昨日14日は福島青調会の研修会に参加してきました。
研修内容は滋賀会の上田忠勝先生による「地理空間情報社会における土地家屋調査士の役割と未来」でした。
11月12〜13日に東大で開催されたCSIS DAYS 2009の研究内容紹介を通じて現在の地理空間情報社会の多様性と日々の進化を説明し、その社会の中で、土地家屋調査士が扱っている地籍情報や登記情報がどういうもので、どう位置付けなければならないかを解説されました。
現在の紙ベース地図の発想から脱却できないまま電子化された法務局の地図情報というものは、地理空間情報社会の中では極めて閉鎖的で孤立している現状であること。
地図を語る時、土地家屋調査士や法務局の生き残りを目的として議論せず、本来社会にとって何が必要かという視点で為されなければならないと主張されました。
また講師が体験している14条地図作成業務における実証実験を紹介して、土地家屋調査士だからこそ作成できる地理情報のあり方を提案なされてました。
ちなみに本日の上田講師による講義のキーワードを書き並べます。
政権交代、社会フレームワーク、IT国家構想、電子政府、NSDI、ISO/TC211、GNSS、WTO、Cadastre、資格制度、法整備、構造改革、司法制度改革、規制緩和、公益、非営利、随意契約、競争入札、報酬額、規制、コンピュータ、インターネット、CAD、LPMS、DB、Name、Time、Area、X-Y-Z、Rule、User、ADR、CPD、基準点、登記制度、地図政策、筆界、土地家屋調査士、法務局、地方自治体、大学研究機関、連合会、ブロック協議会、単位会、支部