2010年3月31日水曜日

事務局職員高橋さん退職

宮城県土地家屋調査士会の事務局職員の高橋悦子さんが本日で退職なされます。高橋さんは、19年もの長い間、主に経理を中心に頑張っていただきました。

この19年間の会務運営は、高橋さんのお陰で無事に過ごすことができました。高橋さんには宮城会会員を代表してあらためて感謝申し上げます。

さて、昨日はささやかではありましたが、有志にて送別の会を催させていただきました。
年度末のお忙しいところにもかかわらず、役員を中心に多数参加していただき、高橋さんとご挨拶していただいたことは、高橋さんも大変喜んでいらっしゃいました。

高橋さんには退職されても、忘年会等の懇親会等の参加案内は通知させて戴くことになっておりますので、今回日程のご都合でお会いできなかった会員の皆様にも、お会いできる機会もあるでしょう。その際には、また楽しくご挨拶をお願いいたします。

高橋さんも退職後は、娘さんご夫婦やお孫さんに囲まれて、楽しくお暮らしになるとお聞きしています。

高橋さん、
本当にお疲れ様でした。
そして本当にありがとうございました。

訃報 小越實 会員

3月23日に古川支部(築館)の小越實会員がご逝去なさりました。
昨日事務局に連絡が入りました。
告別式等は内輪で終えたとのことでした。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

2010年3月30日火曜日

貼って剥がせるスティックのり

続けて文具ネタで恐縮です。
先日私の手帳兼ノートの事を書きました
何かと情報を集約させる為に書いたり貼ったりしているノートです。外出はこのA5版ノートとA5版手帳とiPhoneで何とかなります。

このノートに、様々な情報を切り取って貼り込むのに、愛用のはさみを紹介しましたが、貼り込む方はスティックタイプのノリを使っています。
貼るだけならドット式のテープノリも便利ですが、コスト的なことと、どこでも手に入ることにより、スティックタイプを使っています。
またスティックタイプは小さく細いので、ペンケースにも入るし、バッグの隅でも邪魔にならずに持ち歩きやすいので気に入っています。

主にスティックタイプは写真の3種類を使っています。
上から順に以下のとおりです。

  • 「TOMBOW シワなしPit」・・・貼り込んでも紙にしわが寄らないので、裏にも書き込み易く、ノートがスマートに使いやすいのです。
  • 「Power Pritt」・・・紙以外にも様々な素材に使え、瞬間接着剤に比べて液だれしないところが扱いやすく重宝しています。ちょっとした革製品の補修によく使ってます。
  • 「Scotch はってはがせるスティックのり」・・・仮止めに使えるノリで綺麗に剥がせるのが特徴ですが、しっかりも貼れます。
特に外で使うのに重宝しているのは、一番下の「Scotchはってはがせるスティックのり」です。Post it のように貼って剥がせる効果を持っているのりです。
とりあえずに落ちないように仮留めして、後でレイアウトを考えて張り直すことができます。

持ち歩く手帳へのスクラップの基本は、以下の考え方です。
  • 何を入れて何を入れないのか方針を決めておく。・・・外で素早く確認しなければならないもののみ張り込む。コンピュータの起動時間をかけられるものは、電子化しておき、ノートコンピュータやiPhoneを使ってクラウドから見られるようにしている。
  • 綺麗に貼ることを追求しない。・・・誰かに見せるものではなく自分で見るものだから。そうでないと長続きしない。

2010年3月28日日曜日

今日のペンケースの中身


「文具好きと言っても、さすがにガラスペンを持ち歩くことはないし、本格的な筆ペンは持ち歩かないでしょう。」
「普段使いは何を使ってますか?」とメールで聞かれました。

そういえば、普段私は何を持っているんだろうと、再度確認してみました。本日のペンケースの中身はこんな感じでした。


ほぼ定番のセットがあって、その日の気分でパターだけ変えるというような感じで入れ替えています。趣味性のペン達は、実用的でないので結局持ち歩いていませんでした。(意味ないじゃん)
ものすごく達筆なら、契約の場面で本格的な筆ペンを取り出して、サインなんかすると格好いいんだろうけれど、筆について私は「ユーザーというよりオーナー」という感じですから。

ペンケースは写真のロール型を使っています。ぐるぐる巻いてしまいます。バッグに入れて持ち歩きます。他に万年筆用のペンケースがあるのですが、ほぼ持ち歩きません。

今日は何を持ち歩いていたかというと、下記の文具達でした。結構オーソドックスですよ。
  • シートサンスケ・・・シート状の三角スケール、資料のしおりにもなります。
  • PILOT HI-TEC-C 赤、オレンジ、紺・・・手帳の確定事項をジャンル別に色を変えます
  • PILOT HI-TEC-Cの黒芯を入れたシルバーと革巻きのボールペン・・HI-TECの芯は他のボールペンの軸に入るものもあります。黒芯は気に入った軸にれています。ちなみにフリクションの芯も同じ軸に入ります。
  • シャチハタ ネームペン・・・とりあえず認め印、有ると便利なこともある
  • ZEBRA 蛍光ペン 黄色のマーカーはコピーしたとき消えるので重宝です。そのため、何かと黄色を使います
  • PILOT FRIXION 0.4の黒・・・消えるボールペン
  • Pentel シャープペン 0.4・・・折れにくいと細いとの妥協点
  • セーラー 筆deまんねん・・・主に署名用
  • Raymay PENCUT・・・PEN型はさみ
  • tombow ペンシル型消しゴム・・・2.5*5mmという消しゴム、細かい部分を消すことが可能
この他にスーツの内側のペンホルダーに三菱のジェットストリームの多機能ペンを挿しています。スーツにはすぐ取り出してメモする為のペンは必要です。キャップを廻す動作に両手を使う万年筆は向きません。片手で書き始められるのはノック式のボールペンでしょうか。

こんなに持ち歩いているんだったら、さぞ仕事が進むだろうって思いますか?
もうお気づきでしょうね。「スーツの多機能ペンだけで済むでしょ」って。そうです。持ちたいだけです。
文具はそんなもんですよね。

2010年3月27日土曜日

国土調査促進特別措置法・国土調査法改正法案

本日(3月26日)の国土交通委員会で、国土調査促進特別措置法と国土調査法の一部改正法案について審議があり、法案は可決しました。
この委員会では、国民にとっても私たち業界にとっても大変重要な議論をしていました。

なぜ国土調査が進まないのか。特に都心部が進まないのは何故か。

市町村の負担の軽減を考える。
官民境界確認については国がする。
民間の人又は資料の活用をするための補助制度を考える。
国土調査を確実に実施できる民間法人に委託することも可とする。
等々の方針が語られました。

正確な地図を作るための努力を示すのに「点の記」の話題が出ました。
公図と現地の乖離の問題が出たり、国土調査を実施していない自治体の問題が出たりしました。
また民間委託する際の危険性を示し、どんな民間委託の機関を想定しているのか等の質問も有りました。
国土調査の問題点を示すのに、先日の河北新報に掲載された宮城県内の国土調査がらみの記事についても議論されていました。(コウホクシンポウって言ってましたが・・)
「土地家屋調査士」の専門性についても言及され、大変興味深い議論が有りました。

