2021年9月13日月曜日

W Eリーグ:女子サッカープロリーグ誕生

 東日本大震災のあった4か月後の2011年7月、ドイツ女子サッカー・ワールドカップで優勝を果たしました。大震災の直後明るいニュースとして日本中が湧きました。

決勝戦の延長戦で、宮間あやのコーナーキックから澤穂希のヒールによるボレーシュートは忘れられないゴールです。

優勝チームのゴールキーパーとして大活躍した海堀の言葉「私たちは国のために何かしたいと思っていた。自分たちのためだけにプレーしていたわけではなかった」は世界中に伝えられました。

あれから10年、今日2021年9月12日は、女子サッカープロリーグ(WEリーグ)の開幕した歴史的な日になりました。




ワールドカップで優勝を果たした日本の女子サッカーであっても、これまでは国内のリーグ(なでしこリーグ)はアマチュアのリーグでした。大半の選手はパートタイマーなどにより収入を得て、サッカーをするためにクラブに所属していました。だから生活のために、サッカーを続けられなかった人もいました。

しかし、今年この日本に「女子プロサッカー選手」という職業が確立されたのです。全国の多くの女子サッカー選手の未来が開ました。とても大きな出来事だと思います。

まだ観客は少ないですが、徐々に人気が出て、Jリーグのように定着してほしいと思います。

さて、そのW Eリーグに初年度登録されたチームは11チームです。その中に仙台をホームタウンとするチームがあります。「マイナビ仙台レディース」です。

開幕戦はホームで「ノジマステラ神奈川相模原」との戦いでした。お互いによく走り、良い試合だったと思います。結果は0:0の引き分けでした。



仙台ホームのプロスポーツチームがまた一つ誕生しました。

J リーグのベガルタ仙台、プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス、BJリーグの仙台89ers、そしてW Eリーグのマイナビ仙台。

チケット代で、小遣いがなくなるなぁ。


2021年8月30日月曜日

開業・経営ガイダンスin福岡は開催します

先日のブログで開催を考えているとお伝えした 土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスin福岡」ですが、よほどのことがない限り開催します。

ここのところ、新人を直接指導する機会が増えていますが、実際にお話しするととても心配なことが多いです。大きな後悔をさせたくないので、これから開業する人にも、すでに開業した人にも少しでも早くお話ししたいのです。

よって、少し迷いましたが、緊急事態宣言等が延長したとしても、私と受講者のお互いの個人責任を持って開催したいと思います。

会場も以下のとおり決定しました。できる限りの注意を払って開催します。


 リファレンス駅東ビル貸会議室

 福岡市博多区博多駅東1丁目16-14(J R博多駅より徒歩4分)


なお参加人数に対して密にならない大きい部屋を借りる予定です。

他にも非接触体温計アクリル板セット消毒用アルコール等を準備します。


すでに参加希望者からの質問も届いています。

  • 開業にあたり補助者としての経験が必要であるか
  • 開業までの準備等(開業資金や留意点など)
  • 行政書士との兼業について
  • 事務所経営を安定させるために必要なこと
  • 顧客先の割合や依頼を継続的に受けるために必要なこと


これらの質問の中には、このブログの以前の記事ですでに一般論として答えたものもありますが、実際にはその人の人生ですから、質問者が本当に欲しいのは一般論ではないのです。これらの質問に対しての現実的で具体的な回答は、質問者その人によって変わります。例えば、質問者の現在のスキル、現在までの経歴、業務受託見込みの有無、兼業の有無、開業地等々、実際に面談して丁寧にお話を聞いて、その人にあった答えを出すべきだと考えています。
上記の質問等には、会場でひとりひとりに具体的に答えるつもりです。

なお、以上の通り会場は決定したのですが、どの大きさの部屋にするかを早めに決めたいので、参加希望者は是非早めにご連絡ください。また参加を迷っている方も、その旨を一度お知らせください。 


「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 福岡」

日時:令和3年10月30日(土)14時から17時(すべての質問に答えるまで) 

場所リファレンス駅東ビル貸会議室(部屋は参加希望者数により決定する)
 福岡市博多区博多駅東1丁目16-14 (J R博多駅より徒歩4分)

コロナ対策: 
・私も受講者も相互に厳格な体調管理をする 
・参加人数に対して十分な広さの会場を確保する
・非接触体温計、アクリル板セット、消毒用アルコール等を準備する 
・換気などをこまめにする
 * 私はワクチンを2回接種しています

会費:3,000円程度(会場費等)

受講対象者: 
・土地家屋調査士試験合格したけれど開業できるのかなと迷っている方 
・土地家屋調査士の先行きは大丈夫かなと心配している方 
・事務所開業しちゃってこの先どうすれば良いか困っている方 
・法人に就職して独立するはずだったんだけどなぁと後悔している方 
・久しぶりに鈴木の話を聞きたいなと思った方  

連絡先:鈴木修 E-mail :mucha@rr.iij4u.or.jp 

その他:
 * 受講者の人生だけではなく、その一家の今後の人生がかかっているので、
   ご家族同伴でも結構です。  
 * ガイダンスの詳細は以下のブログなどを参照ください。  
  http://fermatadiary.blogspot.com/2020/07/in_13.html 






2021年8月16日月曜日

開業・経営ガイダンスin福岡について

コロナ対応のため、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の何度目かの延長が続いてます。
 医学的な見地も経済も含む政治的な見地もあるのだろうけれど、私は業界の後輩たちが心配です。 
連合会主催の全国統一の新人研修も開催されるのですが、昨年も今年もコロナ禍で開催が遅れ気味です。
組織の判断としては仕方ないのですが、新人には少しでも早く王道の考え方に触れてほしいと思っています。見よう見まねで始めている期間がとても心配です。 

また、 私が個人的に開催している「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」についても、開催地と回数を増やすと宣言したあたりから、コロナが広まってしまい、むしろ開催回数が減っています。 

