2010年1月19日火曜日

アバター(3D版)

よく「忙しそうだけれど映画いつ見るの?」って聞かれます。
大丈夫です。したいことは時間を作れるものですね。
実際は、残業が早め(笑)の平日夜21時頃から23時過ぎの時間帯に行くことが多いです。
確実に座れますし、レイトショーだから安いし。

「この映画を見たい」と思っても時間が合わないことも多いので、時間の空きそうなときに映画館に行って、その時上映している映画の中から何を見るかを決めます。

ということで、昨晩「アバター(3D版)」をやっと見ました。

実は「アバター」そのものより、今の3D映画技術がどこまで行ったか見たかったのです。
さすがに最新式の3D眼鏡はかなり重かったですね。
最初かけた時、映画終わるまで我慢できるかなって思いました。
結局、我慢はできたけど、映画に集中しづらいですね。改良が必要です。昔の赤青眼鏡が懐かしい。

困ったのは字幕が見づらいことです。
いつも字幕版を見ているのですが、3D映画では字幕も立体で、当たり前ですが字幕は一番手前に来るのです。
遠くの森を見ているときに一番手前の字幕を読むのは2D映画よりはるかに疲れます。
3D映画を楽しむ際には吹き替えの方が良さそうですね。
そうか英語が聞き取れれば良いことか・・・。

この映画では、立体画像そのものを売るディズニーランドの3D映画などと違い、3D効果を強調しすぎなかったのは良かったです。ここに、ジェームズ・キャメロン監督が3Dを今後も映画で本気で使っていく意図がはっきり見えました。

さて、話しの筋は予想どおりの「ダンス・ウィズ・ウルヴス」でした。まあ、私が予想できたのだから、この程度ではネタバレとは言わないかな。
アメリカって言う国は、たまにこのような映画を作る必要があるほど、治っていないようです。
この映画、「ダンス・ウィズ・ウルヴス」ほどストーリーに味わいは無いのですが、「スターウォーズ」世代でもある私としては別の楽しみ方もできました。

作り方は絶妙な計算に基づいたものでした。
惑星パンドラ自体が、主人公が降り立ってすぐの段階では、次々と危険な生物の襲撃に遭い、大変な惑星に来たものだと思わせ、そのうちにパラダイスかも知れないと思えてくる舞台となるように計算されています。

同じ目的で考えられた惑星パンドラの異星人「ナヴィ」の造形は、もっと絶妙でしたね。
違和感ばっちりの異星人が、見ている内にだんだん魅力的に見えてくるんです。
私は、ポスターであの顔を見てかなり違和感を感じて、最初この映画を見る気しなかったのですから。
これは「ET」でも見られた手法で、ETを敢えて最初から可愛く作らず、主人公の心の変化に合わせて観客も可愛く見えてくる手法なんですね。

3D以外でも充分楽しめる映画だと思います。

さて、次はいつ映画館に行けるかな。