2010年11月25日木曜日

人前で「あがる」ということ

人前で話する時に必ず「あがる」という人がいます。
人前で「あがる」と言う事は大変辛いものです。
声が上ずり、考えていることが出てこなくなり、脈拍が上がり、汗が出て・・・・。

対人恐怖症などの病的なあがり症は治療が必要ですが、普通のあがり症と言われるものについては、考え方だけで楽になると思っています。

実は私、学生時代は毎月のようにステージで演奏していて、現在は毎月のようにどこかで講師をしていますが、実は昔から「あがり」ません。聴衆が何百人いても同じです。
これは性格や慣れの問題ではないと、私は思っています。

「あがる」と言う事は、自分を意識の中心において、「人にどう思われるか」を強く意識することとから来る不安です。
何かをする際に、できるかできないか不安なレベルのミッションを自分に課すと、不安が増大し、「あがる」のだと思っています。
例えば、人前で挨拶をしたり、プレゼンをする場合など、本人の実力以上のものはできないのに、何か上手くやってやろうと思うと、あがってしまうと思います。

では鈴木はどうしているのか。
本番では、できる事以上のことを狙っていないのです。
もちろん、いつでも自分のベストを尽くそうとは思います。
でも本番で「できない事すれすれを狙う事」がベストではないと思っています。
「確実に余裕でできる事をする。」これを心掛けています。
そうすると、当たり前にできる事なので、あがらなくなります。