2022年11月27日日曜日

東京ガイダンスを終えて 発言に保険

昨日11月26日、東京会場で「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」が終わりました。各地から参加された方々は無事にお帰りになったと思います。

さて、今回のガイダンスに集まった方々の相談の中で、気になったもののひとつが、「私は◯◯だけど」というネガティブ発言が結構多かったことです。

具体的には「私は50代だけど、今からこの業界に入るのは遅いでしょうか」とか、「私は女性ですが、男性社会の土地家屋調査士業界でやっていくことは難しいでしょうか」とか、「私は現在異業種勤務で土地家屋調査士の業界のことは何もわからないのですが、大丈夫でしょうか」などの相談が挙げられます。

もちろん土地家屋調査士業界は、年齢も性別も専門もまったく違う方々が多く参入されています。

何の問題も無いです。できるようになれば良いだけです。そこは私が相談にのります。

ただし、問題はその「私は◯◯だけど」と発言していることです。

年齢も性別も専門も、そんなことは受験前からとうにわかっていたことでしょう。

自分の未来が成功しないかもしれないことを想定して、今から自分の発言に保険をかけることに何の意味が有るのでしょうか。

自信が無いのは分かります。

でも、土地家屋調査士業界に踏み込むことには、皆さんの家族全員の生活がかかっているはずです。うまくいかなかったときに、結果として巻き込んでしまった家族に対してそんな言い訳で説明がつくとは思っていないでしょう。

組織から独立するということは、すべての結果に責任を負うということです。もちろん良い結果が出たら、すべてを享受できるということでもあります。

ネガティブなことを発言する癖を付けると、本当にそんな人生になりますよ。

この道を選びたいのなら、発する言葉に保険をかけず、しっかり前を向くしか無いと思います。

言い訳をする暇があったら、本などを読んで実力を付けましょう。

実力だけが自信につながるのです。

今からが頑張りどころです。

何から始めれば良いか、その後どうすれば良いか、私がアドバイスしますから。

応援します。





2022年11月23日水曜日

毎年働けることに感謝、世間に感謝

 勤労感謝の日、

「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう日」これが法律上の定義です。

元々は五穀豊穣を祝う新嘗祭でしたが、戦後このようなかたちに変わりました。

だから、単に働いている親に感謝する日だけでも無かったのです。

働けること、世の中に役に立つこと、それはよろこびです。

「投資で資産を貯めて早期退職して余生を過ごしたい」というここ数年のFIRE(Financial Independence, Retire Early)ブームがありましたが、FIREを達成したにもかかわらずに「何か仕事がしたい」と仕事に回帰する人たちも増えてきているようです。最近の言葉では「FIRE卒業」というそうです。

「勤労は悪」という前提からの考え方は、少し違うと思っています。「労働者は正義、会社は悪」というような「労使対立」の概念を持ち込まれてからの発想かも知れないなと思います。少なくても日本人の気質とはちょっと違う価値観かなとも思っていました。


私自身も「仕事はお金のためだけにやっている訳ではない」と考えています。

自分の仕事を通じて世間のお役に立つことができていることに感謝して、世間の人達のそれぞれの仕事を通じて私も恩恵を受けていることに感謝する日だと思っています。

ということで、お陰様で勤労感謝の日は毎年仕事をさせていただいております。

感謝。



2018年11月23日のブログです。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 勤労感謝の日 (fermatadiary.blogspot.com)




2022年11月17日木曜日

一人前の専門家になりたいのなら相談相手を選ぶこと

以下は、鈴木修塾に申込みがあった土地家屋調査士2年目のSさんからの相談内容の冒頭に書かれていた文章です。

「実務経験をつまないで開業したため、やったことがない案件にとても不安になる。師匠がいません。」

ちょっと心配になったので、1月の塾を待たずに、本日Sさんに電話しました。


鈴木「受託して分からない案件はどうしているの?」

S「ネットに質問しています」

鈴木「地元に誰か頼りになる先輩はいないの?」

S「特にいません」


新人土地家屋調査士には、こんなことが結構あるようです。

質問先は、ネット内の新人土地家屋調査士が多いコミュニティのようです。友達としてのお付き合いなら良いのですが、業務のアドバイスを安易に質問することはとても危険だと思います。もちろんその人たちからのアドバイスが間違いとは言いませんが、実際に理論的な面であいまいな回答を耳にすることがあります。やはり経験と理論のどちらも兼ね備えた人のアドバイスは絶対に必要です。