 今年の6月1日のブログで以下の4項目を全部やるとお約束しました。 
1.この状況でも必要がある方のために、しっかりコロナ対策をして開催する。 
2.コロナがある程度落ちついたころに、再度開催をする。 
3.ピンポイントで質問のある方には、電話で対応する。 
4.オンラインの講義も補助的に検討する。 

3は常時対応しています。 
4は準備をしています。 
2の「ある程度落ちついたころ」はいつなのでしょうか。 
この判断は難しいですが、まったくの沈静化はあり得ないでしょう。 
ここはワクチンが行き渡れば重症化は抑えられると考えています。 
さらに1の「しっかりコロナ対策をして」開催したいと思います。 
ちなみに私はワクチンを2回接種完了しています。 

そろそろ再開したいと思いますが、まずは以下の要領で開催しようと考えております。 
福岡開催は、熊本支援に行ったとき以来の5年ぶりです。


「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス in 福岡」

日時:令和3年10月30日(土)14時から17時(すべての質問に答えるまで) 
場所:福岡県福岡市内(参加希望人数により決定) 
コロナ対策: 
・私も受講者も相互に厳格な体調管理をする 
・十分な広さの会場とアルコール等の消毒剤を準備をする 
・換気などをこまめにする
会費:3,000円程度(会場費等)
受講対象者: 
・土地家屋調査士試験合格したけれど開業できるのかなと迷っている方 
・土地家屋調査士の先行きは大丈夫かなと心配している方 
・事務所開業しちゃってこの先どうすれば良いか困っている方 
・法人に就職して独立するはずだったんだけどなぁと後悔している方 
・久しぶりに鈴木の話を聞きたいなと思った方  
*人生がかかっているのでご家族同伴でも結構です。  
*ガイダンスの詳細は以下のブログなどを参照ください。  http://fermatadiary.blogspot.com/2020/07/in_13.html 
連絡先:鈴木修 E-mail :mucha@rr.iij4u.or.jp 


会場を早めに決めたいので、参加希望者は是非早急にご連絡ください。また参加を迷っている方も、その旨を一度お知らせください。 
なお、今年中にさらにもう一箇所、別の地域でも開催したいと思っております。 
本来ここで発表したいのだけれども、コロナの状況を良く見た上で、開催要望が多いところで開催しようと思っています。





2021年8月7日土曜日

お客様は誰ですか

 先日、後輩から相談を受けました。

「同じ敷地内に建てられた建物が、附属建物になるのか、それとも別の家屋番号をつけるべきなのか」という相談でした。

具体的に構造や用途などを聞いたところ、不動産登記法の観点から考えれば、どちらもあり得る建物でした。

「ところで、お客様の意向は?」と尋ねたところ、お客様の意向は聞いていないようでした。

このケースは「その建物をこれからどのように活用するつもりなのか」を確認しなければ答えは出ません。

お客様の意向確認、これはごく当たり前のことなのに「なぜ彼はお客様の意向を聞いていないのか」を考えてみました。

彼は、本来のお客様であるその建物の所有者よりもそのお客様を紹介してくれた業者をお客様だと、どうも勘違いしているようです。

定期的にお客様を紹介してくれる業者、例えば不動産業者、建築業者、銀行、税理士、司法書士等々をつい優先して考えてしまい、紹介先のお客様は単なる一見さん程度に考えてしまっているのかもしれません。

実際のところ、彼はその業者とは何度か打合せをしているようでしたし、その業者の意向を気にしているようでした。

確かに定期的にお客様を紹介いただけるのですから、それらの業者には当然に感謝をすべきですし、大切に思うその気持ちはわかります。

しかし、この場合、お客様はその建物の所有者です。

まずは、お客様である所有者の意向を伺って、その意向どおり登記したら何か不都合が生じるのか考えて、場合よっては業者と調整をしてお客様に納得いただいて、手続きの方針を決定すべきです。

もう一度仕事の基本について整理して、しっかり考え直してほしいのです。

私たちは登記手続きを通じて、誰を守り、誰から報酬をもらうのかを。










2021年8月2日月曜日

運はただ待っていても出会えないもの

「運も実力のうち」という言葉があります。

私も過去何度か、「運」としか言いようがない解決方法に救われてきたように思えます。

でも、思い返せば、そういうときは、私なりにかなりの努力をしていました。

たいていの場合、「運」は努力した上で出会えるものだと思っています。


後輩の皆さんは、何を待っているのでしょうか。

「運」を待っていれば、誰でも出会えると思っているのでしょうか。

「運」はただ待っていても出会えないものです。

「運」に出会うことができるステージがあるのです。

だから、そのステージまで登る努力は必要なのです。


実力不足を、「運」が補ってくれるものではないと思っています。

努力が実力として実を結び、その実力が世に認められるのに、「運」が必要なことがあるのだと思っています。







2021年7月19日月曜日

三代目直記ペン

文具の紹介をするときには「本来動画の方が分かるだろうな」と思うことが多いです。

文具の機能を説明するときには写真と文書だけでは、その機能は伝えられても、使った感動が伝えにくいものですから。

とはいえ「今からYouTuberにデビューするのも面倒だし」と毎回思ったりして、結局ブログを書いています。

さて、今日紹介するこのペンも、「本来動画で紹介すると感動がそのまま伝わるのだけどなぁ」と思うのですが、そんな言い訳をしながら書いてみます。



今日紹介するのはこんなペンです。

名前は「三代目直記ペン」です。

特に何かダンスをするとか、現場から真っ直ぐ帰るとかいうペンではなさそうです。

真ん中よりやや左の青いボタンが、芯を出すノックですね。

右側にミッキーの耳のような青い部分が2つ付いています。



握ってみました。

0.5mmの青インクのボールペンです。

どうも気になるのがこの青い部分ですね。ミッキーの耳ではなく車輪ですね。



普通に書くことができます。

ペンを逆さに持って、車輪部分を紙に付けて若干押してみます。

紙に押しつける前

紙に押しつけてボールペンの芯を出す

もう1本の芯が出てきました。

そのまま線を引いてみますと、この若干内側に傾いた車輪のお陰で直線を引くことができます。


そうです。定規不要で直線を引くことができるのです。

2つの車輪に同じ力を加えると直線が引けます。

面白いです。

簡単な図を画くときに、フリーハンドよりは良い図面が簡単に画けそうです。

また車輪の力のバランスを変えれば、滑らかな曲線も引くことができます。


一番の嬉しいことは、定規なしで直線を引くことではなく、目の前でこのペンの活躍を見た人の表情を見ることです。ドヤ感半端ないです。

これだけで、このペンを買う価値があります。







2021年7月8日木曜日

赤色LEDのライトライトα(アルファ)

