2019年11月25日月曜日

修行は短期間で終わらせたいでしょ

12月14日に開催予定の「土地家屋調査士事務所開業・運営ガイダンスin東京」ですが、参加希望のご連絡が多数来ています。

12月14日東京で土地家屋調査士事務所開業ガイダンスを開催予定  2019年10月27日日曜日

東京ガイダンスの後の懇親会について 2019年11月5日火曜日 

参加希望者には、土地家屋調査士に興味を持って勉強を始めようという人から土地家屋調査士事務所運営を再検討したいというベテランの土地家屋調査士の方まで経歴も様々ですし、事前にたくさんの質問もいただいています。

それらの質問を見ていると、やはり開業についての質問が多いですね。
実力を付けたいと先輩の土地家屋調査士事務所に所属して勉強している人が多いです。
その人達の質問内容を見ていると、まだまだ本人に主体性が無いように感じます。
どこかに所属していれば自然に実力が身につくと思っているかのようです。

どのくらいの期間で何をどのように身に付けるかの具体的な計画が無いのでしょう。
その事務所と修行の内容や期間を相談しているのでしょうか。
人生で一番大事な部分を、所属した事務所任せのように感じます。
はやく開業したいのなら、もっと主体的に動かなければなりませんね。

事務所から与えられる業務をただ消化しているだけなら、一人前になるのに10年はかかるでしょう。(何をもって一人前と考えるかが人によって違うかも知れませんが、私は土地家屋調査士の業務ノウハウが測量と登記手続だけではやっていけないと思っています)

開業を目指す皆さんは10年もかけていられないのでしょう。(事務所とその開業希望者によっては10年かけても難しいことも十分考えられますが)
短期間で一人前になりたいのなら、与えられる1つの経験を何倍もの経験に増加させなければなりません。

1筆の土地の分筆登記業務を終えたなら、それだけの経験に終わらせずに、その経験を何倍かにします。資料が手元にあるのだから、その資料を見ながら、経験値を増やします。
もしこれが分筆登記業務でなくて、筆界特定業務だったらどのような申請書と意見書を書けるのか、またこの書証が無いとしたら意見書の論理構成の順番がどう変わるのか、いくらでも経験値は増やせると思います。

この経験値を自分で作ることは過去このブログで何度も書いていますので、ご確認ください。

自分で経験を作ること 長崎会新人研修にて 2018年9月30日日曜日


修行中の時期は人並みに休みたいなんて思わないで、ひたすら頑張ってください。
そしてさっさと実力を付けて独立すれば良いのです。
その二度と無い貴重な時間のはずなのに、いつの間にか「仕事がキツイ」「休みたい」とか「給料が安い」「先生と合わない」とか本末転倒なサラリーマン化している人も見られます。そもそも永久就職するつもりじゃないでしょう。
そんな甘ったれた考えで1年で実力付くわけないですよ。

本来ものを教わるとは身銭を切るべきものなのです。それを給料をもらって学ぼうとしている形態だから勘違いするのでしょうね。
人生かかっています。その期間は寝ないでも頑張りましょう。

もちろん、事務所が悪いこともあるでしょう。
どうしても我慢できないくらい「先生と合わない」とか、自分が必要なノウハウと違う事務所と思ったら、我慢せずに円満退職をしましょう。
時間が一番大事ですから。
(あくまでも円満退職ですよ。その事務所の先生は地元の先輩として付き合うことになるのですから)








2019年11月19日火曜日

本を何度も読んでいるけど身につかないという人に

「この本を読んで3巡目なんだけれど、なかなか身につかないのです」という新人がいました。

身に付けるべき知識や技術を得るための本なら、おそらくやり方が違うと思います。
小説ではないのですから、読んで感銘を受けていてもダメです。
読んでヒントをもらって、それを自分に落とし込んで、なおかつトレーニングをしなければなりません。
そのトレーニングを通じて自分のものになるのです。

周りで聞いて見ると「勉強とはひたすら読書」というタイプの人が多かったので驚きました。
漫然と何回読んでも時間の無駄なだけです。
書いている内容について、角度を変えて検討しないと身につきません。

技術系の本だったら、すぐに試してみるべきです。
法律系の本だったら、自分の周りの具体的事例に当てはめて考察を書いてみるべきです。
最低でも手を動かす必要があります。

