ベガルタ仙台と東北楽天ゴールデンイーグルスが揃って、ホームで開幕を迎える今日4月29日を、宮城県は「震災復興キックオフディ」と名付けました。
県内でもいろいろイベントが有りましたが、やはりユアスタとKスタの2つの試合がメインです。
他所から見たら、たかがスポーツでしょうが、地元では大変意味の有る試合でもありました。
あの地震で、どちらのスタジアムも被災して、試合ができる状態では無くなりました。
私が応援しているベガルタ仙台の本来のホーム開幕戦は、3月12日の予定でした。先日も書きましたように、翌日の試合を楽しみにしていたところにあの震災に遭いました。
震災直後の宮城県内を支援で廻った時には、サッカーの試合が4月中にホームで開催できる等考えられない状態でした。
ベガルタ仙台も地元では練習ができず、一旦休みに入り、選手も被災地で支援活動をしたりして過ごしたようです。
「俺たちはサッカー等やってて良いのか。」選手の言葉です。
ですから今日の地元の開幕は、大きな意味が有りました。
今日は、様々なハンディを越えて、選手も私達サポーターも、久しぶりのユアテックスタジアム仙台に参戦でした。
私はシーズンチケットを買っているので、席が毎年同じです。14年も続けて通っていると、観戦仲間が沢山います。応援では良く知っているけれど、名前も住所も知らない人がいます。スタジアムでしか、安否が確認できません。
今日はサポーター仲間とお互いの無事を確認できました。
空席が有ると心配です。
今日はたまたま都合が悪かったんだろうと思います。
お互いに、ホームスタジアムで試合のある日常を確認しました。
本日の対戦相手は、浦和レッズ。引き分けは有っても勝った事の無い相手でした。
選手入場時には、サポーター全員が手をつなぎ掲げて「カントリーロード」を歌いました。その後震災被災者に対して黙祷をして試合に入りました。
選手全員の気迫は観客席まで伝わりました。
攻撃の際のダッシュや守備の顔面でのブロック等には鬼気迫るものが有りました。
地元の復興を背負って、強豪チームに対して一歩も引かず、粘り強くかつ果敢に立ち向かっていました。選手達は、胸に響く熱い闘いをしてくれました。
また、私たちも闘う事ができます。