2010年8月18日水曜日

★私の本の読み方(その6) 並行読書編

仕事は減っているのに、何かと忙しいですね。
でも確かに忙しいけれど読みたい本がたくさんあります。

「鈴木は本を読む時間をどうやって確保しているのか?」と聞かれる事が有ります。
確かにわざわざ本を読む時間を取るのは難しいですが、読みたいのなら時間を作るしかないですね。それでも生み出せる時間は少ないですが。

私は昔からジャンルの違う本を数冊並行で読む方法を採っています。
そして隙間時間読書、又はナガラ読書をしています。

本は常に側にないと読む機会を失います。
もう一つ、その時の気分や置かれた環境によって読みたい本が異なるものです。それなのに、その場にフィットしていない本しか持っていない場合も、結局読む機会を失います。

そこで私の場合、通常はジャンルの違う数冊を持ちあるき、それらを並行して読みます。
じっくり考えながら読む本は最低でも1時間は確保できないと読む事ができません。逆に見開き2ページの3分程度の短時間でも読める本もあります。それを、その場で選択しながら読むのです。

これは読書時間確保にはかなり効果があります。

「そんなに持ち歩いたら重いでしょ。」
と言われることがことがあります。そうです。ですから本を分解するのです。
一度読めば済む本は、その日読む程度のページに本をスライスしています。
30ページ程度を5冊分持っても、1冊分にもなりません。

「本を壊すと勿体ないでしょ。」と言われる事もあります。
私も昔、確かに抵抗感が有りましたが、一度読めば済む本は取っておいても場所をとるだけです。
と言うよりほとんどの本は2度目を読みません。

実際、過去の本を再度読む事よりも次の本を読みたい衝動の方が大きいので、既読の本のキーワードを確認する事は有っても、2回目を読む事は少ないですね。

本そのものに価値があるのではなく、本の内容を頭に移すことに価値があるのです。
壊してしまっても本当に再度読みたい本は、筆者に敬意を表して2冊目を買えば良いのです。