2011年4月6日水曜日

Q&A被災地支援マニュアル その7 支援対象

Q)被災地によって支援物資の偏りが有るようです。できるだけ困っているところに渡したいので迷っていますが。

A)支援物資の偏りは確かにあるようです。でも目の前に困っている人がいたら、その人に渡しても良いと思います。

解説)
避難所によって、この支援物資の偏りは確かにあるようです。でもこの偏りも毎日状況が変わるのです。
テレビなどで見る一番困っていそうなところにピンポイントで届けたいのは、当然の人情です。
私たち対策本部も、なるべく困っていそうなところから届けようとしています。

でもその「今、誰が一番困っているか」という情報収集は難しいのです。
ですから、目の前に困っている人がいたら、その人に手渡してよいだろうと判断しています。

たとえば、その偏りの中で、ある被災者が他の人より先に立ち上がれれば、その人は支援者になるのです。
おそらくその人は、今までの助けられた恩を、周りのより困っている人に返そうと動き始めるでしょう。
結果的に皆を救えます。


一番の問題は、ぐずぐずして誰にも渡さないことです。
公平とか立場とか会議をする暇が有ったら、直ぐにでも動いてほしいのです。
被災地の支援は、瞬発力が必要です。



*全国の皆さん、
宮城県土地家屋調査士会にたくさんのご支援をありがとうございました。
お蔭様で、宮城県内の土地家屋調査士だけでなく、宮城県民のために本当に役に立ちました。
改めてお礼申し上げます。