役員をやっていると「よくボランティアで頑張ってくれているね」って言われます。
たまに役員自身からも「役員はボランティアだから」って聞くことがあります。
確かにほぼ毎日役員として動いていることを考えて、それを日当換算したらとんでもない金額になります。
私も自分の仕事は、夜や休みの日に集中させています。
このブログも仕事が終わってから書いていますので、いつも夜中更新です。
他の役員さん達も自分の時間をそれだけ割いているから、ボランティアという言葉を使う気持ちも分からないではありません。
それでも、私は「役員はボランティアではない」と考えています。
ボランティアと言い出すと、役員も役員で無い方もお互いに勘違いすると思っています。
場合によっては、甘えになります。
役員などやらず誰かに任せ自分の事務所だけ守っているつもりでいて、「明日から調査士制度が無くなることになりました」と連絡が入ったとしたら、自分の事務所も守った事になりません。
もっと身近の話しなら、法務局や各役所と手続きについて議論したくても個人の立場で議論はなかなか難しいですね。これを組織としてなら、議論(もちろん建設的な方向で)できます。
今は制度として危険な時代です。気は抜けないのです。
やはり自分の事務所を守るためにも、土地家屋調査士会は必要で、役員は必要なのです。
制度を語るのに、少なくても「役員はボランティア」程度の感覚では難しいと思います。
ですから会員の皆さんには、自分の事務所の業務を考える時間の1割程度でよいから、調査士制度や未来を語り合う仲間に入っていただきたいと願っています。