「土地家屋調査士鈴木修塾」については何度かこのブログで紹介しています。
本来、試験合格者は、先輩の土地家屋調査士事務所で補助者として働きながら実力を付けるべきです。
しかし、以下のような様々な理由でうまくいかない方々もいます。
- 近くに補助者として雇ってくれる事務所がない。
- 司法書士や会社の役員など別の事業をしているので、それらの仕事と並行して補助者勤めをすることは現実的ではない。
- 補助者勤め中であるが、今の事務所では自分の望むレベルの勉強ができない。
- 補助者勤め中であるが、事務所の業務が偏っているので、総合的な実力が付かない。
- 補助者勤め中であるが、このペースなら独立まであと何年かかるのだろうかという不安がある。
- 補助者として業務経験はできているが、理論の裏付けがなく不安だ。
- 年齢や家庭環境等の問題があり、何年もかけて補助者として勉強する時間がない。
このような方たちからの要望により始めた実務の塾です。
塾の方針としては、以下のことを大事にしています。
- 受講者は一人も取りこぼさない
- 取りこぼしを防ぐために、塾のレベルを下げない
- 経験則ではなく理論に基づく業務、裁判にも耐えうる業務を身に付ける
- 「一人前の土地家屋調査士」ではなく「一流の土地家屋調査士」をめざす
実際に始めてみたところ反響が大きく、募集後も想定していた申し込み人数がすぐに一杯となり、参加申込みの皆さんに日程の調整をさせていただいております。
加えて、現時点で既に今後の塾の問合せや仮登録したいというメールなどもいただいております。しかし、日程もまだ確定していないために、お返事が曖昧になっておりました。
このままでは、お互いに予定が立てにくいことと、開催するにしても会場や現場等の準備もしにくいという問題があります。
そこで気が早いところではありますが、以下にこれからの鈴木修塾の予定を発表して参加申込みを受け付けることにしました。
塾のレベルを下げないためにも、参加者が多い場合は今回と同様に調整させていただくこともありますし、逆に参加者が極端に少ない場合は延期させていただくことも想定しております。今後とも日程の調整をさせていただくことがある点についてはご理解ください。
以下の①〜④は、これから参加登録を受け付ける講座です。
詳細はその下の案内と過去の記事を参考にしてください。
① 第2期「建物業務」 6月15日(木)~ 18日(日) 開催決定
*すでに申し込みがありますので、開催決定です。
② 第3期「事務所開業・経営・運営」 8月25日(金) 〜 27日(日) 開催予定
*参加希望者の数で開催を決定します。
③ 第2期「土地業務」 10月6日(金)~ 9日(月・祝) 開催決定
*4月の塾の参加申込者で調整していただいた方に約束したので開催決定です。
④ 第3期「建物業務」 11月23日(木・祝)~26日(日) 開催予定
*6月の第2期の参加者を早めに締め切った場合に開催します。
参加登録の方法
*ご希望の方は以下のとおりメールをお願いいたします。
鈴木修宛 mucha@rr.iij4u.or.jp
件名は「鈴木修塾 6月「建物業務」受講申込み」など内容がわかる書き方でお願いします。
*お問合せや日程の相談などもご遠慮なくメールでお願いします。
以下参考まで(過去のブログもご参照ください)
【A】「事務所開業・経営・運営」
2泊3日の合宿形式。
皆さんの理解が一番不足している分野だと思っています。仕事ができても経営や営業の方法が誤っていれば事務所は潰れます。
この部分は補助者として何年勤めても事務所からは教えてもらえないことなので、皆さん自分の勤めた事務所のやり方だけを端から見て勝手に誤解している、と思っています。
これはとても危ないことだと思います。
少なくても昭和の時代の事務所経営のノウハウと令和の時代のノウハウは明らかに異なります。まずは「経営や営業、業務処理の核」の部分を具体的に教えたいと思います。具体的な報酬計算や見積方法、受託契約なども教えています。
ご相談いただいた方々の中では「定年後の試験合格なのでリスクの少ない開業をしたい」というニーズもあるようです。その人たちそれぞれに合った業務と経営も、できるだけ検討してお伝えしたいと思います。
これから事務所を開業する方の具体的な方法から、ベテランの土地家屋調査士の方の事務所経営の見直しまで、お役に立てると思います。
また業務の進め方のコツと時間の使い方のコツも教えます。
場 所:講 義:エスポールみやぎ (仙台市宮城野区)
受講料:115,000円(税込) 宿泊や飲食は別途(合宿所は格安)
【B】「建物業務」
LINEグループによる約2ヶ月間のワークショップと3泊4日の現場も含む合宿形式。
建物業務は皆さん簡単に考えている方が多いですが、結構奥深いものです。社会経済が分からないと仕事ができません。建物業務の基礎から受託のコツまでを、現場作業も含めたワークショップをしながら説明します。
また報酬計算や建物を中心とした経営をする場合の事務所経営のコツを説明します。
初心者には、必ず登記申請できるまでにします。
現役の土地家屋調査士の方にも、建物業務でも他と差別化ができることを説明します。
場 所:講 義:エスポールみやぎ (仙台市宮城野区)
現場実習:仙台市内及び周辺地域
受講料:132,000円(税込) 宿泊や飲食は別途(合宿所は格安)
【C】「土地業務」(裁判に耐えうる筆界の調査確認方法と具体的土地業務)
LINEグループによる約2ヶ月間のワークショップと3泊4日の現場も含む合宿形式。
土地業務というとすぐ「測量ができれば」と考える方が多いですが、測量ができるのは当たり前です。私達の資格は国土交通省ではなく法務省傘下の資格であることを考えれば、身に付けるべきノウハウは測量以外の部分がとても大きいのです。
土地業務に対する考え方(営業、受託から、納品まで)を説明します。
特に、各種資料(書証)の理論と調査方法、地形地物など(物証)の見方、隣接地所有者との立会(人証)のコツや、分かりやすい図面の描き方、裁判に耐えうる土地業務の取扱方法など、本塾でないと身に付けにくい項目を中心に説明します。
また、本塾でなくても身につけられる測量実習やCAD操作方法、オンライン申請の方法は、日程の都合で、本塾の講義から省きますが、ご自分でトレーニングする方法は教えます。
さらに報酬計算や具体的な見積方法についても説明します。
場 所:講 義:エスポールみやぎ (仙台市宮城野区)
現場実習:仙台市内及び周辺地域
受講料:137,500円(税込) 宿泊や飲食は別途(合宿所は格安)
その他
塾が終わってからもLINEグループは継続していますので、同じ目標を持った多くの仲間作りができますし、具体的な業務上の相談や質問が生じた場合は私が随時お答えしています。
*2023/02/21 訂正
・第3期「建物業務」 11月23日(木・祝)~26日(日) の終了日の修正。
・申込みの件名で「第○期」ではなく「◯月」に変更。お互いに誤解を減らすため。