを報告し合うことが重要と考えています。お互いの考えのベースを一致させる作業ですね。
ただし、この1ヶ月は何かと皆一緒に行動しているイベントや会議が多かったので、改めて確認し合う時間がいつもよりも少なくて済んだので、本日は一つのテーマに意見を言い合う時間が取れました。

今日一番のテーマは、会費の納入方法の見直しです。
これは、私が会長になってから一貫して行っている会費支出の見直しの一つです。いろいろな意見が出ました。
現在会費納入方法は、銀行自動振替、郵便局振替、現金持ち込みなど、どのような方法でも可能としていました。
しかし、この方法では経理事務が煩雑になります。この春に事務局職員が3人から2人になったのは皆さんご存知のとおりです。この2人に減らせたのは、会員の皆さんのご協力を得られることが前提でした。
そのため、今後会費納入の方法は、現金納入を廃止し、皆さんからの振込のみでお願いしたいのです。もちろん、自動振替等の無料の方法をお使い戴くのが一番よろしいと思っています。

詳細は今詰めています。
12月の理事会で議論するつもりです。

少々ご不便もおかけするかも知れませんが、会費値上げよりは良いと思って戴き、ご理解とご協力をお願いします。
この納入方法の詳細が決まったら報告致しますので、宜しくお願い致します。

2010年11月8日月曜日

新オンライン申請システムβ版ダウンロード開始

昨日は制度制定60周年記念イベント「王子様と長ぐつをはいたネコ」に多数の皆さんが参加なされ、良いイベントができました。仙台法務局、国土地理院はじめ関係各位にお礼申し上げます。
また何ヶ月前の準備段階から当日まで頑張っていただいたスタッフの皆さんにもお礼申し上げます。
土地家屋調査士や法務局の仕事、境界や登記を広報するのに、このような方法も有効かと改めて感じました。

さて、
10月20日のブログでお知らせしたように、2月14日稼働の新オンライン申請システムのβ版が、本日よりダウンロードできるようになりました。
以下のURLです。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji01_00016.html

会員の皆さんは早めにダウンロードして慣れていてください。
実際に以下のとおり宮城会としても研修会を開催しますが、研修会だけではお伝えきれないことも有ると思いますので、事前の準備をお願い致します。
12月3日 研修会(概論)決定
1月19日 研修会(詳細)予定


このβ版インストールに関しては、オンライン通信活用推進委員会の佐々木委員長から、以下の情報を戴いておりますので、このブログでもお知らせします。


【重要】
東北ブロックより以下の注意がありますので、宜しくお願い致します。
 「体験版申請用総合ソフト(プロトタイプ)」 をインストールしているPCに「体験版申請用総合ソフトver.β1.0」をインストールする場合は,事前に以下の操作が必要となりますので,周知方お願いします。

 【体験版申請用総合ソフト(プロトタイプ)をインストールしている場合の留意事項】
 体験版申請用総合ソフト(プロトタイプ)をインストールしているPCに体験版申請用総合ソフトver.β1.0をインストールする場合は,擬似データの差替えを行っている都合上,次の操作を行った上でインストールをしてください。
 

1 体験版申請用総合ソフト(プロトタイプ)を「プログラムの追加と削除」からアンインストールする。
2 「マイドキュメント」配下に「Trial」フォルダが存在しないようにするために, 以下のいずれかの処理をする。


  • 「Trial」フォルダを削除する。(プロトタイプで作成した申請データは削除されます。)
  • 「Trial」フォルダの名称を変更する。(例 「Trial」→「Trial(プロトタイプ)」
  • 「Trial」フォルダを移動する。(例 「マイドキュメント」から切り取って,「マイドキュメント」以外のフォルダに貼り付ける。)

 3 体験版申請用総合ソフトver.β1.0をインストールする。

2010年11月6日土曜日

明日は60周年イベントです。

先日もお知らせしましたように、明日は、土地家屋調査士制度制定60周年記念と不動産表示登記制定50周年記念のイベント「王子さまと長ぐつをはいたネコ」を開催します。
サブタイトルが「親子で学ぼう!!皆さんの大切な土地の境目」です。
台本もつい数日前まで練りに練っているものですし、プロの役者を名古屋からお招きして開催しますので、皆さん家族揃って見に来て下さい。

