2013年6月28日金曜日

新しいリーダーのために

どんな組織にもリーダーがいます。
私達の業界では5月に半数の単位会の会長が替わりました。
日調連では今月新しい会長が決まりました。
また各地の支部長、青調会会長などたくさんの組織リーダーができました。

下の立場でいた頃に何でも自分で決められないもどかしさを感じながらも、いざリーダーになってみると、「上司に決済をお願いしているという言い訳」が通じた立場がなんて楽だったのか、と感じているのではないですか。
自分で最終判断する難しさを感じているんではないですか。

でも、リーダーの判断なんて、大抵答えは決まっているのです。
誰のために判断するかの部分がブレなければ、絶対に答えは決まります。

そして何をやっても組織というものに対する反対はあります。
全員賛成なんて珍しいのです。
一番やっていけないのは、反対者を気にするあまり、判断がブレて見えることです。
自分(勲章など)のためにリーダーをやっている人は論外ですが、皆の為にリーダーをやっているとすれば、それに反対する人は大抵2割以下でしょう。
そのうるさい2割を気にするあまり、大人しい8割の賛同者よりも重視してしまうことが問題なのです。所詮2割です。決を採れば賛成票は8割なんですから決まるのです。
でも2割を気にするあまり、その2割の人達に他の人達の3倍程の意味付けをすると、6割が反対みたいな気になってしまいます。そこでブレると賛同者だった8割も崩れます。
結構これが多いようです。


そう、答えは決まっているんです。
迷うのは、「なんでそれをオレがやるのか」ということです。
当たり前なんです。リーダーになったら、やらなければならないことは仕方ありません。やるだけです。

嫌でもやるしか無いんです。

大丈夫です。
会員や制度のために判断して動けば8割は味方ですから。




2013年6月26日水曜日

訃報-白子正昭 会員のご令室様ご逝去

本会業務部理事の白子正昭 会員(仙台支部) のご令室様が本日ご逝去されました。
葬儀等は以下のとおりです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

<通 夜>

日 時  平成25年6月27日(木)午後7時~
場 所 「セレモール太白」
     仙台市太白区大野田字宮脇28
     電話 022-304-0355

<葬 儀>

日 時  平成25年6月28日(金)午後1時~
場 所 「セレモール太白」
     仙台市太白区大野田字宮脇28
     電話 022-304-0355

<喪 主>

 白子正昭 様



2013年6月25日火曜日

ちょい悪オヤジの会

私は「ちょい悪オヤジの会」の会長かっ!

って、ツッコミたくなるような封書が届きました。



このようなミスは初心者には起きません。
「かおく kaoku」「こあく koaku」
ブライドタッチのできる人に起こります。
慣れてきた頃ミスが起きます。すべて物事はそういうものです。
プロとして気をつけましょうね。

それにしても笑っちゃいました。
間違うにしてもこれはね。

この封書を届けてくれた方にも、迷いは無かったでしょうし。
思い当たる会員も・・・






訃報ー古積 威会員のご母堂様ご逝去

本会相談役の古積 威会員(仙台支部)のご母堂様が6月23日にご逝去なされました。
葬儀等は以下のとおりです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。


<通 夜>

日 時 平成25年6月27日(木)午後6時~
場 所 「メモリアルホールあさの」
    名取市増田字柳田375
    電話 022-382-2831

<葬 儀>

日 時 平成25年6月28日(金)午後1時~
場 所「メモリアルホールあさの」
   名取市増田字柳田375
   電話 022-382-2831

<喪 主>

五嶋弘之様
  (古積威 会員のお兄様)

2013年6月24日月曜日

ケズリキャップ

これは何でしょうか?
六角形で真ん中に穴?





