11月9日、「月刊 登記情報」の金財主催の座談会に出席してきました。
山野目章夫早稲田大学大学院教授と、岩手、福島、宮城の各土地家屋調査士会会長の4名による座談会です。テーマは「東日本大震災と土地家屋調査士」でした。
以前も書きましたが、私は座談会やパネルディスカッションが嫌いです。
最初は3会の司法書士と3会の土地家屋調査士の6名の座談会と聞いていました。
司法書士と土地家屋調査士では、語る論点が違うので、明らかに企画者には、この座談会の絵が描けていないと思いました。
ですからこの企画を断ろうと思っていました。
しかし、パネラーが土地家屋調査士だけになったことと、座長が山野目先生であることで、思いとどまりました。山野目先生は、私が唯一まとまったと思ったパネルディスカッションのコーディネーターを務められた方ですので。
今回の座談会は、さすがに山野目先生がまとめてくださったので、ストレス無く座談会が進行したと思います。
建物や土地、区分建物の諸問題、また地図について議論しました。4人だけで3時間お話ししたので、それなりにテーマに沿って、議論を網羅できたと思います。
震災がらみの不動産登記関連の論点だけでもたくさん有ります。
建物滅失登記の要件
被災区分建物の処理
海没した土地の土地滅失登記
水平地殻変動と筆界
地図の修正
等々
ここで議論の内容は書けませんが、よかったら想像してみてください。
内容は「月刊 登記情報」の2月号に掲載されるそうです。退屈な記事にはならないと思いますので、発刊されたら是非読んでみてください。