7年ぶりのJ1昇格を決め、初めてのJ2優勝というおまけも付いて心から嬉しいです。
全国から「優勝おめでとう!」って、たくさんメールが来ました。気にかけて戴いて感謝しています。
2001年に昇格した年は、J1でそれなりに実績のあった選手を連れてきて昇格しました。
でもピークを過ぎた選手がほとんどだったので、J1では長続きしませんでした。あくまでもJ1昇格が目標だったからです。
J1で負けが続いたときに突然監督を変えましたが、結局降格してしまいました。
監督の問題ではなかったのかも知れません。
テレビで人気のあるタレント監督を連れてきた年もありました。
監督が主役になりたがり、地に足をつけたチーム作りができていなかったようです。
サポーターとの気持ちの乖離も生じました。
大金を払って昇格勝負に出た年は、ブラジル人監督と助っ人強力ブラジル人3人を取りました。確かに助っ人外人は凄かったのですが、日本人選手との役割分担はフィットしませんでした。
サッカーは控えも含めた全員でするスポーツです。
チームづくりに問題が有ったようです。
結局ここ3年は予算縮小の中、助っ人外国人にもあまりお金を掛けられない中、チーム作りを根本から見直しました。
目先の成果に焦ってその場しのぎの手当をすることを止めて、「仙台サッカーというものがどういうサッカーなのか」しっかりとしたコンセプトを作って、それに向かって自前の選手を地道に育てました。
この部分がやっと効果を発揮したようです。
J1昇格がゴールでない、昇格は通過点であり、その後J1で戦うためのチーム作りが目標であるというコンセプトが完成に近づいているように思えます。
来年J1観戦が楽しみです。また忙しくなるなぁ。
振り返ると、私たちの資格試験も似たように思えます。
試験合格がゴールではなく、その後プロとして戦える余力がなければなりません。
先日合格した新たな調査士の仲間が、合格だけで力尽きないようにできるだけサポートをしたいと考えております。