 2019年3月4日のブログで紹介したライト付きボールペン「ライトライト」ですが、私はかなり気に入っていて、数本持っています。それらをそれぞれペンケースや作業着の腕ポケットに入れてます。

土地家屋調査士 鈴木 修 ブログ: ライトライト ライト付きボールペン ゼブラ (fermatadiary.blogspot.com) 

私も夜の現場調査が多いわけではありませんが、夕方の暗がりや照明のない建物の中などは昼でも見えにくいこともありますので、文字を書くにも懐中電灯の代わりにも結構重宝しております。

このペンは我々の業界以外にも、医療、介護、土木、建築、警備、宅配などの業界や、キャンプや釣りなどのアウトドアライフを楽しむ人々にも使われているようです。

さて、このライトライトに新製品が出ました。

ライトライトα(アルファ)です。

上が新製品のライトライトα(アルファ)
下が従来のライトライト


一回ノックして芯が出て、もう一度ノックして芯が引っこみ、さらにもう一度ノックして芯が出るのと同時にライトが光り、またノックして芯が引っ込むと同時にライトが消える、この繰り返しの機構はそのままです。

私の気に入っているローレット加工のグリップや開きやすいクリップなどはそのままの仕様です。

何が違うかと言うと、ペン先とノック部分に光を吸収し暗闇で発光する「蓄光パーツ」を追加されています。これは暗いところで使うこのペンを探しやすいためでしょう。実際使用しているユーザーからの要望が商品に反映されたのだと思います。

この写真では分かりにくいかもしれません。
上がライトライトαのペン先の蓄光パーツが薄暗い中で光っているところです。

また細かなところではボタン電池も4個から2個で済む仕様になっています。

点けっぱなしで使うものではないので、電池の持ちの比較はできません。


さて、今回の一番の目玉は赤色LEDのタイプが追加されたことでしょう。

あかりの色が違いますね

暗がりに20分から30分かけて徐々に目が慣れてくるという現象が「暗順応」と言います。逆に目が明るさに慣れる現象が「明順応」です。この「明順応」は一瞬で起きます。

前モデルのライトライトは驚くほどの明るさです。そのまま懐中電灯の代わりになるくらいの明るさです。この明るさがとても良かったのですが、問題はライトを点けた一瞬で目が「明順応」してしまい、せっかく暗闇に目が慣れてきたところが戻ってしまうことでした。

赤色LEDのメリットは、この「明順応」が起こりにくいということです。

赤色LEDのライトライトαでメモしてからあかりを消しても、「暗順応」したままの目で作業が続けられるというメリットがあります。そのかわり懐中電灯の代わりにはなりません。

ライトライトのあかり

ライトライトαの赤色LEDのあかり

前回も書きましたが、ライトライトを買ってからここまで、一番使う場面は、暗い現場ではなく、「このボールペンねぇ、光るんだよね〜」って自慢するときでした。

これからはこの「明順応」「暗順応」のうんちくを語るときになるでしょう。



2021年7月4日日曜日

決断しましょう


どちらの道を行くか決めかねていても、あなたは結局どちらか選ばなければなりません

あなたが迷っている原因は何でしょうか


失敗をすることで誰かに批判されることが恐いのでしょうか

決断が遅いことでも誰かに迷惑がかかるかもしれませんよ

動かない方が批判されることもあるのです


あなたの前にはもう決断材料は揃っているのですよ

もう選ぶ番ですよ

どちらの選択肢もメリットとデメリットがあります

そりゃそうですよ

物ごとがメリットだけなら決断なんか不要でしょう


あなたはもう子供じゃないのです

自分で決断しなければならない立場になっているのです

だからもう決断しなさい


決断が早ければ、選んだ道が間違ったときでも、引き返して次の道に進む時間もありますよ







2021年6月26日土曜日

吸い取り紙製のブックマーク

私の手帳は、毎年デジタルと紙の手帳との併用です。

デジタルは、GoogleCalendarとEvernote、それにQUADERNOです。

それに加えて、紙の手帳は毎年3冊程度を利用しています。


今年の紙手帳は、メインのA5版のシステム手帳と、ポケットに入れるマイクロ5と呼ばれる一番小さなシステム手帳と、 デジタルデータも含めて最後にまとめるためのA4版のシステム手帳を利用しています。


下からA4版、A5版、バイブルサイズ、マイクロ5
(バイブルサイズは今年は使っていません)

それぞれの手帳の詳細な役割は別の記事で書くこともあるでしょうけれど、私が手帳に求めるのは、もちろんスケジュール管理だけではありません。私の場合は、人生のプランニングも含めて書くので、やはり一冊では処理できないと思っています。

手書きでものを考える場合は、紙の大きさが発想の大きさにつながるので、できるだけ大きな紙を手元に置きたいのですが、大きなものは持ち歩きには不便です。

だから私は大きい手帳と小さい手帳と併用で使っています。


小さい手帳は、以前は測量野帳を使っていましたが、最近はマイクロ5を使っています。

大雑把な予定と外出時のメモ専用になっています。

メモを書いてきて、帰ったらA5版手帳に一時的にファイルします。

実はマイクロ5とA5版はリフィルの穴の幅が互換性があるのです。

A5版システム手帳にマイクロ5のリフィル2枚を閉じたところ

これが最近マイクロ5にした理由です。


余談ですが、バイブルサイズのリフィルも角を切り取れば、A5版手帳に綴じることができます。 ですから大きさの違うシステム手帳を利用するときにはA5版が母艦となり得ます。