前から見つけたら買おうかと思っていたものですが、文具店でなかなか出会わなかったので、存在を知ってからもしばらく買えなかったものです。

鉛筆を上から見たような形をしていますね。


鉛筆と言えば、私の周りもシャープペンが鉛筆を駆逐したように見えます。
私自身の筆記でも鉛筆の出番が減りました。

それでも鉛筆は好きです。
何かものを考えるときの例のスケッチブックを前に使うペンは、2B鉛筆のことも多いです。

また赤鉛筆は未だにレギュラークラスで活躍しています。
でも文書にライン以外にも書き込みをする場合は、赤鉛筆の味わいは捨てられません。


そんな鉛筆の楽しみ(問題?)は鉛筆を削ることでもあります。
鉛筆削りは基本的に楽しみにしたいと思っていますが、時間の無いときには合理的な鉛筆削りも必要です。

さてこの写真ですが、実は鉛筆削りです。

ケズリキャップという商品です。
裏がこんな形でシャープナーが着いています。



何が画期的かというと、ペットボトルに取り付けられるシャープナーなんです。
あのシャチハタが作ってくれました。





今までのシャープナーは何か紙の上で鉛筆を削ることを要求されましたが、これはペットボトルにつけて、たとえば500ml一杯になるまで削りクズを溜められます。
写真は赤鉛筆を差し込んだところです。

メーカーによると500mlで鉛筆10本分だそうです。
えんぴつ10本だと何年か捨てなくて良いかも・・・


やはり文具って嬉しいです。
300円のグッズで結構語れるんですから。






2013年6月22日土曜日

仲良しクラブ

「仲良しクラブが何できる?」
こんな台詞が飛び交うくらい「仲良しクラブ」って、ネガティブな単語なんですね。

仲良し・・・
なあなあ、もたれ合い、ぬるま湯、村社会・・・
う〜ん、そんなイメージですか。

それでも私は「仲良しクラブで結構」と思っています。
世間のイメージの「なあなあで意見も言わないという組織」では、喧嘩はしない組織かも知れませんが、普通は逆に信用できない組織だと思うので、本当の仲良しクラブには成り得ません。

もちろん、自分で「組織における良い人」「組織における調整役」と思う人も、ちょっと怪しいと思っています。
「良い人でいたい」と思う人は、結局何もできない人だと思います。
誰かに嫌われたくないと思うあまり、当たり障りのないことに終始するから、その人は何の役にも立たない人になります。
自分で「調整役」だと思う人も同じです。調整役については以前ブログで書きました。
そんな人達がいたら、組織はむしろ仲良くなれません。
それが仲良しクラブである訳がありません。

我を通したり、妬んだり、意見ではなく感情で議論をしようとしてる人達がいれば、それは切磋琢磨とは異なります。結果的に「なあなあで意見も言わない組織」と同じになります。

組織は、お互いに我を通すのではなく、構成員がお互いを尊重して、本気で意見を交換し、その議論の末に共に歩けば、信頼により仲良くなるに決まっています。

本当に心からの仲良しクラブを作りましょう。
私は、僅かな構成人数の組織で仲良くできないままでいることは、切磋琢磨ではなくて組織的能力が無いのではないかと思います。



2013年6月20日木曜日

日調連総会 ノーサイド

18日と19日に日本土地家屋調査士会連合会の第70回定時総会が東京ドームホテルで開催されました。今回の総会では以下の議題が審議されました。

第1号議案 平成24年度一般会計及び特別会計決算報告承認の件
承認されました。

第2号議案 役員選任の件
承認されました。

第3号議案 日調連認証局の民間認証局への移行計画審議の件
コスト削減の為に日調連特定認証局を民間の認証局に業務委託することが承認されました。現行認証局の利用申し込みは平成26年4月で受付終了になります。民間認証局の電子証明書は同年8月に発行開始の予定です。電子証明書は従来のICカードではなく、電子ファイル方式に変更になる可能性が高いです。詳細は通知が有り次第、お知らせします。

第4号議案 第3号議案に関連した会則の一部改正(案)審議の件
日調連会則の中の認証局に関する条文を第三者委託することが可能になるように改正する案が示され、承認されました。

