2025年1月8日水曜日

土地家屋調査士試験お疲れ様でした

本日1月8日は、土地家屋調査士筆記試験合格発表日でした。

合格された方はおめでとうございます。

ここから口述試験が待っていますが、筆記試験が合格できているのだから、体調さえ整えて臨めば口述試験は大丈夫だと思います。

合格した方にお伝えしたいことですが、いつも書いているように、この試験合格がゴールではありません。土地家屋調査士としてのスタートです。土地家屋調査士試験は、プロとして生きていく入口に立つための試験です。

お客様の期待に応えられるような実力のある土地家屋調査士になるために、ここからが実務の勉強の本番です。

全力で応援します。


また、惜しくも不合格だった方々、お疲れ様でした。

自己採点時点で合格を諦めていた方々は、もう来年の試験に向けて勉強を始めていると思います。

ご自分に何が不足していたかわかっていると思いますので、そのまま頑張ってください。


一方、自己採点時点で「自分は合格できそうだ」と考えていたギリギリの方は、相当ショックだったと思います。

気持ちはとてもよくわかるつもりです。

ギリギリだからこそ、辛いと思います。

今日は何も聞きたくないと思います。

それで結構です。

でも、気持ちが落ち着いたころ、ちょっと考えてみてください。

皆さんの最終目標は、「土地家屋調査士を職業として充分食べていけること」、それは「実力のある土地家屋調査士としてお客様の役に立つこと」ですね。

つまりそこに至るには、「受験勉強を勝ち抜く能力」と「専門家としての実務能力」の2つが必要になります。

もし、あなたが既に土地家屋調査士事務所の補助者であれば、他の業界にいる方が合格後に学ぶ「専門家としての実務の勉強」を既に始めているということでもあります。

勉強の順番は逆でも良いのです。

「合格してから実務の勉強を始める」ではなく「実務の勉強を始めてから合格する」という順番でも良いのです。

最終的に一流の土地家屋調査士になっていれば良いことですから。



あなたが今回、受験勉強をやり切ったと思うのなら、受験を辞めても良いでしょう。

しかし「もっとやれたはず」と言う後悔があるのなら、もう1年がんばりませんか。

このショックの中で、また去年と同じ勉強を最初から始めるということは、とても辛いことだと思います。

「しばらく心が落ち着くまで勉強が手につかない」というのなら、気分転換に全く違う勉強を加えても良いのではないでしょうか。

スポーツなどまったく違う気分転換をしてしまうと勉強に戻れなくなりますので、別の勉強科目で気分転換をするのです。

つまり、今すぐ受験勉強を再開させたくない気持ちだとしても、勉強の習慣だけは継続させておくためです。

英会話など何でも良いと思いますが、土地家屋調査士の受験勉強に戻るためには短期間で完了するもの、例えば簿記などはいかがでしょうか。

独立開業することは経営者になると言うことです。そう考えれば日商簿記の3級程度の知識はあったほうがいいと思います。

また、建築基準法や不動産全般(宅建の勉強ではありません)の勉強をしても良いと思います。これらの知識は、試験範囲にないけれど、土地家屋調査士の実務では必須のものです。



もう一度本気で土地家屋調査士になりたいと思ったとき、また心が折れそうになったとき、ご連絡ください。


全力で応援します。










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2025年の土地家屋調査士鈴木修塾の開催予定

「事務所開業・経営」 *締め切りは令和7年1月10日(金)

2025年1月31日(金)13:30~2月2日(日)14:00

開業するには以下の3つの能力が必要です。

・業務処理能力

・業務受託能力

・事務所経営能力

業務処理能力は「土地業務」「建物業務」で教えますが、「業務受託」と「事務所経営」についてはここで教えます。

受講申し込み締め切りは令和7年1月10日(金)としますが、既にLINEによるグループ学習と、電話による個人学習が始まりました。参加ご希望の方はお早めに参加ください。
 

「土地業務」

5月15日(木)13:30~18日(日)14:00

土地業務については「裁判に耐えうる業務処理」が必要です。
先輩に質問して根拠法も調べずに、それらを踏襲しているだけでは、裁判に巻き込まれても対応できないし、そもそもお客様も守れません。
それらの観点で根拠法からしっかり教えますが、本来「裁判に巻き込まれない業務処理」が大事です。そこは重点的に教えます。
既に参加者希望者が数名います。
早めに登録していただければ、5月の集中講義を待たずに、申し込みの時点から電話で何をすれば良いかなど指導を始めたいと思います。参加ご希望の方はお早めに参加ください。


「建物業務」

2025年6月12日(木)13:30~6月15日(日)14:00

建物は土地に比べて甘く見られることが多いですが、意外と事故も結構あります。
決まったハウスメーカーの建物だけを1000棟登記しても経験値は1でしかありません。
依頼者の調査はそれで良いのですか。その書類に責任を持てますか。

建物業務で差を付けるノウハウを教えます。

既に参加希望者が数名になりました。

早めに登録していただければ、6月の集中講義を待たずに、申し込みの時点から電話で何をすれば良いかなど指導を始めたいと思います。参加ご希望の方はお早めに参加ください。


2025年の後期は皆さんのリクエストを見ながら開催を決めさせていただきます。

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2025年1月7日火曜日

試験合格後の専門書の読み方

鈴木修塾では、塾開催日のおおよそ1~2ヶ月前くらいから参加者全員とLINEグループを作って、事前の研修を行います。

1月31日から始まる鈴木修塾(土地家屋調査士事務所開業・経営)については、受講申込みの締切り前ですが、既に参加を申込みいただいた人たちについてはLINEグループによる研修も始めていますし、個別にも電話等で指導も始めています。


