2011年1月19日水曜日

「web会議」と「e-ラーニングシステム」

日調連会長会議の合間に「web会議」と「e-ラーニング」の説明が有りました。日調連は、新年度に導入する予定だそうです。

web会議」は皆さんお分かりのとおり、遠隔地でもネットで繋いで、お互いの顔等の動画や、各種資料を確認しながら会議ができるシステムです。
連合会と50単位会を接続して、各種会議に利用することになるとのことです。

会議では、最後は顔を突き合わせて意見交換しないと理解できないことも有るのですが、webで済むものも確かに有ります。
後者の場合は、日調連のこのシステムで済ませられるので、旅費と移動時間の節約が図れそうです。私も会議が多いので、今一番欲しいのが時間です。そういう意味で、この「web会議」はかなり助かります。

e-ラーニング」もネットを使う研修システムです。
現在、各単位会が独自に研修会を工夫していますね。
しかし、宮城会も含めどの会も限られた予算と限られたマンパワーですから、できることに限界があります。良い講師をお招きしたくても、なかなか難しいことも有ります。

所属している単位会により研修の機会や深さに差ができることは、会員にとって大変不幸なことです。
もし、日調連等が一括で、電子的なコンテンツとして研修システムを作り、それを全国の会員が各自の事務所や自宅でその研修を受講できたら、会員皆にとってメリットが有ります。

この「e-ラーニング」は、講義の動画やスライド等の資料をマルチメディアコンテンツとして作り、それを会員に配信できるようにするものです。それを全国会員が、各自の都合の良い時刻で都合の良い場所で(いわゆるオンデマンドで)受講ができるシステムです。
簡単な受講確認のテスト等も作成できるのですが、会員はそれらを受講することでCPDポイントの附加も自動的にできるようになるようです。

全国会員が同じ研修を受講できるようになるのは、本当に良いことだと思っています。

実は、私が日調連理事の頃、10年程前のことですが、同じ事を思って作ったのが「研修ライブラリ」でした。当時、各単位会で同じような研修をやっているのが勿体ないと思って、「研修ライブラリ」を提案したのです。

もちろん講師の承諾が必要ですが、各会開催研修会の動画や資料等のデータを日調連のデータベースに入れます。
それが蓄積すれば、全国の会員が直接研修を見られたり、または少なくとも単位会の研修担当者のヒントになったりできると考えました。

単位会が一年に研修をする本数を考えて見ました。
年間5本としても全国50会で250本の「研修ライブラリ」ができます。
これに支部や青調会等の研修も登録できれば、最初の2年程度で1000本程度の研修データはすぐ集まると提案しました。

その際には「研修ライブラリ」という器はできたのですが、全国に趣旨がなかなか理解されなかったのと、ネット環境等が今とは全く違っていたことと、各単位会に若干のスキルと費用を求める部分も有ったことも有り、残念ですがあまり使われませんでした。

さて、「e-ラーニング」ですが、これに関する問題はコンテンツ作成をどこまで業者に頼むかです。なにしろ、この種の見積りは、その内訳が分かりにくいので、日調連は業者の言いなりにならないことと、その費用対効果とに常に気をつけて欲しいですね。