他にも、午前中から「無料登記相談」や「無料境界相談」もやってますし、外のブースでは測量機器を使ったお子さん向けのゲームや、土地境界に関する展示もやっております。

ご自分が参加できなくても、お知り合い、ご親戚等にもご照会ください。お子様が楽しめるように工夫しておりますので、退屈はさせません。
また、宮城会の役員が総出で動いていますので、激励だけでも来て戴けると嬉しいです。

さて、前日のリハーサルが始まりますので、ちょっと見てきます。




11月7日(日)
午前中から登記等の相談
午後から様々なイベントあり

15:00 演劇開演

仙台市若林文化センター大ホール












追記)
先ほど帰ってきました。
全体リハーサルが終わってからも、場所を居酒屋に移して明日の演技の準備をしていました。絶対明日は楽しいと思います。見に来てください。

2010年11月4日木曜日

今日の仙台法務局

あの猛暑が懐かしいくらい、あっという間に秋になりました。
もうすぐ法務局の前の銀杏並木も美しく色付くんでしょうね。

今日は秋晴れの良い天気でした。現場も良かったですね。そういう時に限って私は内業をしていました。
さて、仙台法務局の新築工事も外見はほぼ完成に近づいています。
稼働は来年の2月14日からという噂を聞きましたが本当かな。
名取出張所と統合し、オンライン申請の新システム稼働を同時に進めるのは何かと大変でしょうね。
移転日程が分かったら、もちろんすぐにお知らせします。

塩竈支局と気仙沼支局で、地積測量図や建物図面のオンライン情報サービスが始まりました。これらの図面までオンラインで取得できて、オンラインで登記申請をすれば、法務局に行く回数はかなり減るでしょうね。駐車場の問題も以前より少なくなるのかな。

2010年11月3日水曜日

大草原の小さな家

久々に「大草原の小さな家」を見ました。
1975年から1982年までのNHKで放送されていたあの番組です。
例の第1巻だけ安い隔週刊で発売するDVD付きマガジンで見ました。
懐かしさで妻と見ました。

良いですね。
「アメリカも良い時代が有ったんだよね」って久しぶりに思いました。本当に子供から大人まで安心してみられて、暖かい気持になりました。

今見ると、不自然な設定や不自然なセリフも目に付きます。
キャラクターもあまりにもステレオタイプだったりします。
でもだからこそ、伝わることが有るのですね。

最近、映画やTVドラマにウンザリすることが多かった原因が改めて理解できます。
まっすぐな正義や真心をそのまま描くことを恥ずかしく思い、むしろリアルさを求めて、細部に懲り、その為に物事の本質を見失っている映画が沢山あります。

こういった方向性は映画やドラマの世界だけでないようです。
本質的な真実に対面する勇気がないから、斜に構えて「綺麗事きれいごと」と言って済ませる人間が多くなりました。真実を貫くのには努力と忍耐が必要です。そこから逃げているのでしょう。

最近の業界の新人研修で講師をしていても、同じようなことを感じます。
基本的に資格業もサービス業ですから、業務において正義に基づいたお客様への真心が大事なことは当然です。これは絶対に「綺麗事」の話ではないのです。

今日の生活の為に、見えている真実から眼を逸らし、事件周辺の手当だけで終わっていないでしょうか。早く売上を上げることを主にしていませんでしょうか。
小手先の細かいテクニックでその場を凌ぐというより、もしお客様の身内だったら、長い目で見てもその手続きを選択して良かったのか、本気で考えて欲しいのです。

普遍的な真実が一番強いのです。
まっすぐな真心が一番強いのです。

安いので、取り敢えず第1巻だけ買いましたが、しばらく「ローラ」に付き合おうかと思いました。

直樹が背番号7を脱ぐ日

とうとうミスターベガルタ千葉直樹がユニフォームを脱ぐ日が来ました。本日引退表明のニュースがリリースされたのです。

直樹が入団したのは1996年、まだブランメル仙台と言った時代で、リティ(リトバルスキー)が現役でプレーしていた頃のことです。地元東北学院高校から入団した選手です。

まだ世間が仙台のサッカーにあまり注目していない頃、仙台スタジアムが閑散としていた頃から直樹は仙台にいました。当時のブランメル仙台は緑色のユニフォームでした。
その後、ベガルタ仙台にチーム名が変わってユニフォームの色がゴールドになり、2001年のJ1昇格、2003年のJ2降格を経験して、また昨年J1昇格を果たしました。これを全部経験している貴重な選手です。
また移籍が当たり前のJリーグ選手で、この長い間、仙台という一つのチームだけで現役を続けたということも大変珍しい事と言えます。