衆議院TVで見られますので、是非ご覧ください。
3時間ほどの映像ですが、内容が内容なので飽きないと思います。

単に私たちの業務が増えるか減るかという問題に一喜一憂するのではなく、しっかりとこの問題を国民の皆さんと共に議論できるようにしなければならないと思っています。

ねっ、政治って大切でしょ。

案件(議題順):
国土調査促進特別措置法・国土調査法改正法案
(174国会閣9)

発言者一覧説明・質疑者等(発言順):開始時間所要時間 

川内博史 (国土交通委員長)       9時 02分 01分 
向山好一 (民主党・無所属クラブ)   9時 03分 22分 
小宮山泰子(民主党・無所属クラブ)   9時 25分 19分 
田中和徳 (自由民主党・改革クラブ)  9時 44分 60分 
竹内 譲 (公明党)           10時 44分  31分 
穀田恵二 (日本共産党)        11時 15分 21分 
柿澤未途 (みんなの党)      11時 36分 21分 
竹内 譲 (公明党)           11時 57分 04分

答弁者等大臣等(建制順) 

前原誠司 (国土交通大臣 沖縄及び北方対策担当大臣) 
馬淵澄夫 (国土交通副大臣) 
長安 豊 (国土交通大臣政務官) 
藤本祐司 (国土交通大臣政務官)

2010年3月25日木曜日

ADRセンターに「認証」戴きました

本日「みやぎ境界紛争解決支援センター」(以下ADRセンター)に3月23日付けのADR法に基づく「認証」通知が届きました。(*1)

このブログで経過報告していましたとおり、何回かの会議を重ね、法務省からのご指導を受け、昨年11月18日に認証申請を致しました。
これらの経過から本年度末ギリギリに認証を戴けそうだと報告させて戴いておりましたが、それでも実際に通知を戴いてホッとしております。

仙台弁護士会はじめご協力いただいた関係者の皆さんには、心から感謝申し上げます。
また古積前センター長をはじめとする昨年度のスタッフの皆さんにも、舟山センター長をはじめとする現スタッフと事務局の皆さんにも、休日も潰してこの事務作業をしていただいて、心から感謝致しています。

宮城会のADRセンターにとっては、この「認証」が本年度の大きなゴールでした。
ただし認証を受けたADRセンターとしては、これからがスタートとなります。

何のためのADRセンターなのか。
何のための認証なのか。
再度しっかり議論して、国民の皆様にも会員の皆様にもお役に立てる組織にして行きたいと考えております。

今後ともADRセンターへのご支援とご協力をお願いいたします。


追記)(*1)
 裁判外紛争解決手続の利用の促進に関する法律第5条に規定する法務大臣の認証

2010年3月24日水曜日

手帳とPEN型はさみ

私は手帳ヲタクです。

毎年ほぼ全ての手帳はチェックするのですが、結局は自分で作るノートが一番使い易いので、最近はA5版のアクションプランナーという市販の手帳と、A5版のコクヨのキャンパスノートを自分なりにフォーマットしたものを2冊持ちで使っています。キャンパスノートの方はカバーを付けて一ヶ月に1冊使っています。

私のキャンパスノートは、なんでも書き込み、張り込むノートです。
それには屋外で使う最低限の必要情報を入れて持ち歩いています。
それで月末に近くなると分厚いノートになります。
(本当は私のノートの使用法をご紹介したいのですが、お見せしても差し支えないページが無いのです。)

iPhoneでクラウドに接続してもある程度の情報が入るように設定していますが、やはり紙の一覧性と迅速性には敵わないのです。
クラウドについてはいつか書きます。

外で張り込みたい資料と出会えば、そこで切り取り、すぐ貼り付けたいのです。もちろん後で見るのは自分だけなので綺麗に切ったり貼ったりする必要はないわけです。ですから、そのまま紙を破いたり、ノリが切れたらそのままホッチキスでとめたりします。

例の小さなメモも書き写さずにそのまま貼ったりします。書き写す時間が無駄と思っているからです。

それにしても綺麗に切る時間があれば、やはりハサミで切ります。
その方が、綺麗と言うよりスペースの無駄が無いからですが。
最近持ち歩いているのがこの「PEN型はさみ」です。
ペンケースに小さく収まります。
胸ポケットにも挿せます。(さすがにやらないけど)



ハンドルの部分が細いプラスチックのループなので若干頼りない部分はありますが、充分実用的です。この形状を変えて機能が現れるギミックが好きですね。

このギミックは、私の文具評価基準の一つ「なんか探偵っぽい」を満たします。

2010年3月23日火曜日

☆資格業で独立を考えるすべての方に・・<動画>

土地家屋調査士業界は優秀な新人が次々に入って来なくてはなりません。ライバルになるから、新人は少ない方が良いなどと言ってはいけません。そんな業界は消えて無くなります。

私は後輩や後輩になる方々のために、この10年ほどは動いてきたつもりです。その活動の一つとして各地で講師をしてきました。

その中で、ちょうど1年前の3月に、受験指導校のLEC水道橋本校で、資格業で独立を考えている方向けに講演しました。それが数日前にネットでアップされ、動画がどなたでも無料で視聴できる状態になったようです。

タイトルは「土地家屋調査士として生きる~資格業で独立を考えるすべての方に」です。
一年前は日調連や宮城会の役員ではなく、フリーで全国の新人のために動いていた頃です。そのような立場で、以下の方々のためにお話しをしたつもりです。
  • 土地家屋調査士試験を受けようか、悩んでいる人
  • 土地家屋調査士試験を勉強しているが、このまま勉強を続けようか悩んでいる人
  • 土地家屋調査士試験合格したけれど、開業すべきか悩んでいる人
  • 土地家屋調査士を開業したけれど、このまま続けていいか悩んでいる人
少しでも後輩達のお役に立ちたいと思い、お話しさせていただきました。
90分の時間制限があるので、十分にお伝えできなかった部分も有るかと思いますが、会場の受講者の悩みにはお答えできたかと思います。特にLECの宣伝をしている内容ではありません。
皆さんの身近にこのような悩みを持った方がいらっしゃったら、よろしければご覧くださるよう、以下のURLをご紹介ください。

http://www.lec-jp.com/h-bunka/index.html

MBT マサイ・ベアフット・テクノロジー

MBT マサイ・ベアフット・テクノロジーの略です。
靴の名前です。

マサイ族が素足で柔らかい土を踏みしめるような効果で歩ける靴です。3年ほど使っています。
履いていると、靴底が舟底型でなおかつ、かなり柔らかいので確かに安定しないのです。

一般の靴は地面の凹凸を吸収し、安定させる目的を持っています。
この靴はまったく逆の機能を持っています。
平らな舗装道路にただ立っていても、履いている人に不安定な状況をもたらすので、知らずにバランスを取る為に身体の周囲の筋肉が使われているのです。

この靴での正確な歩き方をマスターすると、普段使われない筋肉が鍛えられ、姿勢も良くなります。
ただ、靴底の形状が分厚過ぎてビジネススーツには向かず、この靴では走れないので現場にも向かず、休日だけ履いています。

