本日は第3回境界鑑定員会が開催されました。
現在、この委員会では、10月10日のブログでもお伝えしましたように、筆界特定業務に一番の力点が置かれています。
私自身も、土地家屋調査士の「近未来の生き残りキーワード」の一つは、筆界特定(鑑定)と思っています。
この委員会は、会長として2回続けて出席しましたが、かなり熱い議論が展開されておりました。会員の皆さんのために、委員さん達はここまで議論してくれるんだと感じ、大変感謝しております。
筆界特定制度において、土地家屋調査士は、法務局の筆界調査委員として活躍する場面と、国民の依頼を受けて筆界特定申請をする代理人として活躍する場面が期待されています。
本日の議題として筆界特定申請事件の事例を収集して、その研究をし、筆界調査委員が意見書を書く際にも、土地家屋調査士が筆界特定申請を代理する際にも、「使える事例集」を発刊する方向で議論が進みました。
実際の事例はデリケートなものなので、事例集として発刊するためには、かなりの量の作業が必要とされます。またその発刊のためには予算付けも必要とされます。
それでも土地家屋調査士会員のためにはとても重要な資料になるとの信念で、頑張ってまとめていただけることになりました。
発刊は来年度になりますが、楽しみに待っていてください。
また境界鑑定委員会が中心となる具体的事例研修会も企画していますので、これも期待していてください。
なお、現在の筆界調査委員についてはまもなく任期が切れ、法務局が新たに委員の任命をする時期になります。
詳細な募集条件については、後日土地家屋調査士会からご連絡いたします。委員になる方は大変勉強になると思いますので、希望のある方は是非手を挙げていただきたいと思っています。