質問に対する回答が、単に「俺が補助者の頃に、こうしたら登記が通った」程度の回答かもしれません。しかしそのケースは、その回答者(当時補助者)が知らない場面で、事務所の土地家屋調査士が何らかの配慮や処理をしていたかも知れません。

また、登記が通っても10年後や20年後に問題が発生することもあります。理論に基づかない浅い経験の中で議論しても、理想的な答えがでず、表面的で危険な答えが出ることも多いはずです。


地元に頼りになる先輩がいないのではなく、Sさんに探す気が無いからということはありませんか。Sさんにとって先輩は敷居が高く、探して、実際に会いに行って、教えをこうことについ二の足を踏んでしまっているのではないでしょうか。

だから、新人同士の気軽なコミュニティで会話しているのでしょう。

この姿勢はプロとしてどうでしょうか。


本来、補助者経験は有った方が良いですが、それをしてないということは、きっといろいろ事情があったのでしょう。そこは仕方ないですが、他の方は厳しい?補助者修行を経験しています。補助者を選択しなかったのなら、他の人達以上に自分を律して厳しく勉強しなければならないはずです。

安易にネットで調べる、先輩は敷居が高いからという理由で避ける、そして連絡しやすい新人達のコミュニティに不安や疑問を質問することで済ませようとしているのだとしたら、これから先、そのようなレベルでは大切なお客様を守れません。そして、いずれお客様に見透かされてしまいます。

まずは頼りになる先輩と思える方に手土産でも持って挨拶に行きましょう。ただし、友達作りではないので、選ぶ基準を間違えないでください。


Sさんの当面の質問には、電話で全部答えました。その案件をベースにして、質問されていない業務拡大のやり方も教えました。ネットでなければ、聞かれたこと以外までも教える先輩は多いと思います。

しばらくは、私に質問をいただければ答えることにしました。ただし現場を見なければ答えられない質問もあるはずです。だから地元の先輩とのコミュニケーションも頑張って作るべきです。

Sさん、応援しています。







2022年11月14日月曜日

来年1月の鈴木修塾(事務所経営・運営)の参加者を募集します

先日から予告していました「鈴木修塾(事務所経営・運営)」ですが、以下のとおり参加者を募集します。 

経営と運営ということで「現役土地家屋調査士ではなければ参加できないのですか」という問合せが来ていますが、もちろん興味のある方であれば受験中の方でも歓迎します。

むしろ、合格したらどうすれば良いのか、何を考えれば良いのかを具体的に教えますので、進路が明確になります。そうすればモチベーションも上がるでしょうから、翌年には当然に合格するでしょう。そして合格後の行動も迷わなくなると思います。

普通、補助者ではなかなか身につかない分野になりますので、興味のある方はどなたでも歓迎いたします。

この後に開催予定の「土地」や「建物」の受講を検討されている方であれば、できればこの「事務所経営・運営」を先に受講していただきたいと思います。おそらく「土地」や「建物」をより戦略的な目で学ぶことができるようになると思います。


鈴木修塾「事務所経営・運営」(土地家屋調査士事務所経営~開業から運営まで)

2泊3日の合宿形式で開催します。

合格しただけで実務を知らない方こそ歓迎します。開業したいときに何から始めれば良いのか。皆さんが一番苦手な部分です。業務処理ができても経営が分からなければ事務所は潰れます。

組織を離れて個人事務所を経営することについての戦略、営業や業務受託のコツ、受託に結びつく見積のコツ、報酬額計算の方法と売掛金回収、業務管理と事務所運営等々を、具体例を基にリスクの少ない方法を教えます。