履いているだけで鍛えられると言うと、昔の鉄下駄を連想しますね。一条直也が履いていたものです。えっ、知りませんか・・。

なおこの靴、履いていればマサイ族のように足が長くなるわけでは有りません。念のため。

2010年3月21日日曜日

特別研修受験対策

本日まで3日間、第5回特別研修の集合研修と総合研修が開催されました。受講生の皆さん、古積副会長はじめとするスタッフの皆さん、お疲れ様です。

特別研修の意義は以前ブログで書かせていただきました
それで決断されて受講している会員さんへの余計なお世話を書かせていただきます。

合格しなければならないプレッシャーで試験の為の勉強になり、余裕が無くなり、本質的な勉強の妨げになっているように見える方もいます。
確かに試験は勝たなければなりません。スポーツの世界と同じと思っています。美しい敗戦は無いのです。我がベガルタ仙台もJ1では力不足かもしれませんが、勝負の舞台に立っています。でも力不足の者でも勝ち方があります。

スポーツも試験も「傾向と対策」です。サッカーで言う「スカウティング」ですね。
この点の研究が、調査士は皆下手ですね。
おそらく受験生時代も、他人が書いた「傾向と対策」という本を買ってきて、傾向を自分で実感していないから自分の事として対策が立ててないのでしょう。そこが問題だと思っています。他人の予想で馬券を買うようなものでしょうか。

さて今回の特別研修に合格しても、本当の力を付けなければ国民の皆さんの力には成れません。でもこの程度の試験にオタオタしているのでは、まったく国民の皆さんの力になれるわけがありません。ですから、さっさと合格圏内に入ってしまい、安心してしっかりと中身の勉強をして欲しいのです。

安心するための合格圏内突入の考え方を少し書きます。もちろん厳正な試験なので、会長と言えども試験内容は分かりません。このブログが的外れでも責任は負えませんので。

最初に過去問の配点を確認ください。
択一問題と記述式問題が有ります。

択一問題は、一問2点で15問有ります。
4肢択一ですから、まったく勉強しないで回答をすべて1番と書いても確率25%当たるのですよ。問題数で言えば4問近く当たるのです。
実は常識で判断すれば、4肢の内2肢には絞れるでしょう。確率50%に上がります。問題数と考えれば7~8問はできます。
足切りを考えたら、これで既に問題ないと思います。

そこで択一の過去問の内容を確認ください。毎年の傾向が読めるはずです。集中的にそこを勉強すれば確率75%に上がります。
75%を100%に上げるには少し時間がかかります。ここまでくればむしろ配点の高い記述式にエネルギーを廻すべきです。

記述式は大きな問題が2問です。
そのうち2問目は毎年倫理からの出題です。総合研修のキモの部分ですね。
少しややこしいですが、総合研修をしっかり受講して理解すれば、範囲が狭いので20点をゲットできます。これは択一の10問分に当たります。この内15点は絶対確保しましょう。
条文の要件を紙に書き出して、整理し、しっかり理解すればノープロブレムです。

1問目は40点の配点ですが、小問に分かれています。
この小問の内、最初の2問はパターンが読めます。過去問と集合研修の内容をしっかり確認していれば、確実に点数をゲットできるはずです。

他の小問は要件を箇条書きで上げるような形式の回答を求めることが多いようです。ですから要件一つで○点というような加点方式で採点されていると考えられます。全部分からなくても焦らず、何点か積み上げられる記述を心がける必要が有ります。どちらにしても択一よりは効率が良いでしょう。

合格するだけなら、以上に着目して事に当たるだけで余裕で合格できるはずです。

余裕が出たところで、
本当に社会のお役に立つ能力を得るために受講しているのだと再自覚して、研修に当たっていただきたいと願っています。

ドリームガールズ・・今頃

今頃見ました。2007年の映画です。
「今頃ブログに書くなよ」って言われそうで、とっても書きにくいけれど、でも良かった。DVDは既に持っていたのですが、見ていなかったのです。
見てもブログに書く気がしない映画が多い中、見て良かったのだから今日書きます。

スズキは忙しそうなのに、いつ本を読んで、いつ映画を見て、いつ仕事をしているのかって聞かれる事が有ります。「いつ仕事をしているのか?」だけは、余計な質問ですが。仕事をしなければ生きていけません。

いつも書いているように、とにかく気になったら見る時間が無くてもDVDも本も買っておくのです。そして常に本も映画も複数身近に置いておき、時間のあるときにその時の気持にヒットしたものから見ていきます。
できるだけ予定しないテレビを惰性で見ることは無いようにしています。これが一番時間を無駄にするからです。
その中で、何故か「ドリームガールズ」はいつも後回しでした。
この基になったミュージカルも見ていないし、当然この物語のモデルであるシュープリームスはリアルタイムでは見ていないし。でも見たら、いやぁ良かった。

私、もともとミュージカルが好きです。舞台も見に行きます。あのドラマの途中で突然歌いだすあの展開が、そんなに違和感がなく受け入れてしまうのです。皆ミュージカルのあれが嫌だって言いますよね。私は学生のころオペラのオケをやっていたからかもしれません。

舞台は1962年のデトロイト、成功を夢見る三人女性ボーカルの成功への過程を、黒人の置かれた時代背景とメンバー同士の葛藤とをパラレルに描いています。
モータウンミュージックの時代、黒人音楽を白人世界にも広げたい思いと、本来のソウルを捨ててまでそれをやるのかという葛藤があり、黒人音楽の商業化の過程を垣間見られました。
本当にやりたい芸術性と薄っぺらな商業化との、どの世界にもある問題ですね。

ドリームガールズの中で、ソウルフルで歌がうまいエフィーよりも、ルックスが良くダンスミュージックに合うディーナをリードボーカルにコンバートしたエピソードを始めとして、その時代を割り切れず時代に捨てられていくエフィーと、時代にもてはやされていくディーナの対比として描かれていきます。

エフィー役のジェニファー・ハドソンが評判通り良かったです。印象はディーナ役のビヨンセを大きく上回っていました。
そんなの、皆3年前から知っているよって・・・。

ウンチクはどうでも、音楽は最高でした。
なんでこの映画を後回しにしていたのだろうか。
音楽を聴くだけでも何回か見るな、きっと。

ちなみにミュージカルとモータウンが駄目な方はお勧めしません。

2010年3月19日金曜日

裸電球とMacbook air

「さよなら白熱電球、東芝が製造中止式典」
東芝ライテックは3月17日、一般白熱電球の製造を終了する「一般白熱電球製造中止式典」を催した。
昨日のニュース記事です。

佐々木社長は、「日本初の電球を作った東芝だからこそ、どこよりも早く一般白熱電球の製造中止を決断した。二酸化炭素排出量を減らすだけではなく、“トリガーを引く”ことで環境対策を加速させたい」と話したようです。

電球を最初に作った東芝が、その昔からのシェアに拘泥せず、むしろ新たな分野でもパイオニアになるために下した英断と考えます。

省エネ照明として発表されたLED電球により、照明の世界に新しい時代が訪れました。省エネだけでなく、電球を交換しにくい高い場所にあるような照明器具には、高価であっても玉切れのないLED照明が有利です。

