年末に書いたNさんのブログ記事に、たくさんの反響をいただきました。
土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: Nさんからの年一の報告が嬉しい
今回はその反響を受けて、少しだけ補足のコメントをさせてください。
Nさんは、開業から4年で売上6000万円を突破。
7年間の累計では1億円を超え、昨年1年間だけでも約4000万円の売上を達成したそうです。
元公務員という経歴も含めて、これらの具体的な数字には大きな説得力があります。
だからこそ、多くの方の心に響いたのだと思います。
でも、私がどうしても伝えたいのは、別の視点です。
ぜひ、過去の記事も見ていただきたいのですが――
土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: 公務員だったNさんの成功
Nさんの開業初年度の年収は「38万円」だったことです。
この数字に注目してください。
Nさんの事務所が成功した本当の理由は、ここで“ぶれなかった”ことにあります。
多くの人は、初年度の年収が38万円だったら、こう思うかもしれません。
「土地家屋調査士では食えない」
そして簡単にSNSでぼやき、転職を考えたり、他の“もっと稼げそう”な資格に乗り換えようとしたり。
あるいは「家族を養うため」と言って、他業種の下請け的業務に流れていくこともあるようです。
でも、どんな業界でも、1年目から順調にいくなんてことはありません。
だからこそ、私の開業塾ではいつもこう伝えています。
「開業費用とは、物を買う費用だけではなく、事務所が安定して利益を出すまでの生活費も含めて考えるべきです」
この考え方は、Nさんにも最初から伝えていました。
そしてNさんは――
「私が教えたことを信じ」
「土地家屋調査士という職業を信じ」
そして何より「自分自身を信じていた」
だから、ぶれなかったのです。
年収38万円でも、分かっていれば落ち込むことはありません。
もうNさんは公務員ではないのです。アルバイトだってできます。
でも、長年サラリーマンとして真面目に働いてきた方には、この感覚がなかなか馴染まないかもしれません。
本業以外の業務をすることを“恥ずかしい”と感じてしまう方もいます。
私は、”本業以外の仕事をすることを否定して結果的に本業を汚すこと”がよほど”恥ずかしい”と思うのですが。
個人事務所を経営するなら、それは“アルバイト”ではなく“多角経営”です。
自分の事業を育てるための、柔軟な選択肢なのです。
そして、今このブログを読んでいる皆さん。
Nさんとは違い、皆さんは私と直接会ったこともないかもしれません。
だから「私を信じてください」とまでは言いません。
でも――
土地家屋調査士という資格は、職業として見ても、間違いなく魅力のある仕事です。
「信じて良い」と自信を持って言えます。
この道を信じて進もうとする方には、私は全力で応援します。
