2010年3月21日日曜日

特別研修受験対策

本日まで3日間、第5回特別研修の集合研修と総合研修が開催されました。受講生の皆さん、古積副会長はじめとするスタッフの皆さん、お疲れ様です。

特別研修の意義は以前ブログで書かせていただきました
それで決断されて受講している会員さんへの余計なお世話を書かせていただきます。

合格しなければならないプレッシャーで試験の為の勉強になり、余裕が無くなり、本質的な勉強の妨げになっているように見える方もいます。
確かに試験は勝たなければなりません。スポーツの世界と同じと思っています。美しい敗戦は無いのです。我がベガルタ仙台もJ1では力不足かもしれませんが、勝負の舞台に立っています。でも力不足の者でも勝ち方があります。

スポーツも試験も「傾向と対策」です。サッカーで言う「スカウティング」ですね。
この点の研究が、調査士は皆下手ですね。
おそらく受験生時代も、他人が書いた「傾向と対策」という本を買ってきて、傾向を自分で実感していないから自分の事として対策が立ててないのでしょう。そこが問題だと思っています。他人の予想で馬券を買うようなものでしょうか。

さて今回の特別研修に合格しても、本当の力を付けなければ国民の皆さんの力には成れません。でもこの程度の試験にオタオタしているのでは、まったく国民の皆さんの力になれるわけがありません。ですから、さっさと合格圏内に入ってしまい、安心してしっかりと中身の勉強をして欲しいのです。

安心するための合格圏内突入の考え方を少し書きます。もちろん厳正な試験なので、会長と言えども試験内容は分かりません。このブログが的外れでも責任は負えませんので。

最初に過去問の配点を確認ください。
択一問題と記述式問題が有ります。

択一問題は、一問2点で15問有ります。
4肢択一ですから、まったく勉強しないで回答をすべて1番と書いても確率25%当たるのですよ。問題数で言えば4問近く当たるのです。
実は常識で判断すれば、4肢の内2肢には絞れるでしょう。確率50%に上がります。問題数と考えれば7~8問はできます。
足切りを考えたら、これで既に問題ないと思います。

そこで択一の過去問の内容を確認ください。毎年の傾向が読めるはずです。集中的にそこを勉強すれば確率75%に上がります。
75%を100%に上げるには少し時間がかかります。ここまでくればむしろ配点の高い記述式にエネルギーを廻すべきです。

記述式は大きな問題が2問です。
そのうち2問目は毎年倫理からの出題です。総合研修のキモの部分ですね。
少しややこしいですが、総合研修をしっかり受講して理解すれば、範囲が狭いので20点をゲットできます。これは択一の10問分に当たります。この内15点は絶対確保しましょう。
条文の要件を紙に書き出して、整理し、しっかり理解すればノープロブレムです。

1問目は40点の配点ですが、小問に分かれています。
この小問の内、最初の2問はパターンが読めます。過去問と集合研修の内容をしっかり確認していれば、確実に点数をゲットできるはずです。

他の小問は要件を箇条書きで上げるような形式の回答を求めることが多いようです。ですから要件一つで○点というような加点方式で採点されていると考えられます。全部分からなくても焦らず、何点か積み上げられる記述を心がける必要が有ります。どちらにしても択一よりは効率が良いでしょう。

合格するだけなら、以上に着目して事に当たるだけで余裕で合格できるはずです。

余裕が出たところで、
本当に社会のお役に立つ能力を得るために受講しているのだと再自覚して、研修に当たっていただきたいと願っています。