おそらく今は高価ですが、この東芝の英断により量産効果が加速するでしょう。そして従来の蛍光灯や白熱灯がこのLEDに変わるのも、思ったより早くなるかもしれません。


そうなると、無い物ねだりの私としては、あの笠付きの裸電球が懐かしくなるのです。
昭和の家庭を照らしていた裸電球の赤い暖かい光・・。


ということで、何故かこんなものを持っていたんですね。→ → →
良いでしょ。これ。

写真では見えにくいですか?
今時のUSBグッズなのに傘付き裸電球です。今ちょっとお気に入りです。
何たってすぐ玉切れしそうなので、最初から予備電球が2個付いていました。


えっ、意味ですか?・・・・・有りません。

2010年3月18日木曜日

報酬額研修会のExcelデータをアップしました

先日の報酬額研修会でお示しした「作業時間と作業効率からの報酬額試算表」をExcelデータで整えました。この表は研修会終了後、会員の皆さんから欲しいとリクエストされていたものです。
本日、宮城県土地家屋調査士会ホームページの会員専用ページにアップしましたので、お知らせいたします。なお、これは東北ブロック新人研修で使用したものとも同じものです。

このファイルは、何回かの研修会を経てシミュレーションを繰り返している内に計算式や表の体裁が壊れていた部分を、宮城会新人の大浦康宏さんが丁寧に調べてくれて、問題の無いように調整してくたものです。大浦さんには感謝します。

後日、宮城会から以下のとおり正式にご連絡差し上げます。

----------------
2月16日の研修会で、講師の鈴木会長が使用した「作業時間と作業効率からの報酬額試算表」のExcelデータを準備しました。
以下の条件を理解した上で、ダウンロードしてお使いください。


  1. 2月16日の研修会を受講なさっていない方は、受講なさった方の説明を聞くこと。
  2. 統一的報酬額表ではなく、損益分岐点を試算するための表であることを理解すること。
  3. このExcelデータを使用することで何らかの損害が発生しても宮城県土地家屋調査士会も鈴木会長個人も一切の責任は持たないことを理解して、ご自身の責任で使用すること。
以上

開業する決断

本日(3/17)、宮城会に入会したいという相談者がお見えになりました。その方は現在測量会社にお勤めだそうです。今回は、その会社に籍を置きながら入会の手続きをするおつもりだったようです。

皆さんご存じのとおり、測量会社に給料をもらっている間は登録できませんので、その旨を説明させていただき、ご理解を戴きました。土地家屋調査士法を学んだ方ですので、なぜそのような決まりになっているか趣旨から説明したら、直ぐに理解していただきました。

土地家屋調査士で生きていくとすれば、問題はいつ会社を辞めるかですね。人生かかっているから迷いますよね。
ご家族としっかり相談して決断して戴くしかありません。

いつも新人に申し上げるのですが、開業時期は好景気の時でも新人には仕事が有りません。
ですから、ただ景気を待つ事が得策とは思えないのです。
今が開業に最高の時期かもしれません。

もちろん若干の貯金は必要かもしれません。
ただし開業資金としてではなく、当面の生活費としてです。
私も開業後しばらくは調査士以外のバイトをしたりして生活を維持しました。

開業資金に関しては固定費をできるだけ抑えることです。
新人の事務所に、実際にお客様が来所することは少ないです。
現場も見なければならないし、だから私たちがお伺いすればよいのです。
事務所や道具に見栄を張る必要はありません。

しばらくの間は、新人同士又は先輩から機械などをレンタルしたりしながら仕事をこなし、もうけの何割を設備投資に廻すなどして、少しずつ揃えていけば良いのです。

そう言っても、最初からすぐ全部揃えたい方がいます。「○○から継続して仕事もらえるとの約束だから、大丈夫。」そう思っているのかもしれません。
でもね、売上は最小に、出費は最大に、想定しておかなければ安定した経営はできません。

このブログを読んでいる新入会員の方、または入会しようかなと迷っている方。
細かい話でも結構です。
開業や事務所運営など悩んでいたら遠慮無くご相談ください。

2010年3月17日水曜日

探偵ごっこ

今朝、私はシャーロッキアンと書きましたが、本日秋田会の田口総務部長からそのブログを見たとメールを戴きました。
私のブログは会長ブログと言っている以上炎上させるわけにもいかず、コメント欄を削除しています。(どこが会長ブログなのか、という疑問も最近有るけど・・・笑)
でもまったく反応がないのもちょっと寂しいのですよ。
たまにメールでコメントを戴くと嬉しかったりするのですから勝手なものです。

以下田口さんからのメール------------
私は,シャーロッキアンとまでは公言できませんが,
例えば「ジェレミー・ブレッド」という名前をみた瞬間,
・エドワード・ルーカスが殺された部屋で,
レストレードを外に出しワトスンと絨毯をひっくり返した後の「沈思黙考」
・六つめのナポレオンから,黒真珠を取り出したあとの言葉「
観察し,記憶すること」
・四人の署名,義足の男が捕まった後,
何故宝石を箱ごとテムズ川に放り込まなかったのか?と聞かれた返事「俺を追い詰めるほど利口な人間なら,箱を回収するのも簡単な筈」
・モリアーティとのやり取り,「
わしが何を言いに来たのか察しがついている筈」⇒「ではその答えも察しがつくはずだが」
・物乞いブーンの最後の言葉「さらば麗しのブーンよ,
天使達よ来たりて,永久の憩いに導き給え」(ウィリアムシェークスピア)
などなど思い出される場面,枚挙に暇がありません。

このたびの映画はまだ見ていませんが,久しぶりにジェレミー・
ブレッドのホームズを見たくなりました。

ここまで書いている田口さんは、間違いなくシャーロッキアンでしょう。結構調査士の皆さんの中にも「隠れシャーロッキアン」も多いのでしょうね。

私が初めてホームズに会ったのは小学生の頃です。
ホームズは初対面の人に向かって、小さな観察を積み上げて、次々とプロフィールを言い当てるところに、子供心が鷲掴みされました。
それからは、私大きくなったら絶対探偵になることに決めてまして、一応土地家屋調査士は仮の姿にするはずだったのですが・・・。

昨日のブログにも少し書きましたが、飲みに行って職業を聞かれると
「秘密守れる?じゃあ、君だけに教える。私は探偵。シーッ。
大きな声を出さないで。」
だいたいこんな事言っています。
「エーッ、ウッソー」って言われたら、「ほら、あのカウンターで一人で飲んでいるグレーのスーツを着ている人、いつも来ているの?」なんて聞いたりします。

持っている文具も様々な道具も、考えてみたら小さいモノが大好きです。それも機能から考えたら不合理に小さすぎて、使いづらいモノも大好きです。どうもこれは、探偵グッズを無意識に求めているからかも知れませんね。

2010年3月16日火曜日

私シャーロッキアンです

私は昔からシャーロッキアンです。
つまりシャーロック・ホームズの大ファンです。
彼の推理は子供の頃からの憧れでした。
今で言えば「やばい」って感じですか。
私、大きくなったら絶対探偵になると思っていました。
まだ、なっていないのですが。
それでも飲みに行って職業を聞かれると「探偵」と答えることがあります。

さて、最新のシャーロック・ホームズの映画ができました。



ホームズはロバート・ダウニー・Jr.で、ワトスンはジュード・ロウです。ロバート・ダウニー・Jr.は、あのアイアンマンですよ。ホームズ役は、まだジュード・ロウの方が良かったんじゃないかな。
どうもねぇ。