内側の角を切り取るのがコツです

さて前置きが長くなりましたが、本日紹介したいのは、マイクロ5のブックマーク(しおり)です。

一般的なブックマークは、下の写真のような製品ですね。

私が今回紹介したいのは、下の写真の自作のブックマークです。

左はマイクロ5用のパンチです

 吸い取り紙を切って5穴を空けたものです。

私の手元にはブロッター用に吸い取り紙が常にあります


吸い取り紙1枚からブックマークが2枚取れます

このブログでもしばしば書いていたように、私は万年筆愛好家です。

ですから、様々な場面でも可能な限り万年筆を使いたいのです。

外出時で立ってメモする際には、片手に手帳を持っていれば、優雅にキャップを外すことができないので、外出のお供はノック式の万年筆になります。

普段使いはパイロットのキャップレス

デスクで万年筆を使うときは、インクが乾く暇があるのですが、外で手帳を開いてメモを書き込む場合は、すぐにページを閉じることが大半ですので、乾いていないインクが隣のページに移ります。

それが気になったので作ったのがこのブックマークです。


ブックマークが吸い取り紙を兼ねているので、開いたところに吸い取り紙が常にセットされていることになります。これがとても具合が良くてとても気に入ってます。お勧めです。


えっ、外でメモする場合は、そこまでして万年筆は使わないって?

私だけですか?



2021年6月21日月曜日

今は当たり前です

 40年前にセオドライトの10秒読みを買いました。私の開業時はまだ半数が平板測量を使っていた頃でした。

当時の先輩から「なんでそんなものを買ったのか、土地家屋調査士は10秒読みなんて精度は要らない」って言われました。

今は当たり前です。



次の年、東芝がワードプロセッサーを発表しました。机ひとつがワードプロセッサーという大きさでした。定価は600万円でした。

土地家屋調査士事務所で導入できる道具にはならないと皆思っていました。

今は当たり前です。



その後、光波測距儀が発表されました。ワクワクしてこの話をすると先輩たちは「あんなものは測量会社が使うもので土地家屋調査士には要らない」って言われました。

今は当たり前です。



その後GNSS(G P S)が出てきました。「測量が変わりますね」って言ったら、先輩たちから「あれは一部上場会社が使うものだから土地家屋調査士には関係ない」って言われました。

今は当たり前です。携帯電話にも入っています。



20年以上前、宮城県土地家屋調査士会の研修部で次期の研修を考えているときに、境界鑑定を意識して「民事訴訟法の基本」を企画しました。

ある先輩に「土地家屋調査士が民訴やってどうしたいの」と笑われ企画を潰されました。

今は当たり前です。ADRの前提として、民事訴訟法の基礎は土地家屋調査士の基本知識になっています。



今、君が興味を持ったり、取り組み始めたことは、君の価値観で始めたことです。それなら誰の意見や感想も不要です。自分の意思で始めたことだから、それでいいんです。自分で決めたことだから何があっても後悔はないでしょう。



そして、もうすぐ当たり前になるかも知れないのだから。






2021年6月15日火曜日

ノーサイド

 6月15日に日調連(日本土地家屋調査士会連合会)の総会が終わりました。

会長も副会長も選挙がありました。

会長には岡田潤一郎さんが復帰します。


退任された役員の皆様、お疲れ様でした。

新役員の皆様、よろしくお願いします。


総会が終われば、全国一体のノーサイドであって欲しいと思います。

勝った陣営は負けた陣営を含む全国の叡智を集め、負けた陣営も率先して勝った役員を全国が応援する体制にしなくてはならないと思います。


全国の会員のための選挙だったはずですから。






2021年6月13日日曜日

6月6日土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンスの報告

 6月6日に東京で「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」を開催しました。

コロナ禍の中でも10人以上の参加希望者がいましたが、緊急事態宣言の延長により最終的に参加希望者は4名になりました。

私が開催を迷ったのはご存知のとおりですが、一人でも必要とする人がいる限り、開催しようと思い、定員25名の会議室で4名の受講者で開催しました。

受講者の内訳は、試験勉強をしている受験生「I」さん、試験合格して開業を模索している人「T」さんと「T」さん(二人ともイニシャルは「T」)、開業して事務所の方向性を確認したい人「N」さんでした。


試験勉強している「I」さんは、この資格の将来性と、試験合格後の世界を確認しに来たようです。

「試験合格はモチベーションがすべて」と言っても良いと思っています。「この資格を取ったら、俺の人生がこう変わる」と信じていたら、1年で絶対に合格するでしょう。

「I」さんは、私の話と他の先輩たちの話を聞いて、改めて「心から土地家屋調査士になりたい」と思ったはずです。「I」さんは、必ず今年合格します。


試験合格者の二人はどちらも、合格後補助者として修行中でした。彼らは開業資金というよりも、どこまで勉強すれば開業できるかという目安がほしかったようです。

この点については長くなるので、その詳細は別のブログ記事で分けて説明しますが、少なくても登記手続きと測量ができただけでは仕事の依頼は来ないでしょう。それなら各事務所の補助者でもできるからです。

事務所経営するには、お客様の様々な質問や相談に答えなければなりません。その場合は土地家屋調査士法第3条業務だけではなく、もっと広い範囲の知識を持って、なおかつ信頼に応える話し方もできなければなりません。

土地家屋調査士は話が下手な人が多いです。おそらく相手の気持ちを意識した話し方を訓練できていないのだと思います。寡黙な技術者を気取っても、専門家としての事務所は経営できません。

この点については、既に開業した土地家屋調査士のNさんは、業務を始めているから、二人の「T」さんより、更に深く理解できたようです。少なくても彼の事務所の方向性は見えてきたはずです。


