2011年11月14日月曜日

子供たちとつくる未来

11月9日に、七ケ浜町の議場で、子どもたちが議員になって東日本大震災からの復興策を提案する「震災復興子どもゆめ議会」が開かれました。

議会には、町内の小学校と中学校の代表16人が参加しました。
中学生が議長になり、各小学校と中学校から3人ずつ議員となり、復興策を発表して、渡辺善夫町長らに町側の見解を求めました。
以下が子供たちによる提案の一部とのことでした。
  • 町民交流の場や避難施設を兼ねた「防災映画館」を建設する(亦楽小)
  • 校内アンケートの結果を踏まえて「支援してくれた人に感謝の手紙を送る(亦楽小)
  • 全国の支援に感謝する太鼓演奏会や祭りを開催する(松ケ浜小)
  • 小学生でもできるボランティア活動の機会を増やす(松ケ浜小)
  • 「節電タイム」の設定など学校で実践できる節電対策をする(汐見小)
  • ストーブの温度を調節して節電を心掛ける(汐見小)
  • 震災前からの「避難所体験」を生かした中学生の防災組織を作る(七ケ浜中)
  • 町内の避難所や避難経路の看板を作る(向洋中)

震災を経験して、私たちはいくつかの反省をし、価値観も少し変わりました。
そして子供たちは、反省する過去が無い分、私たちよりもっと大きく成長しています。
彼らは、私たちが考えているよりも、ずっと大人で、震災をしっかりとらえています。

避難所で震災から1週間後から始まった壁新聞の「ファイト新聞」や、小学生による「肩もみ隊」がどれだけ、周囲の大人を元気づけたでしょうか。
ボランティア登録をした生徒が103人いる七ヶ浜中学校をはじめとして、たくさんの子供たちは、できることから、「当たり前に」人や地域や日本を助けています。

「最近の若者は・・・」と眉をひそめられていた被災地の若者たちは、その批判していた大人が何もできないうちに、地域のために汗を流しています。
7月26日の「本音でライトな優しさを持った日本の未来」というブログに書いた若者たちや、その下の小中学生たちは、私たちの日本を間違いなく引き継いでくれると確信しています。

彼らと本気で向き合って、日本と郷土の未来を語りたいと思っています。