塾を受講される方は、できればこの講座から聞いて欲しいと思います。先に戦略があるからこそ、各々が何を学ぶべきかが決まってくるからです。

令和の時代は、昭和の時代とは環境も技術も違います。皆さんが学んだ事務所のノウハウで、今から開業しようとしても、通用しないことも多いです。

この講座は、女性や定年前後に合格した方にもぜひ聞いて欲しいと思っています。

またすべての方が専業を目指すとは限りません。他の仕事を経営していて多角経営をしようと考えている方、配偶者の収入がある方、年金収入がある方等々、それぞれ別の戦略が有るはずです。

もちろん、ベテランの土地家屋調査士の方でも事務所経営をもう一度考えてみたいという方も歓迎です。前回は30年以上のベテランの方も受講されています。

受講者の個々の事情に合わせた経営方針と具体的な行動の仕方を伝えたいと思います。

日時:令和5年1月20日(金)~1月22日(日)

    令和5年1月20日(金) 13時00分~17時30分 夜は仲間作りも兼ねた懇親会(希望者)

    令和5年1日21日(土) 9時00分~20時00分 夜まで頑張りましょう

    令和5年1日22日(日) 9時00分~14時00分 終了後希望者には仙台プチ観光も検討

場所:エスポールみやぎ(青年会館) (仙台市宮城野区)

    宿は自由ですが、この会場が安価で宿泊もできます。

    5,750円(税込)1泊朝夕2食付きという破格の料金です。

    合宿で仲間と夜まで語り合うのなら、ここがお勧めです。

受講料:115,000円(税込)

建物登記1件強の報酬額で、鈴木のノウハウと皆さんの人生の貴重な時間を買うとお考えください。なお前回の塾では懇親会代が含まれていましたが、懇親会は希望者のみが別途実費で開催とします。

受講者:個別指導に近い形を取りたいので人数を調整させていただくこともあります。

・土地家屋調査士開業にむけて検討している人

・業務拡大のために土地家屋調査士試験に合格したけれど既存業務のために補助者修行できない人

・試験に合格したけれど、家族を抱えるなど家庭事情のため補助者修行ができない人

・現役土地家屋調査士だけど経営を見直したい人

・その他事務所の見通しに不安がある人どなたでも

講義内容

・事務所開業・経営について

  参加者個々に沿った開業方法とその後の経営を具体的に検討します。

・具体的営業について

     参加者個々に沿った営業方法を具体的に検討します。

・具体的な報酬額計算について

  参加者個々の業務を想定して具体的に計算してみます。

・見積計算とその戦略について

    見積の具体的段取りと受託確率を上げる方法について説明します。

・報酬額の請求から回収について

    業務が終わっても報酬が回収できなければ経営ではありません。そのコツも説明します。

・業務管理について

    仕事が無いと相談をいただいた新人にアドバイスをして、効果が出て少し仕事が増えてくると今度は忙しくて処理できないと相談が来ます。補助者の頃は忙しくても先生が調整していたのでしょう。業務管理の方法を紹介します。

・時間管理について

    皆さん時間の使い方が下手です。業務の段取りだけでない時間管理の方法を教えます。

・現地調査

  近隣を散策しながら不動産の見方、考え方を説明します。天候により中止もあります。

・その他

  受講者全員が明日から何をすればいいのかが明確になるように個別に相談時間を取ります。

受講申し込みおよび問い合わせ先

 以下にメールでお願いいたします。

 件名は「鈴木修塾受講申し込み」もしくは「鈴木修塾受講問い合わせ」でお願いします。

 鈴木修 mucha@rr.iij4u.or.jp



 



2022年11月11日金曜日

自分の力を評価されて生きていきたい

東京の「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」まであと2週間です。

土地家屋調査士   鈴木 修 ブログ: 東京での「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」開催について (fermatadiary.blogspot.com)

参加希望者の方々から様々な質問や相談やガイダンスへの要望などが届いています。すべての質問に真正面から答えて、心残りの無いところまでお伝えしたいと思います。

それでも、たった一回のガイダンスで人生の方向を決めてしまうことも難しいと思います。

以下は3年前に東京で開催したガイダンスを受講された方で、今回も受講されるYさんからのお便りです。3年前のYさんのことはよく覚えております。現職をきちんとこなしている、とてもまじめな方という印象が残っています。ご本人にはもう少し掘り下げて説明しますが、ここでは概略を説明します。