第5号議案 日調連共済会事業である団体定期保険の廃止審議の件
加入者の減少のため契約更新ができなくなるので、廃止することが承認されました。
今後の対応の説明を7月に各調査士会と被保険者に通知されるそうです。

第6号議案 平成25年度事業計画(案)審議の件
承認されました。

第7号議案 平成25年度一般会計及び特別会計予算(案)審議の件
承認されました。


第2号議案の役員任期満了による選挙では以下の結果になりました。
林会長はじめ新しい役員の皆さんは更にお忙しいことになるでしょうが、よろしくお願いいたします。

日調連会長
林 千年(岐阜)

日調連副会長
岡田潤一郎(愛媛)
加賀谷朋彦(栃木)
菅原 唯夫(岩手)
宮嶋 泰 (大分)


宮下選挙管理委員長が選挙結果を議場に報告する際に、補足的に述べられました。
「選挙活動は自由で結構ですが、やはり全国を歩くということは時間的にも金銭的にも大変負担になることであり、次年度までに検討が必要だと考えます。」
これは、私が前ブログでも訴えていることです。

さて、勝った候補は、相手候補への投票数を考えて謙虚に会務に向かって欲しいですし、負けた候補と支えた陣営は、選挙にしこりを残さずに全国が一体として動ける様に協力して欲しいと思います。
そして全国の会員は、今回の選挙が単なるお祭りで終わるのではなくて、どうすれば我々の日調連が正常な方向に進めるようになるのか、しっかりと応援しながら継続して考えましょう。

ノーサイド

きれいごとで言っているのではありません。
大きな変革のうねりが目の前に来ています。
ノーサイドができないで業界がギクシャクしてると、業界全体が負けになります。






2013年6月17日月曜日

(続)日調連会長副会長選挙を考える

先日のブログ「日調連会長副会長選挙を考える」では、個人的にも様々なご意見を戴きました。ありがとうございます。

明日が日調連の総会で選挙直前ですが、このブログでは誰かの選挙応援をするつもりはありません。ただこのタイミングでこのブログを書いているのは、今回の選挙を皆さん各々の立場で注視しておいて欲しいからです。

我々の選挙制度はどうなっているのか。
その制度の中で、誰がどんな考えで立候補して、代議員は何を考えてどんな立場で投票しているのかを考えてください。

もしあなたが代議員で投票する立場なら誰に投票しますか?
各候補の情報がありますか?
何を基準に選びますか?
あの所信表明だけでは何を言いたいのか分からないでしょ。
だから自分のブロックから出る人や、単に挨拶に来た人を応援する「昭和の選挙」になることが多いのです。

ブロックの票数が同じならそれでも正当な選択ができる余地がありますが、これだけ格差があれば、ブロック間の駆け引きが出て来ます。
そんな駆け引きの中では、争点が土地家屋調査士の制度を語る選挙になっていません。

各ブロックの対抗戦のような選挙はいい加減やめて欲しいのです。
もっと日本全体を考えて議論できなければなりません。

誰が役員でも業界が何とかなる護送船団方式の時代は過ぎ去っています。

さて、先日のブログに対する意見の中で、今の日調連の選挙を代議員制の間接選挙から会員全員による直接選挙にすべきであるという意見が多いですね。
これについては、現在日本「土地家屋調査士会」連合会が50会の連合であり、「土地家屋調査士」連合会でないという理由で排除されています。(物理的な障害はネットの時代で解消されています。)
まあそれも理解できますが、会員数により単位会に代議員数が割り当てられているのですから、代議員制でも会員個人の意思が反映されていなければなりません。

日調連の事業方針大綱(案)に会員の「帰属意識の高揚」が有りますが、これは理論どおり50会だけが組織する連合会であれば50会の日調連への帰属意識だけしか言えないはずですが、実際には、日調連会長が考えていることが会員全員の帰属意識の高揚を言っていることであることは疑問の余地がないでしょう。
事業方針大綱に、組織への「帰属意識の高揚」を掲げなければならない組織は、とても悲しいですが、それは置いておいて、そうであればもう少し分かりやすい選挙にすべきでしょう。
何を考えているか分からない人に会員の意識は帰属しないからです。

