先日、秋田県と山形県の県境を決めるための綱引きのお話しを書きました。
全国に県境が未定な箇所は、国土地理院によるとまだ14カ所あるとの事です。
さて、以下は11月29日の夕刊デイリーWebの記事です。
宮崎県と熊本県との県境が決まったというニュースです。
隣接自治体である宮崎県椎葉村と熊本県水上村により境界決定合意書が調印され、立派な記念碑が造られました。
デイリーWebに立派な記念碑の写真があります。
この記念碑に書かれた文字が「和界」です。
造語でしょうが、良い言葉じゃないですか。
正に私達のADR(みやぎ境界紛争解決支援センター)は、この「和界」を目指しているんですね。
宮崎・熊本県境確定、記念碑除幕-椎葉
椎葉村と熊本県水上村の県境画定を祝う記念碑の除幕式が27日、椎葉村大河内の矢立高原キャンプ場であった。両県、村関係者ら約80人が出席、「和界」と刻まれた記念碑(高さ2・8メートル、幅1・8メートル)の前で一層の交流を誓った。
椎葉村によると、両村が接する県境は約25キロ。このうち、同キャンプ場付近から南東約1・7キロ区間は、明治4年の廃藩置県以来、未画定のままだった。水上村の地籍調査をきかっけに本格的な協議が始まり、昨年11月、両村が境界決定合意書に調印。今年9月の総務相告示で画定した。これにより、椎葉村の面積が1・15平方キロメートル増え、水上村は同じ分だけ減る。
記念式典で椎葉村の椎葉晃充村長は「水上村とは古くから地域間交流が盛んで、行政、議会間でも交流を続けてきたことが解決につながった。今後も情報交換を強め、社会情勢に対応した村づくりを一緒に考えたい」。水上村の成尾政紀村長は「歴史に残る出来事。さらに友好を深め、山村地域の振興に手を携えていきたい」とあいさつした。