本気でタイムを狙って参加する大会、本当に完走できるかという冒険心で臨む大会、そして観光も含めて楽しみで参加する大会がありました。
私の場合は、最後の観光がてらの参加が多かったような気がしますが。
さてその観光がてらの楽しい大会の一つが気仙沼大島で開催される「気仙沼つばきマラソン」でした。気仙沼から船で気仙沼大島に渡り、民宿で一泊して翌朝レースに臨むのです。
当時私たちの中で流行った準備に「カーボローディング」という食事の摂り方が有ります。「マラソンは最後は肝臓にどれだけグリコーゲンを貯め込めるか」が、レース終盤のエネルギー枯渇対策であるという理屈からの技術です。
具体的にはレース前2週間から1週間までの間に炭水化物を減らした食事をします。そうすると身体が炭水化物を欲しがります。そこでレース前一週間を炭水化物中心の食事に切り替えます。
身体は炭水化物を枯渇していたので、大量の炭水化物を身体に貯め込もうとします。
大雑把に言うとこれがカーボローディングです。
私たちアマチュアのレベルでは、そんなことを考えている暇があったら、本当はもっと練習をすれば良いだけなのに、そんなことに拘ってレースに臨んでいました。
ところが、この「気仙沼つばきマラソン」には大きな落とし穴が有るのです。
民宿の食事が旨いのです。マグロのカマ焼きを部屋の真ん中に置き、それを皆で食べるのですが、これが旨い!
飯は進むは、酒は進むは・・・・。2週間かけたカーボローディングが台無しになります。
寝るときには、次の日のレースなんかどうでも良くなります。
恐ろしい大会です。
会長を辞めたら、またマラソンを始めたいなと思っていたら、この「気仙沼つばきマラソン」が震災の影響で来年も開催ができないという河北新報のニュースが届きました。
いろいろなところで東日本大震災の影響が続きます。
ということで、再来年の第30回「復興記念大会」に皆で参加しませんか?
レースは、5km、10km、ハーフ、フル、と走力に合わせて参加できますし。
2013年4月です。
気仙沼つばきマラソン 来春も開催断念 13年大会に全力
宮城県気仙沼市の大島を会場とする「第29回河北新報気仙沼つばきマラソン大会」の実行委員会は11日、市内で会合を開き、来春の大会の中止を決めた。
コースを調査した市陸上競技協会によると、東日本大震災で被災した島内の道路が復旧しておらず、選手の走行に危険を及ぼす恐れがある状態だという。人数を絞って開催する案や「復旧工事の推移を見極めてはどうか」という意見もあったが、例年通り春ごろの開催を前提にした場合、準備期間が足りないため、開催を断念した。
ことし4月に開催予定だった同大会は震災直後のため中止を余儀なくされており、2年連続の開催見送りとなる。実行委は次回の第30回を「復興記念大会」と位置付ける。2013年の再開を目指し、全力を挙げて取り組むことで一致した。
4月の大会の申込者で、参加料の返金分を「次回大会の経費に使ってほしい」と辞退した人が約180人おり、実行委はこの分の約50万円を予備費として繰り越す。
コースを調査した市陸上競技協会によると、東日本大震災で被災した島内の道路が復旧しておらず、選手の走行に危険を及ぼす恐れがある状態だという。人数を絞って開催する案や「復旧工事の推移を見極めてはどうか」という意見もあったが、例年通り春ごろの開催を前提にした場合、準備期間が足りないため、開催を断念した。
ことし4月に開催予定だった同大会は震災直後のため中止を余儀なくされており、2年連続の開催見送りとなる。実行委は次回の第30回を「復興記念大会」と位置付ける。2013年の再開を目指し、全力を挙げて取り組むことで一致した。
4月の大会の申込者で、参加料の返金分を「次回大会の経費に使ってほしい」と辞退した人が約180人おり、実行委はこの分の約50万円を予備費として繰り越す。