その延長で、土地家屋調査士法が不便であれば改正も視野に入れるべきでしょう。

しかし、ここまで書いていながらも、私は今の時点で会員全員の直接選挙には消極的です。
何故なら、今のままでは有権者側にも問題があるからです。
今現在でも、会員全員が自分の所属している単位会の役員を直接に選べるシステムにある訳ですが、その選挙にしっかりとした意思を持って臨んでいると必ずしも思えないからです。
まずそこからだと思っています。

ちなみに全国で直接選挙をしていない単位会が2つ有りました。鹿児島会と東京会です。前者は離島があるため、後者は会員数が多いためでしょう。
前回鹿児島会は代議員制をやめて直接選挙に変えたようです。

話を戻して、自分たちの単位会の役員を、会員のしっかりした判断で選んでいたら、その役員と会員の判断基準がそんなに異なるはずがありません。その単位会の役員達が、同じ判断基準で日調連の役員を選ぶなら、代議員制で何の不都合も無いでしょう。
もちろん前回のブログで書いたように、候補者の所信表明をネットで通知するとか、論点を公開討論するとかの情報開示が条件ですが。

役員になりたいだけの人を単位会の会長に選んでいたら、その単位会の会長は、やはり日調連の会長を選ぶのにそのような基準で選びます。それがブロック対抗戦の元になっているのかも知れません。

代議員制でしっかりと会員個人の判断を生かせる選挙をしてから、直接選挙移行を議論しても良いと思っています。

明日は日調連選挙です。
会員皆で関心を持って注目しましょう。




2013年6月15日土曜日

フリクションボール・ノック・ビズ

フリクションボール・ノック・ビズ(Frixion Ball Knock Biz)です。
新製品です。
軸の適度な直径が、スッキリ見えますし、スーツのペンホルダーにもフィットします。
またメタリックボディの重みが持ったときのバランスを感じの良いものにしています。
やっと持ち歩けるフリクションが出たなと思いました。


最初フリクションが出たときはプラスチック製のものでした。
機能は素晴らしいのに外観がチープだと思っていました。
その後フリクションシリーズは、様々なバリエーションを展開し、充実してきました。


右からオリジナルのフリクション・ボール
フリクション・ノック
フリクション・ライト(蛍光ペン)
フリクション・カラーズ
フリクション・いろえんぴつ
フリクション・ライト(蛍光ペン)
フリクション・ボール・スリム0.38

このブログでは、他にフリクション・ボール3(3色ペン)イレーザーも紹介しましたね。

それらと前後してBIZシリーズが出ました。
このBIZシリーズはビジネスマンがお客様の前で出しても格好の付く、高級感のあるフリクションボールでしたが、私はどうも美しくないと思っていました。だから持っていませんから写真がありません。

またペン軸に木をあしらった3色のフリクションボール3ウッドシリーズもあったのですが、このデザインも少し高級感を出したものでしょうが、私には合わないものでした。

ですから私は気に入っているペンにフリクションのリフィルを入れて持ち歩いていました。替えリフィルが発売される前には、プラスチック製のペン軸を壊してリフィルを取り出してまで、使っていました。

今回のフリクション・ノック・ビズは、文字の消去用ラバーがペン尻のキャップの中です。ここの処理で今までの製品と比べてスッキリ見えるのでしょう。



使ってみて思いますが、この文字消去の機能はいざという時に利用するのであって、少なくても私の場合はそんなに頻繁ではありません。ですから、このキャップを開けて、中から消去用ラバーを出す一手間は全く問題ありません。私はこの一手間よりスッキリなデザインを選びます。

フリクションシリーズの製品はたくさん持っているのだけれど、PILOTのフリクション担当者とデザインの好みが違うので残念に思っておりましたが、これなら持ち歩きます。

