2010年12月28日火曜日

チーム作りと役員選出について

我がベガルタ仙台では、リーチの長いボランチと決定力のあるフォワードの補強が急務です。今年はなんとかJ1に残留できましたが、この弱点を埋めておかないと、来年は降格するかも知れません。
ということで、我がベガルタは、予算などの制約を考えながらも、日本中(できれば世界中)の選手から、このチームに合う選手を選んでくることになるわけです。

チーム作りとは、このようにポジション毎に必要な良い選手を選んで作るものです。
全員フォワードや、全員ディフェンダーでは闘えません。

私が会長に立候補すると決めたときには、宮城会というチームの各ポジションに合う方を本気で考えて、このチームに入って戴けるようにお願いしました。
会長が選べない支部選出の理事についても、支部長に「本会役員としてこの人を出してください。」とお願いもしました。
「本会が馬鹿なら支部も無いですよね。」などと脅かしても、本当に動けるチーム作りをしました。
役員を本気でやる気なら「自分さえ会長になれるなら他の役員は誰でも良い。」とは思えません。

ところが日調連の役員の選び方は、そうはならないのです。
日調連の会則によれば、会長立候補者でも副会長も理事も一人も選べません。
これが一番問題が有ると思うところです。

理事については、各ブロックの判断で、各々ブロックに割り当てられた人数の理事を出します。その場合、各ブロック連携して、「そちらはフォワードを出してくれ、こちらはディフェンダーを出すから。」などという打合せは一切していません。
「今、日調連では、このポジションに、このような人が必要だから」などという考え方もあまり聞いた事がありません。

チームは組合せです。今のシステムでは、その理事が何が得意かあまり考慮されていません。
私も40歳の頃日調連理事に選ばれた事がありました。
おそらく私は、「日調連というチームの「パシリ」をしなさい。」という役割だったと理解しています。
でも最初に集まった他の人を見て「皆、監督かコーチですか?」と思った事が有りました。

「選ばれた理事の皆さんが悪い。」と言うことでは有りません。各ブロックから選ばれた優秀な理事の皆さんです。ただし、その人たちを選ぶ基準が悪いのでしょう。

全国17000人程度しかいないのに、ブロックの論理なんて意味が無いと思っています。
全員集まっても国立競技場の3分の1程度しか埋まらないのです。
そんな中で「今度は我がブロックから(副)会長を出す。」などの考え方は、目的と手段が逆になっています。そんなこと「オラが村に新幹線を」的な意味すら無いのですけれどね。

支部も宮城会も日調連も政治も、すべて無関心ではいられない時代です。
今、皆で本気で考えて、議論して、本当に強いチーム作りをしないと、全員で降格の目に遭うかも知れません。

来年は土地家屋調査士制度の新たな60年の始まりです。皆の力を合わせて希望の年にしたいものです。