2024年2月23日金曜日

開業ガイダンスと鈴木修塾

 組織を離れて独立すること。

そこには安全な道が続いているわけではありません。

その道を進んでいった先には、なんらかのリスクをはらむ川が横たわっています。

そして、その川の上には叩いて渡ろうと思う石橋もかかっていません。


この川の流れの見方と川幅を狭くしてリスクを減らす考え方を教えているのが、私が全国各地で開催している「開業ガイダンス」です。


しかし、それでもあなたの前に横たわるリスクが完全に無くなるわけではありません。

どこかでは必ず、あなたが自らの力と覚悟で、今立っている川べりから「えいっ」とジャンプすることが求められます。

川をジャンプすることは、とても怖いものです。初めてならなおさら、当然です。


その川を「えいっ」と飛び越えるための具体的な方法と飛び越えるための筋力の鍛え方を、あなた個人の状況に合わせて教えているのが「鈴木修塾」です。


もちろん、人によってはいつまでも飛び越えられそうな川幅に見えてこないこともあるでしょう。また、どんなに鍛えても自分には飛び越えられないと躊躇することもあるでしょう。

大丈夫です。「鈴木修塾」は誰も置いていきません。

泳いで渡ろうと考える人には、上手な息つぎから始めて体力を維持しながら泳ぎ切る方法も教えましょう。

あるいは、人によっては舟で渡る方法も教えましょう。


川を渡りたくなったら、どうぞ遠慮せずにご相談ください。

皆さんを応援しています。





2024年2月18日日曜日

前に出れば叩かれる

「前に出れば叩かれる」という話をよく耳にします。

私はこう考えています。

自分のためだけに前に出ようとするから叩かれるのでしょう。

そして、自分のためだけに前に出ようとするから叩かれることが気になるのでしょう。


「他の人のために、愛を持って出れば良い」と思います。

「世間に対して、おのれの矜持を持って出れば良い」と思います。


そうすれば、少なくともあなたの目の前の人たちはわかってくれます。

たとえ叩かれたとしても、気にならなくなります。

「世間の全員から褒められる自分でいたい」と思う気持ちが強くて、そこから前に出られない。

と同時に、一歩前に出ることで「世間の誰かからそしられる」とおびえる自分がいて、前に出ないのだと思います。

あなたは誰のために、何のために、出たいのですか?








2024年2月11日日曜日

あのときに、やっておけば良かった

人生が後半にさしかかって、何事に対しても「若い頃のあの時に、やっておけば良かった」という後悔が浮かぶ人もいるでしょう。

もしあなたの心に、今もその思いが残っていて、まだ迷っている自分に気がついているのなら、それを今からやっても良いのではないでしょうか。

子供も手を離れ、家族にも会社にも、そして社会に対しても、あなたは十分役目を果たしてきたと思います。

そして、あなた自身にも、自分は誠実に実直にここまで歩んできたという満足感と充実感があるのではないでしょうか。


ただ、そういう安定した気持ちの中にいながらも、「もう一度なにかをやってみたい」あるいは「やってみたかったあのこと」という埋み火のような思いが今もあなたの心に底にあり続けるとしたら、今こそがチャンスではないでしょうか。


あなたはこれから何年生きると思いますか。

体力と健康に一層注意すれば、あと20年はやれるのではないですか。

ここで躊躇していると、5年後にまた「あのときにやれば良かった」と後悔することになるかもしれません。


一言アドバイスさせてください。

後から振り返ってみれば「今日が残りの人生の中で一番若い日」なのです。

言い方を変えれば、あなたの人生では「今日が一番のチャンスの日」なのです。

あとは自己管理を怠らずに「長生きすれば、問題は解決」します。

あなたの思いを形にすること。

そこに私が手助けできることがあれば、全力で応援します。





2024年2月9日金曜日

4月鈴木修塾「土地業務」は今月末で締め切ります

今年第1回目の鈴木修塾「事務所開業・経営・運営」が先日終了したことは、前回のブログでお知らせしました。

今日は、今年第2回目として開催する鈴木修塾「土地業務」についてお知らせしたいことがあります。

「土地業務」と「建物業務」については、実際に合宿形式で講義をする前の2か月間、受講申込者で構成するLINEグループにて事前講義を行います。

ですから、4月18日から3泊4日で開催予定の鈴木修塾「土地業務」は、あと10日前後でLINEグループによる講義が始まります。そのため、もしここから参加を希望なさる方がいらっしゃれば、2月18日前後までに申し込みいただければと思います。