子供の頃から夢で会っていたホームズは、絶対違います。
ホームズのイメージを変える・・変えちゃいけないのです。
ホームズは絶対ジェレミー・ブレットですよね。
そこでこの映画は予告から気に入りませんでした。

でも映画でホームズをやっているのに、シャーロッキアンの私が見ないわけにはいかないのです。そこで今日21時からのレイトショーといういつもの時間帯で見てきました。ちなみに平日の特に月曜日の21時からは、安いし、必ず空いていてお勧めです。

映画はほとんどアクション映画でした。沈思黙考の部分があまりないのです。
原作ではバイオリンも優雅にストラディバリウスを演奏していたはずですが、映画では弦を指でちょっと弾いては、バイオリンを投げ出したりしました。
確かに原作のホームズもボクシングは強かったのですが、あそこまでのアクションはやっちゃいけないですよ。
ガイ・リッチー監督はやり遂げたつもりでしょうが、全世界のシャーロッキアンを敵に回したと思います。映画が始まってすぐから違和感どころか文句を言いたくて、最後まで「違うだろ」って思っていました。

でも帰宅してから冷静に考えると、映像も頑張っていたし、最後のタワーブリッジの上の格闘は、伝統的なアクション映画のお約束だし、まあまあ面白かったのです。

おそらくシャーロック・ホームズと言わなかったら認めたかもしれません。
以前「大場久美子」って子が転校して来て、その名前だけで嫌われたことが有りましたが、きっとそれですね。

2010年3月15日月曜日

第5回境界鑑定委員会

3月12日に第5回境界鑑定委員会が開催されました。
本来理事会と総会で承認されなければできない事ですが、この鑑定委員会では次年度の各支部で開催していただくために「筆界特定申請」の研修内容について具体的な検討がなされました。

県内各支部のご都合も有るでしょうが、できれば次年度事業にこの研修を加えて戴きたいと考えていることは、支部総会に伺ってお話ししたとおりです。

筆界特定申請は、いろいろな意味でも可能性のある分野だと思います。
(このいろいろな意味の詳細はお伺いしたときにお話しできると思います。)

ある支部では、筆界特定は件数が少ないから、そんな研修は不要であるという意見が出たようです。その支部内では筆界特定制度が始まってから2件しか出ていないとのこと。だから研修の必要は無いという意見だったようです。確かにそう言いたい気持も分かります。
でもこんな考え方もできませんか。
  • 私たち筆界特定制度に関して理解が無いから、目の前にある仕事に気がつかないだけなのかも知れないこと。
  • 筆界特定の分野は、一般事件が半分以下になっているときに、たとえ2件であっても増えている分野だということ。
表示登記の一般事件の研修はとても重要です。そこで昨年はオンライン申請に力を入れました。
今年は筆界特定申請に力を入れたいと思っています。この分野は、今の土地家屋調査士にとって必要な研修だと思っています。
筆界特定申請はいろいろと使えます。これは私だけの考えではないと思います。そうでなければ我妻鑑定委員長はじめ委員の皆さんが、あれだけ真剣な議論をして研修を組み立てようとする訳がありません。

もちろん優先順位は各支部でご判断いただければ良いと思っています。
どちらにしても私たちの未来について、忌憚ない議論をしましょう。

2010年3月14日日曜日

連日の地震

先ほど地震が有りました。
昨日に続いて震度4の大きめの地震です。
震源地は福島沖だそうですね。
会員の皆さんに被害は無かったでしょうか。
まだまだ余震が有るかもしれません。

宮城県沖地震の確率は仙台市の資料によると次のとおりです。
評価時点(基準)10年以内20年以内30年以内経過率
2010年(平成22年)1月1日70%程度90%程度以上99%0.85

この機会に自分の周囲環境をチェックしましょう。防災対策を確認し、先日書いたように家族の決め事も確認しましょう。

一番怖いのは災害に対して慣れっこになる事です。

牛後で良いから滑り込め

昨日はブログの更新ができませんでした。
実は酔い潰れてしまいました。

我がベガルタ仙台がJ1ホーム開幕戦を勝利で飾りました。
この日の為に用意しておいたワインを開けて、妻と乾杯しました。前も書いたように私はお酒はかなり弱いのです。昨日は嬉しくて、そして安心して飲んで録画も見ずにすぐ終わってしまいました。

先週ジュビロ磐田に勝って、今日は大宮アルディージャに勝ちました。
一戦一戦、ベガルタ仙台の守備陣の反応が変わっていくのが分かります。
先週の磐田戦でも90分闘っている間でも守備の対応が鋭くなっているのが分かりました。J1ではパスミスを待っていたら、いつまでもマイボールにならず、自ら相手ボールにチャレンジしなければなりません。そこが良くできてきました。
また相手の攻撃をサイドに追い込み、結果的にロングクロスを出すしかないところに限定し、それに対して中央をしっかり固めてエリゼウと広大がしっかり跳ね返す戦術もうまくできていました。

我がチームは、昨年の天皇杯の経験も含めてJ1に慣れ始めているのでしょう。
これからもJ1という舞台で、昨年のJ2からのメンバーも大きな進歩をするはずですし、既にこの2試合で顕著な進歩が見られます。
今年はすごくハラハラして、すごく悔しかったり、すごく楽しかったりする一年になるんでしょうね。

人間の能力はその置かれた環境で適応できるものですね。
史記の中で蘇秦が語った言葉に有名な「鶏口牛後」が有ります。
(鶏頭牛尾は誤用ですね)
意味はよく分かるのですが、私は逆に「牛後で良いから滑り込め」と考えています。意識の有る者が新たな環境に入れば、いつまでも牛後ではいないと思うからです。
それに反して意識が有っても、鶏口でいる間はぬるま湯の中でなかなか進歩できるものではないと考えています。

ですから私の判断基準は、昔から常に
「背伸びしても良いから牛後に滑り込め」です。

追記
第2節終わった時点で、J1仙台首位です!!
いやぁ、刹那的でも良いです。嬉しい。
追記2
写真を追加しました。

2010年3月12日金曜日

現場で象に会いました

以下は10年近く前の文章です。宮城会と連合会の会報に載ったものです。
久しぶりに見つけたので、以下転載します。

現場で象に出会ったことありますか?
よく先輩調査士から現場で「まむしにあった。」「熊にあった。」「猪にあった。」等々お聴きしますが、私は現場で象に会いました。
皆さん「嘘だろ」と言うと思います。
私だって目の当たりにしながら「ウソだろう」と思ったのだから…。

12年程前の秋でした。仙台市の西部の某山中でした。
土地の境界の立ち会い確認業務に補助者の吉田君と行きました。
所有者がたくさん集まって、いつもの様に「境界があそこだ。いやここだ。」と始まりました。
一角に六畳ほどの草の寝ている何となく広場のような場所がありました。
「ここのゾウどうした?」
隣接者の一人のおじさんが言いました。
「さあ、どこに行ったかな。」
人間思ってもいないことを突然言われると、脳が反応しません。
冷静に考えれば答えが一つしかないことを言われているにもかかわらず、自分の理性が崩壊しないように脳が事実を無視するのかも知れません。
その時は何にも気にとめず、
「こんな山の中に銅像でもあったのかな?」程度のことが浮かんだだけでした。
その日はめでたく境界も確認できて、トラバー用の木杭を設置して帰りました。