直樹は、年齢と共に上手くなっていった選手です。最近は、リードしているときのクローザーとして途中出場が多くなりました。ボランチと言うよりアンカーの位置で良い働きをしています。さすがに最近の動きは切れが無くなってきましたが、長年の読みで守備を締めていました。

毎年引退を噂され、実際に一昨年のジュビロ磐田とのJ1入替戦の後、引退を決意したようです。しかし、長年の直樹のファンサポーターが多く、毎年皆で引き留めました。直樹は、引退後コーチや監督にはならないと常々言っていますので、引退を引き留めたことは、本人の今後の人生にプラスになるのか、有る意味申し訳なく思っていたところもあります。
今回は噂が出る前に自分で引退を表明したようです。直樹の引退は、頭では数年前から理解していますが、とても寂しいです。

今シーズンは、あと6試合残っています。ベガルタ仙台が勝ったときだけ歌う「オーラ」という曲があります。直樹が大好きだという曲です。
ベガルタ仙台の背番号7と、残り全試合「オーラ」を歌いたいものだと思います。

2010年11月2日火曜日

12月3日民法等研修会予告

皆さんには既にご案内のことですが、12月3日に民法の研修会を開催します。これは毎年開催している「民法シリーズ研修」の一環です。

民法シリーズ研修は、一昨年「総則」、昨年「物権」と早稲田大学の山野目章夫教授に講義をして戴きました。今年は、宮城会顧問弁護士の斉藤睦男先生による「債権」です。

皆さんにとっては、債権が民法の中で一番馴染みが少ない分野と思われます。確かに資格試験でも、債権分野は配分が少ないですね。
直接仕事に関係ないと思っていますか?

お客様が不動産に関する様々な活動をすることで、私達の業務が生まれます。その法律関係を理解せずに、登記手続きなどのお手伝いが本当にできるでしょうか。

また、皆さんがお客様から仕事を受託することも、契約ですね。
例えば、受託事件による委任契約か請負契約かの問題。
例えば、契約解除と着手金、原状回復の問題。
例えば、お客様への売掛債権の消滅時効の問題。
やはり債権はこの機会に再度勉強しておきましょう。

今研修部で、論点を整理していますので、面白い設問ができそうです。
講師の斉藤先生と練っていますので、楽しみにしてください。

また先日のブログで予告しましたように、この日は、新しいオンライン申請システムの研修会も併催します。新システムの概要の説明です。
2月14日で、待った無しでシステムが切り替わりますので、必ず研修会に参加してください。

2010年11月1日月曜日

文具は楽しい

このブログでも書いていますが、私は昔からの文具好きです。
文具って毎日使うでしょ。
この毎日使うものが自分の気に入ったものなら、使う度に幸せになれます。
文具は他のこだわりグッズより安くて、幸せになる頻度が多いのですよ。週末しか乗れない車を買うことを考えたら、どんなに幸せ効率が良いか。

例えば、1000円札を1枚持ってノートを買ってみてください。いろいろなノートが有りますよ。100円ノートとは違う気持になるはずです。このノートを何で埋めようかワクワクします。
例えば一万円札を持ってペンを買ってみてください。一生を供にするペンになるかも知れません。事務機屋さんや測量機器屋さんからオマケで戴くボールペンとはまったく書き味が違うはずです。

世界一高価な鉛筆を買ってみましょうか?26,250円で買えます。高いですね。でも2〜3万円で世界一が買えるジャンルって少ないですよ。その鉛筆は「FABER-CASTELL 伯爵コレクション パーフェクトペンシル プラチナコーティング」です。一度検索してみてください。 美しいですよ。

飲みに行くことを考えたら文具は安いです。
(でも、飲みにも行くけど・・)

文具はこだわる方向も色々選べるのです。
高級文具、アンティーク文具、アイディア文具、ファンシー文具、おもしろ文具・・・。
好きな文具も、万年筆だけの人、手帳の人、いろいろなタイプがいます。

私ですか? 紙フェチですね。
良い手触りの紙のノートを見ると嬉しくて買いたくなります。
あまり綺麗なノートだと、勿体なくて何も書けません。

意味ないって?
良いんです。文具好きって、そんなもんです。