「3年前に錦糸町の会場で先生のお話を拝聴し感銘し、また若い合格者の熱意もたいへん刺激になったのを覚えています。50代後半になり、まだやれるかと先の進路に迷っておりますが、また改めて鈴木先生のガイダンスを拝聴させていただければ幸いです。」

人生がかかっているのですから、そんなに簡単に進路は決められませんね。何度でも納得できるまで話を聞いていただければと思います。

年齢で焦ることはありません。50代の新規登録者の割合は13.9%です。

「まだやれるか」というご本人の問いかけですが、体力的な話であれば問題はありません。詳細はガイダンスで説明しますが、現場が有ると言っても、そこまで体力勝負の業界ではありません。

「まだやれるか」という問題があるとすれば、「まだ勉強をし続ける気があるのか」という問題だと思います。あの試験は単なる登竜門、入り口でしかありません。その先に本当のプロとしての勉強が必要となります。

もちろん勉強も体力勝負の要素が無いとは言いませんが、そこは年齢の問題ではなく本人の気力などの問題になるのでしょう。


ここでひとつ思い出してください。

Yさんは何故試験を受けたのですか。

「自分の力を評価されて生きていきたい」と思ったからではないですか。

土地家屋調査士の世界は間違いなく「力があれば生き残ること」ができます。

営業やコネは一時的なものです。本当の力があれば営業は不要になります。

年齢だけで評価が決まる年功序列が納得できない若い方、女性というだけで管理職になれない古い体質の組織に嫌気を感じている女性の方、定年という理由だけで若い部下よりも低い評価に甘んじなければならないベテランの方‥、Yさんも含め皆さんが実力で評価されたいと思っているのでしょう。

ところが、いろいろな思いを抱え、現状を脱却したいと考えているにも関わらず、いざ「プロとして勉強をしなさい」と言われると二の足を踏む方が多いのも現実です。

努力の方向や具体的な勉強の仕方は私が教えます。

まずは何の為に土地家屋調査士の試験を受けたのでしょうか、そこをもう一度確認してください。

応援します。













2022年11月9日水曜日

2023年の(土地家屋調査士)鈴木修塾について

私が全国各地で開催している「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」は、その講義を3時間から4時間で行っていますが、これは土地家屋調査士事務所を開業したい人に対して、その人に合った考え方のヒントと方向性を示すことが目的です。

以前のブログでも書いたように、このガイダンスで方向性を確認できた人は、その後各地の土地家屋調査士事務所において補助者修行などで力を付けて欲しいのですが、私のところに来る相談や報告のメールによると、様々な事情で補助者勤めができない方も多いようです。

補助者を雇いたいという事務所が近くに無い等の理由だけでなく、高齢だとか女性だとかの理由で雇用が難しいこともあるようです。あるいは、ご自身の事情として、小さな子供を抱えているので勤務時間にどうしても制限があるとか、定年前後に合格したので今から補助者修行をしている時間がないと考えている方々からもお便りをいただくこともあります。

また、既に司法書士事務所や不動産業を経営しているので、今から補助者勤めをすることは現実的にできない等の理由もあるようです。

また、補助者勤めをしている人達でも、今の事務所では土地家屋調査士業務のほんの一部分しか従事していないので、業務全体の能力が身に付かない人達も多いようです。

確かに私の知人で、いろいろな仕事に触れられると勘違いして法人勤めを希望し、結局、毎日建物の敷地調査しかしていなかったという人を知っています。それでは何年勤めても土地家屋調査士になることはできません。

さらに何年補助者をやっていても、営業や見積計算、業務受託や業務管理などの事務所経営や運営などのノウハウは一切教えてくれないことも多いです。

そんな中、鈴木修事務所で補助者として学びたいというお話をよくいただきます。嬉しいお話ですが、皆さん全員を雇うわけにはいきません。それなら、ガイダンスで私がヒントを渡すだけではなく塾を開いて本気で教えましょうかと思い、昨年から「鈴木修塾」を始めました。

