2010年11月23日火曜日

ニュー・シネマ・パラダイス

良い映画です。1989年の映画です。
皆さんの中でも見た人が多いでしょう。

例のiTunesからのダウンロードで取得して愛知での全国大会の往復に観ました。

20年を越える歳月が、久しぶりに見た私の印象を少し変えていました。歳をとって人生経験を少し重ねて、私の感性が変わってきたかも知れません。オジさんになって涙腺が弱くなったのかも知れません。

映画も結構観ているので、映画の構成や演出の狙いも前より分かるのですが、それでも若い頃に比べて何かと分析的にならず、ストレートにどっぷり浸かれるようになりました。

どうも若い頃は、生意気なのでしょうね。
古今東西の科学や哲学を読みあさり、宇宙や人生を分かったつもりの10代。まだまだ無限の未来を確信して怖い物知らずの20代。
今考えても冷や汗が出るような言動を平気でしていたような気がします。(「お前は今もだ。」って突っ込まないでね)
大人になってピュアになっているのですよ。

最近の単純明快なハリウッド映画に食傷気味だったので、移動のついでだからと気軽に見始めましたが、名古屋に向かう電車の中で、あのラストシーンに涙が出そうになりました。
ちなみに完全版と劇場公開版がありますが、私は劇場公開版で必要十分と思っています。
内容についてはいろいろ書きたいのですが、まだ観ていない方のために我慢します。
まあ感性は皆違うので「良いから観なさい」とは言いませんが、まだのオジさんは観ても良いのではないでしょうか。

こんな感じで、書籍についても、昔高校生の頃に読破したつもりの古今東西の名作も、読むべき数冊のうちの一冊に入れて少しずつ読んでいます。
むしろ映像が無い分、読者のイメージによる部分が多いので、映画以上に新たな発見や感動が有ります。

昔読んだ書籍や、観た映画等に再度手を伸ばしてみませんか。
以前より泣けるかも知れませんよ。