今日、久々の劇団四季で、CATSを観ました。前回CATSが仙台でロングランしたのは2003年でしたか、その際にも観に行ってます。私結構ミュージカルは好きで、ミュージカルを観るだけに四季劇場に行ったりしています。
キャッツのちらしには以下のストーリーが書かれています。
「満月が青白く輝く夜、街の片隅のゴミ捨て場にたくさんのジェリクルキャッツが集まります。自らの人生を謳歌する強靱な思想と無限の個性、行動力を持つ猫、それがジェリクルキャッツ。そして今宵は、長老猫が最も純粋なジェリクルキャッツを選ぶ特別な舞踏会。やがて夜明けが近づき、ただ一匹の猫の名前が宣言されます。その猫とは・・・」
あの名曲「メモリー」をはじめとした素晴らしい曲と素晴らしいダンスが繰り広げられます。
このストーリーは猫が主役ですから、セットが猫の目線により作られています。ですから東京エレクトロンホール宮城全体が巨大なゴミ捨て場になっています。
ステージ以外にもゴミがあるのですが、このゴミがご当地のゴミで作られていて、それがこのミュージカル鑑賞の楽しみの一つになっています。仙台公演では、巨大な「萩の月」や楽天イーグルスの帽子(裏に嶋のサイン)が有ったり、伝統こけしが有ったりして、とても嬉しいです。
そしてそのゴミの山も、このミュージカルのテーマとしての意味づけが有ります。
「ごみは、使った人の思い出のかたまり。その思い出をたどって自分が再生していく物語がキャッツなんです」
思い出のかたまりの震災のがれきの中からの復興と重なります。
「キャッツは再生と復活の物語。皆さまの心に明日への希望をともすことができましたら、これほどの幸せはありません」
講演の最後に被災地仙台へ、猫のリーダー・マンカストラップからのメッセージです。ミュージカルで感動し、最後のメッセージで少し泣きました。
千秋楽は8月20日だそうです。