さて、このフリクションボール・ノック・ビズのリフィルですが、以下の大きさです。


上が3色のノック式のもの、下が本製品のものです。
以前からあるリフィルの大きさですね。
フリクションのインクはどうも早く無くなるような気がしますが、この機能と引き替えなら仕方ありません。それでも少しでも長く持つ方がありがたいので、この大きさで良かったです。

それにしてもフリクションの記事をかなり書いていますね。相当気に入っていますね。
お前の人生は、そんなに消したい文字ばかり書いているのかと、突っ込まないでくださいね。反論できないのですから。









2013年6月14日金曜日

CATS





今日、久々の劇団四季で、CATSを観ました。前回CATSが仙台でロングランしたのは2003年でしたか、その際にも観に行ってます。私結構ミュージカルは好きで、ミュージカルを観るだけに四季劇場に行ったりしています。

キャッツのちらしには以下のストーリーが書かれています。
「満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場にたくさんのジェリクルキャッツが集まります。自らの人生を謳歌する強靱な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。やがて夜明けが近づき、ただ一匹の猫の名前が宣言されます。その猫とは・・・」

あの名曲「メモリー」をはじめとした素晴らしい曲と素晴らしいダンスが繰り広げられます。

このストーリーは猫が主役ですから、セットが猫の目線により作られています。ですから東京エレクトロンホール宮城全体が巨大なゴミ捨て場になっています。
ステージ以外にもゴミがあるのですが、このゴミがご当地のゴミで作られていて、それがこのミュージカル鑑賞の楽しみの一つになっています。仙台公演では、巨大な「萩の月」や楽天イーグルスの帽子(裏に嶋のサイン)が有ったり、伝統こけしが有ったりして、とても嬉しいです。

そしてそのゴミの山も、このミュージカルのテーマとしての意味づけが有ります。

「ごみは、使った人の思い出のかたまり。その思い出をたどって自分が再生していく物語がキャッツなんです」

思い出のかたまりの震災のがれきの中からの復興と重なります。

「キャッツは再生と復活の物語。皆さまの心に明日への希望をともすことができましたら、これほどの幸せはありません」

講演の最後に被災地仙台へ、猫のリーダー・マンカストラップからのメッセージです。ミュージカルで感動し、最後のメッセージで少し泣きました。

千秋楽は8月20日だそうです。






2013年6月13日木曜日

みやぎ紛争解決支援センター(ADRセンター)新体制

6月12日は宮城の新体制「みやぎ境界紛争解決支援センター(以下ADRセンター)」の運営委員会と評議委員会が開催されました。

運営委員会とは、実際にADRセンターを運営する組織で、構成員は土地家屋調査士のみです。運営委員としては千葉三郎、熊谷淳、中村一彦、山市恭弘、菅原賢が担当します。

評議委員会とは、ADRセンターに関する重要な事項を決定する組織です。
これは仙台弁護士会から推薦されるお二人の弁護士にも参加していただいております。
前回から引き続きの阿部弘樹弁護士と、今回からの宮部剛弁護士のお二人が評議委員に加わってくださりました。
この評議委員会でセンター長が決まるのですが、新しいセンター長は千葉三郎(前副会長)に決まりました。これから2年間よろしくお願い致します。
土地家屋調査士側の評議委員としては、千葉センター長に加えて、会長の私とADRセンター担当副会長の松田淳一になります。

これからの相談員・調停員の育成と研修、弁護士会との連携、電話相談の対応等々について、実質的で踏み込んだ意見交換ができました。

ADRセンターについて、私は以前ブログで以下のような意見を書きました
この考え方は変わっていません。もう一度掲載させてください。


さてADRセンターについては、毎月の相談者数は総会で報告しているとおりです。
相談はありますが、実際に調停まで進む人は少ないです。

面談する前の電話だけで納得して、終わる方もいます。
それも解決です。
私たちはそれで良いと思っています。
件数にこだわっていません。

どうせ件数が少ないからADRを設置しないという議論をしている会もあるようです。
どうでしょうか。
(注:今年すべての会にADRセンターが開設されました)

