この週末、近畿ブロック新人研修に講師として行ってきました。有り難いことにここ10年程お招き戴いております。今年のテーマも「事務所経営と業務報酬」でした。できるだけ新人のお役に立てるようお話をしてきました。
今の時期、確かに新人は迷っています。
私は「どうせ入会するなら、今が一番良い時期じゃないか」と言っていましたが、それにしても新人が実感として持ちにくいでしょうね。
新人は一年目から充分な収入は無理です。そこで焦ると良い結果が生まれません。最初は無理なんだと腹を決めると、やるべきことが見えてくるはずです。
実力を付けましょう。この世界は新人の皆さんが思っている以上に実力の世界です。実力を付けると、自然に仕事は増えてきます。本当です。
ですから、どうすれば実力が付くか、一生懸命工夫して動かなければなりません。
今回の新人研修の同期を仲間として一緒に勉強することをお勧めします。一人より複数の方が勉強することが、はるかに効果的なのです。
定期的に集まってお互いの経験を披露して、経験値を飛躍的に増やす。
お互いに助手をしながら、一緒に測量の練習をする。
同じ現場設定の筆界特定の意見書を皆で書いてみる。
いろいろ考えられます。
その話を実践してくれている新人達が全国に沢山いますが、大阪にも2年前新人研修でお会いした大阪20会、昨年お会いした大阪21会が有ります。
その20会と21会の合同勉強会が、今年も近畿ブロック新人研修の前日に開催され、その集まりにも参加して参りました。毎回定期的に勉強をしていて、その議事録をしっかりとまとめています。良い会です。
今年の新人達からも、大阪だけでなく22年同期会ができると良いですね。
しかし、このような会は、数年経て少し忙しくなると自然解散になることが多いのです。目先のちょっとした仕事に振り回され、そこで進化が止まるのです。
なんとか予定を工夫して、継続して欲しいものです。