2010年3月15日月曜日

第5回境界鑑定委員会

3月12日に第5回境界鑑定委員会が開催されました。
本来理事会と総会で承認されなければできない事ですが、この鑑定委員会では次年度の各支部で開催していただくために「筆界特定申請」の研修内容について具体的な検討がなされました。

県内各支部のご都合も有るでしょうが、できれば次年度事業にこの研修を加えて戴きたいと考えていることは、支部総会に伺ってお話ししたとおりです。

筆界特定申請は、いろいろな意味でも可能性のある分野だと思います。
(このいろいろな意味の詳細はお伺いしたときにお話しできると思います。)

ある支部では、筆界特定は件数が少ないから、そんな研修は不要であるという意見が出たようです。その支部内では筆界特定制度が始まってから2件しか出ていないとのこと。だから研修の必要は無いという意見だったようです。確かにそう言いたい気持も分かります。
でもこんな考え方もできませんか。
  • 私たち筆界特定制度に関して理解が無いから、目の前にある仕事に気がつかないだけなのかも知れないこと。
  • 筆界特定の分野は、一般事件が半分以下になっているときに、たとえ2件であっても増えている分野だということ。
表示登記の一般事件の研修はとても重要です。そこで昨年はオンライン申請に力を入れました。
今年は筆界特定申請に力を入れたいと思っています。この分野は、今の土地家屋調査士にとって必要な研修だと思っています。
筆界特定申請はいろいろと使えます。これは私だけの考えではないと思います。そうでなければ我妻鑑定委員長はじめ委員の皆さんが、あれだけ真剣な議論をして研修を組み立てようとする訳がありません。

もちろん優先順位は各支部でご判断いただければ良いと思っています。
どちらにしても私たちの未来について、忌憚ない議論をしましょう。