2011年4月2日土曜日

Q&A被災地支援マニュアル その4 詰め込み

Q)被災地は困っているから、気の付いた様々な物資を箱に詰めて送ろうと思います。

A)1箱にはできるだけ同じものを入れてください。様々な物資を1箱に詰めたい時は、箱の外に中身の明細を個数とともに書いてください。

解説)
様々な生活の場面を想定して、その場面場面で必要な物資物資を詰め込んで送って戴けることは、被災者にとって大変嬉しいことだと思います。
知人の一軒家に心のこもった様々な物を送る時はこれで良いでしょう。

しかし、避難所等の共同生活をしているところへ送るときは、これは避けてほしいのです。
一箱に一種類。そして箱に「中身が何か」、「何個入っているか」を書いてください。
紙おむつなどサイズが有るものについても、同サイズを一箱に詰めてください。

避難所等への一番大切な支援の原則は、被災地の手を煩わせないことです。
被災者は生きることで精一杯なのです。
被災者に箱を開けて仕分けをしないで済むように詰めて欲しいのです。

それでも支援者のご事情で、様々な物資を一箱に詰めたい時には、箱の外に中身の明細を個数とともに書いてください。特に被災者が大勢いる避難所などでは、最低限のこの配慮が大変重要ですので、宜しくお願い致します。
自治体への物資の持ち込みも、この一箱一種の原則から外れているものは受け取らないことが多いようです。