最近は境界問題に詳しい弁護士さんも増えました。
みやぎ境界紛争解決支援センター(ADR)でも、仙台弁護士会の多大なるご協力を戴いています。
これは、昔々私が青調会役員の頃のお話です。東京会の会報に寄稿した文にも少し書いたものです。
まだ筆界に詳しい弁護士さんがほとんどいなかった頃、もちろん我々が、頼りになる弁護士さんの存在を知らないだけだったのかも知れませんが。そして、我々の業界でも、筆界について曖昧な会員が多かった頃ですね。
とにかくその時は、詳しい弁護士さんはいないと決めつけて、いないなら作ろうと思ったのです。
私たち青調会メンバーのように、やる気の有る若い弁護士にお願いして、一緒に勉強して境界問題に強くなってもらおうというプロジェクトを考えだしました。
今考えると弁護士さんに対して大変不遜なことでした。
若いと言うことは、怖さ知らずなのでしょうね。(「今も」というツッコミは無しね)
運良く協力してくれる若い弁護士さんも見つかりました。
私たちのできることは、当時数少ない筆界に関する資料(書籍・研修資料)を提供すること。忘年会等に無料でご招待すること。お客様から何か境界に関する相談事が有ったら、その先生を紹介すること。
弁護士さんにやっていただくことは、年に一度程度、無料で青調会の研修会の講師をしていただくこと。宮城で境界に一番強い弁護士になっていただくこと。
そんな関係を5年、10年続けたら本当に筆界に強い弁護士さんが身近にできるのです。そしてそれは、そんなに長期の問題でないのです。
私たちは「無い。いない。できない。」ばかり言い過ぎるのではないでしょうか。