翌日現場に行くと、せっかく昨日設置したトラバー杭が何本も寝ています。
「本当に悪い悪戯をするヤツがいるな。困ったもんだ。」などと思いながら、
補助者の吉田君とまた細い山道に設置始めました。

30分ほどたったでしょうか。
3メートルほどの幅員の山道を向こうから灰色の大きな動物がやってきました。
くどいようですが人間考えてもいないことを目の当たりにすると、頭が白くなり行動が遅れます。
2人は黙ってその動物の動きを見ていました。我に帰ったのはかなり近づいてからでした。
山道の真ん中のトータルステーション(当時リース開始直後)を抱き上げ、林の中に入りました。木の間から目の前を悠然と行く大きな動物を吉田君と黙ったまま見送りました。

通り過ぎてから吉田君が私に訊きました。
「先生、あれは何でしょう?」
「ゾウ・・・だよね。」
「先生、野生でしょうか?」
「・・・・・・・」
結局その日はそれで仕事は終わりました。

後で聴いた話ですが、仙台のスーパーのTVコマーシャルで使った象が、たまたまこの山に預けられていたということでした。
なんと言われようが私は現場で象に会ったんです。
調査士20年やってきた中、これは大変自慢です。

2010年3月11日木曜日

Apple iPad

アップルからi-padが発表になりました。日本では4月末に買えるそうです。

1月27日発表後、全国の友人から「出ましたねぇ」「買うんでしょ」などと連絡をいただきました。ブログを読んでくれた方、読んでなくてもスズキは買うだろうと思っていた方、電話又はメールでご連絡をいただきました。でも気持は微妙なんです。

発表を見て、想像どおりでした。想像以上でも以下でもない「大きなiPod touch」でした。欲しいと思っていたもので想像どおりなら問題ないでしょって事なんだろうけど、やはり微妙なんです。
もっと何か驚かして欲しかったのです。
過去アップルはいつも何かやってくれました。
Mac-os、iPhone、iPod、古くはnewtonがありました。
それに比べて今回は、あまりにも想像通りなんです。
うーん。

amazonのKindleに対抗したbook readerの位置づけとも言われていますが、アップルがamazonの後追いで良いのか。想像できる新製品なんて、アップルはそれで良いのか。
どうも今回はノリマせん。

iPadは、あの大きな画面なのにマルチタスクはないし、フラッシュは使えないし。
コンピュータで入力した各種データを持ち歩いてビュアーとして考えるなら、あのディスプレーはもう少し小さい方が良かったし。
iPhone-OSだし、私は既にiPhone持っているし。
iworksが使えるらしいけど、これでバリバリ仕事するならMac-OSのタブレットが欲しかったし。
おそらくソニーが今年中に出してくるタブレットの方が使い勝手は良いんだろうな。




さて、注文しようか。

2010年3月10日水曜日

Wikipedia ウィキペディア

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』をご存じですか?

土地家屋調査士の皆さんも利用されている方が多いでしょう。
誰でも執筆に参加できるオープンな百科事典で、その閲覧も無料で利用できるものです。
一つの検索語について体系から把握したいと思うなら、単なるグーグル検索するよりも、このウィキペデアで検索することもお勧めします。

便利ですから、ご存じない方は一度ご参照ください。
従来の百科事典は、社会的に信頼されている権威者が執筆し、その著者名を明記し責任の所在を明らかにしたものです。その著者と出版社に信頼性があるので、引用もしやすいものです。
昔は多くの家庭に全○○巻という百科事典の棚が有りましたね。この百科事典の良さは何と言っても信頼性です。弱点は高価なこと、持ち歩けないこと、新しい項目が書いていないこと、雑多な項目いわゆるサブカルチャー等の情報が書いていないこと等があります。ウィキペディアの長所と短所は、丁度この逆になります。

このウィキペディアは誰でも執筆に参加できる百科事典です。
誰にでも「この分野は書ける」もしくは「語れる」という得意分野は有るはずです。ほとんど誰も知らないプロレスラーについて書いても良いのですから。そういう意味では、従来の百科事典に比べても、本当に多くの項目が掲載されています。

でも「誰が書いたか分からないので、その記載内容は信用できないではないか」という懸念はあると思います。正確にはそのとおりです。しかし書き込むためのガイドラインがあり、内容を検討議論できる場(ネット内)が有り、掲載内容を皆でチェックできるシステムにもなっていますので、結果的にほぼ信頼ができる記載となっているとも言えます。

私の土地家屋調査士活動に対する考え方は、これに近い考え方です。このことが特に新人に伝えたいことの一つです。

日本人は「中途半端」を嫌います。
「この道一筋」という言葉や「極める」という言葉が好きです。
でもそれでは大半の日本人は未達成で終わってしまいます。
自分が権威者になるまで発信できないとすれば、一生何も発信できません。

ウィキペディアのような発想であれば、今日から他人の役に立てるのです。
土地家屋調査士になる前の経験で何か一つでも発信できれば、皆の役に立てます。誰かの役に立つのには、自分が日本の中の一流でなくても良いのです。
私が新人に提唱している勉強会、その発展型の青調会(青年調査士会)もそうですし、私が長年携わっている講師や役員についても同じ考え方です。
全国の土地家屋調査士の中には、私より勉強している方はたくさんいるし、あらゆる分野で私より理解の深い方がいるのは分かっています。でも何でも分かっているから役員ではなく、私のレベルであっても動くから役員だと考えています。

100点を狙うと何もできません。
60点でよいから他人の為に今日から動きましょう。
少なくても50点、40点の人の役に立てます。

2010年3月9日火曜日

3月常任理事会と第4回理事会

本日3月9日は、午前に常任理事会、午後に理事会が開催されました。大きな議題は来年度の事業計画案と予算案を考える事です。
私が会長に就任して初めての作業です。

本日の理事会では、その事業計画案の下打ち合わせをしました。
きっちりと作り込んだ他の部の事業計画案には、なかなか意見が言えるものではありません。
もっと(予算の裏付けもない)アバウトな計画の段階でお互いに発表することにより意見を言い合えると思い、本日議論をしました。
今日の議論を基に各部で詳細を煮詰め、予算の裏付けもして事業計画案を立てます。
詳細は4月の理事会に決定しますので、その後にこのブログでもお知らせし、5月の総会に上程いたしますので、宜しくお願い致します。

また例年、支部長会と理事会を一緒にして開催していましたが、そうすると支部長の皆さんの発言の機会が少なくなると思っておりました。そこで次回は理事会と併催せず支部長会を独立して開催し、支部長さん達の忌憚ないご意見をお伺いしたいと思います。
この件も、本日常任理事会で承認されました。日程は4月6日(火)に開催したいと思っておりますが、もちろん後日支部長さん達のご都合もお聞きしたいと思いますので宜しくお願い致します。

本日の会議も沢山の意見が出たように、会員の皆さんの為にやりたい事はたくさんあるのですが、限られた予算と時間との制約があるので、事業仕訳をしなければなりません。実際に開催する事業を優先順位で考えなければなりません。
まだまだ調整の余地はあると思いますので、ご意見ご希望があれば是非お聞かせください。皆さんの土地家屋調査士会ですから。