あまり遅れて参加すると、他の人の話題と合わなくなる可能性がどうしても出てきてしまいますので、4月開催の塾の参加申し込みは、遅くても今月末で締め切ります。

参加料は遅くなっても結構です。

また別に何か迷いがあるのならご相談ください。

今回の「土地業務」も試験合格前の方から、ベテランの土地家屋調査士まで、既に受講申込みした方も仮登録されている方もいます。


「何も分からないけれど講義についていけるでしょうか?」という質問がありました。

大丈夫です。どの段階の方でもお役に立てるように講義を組み立てています。


「鈴木修塾は『事務所開業・経営・運営』から受講すべきなのですよね。『土地業務』から受講しても問題ありませんか?」

とくに問題はありません。逆に土地業務と建物業務を受講済で集大成として先週の「事務所開業・経営・運営」を最後に受講された方もいらっしゃいました。

ご遠慮なく、ご連絡ください。


以下は土地家屋調査士歴27年の方が、昨年の鈴木修塾「土地業務」を受講された後に、私に送ってくださった礼状です。このようにベテランの方でも業務を見直すのにお役に立てると思います。


「先日は大変お世話になりました。やはり土地塾は思った通り奥の深いものでした。

平板測量実践という貴重な経験、今まで気にも留めてなかった座学内容、恥ずかしながら27年も経過しているにもかかわらず初めて「目からうろこ」の連続でした。「今まで自分は何をやってたんだろうかと、全くの3流ですね」(苦笑)

経験上全てが初めて聞く内容事項ではありませんでしたが、中身は今までの単位会やブロックの研修会ではなかなか教えてもらうことの出来ない(かゆいところに手の届く)そして明日からの仕事に即座に応用できる内容も盛りだくさんで、そこまで教えて頂いて良いのだろうかと先生の懐の深さにありがたく感謝いたしております。

お客様を第一に考え、境界確認図の見やすいレイアウト・境界写真の撮影方法等々、お客様の立場で考える事こそ、事務所繁栄の基であることを身に染みて痛感致しました。

今後はこの二つのバインダーを常に手元に置きながらじっくりと復習していきたいと思います。

私にとって経営塾~土地塾は、自分自身の今後の身の振り方はもちろんのこと、少ししぼみかけた私に息を吹き込んでいただき、背中をドーンと押された気持ちです。研修を通じて今後の大きな転換点となったことは間違いありません。

大変有意義な充実した4日間であったと思います。

貴重な4日間をご提供いただきました鈴木先生に感謝し、大変簡単でございますが御礼申し上げます。

今後も機会があればお会いしたいと思いますし、ご教示を賜りたい時にはご厚かましくご連絡させて頂くかもしれません。その際はよろしくお願い申し上げます。」







《土地家屋調査士鈴木修塾「土地業務」》
~裁判に耐えうる筆界の調査確認方法と具体的土地業務~

日程 令和6年4月18日(木)13時30分~4月21日(日)13時00分

※北海道から九州と全国からのご参加がありますが、当日移動されている方が多いようです。

場所 講 義 エスポ-ルみやぎ(青年会館)(仙台市宮城野区)

受講料 137,500円(税込)宿泊や飲食は別途

※合宿所は格安 素泊 3,800円(税込)

※参加者全員で作るLlNEグル-プによる事前研修と、研修終了後の個人業務の相談や質問にも対応しています。

参加登録の方法
受講ご希望の方は、以下にメ-ルでお願いします。
鈴木修 宛  mucha@rr.iij4u.or.jp
※件名は「鈴木修塾4月(土地業務)受講申込み」など、内容がわかる書き方でお願いします。