私はこう考えます。
皆さんの住んでいる町に病院ができたら嬉しいでしょう。
皆さんが今病気でなくて、今診察してもらう必要が無くても、病院ができたら嬉しいでしょう。だって何か病気になったら、そこで治してもらえるんですから。安心ですよね。

同様に「何か境界でお困りなら、解決をお手伝いできる機関がここに有りますよ」ってメッセージは嬉しいはずですよ。
宮城県民皆がいつでも境界問題を抱えている訳じゃないですから。

むしろ境界問題の専門家である土地家屋調査士が日常業務をしっかり積み重ねていけば、境界問題は事前に解決できているはずです。
そこからはみ出た問題も、境界問題の専門家である土地家屋調査士の組織内で解決できる機関を持つことは、とても大切な事だと考えています。



2013年6月11日火曜日

日調連会長副会長選挙を考える

先週、日調連の会長と副会長の候補者の多くが東北ブロック(仙台)に集まって所信を表明をして行きました。その後、候補者の皆さんは、北海道ブロックと九州ブロックに行って、明日は中部ブロックから関東ブロックに移動するようです。

以前はここまで候補者が全国を移動することは無かったはずです。実際に候補者に聞くと、今回は皆が動くから自分だけ動かないわけにもいかないという強迫観念が起こっているようです。
候補者それぞれの評価は別にして、この時代にこんな昭和の選挙みたいなことをやっている業界では、とても良くないと思いました。
今年の候補者達は過渡期で無理して頑張っているのでしょうが、こんなことが続けば、金と暇がある人だけが選挙に出られることになります。はたしてそんな人が本当に土地家屋調査士の痛みがわかる業界の代表なのでしょうか。

まず、この選挙システムだけでも変えなければなりません。
今回の日調連会長や副会長候補が何を考えているか(また何も考えていないのか)、会員なら知りたいはずですよね。
ただし、この業界は直接選挙でなくて各会の代議員による投票とになっています。そんな選挙システムにより各会員の意識から日調連離れが起こっています。
しかし、今の時代は日調連の判断が会員の生活に直結するのです。無関心では済まない時代なのです。

まずは各候補の所信表明を読んでみてください。
日調連のホームページの中の会員の広場にアップしてあります。
前回も立候補された候補者の場合は、2年前の所信表明と比べてみてもその候補者の理解が深まるかも知れません。そのように候補者の所信表明を読んでから、自分たちの代議員は誰に投票するのか、何故その人に投票するのか、質問しても良いでしょう。

ネットの時代です。政見放送もネットで簡単にできます。
私は候補者を一カ所に集めて公開討論会を開催することが望ましいと思っています。
各々の案件について、各候補者がどのような意見を持っているのか、しっかりと聞きたいと思います。
地元に何回顔を出したから投票するのではなくて、何を考えて何をしたい人だから投票するという形に、皆で動いて制度を変えたいと思いませんか。






2013年6月10日月曜日

Jawbone UP

Jawbone UPを一ヶ月使ってみました。
これです。



何だと聞かれれば、進化型歩数計とでも言うか、むしろLife Logを計測する機器とでも言うべきでしょうか。とにかく24時間腕に巻いて、様々なデータを計測するのです。

以前の歩数計の場合、服を着替えたりする場合に付けるのを忘れることがあったのですが、これなら防水(シャワーは可、水泳は不可)ですし、いつでも付けておくことができます。
問題はビジネススタイルのときに、ワイシャツの袖との問題でしょうか。袖から出すか、袖の中に入れるか。それにより、袖の長さやボタンの位置を考えなければならないかも知れません。私の好みではUpは隠したいと考えています。