さて、恒例の斎藤良一仙台支部長の手作りスイーツシリーズの差入れですが、本日はスイートポテトでした。毎回皆で美味しいと喜び、このブログでも紹介するので、仙台支部長には益々プレッシャーになっているようですが、構わず次回を待ちたいと思います。

2010年3月8日月曜日

東北ブロック新人研修会その後

東北ブロック新人研修会が先週末に開催されました。
その後新人研修会に参加された新人会員達から、いろいろなメールを戴いています。大変嬉しく思っています。

以前、「経験はつくるものです。」で書きましたが、新人は仕事ができないなら練習しなければならないのです。お客様で練習してはいけないのです。仕事ができないから、仕事が来ないのです。こんな当たり前のことが分からず、名刺を持ってウロウロしているだけでは、近い将来廃業せざるを得なくなります。

近畿ブロック新人研修会でも、近畿のグループが「自宅を測量してみます!」と言ってくれました。自宅を測量する分には誰にも怒られず、経験が積めます。
お互いに測量助手として手伝えば、測量技術だけでなく、土地測量の経験値が上がります。

東北の仲間も、お互いの自宅の土地を分筆してみる(もちろん直前まで)にトライするようです。資料調査、測量調査、隣接者との境界立会、調査報告書作成等々様々なことが経験できるでしょう。

調査士平均年齢と入会者平均年齢の差は、ほぼ20年。
その20年の経験値を一人で漫然と待つのか?
それとも10人集まってたくさんのシミュレーションをして、経験値を10倍早く積んで、2年で追いつこうと考えるのか?

福島では新人研修を受講した新人達間の「掲示板」が立ち上がったようです。
宮城でも新人研修の前に、既に特別研修を受講している新人会員もいます。

誰かに何かしてもらうのを待つ人生ならサラリーマンに戻った方が良いですよね。

2010年3月7日日曜日

東北ブロック新人研修終了

東北ブロック新人研修が3月4日〜6日の2泊3日で開催され、無事に終了しました。

新人の皆さんは3日間の長く濃い研修で疲れたでしょうが、あれだけの講師が集まる研修会はなかなか開催できない事なので、土地家屋調査士人生において良い経験になったと思います。
私も昔そうでしたが、業務をほとんど経験していない時に受講した研修の資料は、少し業務をこなした1年後に見るとまったく別の教えが理解できます。

今年の受講生も、業務をこなしはじめた3ヶ月後、6ヶ月後、1年後など経験を積むにつれて定期的に資料を見てください。おそらくまた別の気づきが有ると思いますので、その為にもできるだけ資料を手元に置いてください。

宮城会の先輩の皆さん、今回の新人研修を受講した宮城会の新人は以下の4名でした。この新人の皆さんは、熱心に受講し無事に終了証書を受領しました。
宜しくお願い致します。
入会順に紹介します。
  • 渋谷周一郎(石巻支部)
  • 遠藤 正和(仙台支部)
  • 升澤 宏之(仙台支部)
  • 大浦 康宏(仙台支部)
写真は渋谷周一郎君です。

2010年3月6日土曜日

449日間待ちました

2008年12月13日忘れられない日です。449日前の事です。
試合前日には土地家屋調査士会の忘年会があり、その忘年会に飲まずに参加して、その夜の23:30にバスで磐田に向かいました。目的は我がベガルタ仙台とジュビロ磐田のJ1・J2入替戦のアウェー参戦でした。
あと一点で立場が変わっていました。
試合結果に身体も精神も疲れ果てて、ほとんど無口で仙台に帰りました。

あの磐田のヤマハスタジアムの悲劇から449日、今日この日を待っていました。予定より一年遅れて7年ぶりにJ1に上がり、今日開幕戦があのジュビロ磐田でした。
私は東北ブロック新人研修終了後、山形から車を飛ばし、試合開始にギリギリ間に合い、テレビ観戦をしました。新人研修がなかったらヤマハスタジアムまで行ったでしょうね。

今年もキャンプも練習試合もテレビ・新聞・ネットの情報は全部見てましたし、気になって仕方がなかったのです。誰々が練習で調子が良いとか、インタビューにこんなこと答えていたとか、すべてのニュースに反応しては一喜一憂していました。

でもこのブログには何も書けませんでした。
どうしても開幕戦でジュビロ磐田に勝たないと、J1になった気分がしなかったからです。

勝ちました!

今から妻と乾杯です。今日は外でなく自宅で乾杯です。
だって今晩全部のスポーツニュースを見なければならないのですから。

ROOKIES ルーキーズ

本日(3月5日)は東北ブロック新人研修に講師として伺いました。

最近全国の新人とお会いしていて思う事ですが、「なんか大人しいな」という事です。良い子なんだけど、少し元気が無く見えるんですよ。
「私たち言われたとおり勉強しました。」
「そして資格取りました。」
「次は何をすれば良いのでしょう。」
いわゆる指示待ち世代なのかもしれませんね。

昨年流行った映画に「ルーキーズ」があります。漫画が原作でテレビドラマになり、評判が良くて映画になり、映画も大ヒットしました。
いわゆる不良グループがいて、そこに熱血教師が赴任し、野球部に仕立て甲子園を目指すドラマです。この手のラグビーやサッカーを舞台にした不良達と熱血教師のドラマは、昔も「青春もの」として支持されていました。方向性が示され、一人一人のドラマを抱えながら、それぞれの努力を描いていきます。野球などのスポーツは構成メンバーが多いので群像劇としても描き易いのでしょうね。
ちなみにこの原作者の森田まさのりは、この登場人物達の名前に歴代の阪神タイガースの選手名を与えました。そしてこの熱血教師の名前に、その中からよりによって「川藤」を採用するセンスが好きですね。

私たち世代は丁度この「青春もの」世代なので、この手のドラマには簡単にはまるけれど、このドラマが今の若者にも圧倒的に指示されたという事は、まだまだ若い人も捨てたものじゃないのかもしれません。
だったら遠慮せず頑張るしか無いんでしょうね。

おそらく皆さんは「ルーキーズ」と同じく、皆昨日まで甲子園出場など考えていない人生だったんでしょう。
でもね甲子園を目指すと腹を決めたのなら、実現する方法はあると思っています。

問題は腹の決め方、言い方を変えたら「覚悟」です。
そして考えているだけでなく、一歩を踏み出す事です。

既にこの資格に踏み出したという事は「俺頑張る」と言う世界なのですから。
さて調査士会の「ルーキーズ』は、本当に甲子園までいけるのか?