また「自分が来週この分野の研修講師をやる」というつもりで読むと、自ずと内容が整理されて入りやすいかも知れません。

以前書いたブログを参照ください。 2010年7月29日(かなり前だね)
★私の本の読み方(その4) スライドメモ編
http://fermatadiary.blogspot.com/2010/07/blog-post_29.html

何かを得たくて本を読むなら、実践は必須です。

オリンピックを何度も見ても選手にはなれませんよね。



2019年11月5日火曜日

東京ガイダンスの後の懇親会について

先日からご案内しております東京ガイダンスですが、このブログおよび口コミの周知なので、そこまで広まらないと思っておりましたが、参加希望者から少しずつメールをいただいております。
もともと「試験合格者のための土地家屋調査士事務所開業ガイダンス」でしたが、そのノウハウは既に開業した方の事務所経営を見直すためにも有効だと評価いただいて、「土地家屋調査士事務所経営ガイダンス」としても多数の参加申し込みをいただいております。

実際に、土地家屋調査士に興味を持った方、土地家屋調査士試験を受験中の方、土地家屋調査士試験に合格した方、既に土地家屋調査士開業した方など、様々な立場の方々から参加希望が届いています。

でも皆さんの悩みと質問の中身は、多種多様です。
他の方の質問とその回答を聞いているだけでも刺激になるはずです。
土地家屋調査士会であれば公式の回答しかできないこともありますが、今回は私個人の責任で回答すれば良いので、私も踏み込みます。
おそらく参加者のモヤモヤだけはスッキリするはずです。
会場は大きい部屋を予約しましたので、まだ参加は可能ですので以下の要領で申し込みください。

さて、今までガイダンスの後に、自然発生的に受講生と懇親会をしてきました。
もう少し鈴木に質問したいという人がいたり、遠方からの参加者が食事を兼ねてというニーズがあったりしたので、懇親会をして好評でした。
ガイダンスですから事前予告してこなかったのですが、「予め分かっていたら、もっと遅い飛行機の予約をした」とか「教えてくれたら宿泊した」という話もいただいたことも何度かありました。
そういうことなので、今回は積極的に懇親会も正式に事前告知しようと思いました。
また会場の予約のためにも告知をして懇親会の参加者の数も把握したいとも思います。

既に参加申込みされた方も、懇親会参加の有無を再度ご連絡お願い致します。


懇親会について
時間:ガイダンス後、おそらく17時頃から2時間程度
   交通機関などのご都合に合わせて途中でもお帰りください
場所:会場の近くの居酒屋等
会費:実費です。なるべく安い店を探します。
   参加人数が決まれば会費を発表できます。


日 時:令和元年12月14日(土) 
    13:30頃~全員の質問が終わるまで(16時30分までに終わりたいですが)
    *お時間のある方は実費負担で懇親会も企画しようかと思います。
     その中でも質問は受けますよ。
場 所:すみだ産業会館 会議室4
    東京都墨田区江東橋3丁目9番10号
    (墨田区・丸井共同開発ビル8・9階)
    JR / 東京メトロ 錦糸町駅より徒歩1分
    電話 03-3635-4351

参加料:無料
    大丈夫です。会場費も含めて私が負担します。
    変な壷も売りませんから(笑)
参加対象者:
 土地家屋調査士試験合格したけれど開業できるのかなと迷っている方
 土地家屋調査士を目指そうと思ったけれど、この資格の先行きは大丈夫かなと迷っている方
 ・事務所開業しちゃって迷っている方
 ・法人に就職して独立するはずだったんだけどなぁと後悔している方
 ・久しぶりに鈴木の話を聞きたいなと思った方
 *奥様などご家族同伴でも歓迎です。開業は家族の問題でもあります。
  例年何組かご夫婦で参加される方がいますのでご遠慮は不要です。

 
問合せ及び参加希望連絡先
 鈴木修メールアドレス  mucha@rr.iij4u.or.jp

参加連絡方法
 ・件名に「東京ガイダンス参加希望」をつけてください。
 ・懇親会参加希望の方は「懇親会も参加希望」を本文のどこかに書いてください。
 ・お名前
 ・所属(予定)会
 ・こちらから連絡して良いメールアドレス
 ・お聞きになりたいこと、具体的質問や相談など
  すべて答えますから、時間配分のためにも事前にお知らせください
  また秘密は守りますので、今の勤務先のことなど何でも相談ください。
 *「参加迷っている」だけでも、できるだけ早めにご連絡ください。
  早めに人数を把握したいのです。