本日は自分の仕事の調査報告書を書いています。
土地家屋調査士は何でも自分でやらなければなりません。
昨日は宮城青調会で講演をしました。
ですから、楽しみだったベガルタ仙台の再開試合はリアルタイムに見られませんでした。
(強豪川崎フロンターレに逆転勝利という絵に描いたような勝利でした!)
でも文句は言えません。
土地家屋調査士という職業も会長という役割も、自分で選んだ道ですから。
今仕事がないから、宮城に登録移転したいという土地家屋調査士数人から相談があります。
宮城はこれから復興しなければならないから、仕事がたくさんあるだろうという見込みなのでしょう。
これは正直な質問だと思います。
心から真面目にお答えしたいと思います。
宮城会は会員数が少ないので、入会は大歓迎です。ぜひ来てください。
「もっと会員数が有って会費がもう少し潤沢なら、皆さんのためにあれもできる、これもできる。」といつも思っています。
ちなみに、皆さんがどういうお考えで宮城会に登録移転されても歓迎します。
ほかのブロックからも「仕事がないから東北に行こうか。」という話が「笑い話のように」聞こえてきています。「笑うところか」と思いながらも、宮城会は常に門戸を開いています。
また、宮城会の会員なら新人でも会長でも権利は同じです。もちろん義務も同じですが。
でも宮城に登録移転して仕事を受託できるかは、本人の問題です。
そこは責任は持てません。
これと類似の話では、「他の資格取得をめざすこと」で書いたことが有りますね。
仕事が多い地域も仕事が少ない地域も、仕事が平均的に来ないのは、どの業界も同じでしょう。
所属団体を変えるだけで給料が上がるイメージをお持ちなら、悪いことは言いません。どこかの会社に就職された方が確実でしょう。
仕事が無いのは、確かに社会や経済の問題は大きいです。
でも結局自分の問題です。日本や所属会の問題だけではありません。
法律で独占資格だから仕事が有るのではありません。
土地家屋調査士という職能で国民の皆さんのお役にたてるから、職業として成り立ちます。
皆さんは法律がオープンになったら、
警察に捕まった時は弁護士以外の人に弁護を依頼しますか?
皆さんは、「年功序列なんてやってられない。」と思い、実力の世界に憧れてこの世界に入ったのではなかったのですか?
プロ野球の選手のような世界に入ったはずですよね。
実力だけで、たとえルーキーでもスタメンに入れるような世界を。
客の入らないスタジアムを放っておいて、
「その前にやることがあるだろう。」と思いませんか?
王や長島も夜中まで素振りをしていたと聞きます。
皆さんは毎日勉強していますか?
その気概を持って、東北に骨を埋める気で復興に立ち向かって下さるなら、全国の土地家屋調査士の皆さんの登録移転を大歓迎いたします。
私の説明不足により、誤解されてご自分の人生を不本意な形にさせることだけは申し訳ないと思うので、状況を説明したいと思います。何か個人的なご質問が有れば、私に直接ご連絡をお願いいたします。