2010年6月1日火曜日

登米物語


「登米物語」 芳賀明夫著 500円
ハガエンタープライズ発行

第1章 とよまの昔話
第2章 登米の歴史
第3章 登米の観光案内

登米郡 登米町(とめぐん とよままち)
全国難字難訓地名辞典に載っていた地名です。今は登米市ですが。
その登米について、登米出身の芳賀明夫氏が書いた94ページの立派な本です。

第1章の昔話も、画家の大澤和泉氏による入魂の挿絵があり、第2章も登米の古からの歴史と、それに伴って連綿と続く豊かな文化がしっかり書かれ、単なる観光小冊子とは趣が異なります。
この本は、登米について深い愛情が有り、誇りが有り、情熱が無いと書けない内容と思います。
今度登米を訪れるときは、この本を持参して行きたいと思います。

まあ登米に関しては、宮城県土地家屋調査士会の千葉三郎副会長も、かなりうるさいと思いますが。


この本は一番町の金港堂書店で買いました。
金港堂書店にはこのような地元の書籍が多いですね。
この書店の地元文化をサポートするこの姿勢は大変貴重な事だと思います。

私は書籍の60%はamazonで買っています。
KindleやiPad等の電子書籍を巡る状況によっては、その中の有る程度の割合も、電子書籍で読書することに比重が移るかも知れません。

それでも私、毎月一度は半日掛けて書店のすべての書棚を見に行ってます。

amazon等のネット書店は、小ロット出版の本でも全国から取り寄せられるメリットが有りますが、それは書名等が分かっている場合で、本屋をぶらっと見に行かないと、このような本との出会いは有りません。

ですから、このようなリアル書店も残ってもらわなければなりません。
それに比べて、売れ筋の書籍だけ並べている書店はamazonで代替できます。
ネット社会で生き残るヒントもここにあるかも知れません。