2024年2月8日木曜日

2月鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)が終了しました

2月2日から2泊3日で行われた鈴木修塾(事務所開業・経営・運営)が4日に終了しました。

土地家屋調査士試験にチャレンジしている人、土地家屋調査士試験に合格して次のステージを模索している人、土地家屋調査士法人などの組織から独立しようとしている人、土地家屋調査士事務所を既に開業している人など、様々な立場の方が集まりました。

また今回受講されたのは、北海道から九州と非常に広範囲の地域から参加された20代から50代までの方々でもありました。

受講者の皆さんに一番伝えたいことは、土地家屋調査士試験は「目的」ではなく「途中経過」であるということです。ある意味、土地家屋調査士になるための「足切り」です。

だから土地家屋調査士試験の合否に一喜一憂せずに、最終目標である「一流の土地家屋調査士を目指す」こと。ここに視点を置く大切さを何より一番伝えたいのです。

あの試験を受験している人達の中には、土地家屋調査士の専門能力は不動産登記法手続きと測量調査だけと考えている人が多いように思えます。

しかし、実際に事務所を開けば、あらゆる方向からの相談事が来ます。なにも弁護士法違反や税理士法違反をしようというわけではありません。それでも、それくらいの多方面の知識を携えて、お客様の悩みを分析して、仕訳して、解決方法を探るのです。それには不動産周辺の相当広範な知識が必要となってきます。

その広範な知識を裏付けに、現実の土地や建物を測量調査して、物理的現況を数値として把握し、それを更に法律的に調査分析して、方針を立てるのです。

これらの能力を独学で身に付けることは大変困難なことです。

これらを身に付けるためには、できるだけ先輩の事務所の補助者等で、実務経験をさせてもらうことが一番の近道だと思います。

もちろん、事務所の業務というのは、それぞれに受託している仕事の傾向というものがあり、得意分野・不得意分野という点で見れば偏りもあると思います。それは見方を変えれば、特色とも言えるわけですが、つまりはどこの事務所で修行したとしても、土地家屋調査士全般を一度に身に付けることはなかなかに難しいことだと思います。

たとえば、同じハウスメーカーの建物1000棟を表題登記したとしても、経験値は1にしかなりません。毎日敷地調査の測量をしていても筆界を学ぶ機会にはならないでしょう。事務所によっては筆界特定申請を一回も経験できないことも多いでしょう。

今回の鈴木修塾の参加者にも補助者歴が10年の方もいました。やはり土地家屋調査士業務のすべてを学ぶことはできていないようです。

鈴木修塾では、彼の土地家屋調査士人生における修行の年数を数年短縮できると思っています。

自分の中に不足する部分を意識すること、そしてその不足する部分を課題として自分自身で習得し続けていくことが、専門家として生きていく上でとても大事なことですが、これらの課題を例えば独学で身に付けるということは、とても困難なことでもあります。

私からは、鈴木修塾を利用して、仲間と共に補完し習得していくという方法もあることを改めて提案したいと思います。


今回の塾に参加された方からメッセージをいただいております。

以下に一部分を紹介します。

鈴木修塾は受講された方を生涯応援します。


【Tさん】

「自信も無く、楽な選択や怠け癖など、自分は弱い人間だと思っています。

先生に教わった一流の調査士は、常に勉強し続け、自分に依頼をしていただいた顧客に最高のサービスを提供しなければならない。

今回の塾で受けた今の気持ちを忘れないように、これからも講義やLINEなどで先生や他の塾生のお話を聞き、自分の現在の立ち位置を再確認していきたい。

調査士という立場で実際に一流の仕事をされている鈴木先生とこうして関わり合えたことは、すごく幸運な事だと感じております。今後とも宜しくお願い致します。」


【Iさん】

「まず始めに研修ありがとうございました。夜も徹底的にお付き合いいただき感謝と感動と驚きでした。講義力抜くことなくやり遂げられるパワーには圧巻でした。

初めて会社を辞めることをするのですが、自分にとっては人生の中で最も大きな決断です。

社会に出て30年の使い方は、先生とは全く違いました。

自分の生き方として、悔いのないように精一杯頑張りたいと思います。

先生は塾生としてこれからも応援してくださると思います。しかし、道を切り開くのはあくまでも自分であることをこの三日間で改めて心に刻みました。」