UPそのものにはディスプレイが無く、スマートフォンと同期させてスマートフォンのディスプレイで数値を確認します。
この同期はBluetoothなどなら良いのですが、これはおそらくバッテリーの持続時間を重視して、UPは物理的接続を選択しました。これがなかなか良く考えられています。UPの先端を外すとイヤーフォーンジャックが出て来て、そこで同期するのです。


機能ですね。もちろん歩数もカウントします。


この様な表示になります。

上記のとおり、UP本体にはディスプレイがないため、歩きながら「今何歩だからもう少し頑張ろう」という目安はありません。目標を定めながら運動する目的のグッズというよりも、あくまでも記録と分析を目的とするグッズなのでしょう。


一定時間動いていないと「動きなさい」とバイブレーターで教えてくれます。
この一定時間は設定によるのですが、結構面白い機能だと思います。コンピュータに長時間向かっていてUPが振動すると、一度階段を登るなど動きます。運動の為というより、気分転換と目の為にも良いのでしょう。

iPhoneで食事の記録もできます。写真を入れたり、食品のバーコードを読み取ることにより入力されるものもあります。これもライフログになります。結構面倒がないので、外食は入力することにしています。この日はランチタイムに時間がなくて、キーボードを叩きながらカロリーメイトを食べてランチとし、夜に私のお気に入りの「たかみ」の「カレー南蛮そば」を食べたのですね。カロリーメイトはiPhoneでバーコード読み取り、「たかみ」はiPhoneで写真撮影ですね。
ちなみに「たかみ」のカレーは、「うどん」ではなく「そば」が合うと思います。



他にも様々な機能がありますが、一番気に入っている機能が睡眠の記録です。

こんな感じで表示します。
UPの中の加速度センサーが浅い眠りと深い眠りまでを計測するらしいのですが、自分の眠りを分析したものは初めて見ます。1ヶ月使ってみて私は毎日5時間の睡眠だったことを理解しました。その内訳が5分の3が浅い眠り、5分の2が深い眠りなんですね。

もう少し寝なければならないと反省しました。
そんなことを反省しながら、もう午前2時ですか。




2013年6月7日金曜日

土地家屋調査士が知っておくべき土地区画整理

日調連会報7月号に「土地家屋調査士が知っておくべき土地区画整理」という原稿を書きました。
本来は数ページでは説明できない内容で、おそらく一冊の本になるべきものですが、字数の関係で考えるヒントだけを書いてみました。

土地区画整理事業は全国で古くから実施されている事業であり、土地家屋調査士の皆さんにもとても身近な事業として理解されていると思います。
しかし、土地家屋調査士だけでなく、司法書士も不動産業界も,登記官でも、身近だからこそ、よく知っているようで誤解されているようにも見受けられます。

また土地区画整理事業に関する不動産登記先例も多数有りますが、土地家屋調査士や登記官の一部の方にも土地区画整理事業の本質を理解していないから、なぜそのような先例が必要で、なぜそのような結論になったのかという先例そのものも深く理解していないように見えることもありました。

土地区画整理事業は、長い期間を必要としかつ広範囲を施行するので、その近隣の土地家屋調査士は何度も土地区画整理に関する経験を積むことになります。しかし、それらの経験はその1つの事業のケースでしかありません。

区画整理事業区域に近い土地家屋調査士は、日常的にこのような質問が地権者から来るでしょう。
たとえば地権者からの以下の質問に明確に答えられるでしょうか。

皆さんが、たまたま経験している地区の僅かな経験知識だけで、地権者からの区画整理事業に関する相談を受ける事はとても危険です。
区画整理事業がらみの訴訟も多いのです。

これらの質問に答えられると思っている方も実は誤っていることが多いのです。それはその方の僅かな経験則からの答えだからと思われます。
以下の質問には土地家屋調査士にとって専門外の質問も含まれています。
ある程度は専門外と逃げられるでしょうが、でも登記関連部分は専門外とも言えません。
一度謙虚に整理する必要があります。


