2010年8月24日火曜日

天気と境界立会

今日も暑かったですね。
また暑さが戻ってきました。
皆さん、体調を崩していませんでしょうか。
個人業は健康が総てです。誰も代わってくれませんし、仮に代わる方がいても資格者が来なければ周りの人が認めません。体調管理は気をつけましょう。

さて、こんな暑い中、私は今日も境界立会に行ってきました。
私達は仕事ですし、地権者であるお客様も自分の事ですので我慢できます。でも隣接者は、測量地の地権者のために暑い中協力しているのです。一般的な隣接者にとっては「隣の都合で測量するのに、忙しい俺が付き合ってあげている。」という感じでしょうね。
土地境界確認のための立会は、よく考えて戴くと隣接者本人の為にもなるのですが、立会に来る時点で隣接者はそんな事は、まったく感じていないことが多いです。
ですから立会の時点では、隣接者がどんな気持ちでいるのか気遣いが必要です。

今日の境界確認は、少し面倒な部分を含んでおりました。
書証、物証、人証が、そこそこ有るのですが、それでも確定的な資料があまりなく、範囲を示す程度の曖昧な資料がほとんどでした。現場で少し時間を戴かないと、皆さんの境界確認まで難しいかなと感じておりました。

そこで天気が気になるのです。
暑い日に立たされているだけで辛いものです。今日の隣接の方々は皆良い人ばかりだったので、暑い中でもスムーズに立会が終わって、皆さんに感謝しています。


また、暑すぎるとき、寒すぎるとき、急な雨などのときは、境界立会が早く終わることもあります。

15年程前、境界確認に結構時間のかかる現場が有りました。
お互いに言うことは言い尽くし、私も各資料を説明し尽くし、後は一番合理的な位置をお互いが指差しをするだけでした。でもお互いに「上げた拳を下ろしにくい」という事だったのでしょう。なかなか決断ができないようでした。
こういう時は、あまり急いではいけません。お互いに自分の心の整理をしているところだからです。
第三者が何か言うと、また元の頑なな心に戻ることがあります。

でも天気は別です。
そこに急なスコールが来ました。隣接者はどしゃ降りから逃げながら「もう、そこで良い!」と叫んでお帰りになりました。