さて今回の塾の受講生Oさんと電話していて、「何から勉強したら良いか分からない」との相談がありましたので、現在Oさんが持っている書籍類の写真を送ってもらいました。

それらを見ると、あまりにも読書量が不足していることがわかりました。

それはOさんだけではありません。たいていの新人は読書量が圧倒的に不足しています。

そこで、彼にしたアドバイスの趣旨をここで紹介します。



資格試験が終わったばかりだから、不動産登記法や民法の書籍は受験本しか持っていないのでしょう。実はそれらは受験の本であって、法律全体を理解する本ではありません。

試験に出る部分をクローズアップしているので、法律の流れや考え方が偏ってしまう可能性があります。もちろんそれらの本は悪い本ではありません。目的が違うだけです。

それらの本は、受験本として優れているから皆さんも合格したのでしょうから、感謝して本棚にしまいましょう。

試験合格したから、Oさんは不動産登記法と民法はマスターしているつもりなのでしょうけれど、土地家屋調査士の資格試験の合格レベルだとすれば、それは実務に対応できる法律レベルではないのです。

しかもOさんが、もし受験後に勉強を休んでいたら、そのレベルすら怪しくなっていますよね。


もちろん大丈夫です。ここから鍛え始めれば良いだけです。これからが本番の勉強です。

塾で会うまでに、常に勉強する習慣に戻してもらいたいと考えています。

プロを目指すのなら、不動産登記法や民法は卒業ではなく、ここから深掘りしなければならないのです。

でも、専門書でも尖った部分の書籍も少し早いと思います。深掘りするためにも基本からしっかり学び直して欲しいです。基本がわからないのに難しい技を覚えようとすると、消化不良のまま悪い癖がつきますので。

塾では皆さんそれぞれとお話をして、皆さんそれぞれの背景や能力にあった本を推薦しています。Oさんともいろいろお話しして推薦したいと思います。


また、これから本を読むときは、暗記することを目的にしないようにしてください。

私達は、小学校から資格試験まで「試験問題に対する答えを出す」という勉強をしてきましたが、プロの現場では暗記は不要です。プロの現場では常に隣に六法がありますから。
読み方としては、書いてあることをひたすら暗記するのではなく、何故そう考えるのかを理解してください。

その法律全体では「何が幹で何が枝葉なのか」を理解するようにしてください。

試験問題は枝葉から出るので、それに慣れすぎている受験生は文字どおり枝葉末節な議論しかできなくなります。とにかく大きな法律の流れを把握するように勉強してください。



Oさんをはじめとする合格者の皆さんのプライドをけなすつもりは無いのですが、一度そのプライドを脇に置いていただければ、いろいろなことが見えてくると考えています。


勉強方法で何か困ったらご相談ください。応援しています。






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2025年の土地家屋調査士鈴木修塾の開催予定

「事務所開業・経営」

2025年1月31日(金)13:30~2月2日(日)14:00

開業するには以下の3つの能力が必要です。

・業務処理能力

・業務受託能力

・事務所経営能力

業務処理能力は「土地業務」「建物業務」で教えますが、「業務受託」と「事務所経営」についてはここで教えます。

受講申し込み締め切りは令和7年1月10日(金)としますが、既にLINEによるグループ学習と、電話による個人学習が始まりました。参加ご希望の方はお早めに参加ください。
 

「土地業務」

5月15日(木)13:30~18日(日)14:00

土地業務については「裁判に耐えうる業務処理」が必要です。
先輩に質問して根拠法も調べずに、それらを踏襲しているだけでは、裁判に巻き込まれても対応できないし、そもそもお客様も守れません。
それらの観点で根拠法からしっかり教えますが、本来「裁判に巻き込まれない業務処理」が大事です。そこは重点的に教えます。
既に参加者希望者が数名います。
早めに登録していただければ、5月の集中講義を待たずに、申し込みの時点から電話で何をすれば良いかなど指導を始めたいと思います。参加ご希望の方はお早めに参加ください。


「建物業務」

2025年6月12日(木)13:30~6月15日(日)14:00

建物は土地に比べて甘く見られることが多いですが、意外と事故も結構あります。
決まったハウスメーカーの建物だけを1000棟登記しても経験値は1でしかありません。
依頼者の調査はそれで良いのですか。その書類に責任を持てますか。

建物業務で差を付けるノウハウを教えます。

既に参加希望者が数名になりました。

早めに登録していただければ、6月の集中講義を待たずに、申し込みの時点から電話で何をすれば良いかなど指導を始めたいと思います。参加ご希望の方はお早めに参加ください。


2025年の後期は皆さんのリクエストを見ながら開催を決めさせていただきます。

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2025年1月5日日曜日

謹賀新年

 あけましておめでとうございます。

新しい年を迎えました。


今回の年末年始はできるだけ行事を入れないでみました。

こんなに何も行事を入れないことは珍しいことでした。

お陰様で身体と心に余裕ができ、客観的に自分の気持ちにも向き合えて、今後本当にやりたいことの整理もできたように思えます。

やはり、たまに立ち止まって、深く考えることは大事だと思いました。


もちろん、その行動の基本は、今年も「私を必要とする人達のために全力を尽くす」ことです。


明日1月6日から始動します。

よろしくお願いいたします。


追伸)一昨年より年賀状を止めました。

大変申し訳ありませんが、年始早々年賀状をいただいた方には失礼をいたしました。