3時間の予定時間を越えても、4人とももっと話が聞きたいということで、近隣の喫茶店に移動して一時間超の延長をいたしました。

今回のガイダンスは迷って開催しましたが、4人の人生の役に立ったことが確認できて、開催して良かったと思いました。

その後、彼らから礼状が届いています。以下はその礼状です。


まずは開業している土地家屋調査士の「N」さんからです。


〇〇会 Nです。

先日は、貴重な時間を割いていただきありがとうございました。

やはり生の講義をしていただきスッキリしたというか、どの様な方向性でこれからの知識を積み重ねていくかを知ることができました。

(中略)道のりは簡単ではないですが目指していこうと改めて決意出来ました。

次回の東京ガイダンスも開催されれば参加したいと思います。


経営方針の方向性は変わって良いのです。だからと言って方向性を持たないのはいけないと思います。そういう意味では「N」さんのお役に立てたと実感しました。

1年以内に開業を目指しているTさんからも礼状をいただきました。


ガイダンスに参加させて頂きましたTでございます。

昨日はありがとうございました。

おかげさまで迷いがすっきりして、さらに自信とモチベーションを高めることができました。

土地家屋調査士としての業務はもちろん、ぼんやりと農地転用や相続関連の事も勉強しておりましたが、その勉強が作り出す自身の調査士としての未来像がはっきり描けました。

(中略)引き続き今いる所でお世話になります。

(中略)できる限りの技術と知識を吸収して経験を積みたいと思います。

開業後になってしまうと思いますが、日程をご相談させて頂き鈴木修先生の事務所でも学ばさせてください。

そして、いつか先生のガイダンスのおかげで開業成功できた実例として、ガイダンスのサポートができるくらい成長したいと勝手に目標を立てております。

改めて、昨日は貴重な時間を割いてガイダンスを開催して頂きありがとうございました。

また参加させて頂きます。


これも嬉しいメールです。

「T」さんが頼もしい土地家屋調査士となって、将来ガイダンスの後継者になっていただけたらとても嬉しいです。







2021年6月11日金曜日

質問の後のフリートークが大事です

新人の君が、土地家屋調査士でも司法書士でも税理士でも何の新人でもいいけど、その君が、困ったときに質問できる先輩がいますか。

そしてその先輩は嫌がらずに丁寧に教えてくれますか。

もしそうなら、君はとても幸せです。

その先輩が面倒見が良かったら、質問だけで帰るのはもったいないかも知れません。質問だけで帰らずに、質問以外のフリートークもできるといいですね。

実はそのフリートークの方が、新人の君には役に立つことが多いと思います。

結局質問とは、自分が分からないところを尋ねることですが、君が質問できるということは、君の分からない箇所を絞ることができたということです。

もちろん、君の質問が論点を外していることはあるでしょうが、少なくても問題点として絞ることができたのだから、近所に親切な先輩がいなくてもいずれは解決するはずの問題です。

私が新人を指導をしていて一番「分かっていないな」と思う箇所は、「分からない」と質問してきた箇所よりも、本人が問題点だと気が付いていない箇所なのです。

そのような箇所は、フリートークで浮かび上がることが多いのです。

だから、先輩が「質問が終わったら帰れ」という顔をしていないのなら、2回に1回くらいは他の話をしてみましょう。具体的な質問より、その方がよほど勉強になるはずです。

もちろん、先輩に対する配慮は必要ですよ。

事前に手洗いとうがい、検温をして、マスクをつけて訪問することは当然ですし、先輩は君よりもはるかに忙しいはずですから、先輩の時間を奪っていることを意識してくださいね。






2021年6月1日火曜日

6月6日の東京開催予定のガイダンスについて(最終結論)

 ご心配をおかけしておりました標記ガイダンスですが、参加希望者のお一人お一人のご意見を伺って、以下のとおりの結論としました。この件をブログに書くのは今回が最終とします。

お問合せがあれば、私に直接のご連絡(メール:mucha@rr.iij4u.or.jp)をお願い致します。

1.この状況でも必要がある方のために、しっかりコロナ対策をして開催する。

2.コロナがある程度落ちついたころに、再度開催をする。

3.ピンポイントで質問のある方には電話で対応する。

4.オンラインの講義も補助的に検討する。

以上全部を実行致します。


上記1「この状況でも必要がある方のために、しっかりコロナ対策をして開催する」については、それでも希望と言う方がいますので以下のとおり開催します。

日時:令和3年6月6日(日)13:30~16:30

場所:東京、秋葉原駅近くの会議場(受講申込者に直接説明します)

コロナ対策:

 ・本日現在の参加希望者3名に対して定員25名の会場を準備した。

 ・会議場名を公表しないで、予定にない当日の飛び込み参加を抑制する。

 ・私も含め参加者には、事前の厳格な体調管理をお願いする。

 ・会場にはアルコール等各種消毒剤を準備する。

 ・ガイダンス中は十分な換気を行う。

 ・飲み物はペットボトルを準備する。

会費:3,000円

その他:

定員25名という会場のキャパを考えれば、あと数名増えても十分なディスタンスを取れると思います。ギリギリにこのブログを読んだ方で悩みを持っている方は個人的にご連絡ください。


2「コロナがある程度落ちついたころに、再度開催をする」の「ある程度落ちついたころ」とはいつなのか、なかなか判断が難しいですが、今回の受講を控えた方々とも相談して時期と場所を決めさせていただきます。


3「ピンポイントで質問のある方には電話で対応する」の電話での質問や相談の対応に関しては、既に昨晩も1人に1時間かけて質問に答えました。

今晩も、1人これから電話する予定です。


4「オンラインの講義も補助的に検討する」のオンラインによる形式も検討を始めています。おそらくzoomが良いのでしょう。私だけが話をするのではないスタイルが、私の集合形式のガイダンスの手法ですので、いくら双方向でも少し不向きかと思いますが、ガイダンスの補助としては十分使えると思います。近日試行してみます。












2021年5月31日月曜日

6月6日の東京開催予定のガイダンスについて(その後)