受講者の人数を絞り、ワークショップも含めて、生きていくノウハウをもっと具体的に、もっと深く、鈴木事務所の具体的なノウハウをお渡しする「土地家屋調査士アドバンスコース」にしたいと考えています。

本来は、一流の土地家屋調査士を目指して1~2カ月程度合宿して教えたいのですが、皆さんも長期の休みは取れないでしょうし、さすがに私も現役の土地家屋調査士ですので、そこまでの時間は取れません。

また一方「ひととおり業務はできるが、事務所経営に自信がない」とか、「建物業務はできるが土地だけ学びたい」とか、「現在司法書士なので、業務拡大のためにまずは建物業務だけ学びたい」などのニーズも有るでしょう。


具体的には来年も以下の講座に分けて「塾」の開催を予定しています。


1.「事務所経営・運営」(土地家屋調査士事務所経営~開業から運営まで)

2泊3日の合宿形式。

合格しただけで実務を知らない方こそ歓迎します。開業したいときに何から始めれば良いのか。皆さんが一番苦手な部分です。業務処理ができても経営が分からなければ事務所は潰れます。

組織を離れて個人事務所を経営することについての戦略、営業や業務受託のコツ、受託に結びつく見積のコツ、報酬額計算の方法と売掛金回収、業務管理と事務所運営等々を、具体例を基にリスクの少ない方法で教えます。

塾を受講される方は、できればこの講座から聞いて欲しいと思います。先に戦略があるからこそ、各々が何を学ぶべきかが決まってくるからです。

令和の時代は、昭和の時代とは環境も技術も違います。皆さんが学んだ事務所のノウハウで、今から開業しようとしても、通用しないことも多いです。

この講座は、女性や定年前後に合格した方にもぜひ聞いて欲しいと思っています。

もちろん、ベテランの方でも事務所経営をもう一度考えてみたいという方も歓迎です。今年も土地家屋調査士開業30年以上の方も受講され、お役に立てたようでした。

  日時(決定):令和5年1月20日(金)~1月22日(日)

  場所(決定):エスポールみやぎ (仙台市宮城野区)

昨年は東京開催でしたが、受講者の皆さんは全国から参加されました。経営塾と建物塾のどちらにも参加された方々に意見を伺うと、安価な宿泊料なのでトータルで安くなるということや、夜中まで議論できる合宿形式を考えると、総合的にはこの会場の方が良いという意見が多かったので、今回は仙台で開催します。

まもなく募集開始します。


2.「土地業務」(裁判に耐えうる筆界の調査確認方法と具体的土地業務)

約2か月間のLINEグループによるワークショップと3泊4日の現場も含む合宿形式。

裁判に耐えうる筆界の調査確認方法と具体的土地業務。

土地業務というとすぐ「測量ができれば」と考える方が多いですが、測量ができるのは当たり前です。私達の資格は国土交通省ではなく法務省傘下の資格であることを考えれば、身に付けるべきノウハウは測量以外の部分がとても大きいです。

各種資料(書証)の理論と調査方法、地形地物など(物証)の見方、隣接地所有者との立会(人証)のコツや分かりやすい図面の描き方、トラブル対応方法などをお伝えします。

  日時(予定):令和5年4月13日(木)~4月16日(日)

  場所(予定):エスポールみやぎ (仙台市宮城野区)

もうすぐ募集開始します。


3.「建物業務」(建物だけに特化した場合の経営。建物でも差別化できる考え方)

約2か月間のLINEグループによるワークショップと3泊4日の現場も含む合宿形式。

建物だけに特化した場合の経営と営業方法。建物で他の事務所と差別化できる考え方。

各種建物調査も含めた具体的建物業務。

  日時(未定):令和5年6月中のいずれか (木)~(日)の3泊4日を予定

  場所(予定):エスポールみやぎ (仙台市宮城野区)

