2021年10月21日木曜日

11/28 土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスin東京

10月17日(日)に土地家屋調査士試験の筆記試験を終え、答え合わせをして合格の確信を持った方々もたくさんいるでしょう。

次は土地家屋調査士事務所の開業に向けての準備に入るのでしょうか。

「いざ開業」と考えると、実際何からどうすれば良いのか、迷い始めている方も半分くらいはいるでしょうね。

いつも言ってますが、その方の能力、立場、環境様々な観点から考えなければならないので、一般論だけで割り切れるものではないし、ましてや匿名で書かれたSNSのつぶやきを信じて人生を決めるのはやめた方がよいです。

私のガイダンスでは、一人一人の事情を聞いて、その人に合ったアドバイスをしています。

また土地家屋調査士として開業してからも事務所経営の悩みは尽きません。開業後で悩んでいる方などにもアドバイスしています。

迷ってたり悩んでいる方は一度聞いてみてください。なお実費の一部は負担してもらっていますが商売ではありませんからご安心ください。

10月30日(土)に博多で「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスin福岡」を開催いたします。あと数人なら席がありますので、ご参加希望の方は以下のメールアドレスに直接ご連絡ください。

また、前回のブログで予告しましたが、今年11月28日(日)に東京で「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスin東京」を開催いたします。

詳細は以下のとおりで正式に決まりました。

東京会場にご参加希望の方も以下のメールアドレスにご連絡ください。


「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 東京」

日時:令和3年11月28日(日)13時から16時(すべての質問に答えるまで) 

場所すみだ産業会館 第4会議室 03-3635-4351
東京都墨田区江東橋3丁目9番10号(墨田区・丸井共同開発ビル8・9階)
JR / 東京メトロ 錦糸町駅より徒歩1分

コロナ対策: 
・私も受講者も相互に厳格な体調管理をする 
・参加人数に対して十分な広さの会場を確保する
・消毒用アルコール等を準備する 
・換気などをこまめにする
* 私はワクチンを2回接種しています

会費:3,000円

受講対象者: 
土地家屋調査士受験者、土地家屋調査士試験合格者、土地家屋調査士会員
・土地家屋調査士試験合格したけれど、開業する勇気がない方
・事務所や設備など、開業資金の計画が立たない方
・土地家屋調査士の先行きは大丈夫かなと心配している方 
・土地家屋調査士になったけれど仕事がなくて、この先どうすれば良いか悩んでいる方 
・法人に就職して、本当は独立するはずだったんだけどなぁと後悔している方 
・久しぶりに鈴木の話を聞きたいなと思った方  

申込先 E-mail :mucha@rr.iij4u.or.jp 
(メールで連絡がつかない場合)
 鈴木修事務所 電話:022−215ー1655

*申込み戴いたら必ず返信いたします。
以前に、参加申込みメールが迷惑メールフォルダに入ってしまって、
ご連絡に気が付かず、失礼した方が数人いました。
数日待って返信がなければ申し訳ありませんが、一度お電話ください。

*差し支えない範囲のプロフィールや具体的な質問など予めお知らせください。
参加者全員の疑問や悩みをスッキリさせて帰したいのです。
個人情報は外には漏らしません。その方に合った答えを出したいためのお願いです。

その他:
*受講者の人生だけではなくその方のご家族の人生がかかっているので、ご一緒に聴いて戴くためにご家族同伴でも結構です。  

*ガイダンスの詳細は以下のブログなどを参照ください。  
http://fermatadiary.blogspot.com/2020/07/in_13.html 

*会場の準備の都合上、参加を迷っている方もその旨を一度お知らせください。 







2021年10月17日日曜日

土地家屋調査士筆記試験を受験された方に

 本日10月17日(日)は、令和3年度土地家屋調査士試験の筆記試験の日でした。

受験された方は本当にお疲れ様でした。

出願者は4733人でした。去年の合格率は8.4%(対出願者数)でしたが、今年も似たようなものであれば、合格者は400人弱でしょうか。

筆記試験の合格発表は来年の1月12日です。合否は自分でもわかると思いますが、それにしてもはっきりするまで、長いですね。

まずは、ゆっくり休んでください。


ただし、ペースを落としても良いですから、1週間以上は勉強を休まないでください。試験のための一夜漬けのように積み重ねた知識は休むとすぐに蒸発します。

今回合格したと確信した方にはプロとして本当の実力をつけてもらわなければなりません。

資格試験なら2、3問間違っても合格できるでしょうが、プロはダメです。専門家として人生一度でも業務で間違ったら致命傷でしょう。


また、専門家の世界は、最後は実力の世界です。

コネなどがなくても実力があれば逆転できます。


仕事が減っていると誤解されている方もいます。ただし、それは昭和時代の典型的な登記代理のような仕事のことでしょう。それなら確かに減少しています。少子高齢化の中で所有者不明土地や空き家が問題になる時代です。それは当然です。