東京の緊急事態宣言が延長になりました。

残念ながら開業・経営ガイダンスの開催予定日の6月6日もその該当日になりました。

コロナウイルスに関しては様々な立場の考え方もあるのでしょうが、さすがに緊急事態宣言の中で「開催をします」とは言いづらい状況です。

東京以外の近県で開催も考えましたが、神奈川、埼玉、千葉も、まん延防止等重点措置が延長になりました。

本来延期をすべきなのだと思います。

ただし、皆さんのためのガイダンスが不要不急なものとは思っておりません。

また緊急事態宣言が延長になってから申し込まれた方もいらっしゃいます。

皆さんのメールを拝見すると、とても切実な相談も見られます。その方には、なんとか早く答えなければならないとも思います。

そこで、今回ご参加のご連絡をくださった方々の中で、コロナが落ちついてからのガイダンス開催を待てる方には待っていただき、喫緊の相談がある方には個別対応をすることに致します。

現在、受講希望者の皆さんに、以下の選択肢でそれぞれのご事情に合わせたご希望をお尋ねしております。

1)この状況でも開催されれば参加したい

2)電話で相談したい(質問に答えますが総論の講義はできません)

3)コロナが収束してからの開催を待ちたい

4)その他( 具体的にお書きください )

それぞれのご希望に応じて、個別に対応させていただきます。必ずお役に立てると思っています。

また、すでに具体的な質問を書いて来られた方も多いですので、ご本人が急がないと思っていても、私が見て心配な状況があればこちらから連絡したいと思っております。


ワクチン接種が行き届き、健康不安が払拭され、皆で土地家屋調査士業界の未来と事務所経営や業務のノウハウなどについて、熱く語り合える日が早く来ることを祈っております。







2021年5月10日月曜日

6月6日の東京開催予定のガイダンスについて

 前回のブログで、6月6日の「土地家屋調査士事務所開業・経営ガイダンス」の開催計画を書いて、皆さんに相談しましたが、現在のところ、数人の申し込みがあります。私のブログだけで告知していますので、必要な人になかなか伝わらないことも多く、これからも開催ギリギリまで参加申し込みがあるでしょう。

どちらにしても、この数人のためにもガイダンスは開催したいと思います。

6月6日には、緊急事態宣言が解除されていることを願っていますし、コロナが少し収まったとしても、会場等に十分に気をつけて開催したいと思います。


以前のブログでも書いているように、普段から個別の相談も受けていますが、それだけではその方の頭の中の質問にしか答えることができません。

私の私塾的ガイダンスは、受験中、合格後開業準備中、開業後の様々な段階の方々を同時に受け入れて開催します。それにより、自分の現在抱えている質問だけでなく、数年後に生じるであろう疑問にも遭遇できて、お互いに土地家屋調査士事務所の経営を長いスパンで理解できると思います。だから、他の参加者の質問も是非聞いて欲しいのです。

また土地家屋調査士として長い間、情報交換し協力し合える友人ができることがあるようです。受験生でガイダンスに参加された方が、合格して、当時一緒にガイダンスに参加されていた先輩土地家屋調査士の事務所で働くというケースもあったようです。

それらの効果があるから、私のガイダンスは集合形式の面談にこだわっております。


もちろん、コロナ対策以外にも遠方で簡単に参加できないという理由で、全国の方々からオンラインでのガイダンスのリクエストをいただいているので、準備しなければならないと思っております。しかし、ただ一方的に講義を流す形式ではないので、工夫が必要だと思っています。


以下は、受験生で2年前の東京開催のガイダンスに参加されて、その後合格されて今回のガイダンスに参加申し込みされた「T」さんのメールです。ご本人に了解を得て一部伏せ字で掲載させていただきます。私の集合形式のガイダンスにこだわっている意味が少し伝わるでしょうか。

東京ガイダンス http://fermatadiary.blogspot.com/2019/12/blog-post_18.html




2019年の東京ガイダンスに参加させて頂きました「T」でございます。

参加した時は土地家屋調査士という資格を知ったばかりのまだ受験生の身で、当時はお話を聞きながら資格の魅力を感じ取る事で精一杯でしたが、今回は土地家屋調査士有資格者として、また違った意識を持ってガイダンスに臨めそうです。

ぜひ参加させて頂ければと思います。

まずは合格を、と実務の前に試験に集中した一年でしたが、合格できた秘訣は、ガイダンスで先生が仰っていた通り「モチベーション」が全てでした。

一年間、高いモチベーションを保てた事が合格に繋がったと思います。

そして、その源泉はあの東京ガイダンスにありました。

懇親会での先生方が業務の話をするキラキラした姿を見て「先生方の様になりたい!」と強く思い、懇親会の最期に鈴木修先生に力強い握手をして頂けた事が今も記憶に残っています。


現在は開業に向けて〇〇県の個人事務所の先生にお世話になっております。

期間を決めないとダラダラしてしまいそうなので、事務所の先生とも話をして1年修行させて頂いて独立する予定でおりますが、知れば知るほど実務の難しさや開業後の不安が増してきております。

ガイダンスで色々とご教授頂ければ幸いです。

お会い出来る事を心から楽しみにしております。

開催のご準備等で大変かと思いますが、どうぞお体ご自愛くださいませ。


個人主催2019年の東京開催のガイダンス



2021年5月4日火曜日

6月6日に東京でガイダンスをやったら参加しますか

 コロナ禍に対応する「緊急事態宣言」や「まん延防止等重点措置」の効果は一進一退の様相です。昨年から今年にかけて、個人も団体も何をするにも特段の配慮が必要になっています。

このコロナ禍で、土地家屋調査士業界の会議等も通常の形での開催が難しい状況です。


さて、3月末に厳密な配慮のもとで開催された東北ブロック主催の開業ガイダンスは、参加者が予定の半分以下でした。100人以上入る換気した会議室に5人の参加者と講師の私というまったく問題ないと言っても良い環境で開催したので、とても残念でした。

この開業前のガイダンスは、新人の皆さんのこれからの人生がかかっているので、是非聞いて欲しいのです。

このような土地家屋調査士会の組織開催の研修会の講師や私塾的な研修会において、今まで数千人単位の新人を教え、数百人と直接話して来ましたが、思い違いをしている方々がとても多いと感じています。