ある程度人数がまとまれば早めてもよろしいですが、今のところ6月開催予定です。今年中にご案内いたします。


来年の塾のスケジュールは以上のとおりと考えています。会場等の調整を終えたら、まもなく受講者の募集を始めますので、ブログに注目しておいてください。

土地家屋調査士としてまったく初心者からベテランの方まで、どの段階の方にも必ず役に立つ自信があります。詳細は受講された方々の評判を聞いてご判断ください。






2022年11月7日月曜日

先輩のお手伝いで意識すること

土地家屋調査士試験に合格したと思うと確信の持てる方々からもご質問を頂戴しています。ガイダンスで本人から詳細に聞いてから、その方に合ったお答えをするつもりですが、一般論だけはここでお伝えします。
その方のお話によると「事情により補助者になることができないので、開業してしまい、先輩の仕事を手伝いながら業務を覚えていきたい」とのことでした。

できるだけ一定の期間、先輩の事務所に補助者として所属することが望ましいですが、ご事情があるのでは仕方ありません。
「即独立して先輩の手伝いをして仕事を覚える」という考え方は、まったくダメな選択肢ではないのですが、本当の実力を身につけるためにはかなりの工夫と努力は要求されるでしょう。

手伝いはしょせん手伝いですから、基本的に雑用も多いでしょう。
何度測量の現場に連れて行ってもらっても、意識なくポールを立てているだけでは測量ができるようにはなりません。それは単なるバイトでしかありません。

必要なのは意識です。
たとえば、ポールを立てているだけでも、常に頭を働かせてください。
先輩に指示を受けて今ポールを立てているこの点は、何故測る必要があるのか、ここが境界点になるのか、それとも境界点を導くための予点になるのか、それとも境界点の位置を明確にするための現況点なのか、そんなことを常に考えて動いてください。
そして現場ではできる範囲で走ったりしながら、早く現場を終わらせる努力をしてください。鈴木事務所は「3歩以上は走れ」です(笑)
そうすれば先輩の時間も空けることができます。
その時間で先輩に質問するのです。
もちろん、手伝い以外の日に、自分で練習する時間も当然必要ですよ。

また、「測量の手伝い」の口はあるでしょうが、我々に一番大事な「法律判断を身に付ける手伝い」の口はなかなか無いと思います。それについては、どうすれば身に付けられるのかを一生懸命に考えないと、いつまでも一人前になれませんよ。

基本的には補助者になって学ぶことが望ましいのですが、それができない環境なら、より頭を使って、毎日課題を意識して頑張ってください。
応援しています。











2022年11月4日金曜日

使わなくなった長財布を手帳カバーに

 新型コロナ蔓延以降、現金を使うことがかなり減少し、ほぼクレジットカードか電子決済で済ますことが多くなりました。

そのため大きくて厚い財布は使わなくなりました。私は3年程小さな財布を使っています。


マネークリップとカード3枚だけの収納で、とても気に入ってます。
abrAsusというブランドのものです。



携帯電話とこの小さな財布だけで、支払いは十分です。

そうなると、以前から使っていた長財布をどうするか、まだ使えるものならもったいではないか、という問題が出てきました。

                                                         

この長財布を私は3年前から手帳カバーとして利用しています。

コイン収納部分のない長財布なら、スッキリとカバーとして利用できます。


手帳のカバーを外して、札入れ部分に差し込みます。


中身の手帳ですが、昨年と今年はダイゴーのE1308を利用していましたが、来年は能率手帳(NOLTY)のウィック7を採用します。ちょっと薄いので、更にフィットします。

結構収まりが良いでしょ。高級感ばっちりの手帳になります。

カード収納部分は名刺入れにしても良いし。



もっと薄く持ちたいとおっしゃる方にはダイゴーのHandy pickシリーズもお勧めです。

これもサイズがバッチリです。

このシリーズは目的別に冊子に製本されているので、必要なものを選択して薄く持ち歩くことできます。



捨てにくい長財布をお持ちの方は一度検討しても良いと思いますよ。

ただし手帳の大きさはかなり多様なバリエーションがあるので、サイズは必ず確かめてから購入してくださいね。