でも皆さんはこれから実力で勝負する方々です。昭和時代のノウハウで生きていく人たちではないでしょう。

大丈夫です。新しい時代には新しい時代の仕事があります。

少なくても、勉強を続けている私や私の仲間達はとても忙しいです。


今回不本意だった方も、合格したと確信した方も、少し落ち着いて将来を考えることになったら、個人の状況に合わせて相談に乗りますよ。

なお、集合形式の「土地家屋調査士開業・経営ガイダンス」は、コロナが一段落してきたので、これからも全国各地で開催する予定です。

近日では、このブログで予告どおり10月30日(土)に福岡で開催します。

また11月28日(日)に東京で開催を計画中です。

近々、詳細をお知らせできると思います。

頑張っている皆さんを応援しています。






2021年10月10日日曜日

福岡の事前質問「都度質問しながら解決していく方法は」

10月30日に開催予定の「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスin福岡」は参加申し込みのメールも順調に届いておりますし、福岡を含む全国の緊急事態宣言も解除になりましたので、必ず開催いたします。

ガイダンスでお話しする内容は、このブログで一般論として答えてきたことも多いですが、相談者の各々の人生なので、各々の能力や環境に合わせて答え方の詳細が当然変わります。

ガイダンスでは、能力と環境の違う他の参加者に対する答えが、同じ質問の自分に対する答えと、どこが同じでどこが違うかを把握するだけでも、問題解決の理解が深まるでしょう。

当日には、全員の質問に全部答えるつもりです。当然、皆さんの置かれた条件をできるだけ意識してお答えしますが、やはり当日の時間がない中で工夫しなければなりません。そのために、時間配分のためにも事前の相談内容をお聞きしておりました。今日時点でも、すでにたくさんの質問が届いております。

その中の質問に少し答えましょう。開業にあたって実力に不安のある相談が多いですね。当たり前ですが。このブログの回答はあくまでも一般論ですので、当日は具体的にお尋ねして個別の回答をしたいと思います。

質問「とにかく実務経験が浅いので不安です。その都度分かる人に教えてもらいながら解決していけるだろうと考えてますが、甘いでしょうか?」

あなたの実力が分かりませんが、確かに甘いかもしれませんね。
この質問しているという時点で、これは謙遜だけではなく、やはり分からないのだろうと思われます。
つまり、自分で分かっていない業務まで受託して、その度に先輩に聞きに行くのですね。
土地家屋調査士業を舐めないでください。
土地家屋調査士が受託するときは、依頼者からの相談に答えたり、見通しをお伝えしたり、段取りを説明したりして、安心をお伝えすることになります。
だから「そもそもそのレベルで、まともなお仕事を受託できるか」という問題がありますが。(まともなお仕事についてはガイダンスで説明します)

さて、この受託の問題をおいたとしても、この方法で実際に実力がつくとすれば、ご自分で普段からよほど体系的な勉強をしている前提で、実務上の枝葉だけを補うという位置付けでなければなりません。
本人がわからないところだけを聞いても、どうにもならないです。その目先の仕事だけは終わるかもしれませんが、それを続けても経験にもならないかもしれません。


「結局質問とは、自分が分からないところを尋ねることですが、君が質問できるということは、君の分からない箇所を絞ることができたということです。
もちろん、君の質問が論点を外していることはあるでしょうが、少なくても問題点として絞ることができたのだから、近所に親切な先輩がいなくてもいずれは解決するはずの問題です。
私が新人を指導をしていて一番「分かっていないな」と思う箇所は、「分からない」と質問してきた箇所よりも、本人が問題点だと気が付いていない箇所なのです。」

私は確かに補助者を経ないで開業しました。だからこそ、実力不足を認識していて、毎日かなりの勉強をしました。それは資格試験勉強の比ではありません。
そしてそれは常に学問の「体系」を意識しながら勉強をしてきました。
知らないところを先輩に質問しているだけでは、どうしても体系が身に付きません。
体系がわからないから、新しい事例にも対応ができないのです。
試験合格できない人が「今回は新傾向だった」と言い訳しているのと同じ状況ですね。

私に質問してきた後輩には、できるだけ体系に沿って理論を教えてから質問に答えるようにしていますが、質問者の知識によっては時間がかかりすぎることもあり、全部を伝えることは難しいと思っています。また体系から教えてくれる先輩はなかなかいないと思います。

結局、ちゃんとした先生について、短い期間でも、しっかり学んだほうが早道だと思います。ちゃんとした先生の選び方はガイダンスでお話ししましょう。

土地家屋調査士は「専門家」です。この意味が分かりにくければ他の専門家で考えてみてください。
病気で困っている患者が来院するたびに、いちいち先輩に相談にいく医者がいたらどう考えますか?