土地家屋調査士はとても良い仕事だと思います。将来性もあると思っています。将来は尻すぼみだと考えている方がいれば、それは昭和時代の典型的な登記申請手続きだけを見ているのではないでしょうか。それではこれからの経営は難しいと思います。また事務所設備や補助者雇用についても、昭和の時代とは考え方を変えなければならないと思っています。

その将来性も睨んだ事務所の方向性の定め方と、開業資金の考え方、専門家としての力の付け方、開業後の経営を安定させる方法も伝えたいのです。

新人が生き生きとこの業界に入ってきて、堂々と事務所経営をしていくことが、この業界の未来を創るために必要だと思っています。それが日本の不動産の管理や取引を安定させることになると思っています。

私は20年以上も毎年、時間を削って全国で私塾的な形でガイダンスを開催してきました。これが私の使命だと思っているからです。


今年も何度も私塾的なガイダンスの開催を計画しましたが、このブログで発表する前に緊急事態宣言が再度発令されたり、宮城もまん延防止等重点措置が適用されたり、そんなコロナ禍の動向により断念していました。

以前のブログでも書きましたように、今も個人的にも相談を受けていますが、やはり集合形式の講義が、一番効果的に受講者の胸に落ちるようです。

コロナで誰も動けなくても、土地家屋調査士試験は毎年開催され、昨年も今年も合格者が出ます。その合格者の皆さんが勘違いしているのなら、やはり救わなければならないと思います。

そこで、悩みながらも提案をしてみます。

土地家屋調査士事務所をこれから開業する人や開業して経営を悩んでいる人に対するガイダンスを、以下のとおり開催したら、参加する方はいますか。

あくまでも私個人開催の私塾的なガイダンスで、その責任は私にあるものです。

もし参加される方が少しでもいるのなら、その人のためにも開催したいと思います。


日 時:令和3年6月6日(日)午後 

  緊急事態宣言が解除になっていることを願って

場 所:東京 

  コロナの状況と他県の参加者が多い場合は相談の上、関東内で変更も考えます。

参加者:土地家屋調査士にこれからなろうと思っている人

  既に土地家屋調査士になったけれど経営に悩んでいる人

参加申し込み:鈴木修宛メール(mucha@rr.iij4u.or.jp)

参加費:実費 会場費、消毒衛生費等

内 容:過去のブログでご確認ください

その他:コロナ対策はお互いにしっかりして参加するという前提です。

  状況によっては開催を断念することもあり得ます。


いつも開催ギリギリまで参加申し込みが来ますが、今回はコロナの様子見もありますし、普段より大きな会場を抑えなければなりませんので、なるべく早めに申し込みください。

参加人数を見ながら会場を抑えるつもりですが、ソーシャルディスタンスを確保するために、その後の参加申し込みの方をお断りすることも考えられます。

告知がこの気まぐれに更新するブログだけなので、読んだ時点でギリギリかも知れません。

その場合は、とりあえずご連絡ください。








2021年4月12日月曜日

試験合格して定年後に土地家屋調査士になりたいTさんへ

現在49歳であり、調査士とはまったく関係の無い仕事をしていますが、定年後(7年後)に調査士に関する仕事を行いたいと考えています。このような場合は、働き口(再就職先)はあるものなのでしょうか。また、どのように探したらよろしいのでしょうか。 


昨年試験合格したTさんからのご相談です。

定年後のために何か資格を取っておきたいという方も多いですが、そんな曖昧なモチベーションの中ではなかなか合格しません。その中で仕事の合間に勉強して合格されたことに心からお祝いを申し上げたいと思います。

さて、お祝い直後に厳しいことを言いますが、このブログでいつも書いているように、土地家屋調査士は専門家です。専門家のスキルというものは、素人がちょっと勉強した程度では、まったく追いつかないものです。だからこそ、国民の為の専門家なのです。
土地家屋調査士を名乗って職業としたいのなら、試験合格レベルでは話になりません。そこからどれだけ学ぶかが何よりも重要です。

逆に土地家屋調査士として本当に力を付ければ、絶対に食べていくことができます。土地家屋調査士は実力の世界です。

とは言っても、この「本当の力」がどの程度なのかが誤解されているようです。このブログの別の記事でも書いていますが、とにかく登記手続と測量技術だけでは難しいでしょう。

そして、この力の付け方ですが、一般的には土地家屋調査士事務所の補助者になって学ぶことが基本です。

この点についても、いつも書いているのですが、どこでも良いとは言いづらいです。事務所の方向性と、事務所の先生との相性も大きいでしょう。

もうひとつ、これもいつも書いていることですが、一般的に補助者を募集している事務所は、仕事をしてもらいたいから雇うのであって、補助者を教育したいということが第一目的ではありません。修行と就職を混同してはいけません。土地家屋調査士と会って希望を伝えて、お互いに納得してから働くべきです。

Tさんの場合は、どうでしょうか。補助者募集については、土地家屋調査士会に問い合わせてもよろしいでしょうが、定年後で資格試験に合格しただけの何もできないTさんを雇うところは少ないでしょう。試験合格程度では、雇っても事務所にはメリットはありません。即戦力でもなく、長く勤めるつもりもないのなら、まともな事務所では雇いにくいでしょう。

もちろん、何かと募集している土地家屋調査士法人もあります。何かと募集しているという事務所などは、何かと人が辞めているからなのかも知れません。そこに雇ってもらったとしても、たとえば測量の補助だけを毎日やるのなら土地家屋調査士としてのスキルは何も伸びません。


Tさんに私がアドバイスするなら、「定年まで待ってはいけません」ということです。

「試験合格の知識だけでは何もならない」と言いましたが、今から7年後ではその試験合格の知識すら消え失せているでしょう。

私がTさんにお勧めすることは、今のお仕事の休日などに土地家屋調査士事務所のお手伝い(アルバイト)から始めることです。アルバイトなら探せばあると思います。

Tさんの職場がアルバイト禁止なら、お金をもらわなければ良いだけです。むしろその分、教えてもらえるかも知れません。将来の年収のために、休日に無給で働くだけのことです。