追記
関係ないけど山形に「修ちゃんラーメン」というものがありました。
古積さんに教えていただき、この店で最後に〆ました。さすがに(?)「修ちゃんラーメン」は美味かった。

追記2
昨晩このブログを書いてアップしましたが、酔っぱらってから書いたので文章がかなり怪しかったので、今朝書き直しました。

追記3
「書き直してこの文章か」という突っ込みは無しね。

2010年3月5日金曜日

22年度土地家屋調査士試験日決定

今日から3日間は、山形で東北ブロック新人研修が開催されます。私の担当は明日です。ただ今、明日の研修のスライドが完成しました。(毎回同じように見えますが、受講者を想像して少しは変えているのですよ。)

いつも言ってますように「新人教育は自分の商売敵を育てること」という発想は絶対してはいけないと思います。次世代の有力な新人がどんどん入ってきて、元気に一流の土地家屋調査士を目指してもらうのが、世間の為で業界の為です。そして、廻り廻って自分の為にもなります。


例えば周りの土地家屋調査士が登記事故を起こしたりして悲惨なときに、自分の事務所だけ儲かったとしてそれで本当に満足でしょうか。土地家屋調査士が皆で元気よく研鑽して職域を皆で広げ、「土地家屋調査士は凄い」と心から思える世界にしたいと思いませんか。これは決して理想論ではないと思っています。


新人は最初からつまずくと、取り返しがつかなくなる事が有ります。一番最初に誰かが本気で新人の役に立てば、新人はその後しっかりとした調査士人生を過ごせると思うのです。

私も先輩に助けられて来ました。そのお礼はその先輩にではなく、業界にすれば良いと思っています。ですから私は新人研修をライフワークだと思っています。


さて、平成22年度の土地家屋調査士試験日が確定したようです。以下法務省から発表になっています。新しく我々の業界を本気で目指す方々には是非合格して欲しいと思います。そして来年、東北ブロックの新人研修でお目にかかりたいものです。


以下法務省HPより・・・

平成22年度の土地家屋調査士試験の実施方法については,例年どおり,土地家屋調査士試験に関する官報公告及び受験案内でお知らせすることとなりますが,筆記試験は平成22年8月22日(日曜日)に実施される予定ですので,あらかじめお知らせします。

なお,筆記試験及び口述試験の解答に当たり適用すべき法令等は,平成22年4月1日(木曜日)現在において施行されているものとされる予定です。

2010年3月4日木曜日

♂ オスを作るコスト

以前も書きましたが、私、大学の専攻は理学部生物学科でした。理科の教員免許も持っています。と言っても何十年も前の話で、何も覚えていませんが。

私の大学当時は、生物に分子生物学の手法が入ってきた頃で、どんどん分子レベルで生物のメカニズムが解明できていた時代です。今まで分からなかった生物の仕組みが、新しい手法によって詳しく分かってきたという頃でした。
それらを見て、生物は本当に緻密で素晴らしい設計になっているんだと心から感動しました。しかし、それによって新たな疑問が湧いてきます。このような緻密な設計は本当に自然淘汰等でなされたのか、やはり創造主が設計したのではないのか。本当にそう思いたくなってしまうほど計算されたような見事な設計です。
ただ後者の議論は理学部ではできないですから、生物研究者の端くれとしては顕微鏡を覗いては悩むわけです。
今は測量器の望遠鏡を除いて悩んでいる訳ですが・・。

さて、雌雄の話です。これも本当のところは分からないのですが。
無性生殖の生物がある中で、なぜ有性生殖の生物があるのでしょうか。
無性生殖の、例えば分裂は、一般的に養分が無いときはじっとしていて、養分が増えると分裂して増殖します。合理的ですね。
それでは無性生殖で次世代をつくればよいところ、わざわざ大変な生物的コストをかけてまでオスを作ることはどんな意味があるのでしょうか。(ちなみに生物の基本はメスで、発達の過程で遺伝子によりオスが形成されます)

無性生殖は同じ遺伝子で次世代が作られます。もしそこに新たな環境に適合できない弱い形質があれば、それもそのまま受け継がれますので、その生物は絶滅する虞があります。

有性生殖の場合は親の遺伝子を半分ずつ出し合って新たな子を作るので、たとえ遺伝子に欠陥があったりしても修復できる可能性があり、新しい環境や新しいウィルス等に対抗できる身体を作ることができる可能性も有ります。

複数の性を作るのは大変複雑なコストを伴います。それでも環境の変化に対応するにはどうしても有性の方が合理的なのでしょう。
この性が有ることによる悲喜こもごもは、人間も含め様々なドラマが有るのですが、これは別の機会にお話ししましょうか。

土地家屋調査士も60年の間、調査士から補助者への徒弟制度の中で、その遺伝子の承継は無性生殖のような状態ではなかったのでしょうか。環境の変化に対応するためにも、新たな遺伝子を導入するコストも考えなければならない時代に来ているかもしれません。

2010年3月2日火曜日

計算尺って知ってますか

机の引出(玩具箱とも言う)の奥から計算尺が出てきました。
こんな懐かしいものは、忙しいときに限って出てくるんですね。困ったものです。これは、私が高校生の時に面白がって買った物ですね。

何故かカーソルが無くなっていましたので、修理ができないかとヘンミ計算尺さんを調べました。(本当に忙しいんだよね)
現在はこの計算尺は製作も修理もしていないようです。残念です。
ヘンミ計算尺株式会社さんは、世界を席巻した栄光の名前を変えず別の業態に変わっていました。でも下記のような特殊な計算尺は今も製作しているとのこと、電気も使わないという価値も有るのでしょう。今も使われているんですね。また自分で使わないのに欲しくなりました。
  1. ウエイト・コントロール・カルキュレータ (肥満度チェック)
  2. ダクト配管計算
  3. 心胸郭比スケール(医療関係)
  4. 公害関連計算
  5. ロードアジャスタ(航空機関連)
  6. カロリー計算
  7. 経営関連計算

しかし対数を用いて、かけ算や割り算、比例、対数、三角関数、対数計算がアナログでできちゃうこの道具を初めて見たときは感激しました。本当に良く思いつきましたね。1620年には計算尺の原型ができていたようです。この年は白石で片倉小十郎景綱が死んで5年目ですから。(どんな比較なんだ)

デジタルグッズが大好きなくせに、最近は特に筆とか計算尺などアナログの極みに心が動きます。
しかしこの計算尺、高校生当時の私にとっても、まったく必要では無かったのですが、面白そうだけで買う癖は昔から変わらないようです。

2010年3月1日月曜日

ミディエーションと地積測量図

中部ブロック新人研修の帰り、飛行機の時間まで鈴木有香先生(早稲田大学紛争交渉研究所客員研究員)の「対人コミュニケーションの基礎とミディエーション」という講義の一部を2時間ほど見学させて戴きました。
様々な示唆を含む魅力的な講義でした。個人的にも組織としても一度通して受講したいものだと思いました。

さて、その見学の際に同席させてもらった白鳳大学の和田直人先生のお話が心に残って消えません。
「多くの土地家屋調査士は、このミディエーションの際に、地積測量図等を一枚出しただけでスイッチが入って、対人コミュニケーションが変わってしまう。」このようなニュアンスのお話しが有りました。

分かる様な気がします。一生懸命ミディエーションのトレーニングを受け、対人コミュニケーションができるような気になっても、おそらく土地家屋調査士の性で、地積測量図等の資料を見ると別のスイッチが入るのでしょう。
土地家屋調査士は、いつも筆界鑑定技術を駆使して境界を捜しています。そのため、どうしても資料から読み取れそうな筆界の正誤に目が奪われ、ミディエーションの主役の座がいつの間にか当事者から自分に移り、資料の解説を始めたくなったり、判決のような答えを出したくなったりするのでしょうね。
境界のADRを担当する際には、調査士のスイッチには特に気をつけなければなりませんね。