こんな時だからこそ「勇気を与える為に」強行開幕すると言った方々がいます。
それに対して、こんなときだからこそ延期すべきと言った方々もいます。
もちろん前者の強行開幕をしようと言った方は、どうも別の理由だったようですが。
また反対理由も、最後には電気自粛という理由だけになって、本質から外れて来たなと思っていました。
もちろんそれらの議論の結果、セ・パ両リーグが4月に延期になって、同日開幕になったことは、大変良いことだと思っています。
でも未だに「被災地にスポーツは勇気を与えるのだろうか」、これについては正直よく分かりませんでした。
被災地はそれどころじゃないかもしれません。電気も通じていなければ見ることもできません。「スポーツが被災地に勇気を与えてくれた、って言う人は、本心から何だろうか」って思っていたのが正直なところです。
もちろん、私はスポーツが大好きです。サッカー「ベガルタ仙台」を年間指定席で見ています。年間数回アウェー観戦もします。
プロ野球「楽天イーグルス」もプロバスケット「仙台89’ers」も年間数回観客席で見ています。
現在何を抱えていても、スポーツ観戦中は、他のことを忘れられます。
この効果なら絶対あります。
でもそれは、勇気なんだろうか。
結構私ひねくれています。
*「仙台89’ers」は、この地震で経営が続けられないと、実質的に解散しました。大変残念です。
プロスポーツは、一大産業です。
それに付随する産業も含めると大きな経済活動になります。
ですから自粛だけでも困ります。
資源を大切にしながらも、被災地以外が頑張って各種産業を動かしてくれないと、日本が終わってしまいます。これも間接的に被災地支援になるはずです。
ですからやって戴くことは、大いに結構です。
そんな中3月29日に、サッカー・チャリティマッチ「日本代表 vs Jリーグ選抜」の試合が開催されました。
我がベガルタ仙台から、梁と関口が選抜され、この試合に出場しました。
当然、私はテレビを見なければなりません。
その中でカズ(44歳)が素晴らしいゴールを決めました。
あの三浦カズです。未だにストイックにサッカーを追求し、未だに日本代表を目指している。
そのカズの、年齢とか、諦めないとか、そんな言葉ではない、魂のこもったゴールだったと思います。
確かに見ている方も高揚しました。これが皆が言う「勇気」という表現だったのか。
あれが、本田なら感じなかったかも知れませんが。(まだ、ひねくれています)
また、観客席で試合中聞こえたベガルタ仙台のチャント「ツイステッド」。
なんかこんなことで涙が出ます。
観客席からも、勇気をもらったかも・・・。
ベガルタ仙台 GO!
行くぞ仙台 俺たちと供に Ready Go!