Q)区画整理における減歩はそもそも基本的財産権の侵害だから憲法違反では無いのか。

Q)区画整理地内に入れられたが不満だ。反対すれば良いのか。

Q)区画整理地内の地権者全員が反対でも施行される区画整理があるのか。

Q)仮換地と保留地と従前地と底地の違いはなにか。

Q)清算金や賦課金、減価補償金とはなにか。

Q)従前地を売買したいのだがどうすれば良いのか。また気をつけておくことはあるか。

Q)買った保留地を転売したいのだが、どうすれば良いのか。

Q)融資を受けて仮換地に建物を建てるときに、土地の担保はどうすれば良いのか。また保留地ならどうすれば良いのか。

Q)区画整理事業で従前地はすべて測量するのか。

Q)区画整理地内はすべて創設的筆界だから基本的に境界争いは無いか。

Q)仮換地の分筆登記の方法はどうするか。

Q)仮換地の地目変更登記はできるのか。

Q)仮換地や保留地上の建物表題登記はどうするのか。

Q)仮換地上の区分建物の敷地権はどう考えれば良いのか。

Q)保留地上の区分建物の敷地権はどう考えれば良いのか。

Q)従前地はいつ新しい地番になるのか。

Q)仮換地時に登記された建物の敷地地番は、いつ誰が新しい地番に変更してくれるのか。

Q)換地処分に伴い所有権者の住所が変わった場合は、その所有権名義人の表示はいつ誰が変更してくれるのか。

Q)換地処分で権利証は発行されるのか。



2013年6月3日月曜日

新役員理事会

新役員による理事会が2日間に渡って開催されました。
今回の理事さん達も頼もしい仲間が揃いました。

まず一番最初に決めなければならない各理事の役務分掌の件を決めました。
新しい理事の担当部は以下のとおりです。
ほとんどの理事は手慣れた部所で活躍してもらうことになりましたが、常任理事には新たに中村一彦財務部長が入りました。
いつも理事会でしっかり意見を述べてくれる中村理事に期待しております。

また2日目は、役員のための研修を担当させて戴きました。
今の時代、土地家屋調査士の世界の周辺では何が起こっているのか。
日調連は何をすべきであるのか。
そして何ができていて、何ができていないのか。
そのとき単位会は何をしなければならないのか。
政治連盟は何のために設立されたのか。
公嘱協会の公益法人はいかにあるべきか。

また役員の基本として日調連とブロック、日調連と単位会、ブロックと単位会、単位会と支部の仕組みや関係、各々の役割の違い、それぞれの役員の選出方法等を基本から確認しました。
各々の組織では役割が違うので、当然役員の意識も知識も別のものを要求されます。それらの部分を説明させて戴きました。

それらを把握して、総務部、財務部、業務部、研修部、広報部に何をして欲しいのか、会長としての私のお願いをさせて戴きました。

なお新役員になった方々には、今までの調査士会に不満があれば、その部分を正すことができる立場になったことをお話ししました。
この考え方は以前ブログ「新役員になった人へ」で書いたことがあります。
他の会でも新役員になって戸惑っている方がいれば、読んでみてください。



さて、もう一期、このメンバーで頑張りますので、ご支援とご協力をお願い致します。

会 長      鈴木 修

副会長     三浦幸治 (総務)
副会長     菅澤賢一 (業務・研修・広報)
副会長     松田淳一 (財務・ADR・鑑定)

総務部長    鈴木 禎
総務部次長  赤間一秋
総務部     中嶋 秀
総務部     若山智彦

財務部長    中村一彦
財務部次長   山市恭弘
財務部     菅原 賢

業務部長    鈴木洋一
業務部次長  白子正昭
業務部     門間建裕
業務部     小山和志

研修部長    星 隆志
研修部次長  高橋一秀
研修部     茂木郁夫
研修部     遠藤秀司
研修部     千葉正宏

広報部長    高野弘幸
広報部次長   松岡勇二
広報部     久道弘果
広報部     管野伸夫