2010年12月10日金曜日

千住真理子withスーク室内オーケストラ

忙中閑有り・・・うーん、無いのだけど。
久しぶりにコンサートに行ってきました。

季節柄、クリスマス・コンサートと銘打ってのコンサートでした。
スーク室内オーケストラはヨゼフ・スークにちなんで結成されたチェコの室内オケです。
やはり室内楽は良いですね。
私、昔ホルンを吹いていたのですが、昔からホルンが出てくる曲は聴きたくなかったのです。
自分が一生懸命頑張っている楽器が出てくる曲を聴くと、どうしても音楽でなく、ホルンのテクニックばかり聴いてしまい、実際楽しくないのです。
ですからバロックやジャズばかり聴いていました。
今はホルンの出る曲も他人事で聴く事ができますが、でもやはり室内楽は安心できます。

千住真理子さんを聴いたのは、かなり昔で、今回はあまり期待しないで行きました。
いやあ、申し訳なかったです。凄く良かったです。
何と言ってもヴァイオリンの音色がこんなに凄かったのですね。
グノーの「アヴェ・マリア」で涙が出そうになるほど感動したり、バッハの「コンチェルト1番」では高い音楽性を感じたり、遊びすぎと思える程のサービス精神の籠ったクライスラーの「愛の喜び」で楽しませてもらったりと、良いコンサートでした。

何かと忙しかったので、1月前ならとてもチケットは買わなかったでしょうが、このチケットを買ったのは、半年前です。時間のある時、お金のある時と考えると、コンサートなんて行けないですね。