2010年3月18日木曜日

開業する決断

本日(3/17)、宮城会に入会したいという相談者がお見えになりました。その方は現在測量会社にお勤めだそうです。今回は、その会社に籍を置きながら入会の手続きをするおつもりだったようです。

皆さんご存じのとおり、測量会社に給料をもらっている間は登録できませんので、その旨を説明させていただき、ご理解を戴きました。土地家屋調査士法を学んだ方ですので、なぜそのような決まりになっているか趣旨から説明したら、直ぐに理解していただきました。

土地家屋調査士で生きていくとすれば、問題はいつ会社を辞めるかですね。人生かかっているから迷いますよね。
ご家族としっかり相談して決断して戴くしかありません。

いつも新人に申し上げるのですが、開業時期は好景気の時でも新人には仕事が有りません。
ですから、ただ景気を待つ事が得策とは思えないのです。
今が開業に最高の時期かもしれません。

もちろん若干の貯金は必要かもしれません。
ただし開業資金としてではなく、当面の生活費としてです。
私も開業後しばらくは調査士以外のバイトをしたりして生活を維持しました。

開業資金に関しては固定費をできるだけ抑えることです。
新人の事務所に、実際にお客様が来所することは少ないです。
現場も見なければならないし、だから私たちがお伺いすればよいのです。
事務所や道具に見栄を張る必要はありません。

しばらくの間は、新人同士又は先輩から機械などをレンタルしたりしながら仕事をこなし、もうけの何割を設備投資に廻すなどして、少しずつ揃えていけば良いのです。

そう言っても、最初からすぐ全部揃えたい方がいます。「○○から継続して仕事もらえるとの約束だから、大丈夫。」そう思っているのかもしれません。
でもね、売上は最小に、出費は最大に、想定しておかなければ安定した経営はできません。

このブログを読んでいる新入会員の方、または入会しようかなと迷っている方。
細かい話でも結構です。
開業や事務所運営など悩んでいたら遠慮無くご相談ください。