2010年6月22日火曜日

思わぬ落とし穴

本日は筆界調査委員として筆界特定事件の意見書(案)を書いていました。
昨日書いたように私の日程はギリギリです。
でも時間が無くてもチェックは大切です。

裁判に耐えうる意見書を書かなければなりません。
どのような理論構成で行くかを思案し、文案を練り、どのような附属資料を作ると分かりやすいかを一生懸命に考えて作りました。

文章は長すぎないか、主語述語は合っているか、誤字脱字はないか、変な断定はしていないか、事実と判断が混ざらず整理できているか、申請人と関係人の双方が提出した資料に漏れなく言及しているか、特に結果的に主張が通らないと思われる方の当事者の主張について丁寧に意見が書けているか等々、様々な角度からチェックして、意見書(案)が完成しました。

それを本日法務局に提出したところ、法務局から電話が来ました。
「何か計算が違うんですけれど・・」
「えっ、そうなんですか。(座標計算、交点計算、しっかりチェックしたはずなのに・・・)」

「あの~、間=メートル換算がおかしいと思うんですよ。」
「えっ、ソコですか。」
見てみたら、27.90間=92.23mと書いてありました。
「なんで・・、27.90間=50.72mなのに、何故92.23mって書いちゃったんだろう???」

「もしかしたら坪換算しちゃったんじゃないですか。(笑)」
「うわっ!」

慣れって恐ろしいです。
指が勝手に電卓上で慣れた定数を叩いたのですね。
筆界特定には影響のない部分ではあったのですが、汗が出ました。
いやぁ、(案)で良かった。

登山も下山が怖いって言いますが、反省反省。