教える気がある事務所で、Tさんの休日だけ使っても7年勉強すれば、それなりの実力も付くでしょう。もちろんそれだけで独立は難しいと思いますが、何かの分野で即戦力になっているのなら、7年後に雇ってもらえる事務所もあるでしょう。そこで実力の仕上げをすれば良いでしょう。時間は十分有ります。

なんと言っても土地家屋調査士は自分で定年を決められるのですから。

逆に土日は休みたい。定年までは勉強のために有休も使いたくないというのなら、Tさんは個人事務所経営には向きません。定年後も今の仕事を活かせる分野を考えておいた方が良いでしょう。









2021年3月31日水曜日

私の開業ガイダンスは集合形式でやりたいと思う

 私の土地家屋調査士事務所開業ガイダンスは、単に理論を伝える研修会ではありません。参加した方の人生を左右する考え方をお伝えする場です。だから、いつも真剣勝負です。

どこかの開業ガイダンスでは「開業すればなんとかなるから、まずは登録しましょう」と促すと聞いたことがあります。私はとてもそんな安易なことは言えません。

いつも、参加者の目や表情を見ながら、この質問の本音はどこにあるのか、背景も理解しながら、私の人生も賭けて回答しなければならないと思っています。

だからこそ集合形式にこだわっています。この時勢ですからオンラインのガイダンスも準備していますが、それでもメインは直接お会いして考えるヒントをお渡しできる集合形式にしたいと思っています。

また集合方式だと、参加者同士の繋がりもできて、お互いのその後の勉強や活動に役に立っているようです。


今年ワクチンが行き渡るころに情勢の好転があることを期待しています。

どちらにしても今年は集合形式のガイダンスを開催します。場所と会場とやり方を工夫すればどこかではやれると思っています。実は具体的なガイダンスの日付と場所をピックアップし始めています。近日このブログでお知らせ致します。

もちろんいつも言ってますが、開業等について開催日まで待っていられない問題を抱えている方は、私のメールアドレス(mucha@rr.iij4u.or.jp)まで直接連絡ください。


さて、先日以下のメールをいただきました。

私の開業ガイダンスを受講されたKさんです。試験合格されたこと、そして土地家屋調査士に向けて歩き出したこと、私の開業ガイダンスがお役に立てた実感があり、とても嬉しいです。

Kさんの土地家屋調査士人生について、今後もバックアップしていきたいと思っています。


以下Kさんからのメール-----

大変ご無沙汰しております。

前回の東京での開業ガイダンスの際に、受験生ながら参加をさせて頂き、一番前の席で沢山お話を振って頂きました、Kと申します。

無事、令和2年度の調査士試験に合格することができました。

受験勉強中に、ガイダンスでお伺いした鈴木様の調査士への熱い思いや、仕事の魅力を思い出しながら勉強を続けることができました。

また、ガイダンスに参加した際にご挨拶させて頂いた先生の元で1月より働かせて頂いております。

やっと調査士人生のスタートに立つことができました。

引き続き楽しみながら、勉強を続けていきます。

試験勉強中も高いモチベーションを保てたこと、現在所属する事務所に入れたことも鈴木先生がガイダンスという素晴らしい機会を作ってくださったからです。

心より感謝を申し上げます。

コロナウイルスの猛威が落ち着き、次回のガイダンスが開催された際には直接お礼をお伝えさせていただければと考えております。

大変お忙しいとは存じますが、どうかご自愛のほどお祈り致します。











2021年3月8日月曜日

ガイダンスはいずれ開催しますが、勉強だけは続けてください

今年度の土地家屋調査士試験合格者について、なかなか事務所開業ガイダンスをする機会をつくることができないでいます。

もちろんオンラインで講義することも考えるべき環境ですので、それも準備しています。

しかし、私のガイダンスを受講された方は理解できると思うのですが、集合形式で受講されたとしても、私は全受講者に対してほぼマンツーマンでお話をして、各々の疑問を晴らそうとしています。

皆さんの表情を見ながら、できるだけフィットする言葉を選んでお話ししています。だからどうしても、実際に会ってお話をしたいのです。

新型コロナウィルスに対する緊急事態宣言の期間が延長になりました。

またガイダンスの日程は先になりそうです。もちろん緊急の個別の相談は受けます。

ただし解除は目の前だと思いますので、解除になれば、しっかりとウィルス対策をしながらガイダンスを開催したいと思います。 


さて、今年の合格者にこれだけは言っておきます。

すぐに開業するかしないかに関わらず、勉強だけは続けてください。

あんな一発勝負の試験の知識だけでは、専門家の世界では生きていけません。

ましてや試験にピークを合わせるやり方なら、そろそろ内容も忘れはじめているでしょう。

新人は最新の合格者だから、一番ものが分かっていると勘違いしている方がいます。

最新の合格者といっても昨年の10月が筆記試験でしたね。それ以後の新しい法律や判例をどれだけ学んでいますか。

合格の美酒に溺れて、勉強を止めていませんか。もうすでに劣化が始まっていませんか。

専門家と言われる立場で長年事務所をやっている人達は勉強を続けています。当然に試験範囲とは比べようもないくらい広い範囲の最新の知識を有しています。

合格時の知識だけで何十年もやっていこうとする人達は淘汰されています。

ですから、開業するにしても、どこかで修行するにしても、勉強だけは続けてください。

それが開業後の一番の営業になるのですから。





2021年2月25日木曜日

区画整理に関する宿題

 明日、岩手県土地家屋調査士会で研修会の講師をさせていただきます。

新型コロナウィルスにより研修会の開催が難しい中、岩手会も会場とオンラインと併用して研修会を開催するようです。岩手会の工夫とやる気に敬意を表します。

今回のテーマは「土地家屋調査士が知っておくべき土地区画整理事業のしくみ」です。

土地区画整理事業は、土地家屋調査士にとっても司法書士にとっても身近な事業ですが、身近だからこそよく知っているようで逆に誤解されやすい部分が多いようにも見受けられます。そのしくみをきっちり理解をしている専門家はとても少ないと感じています。

土地区画整理事業は、長い期間を必要としかつ広範囲を施行するので、その近隣の土地家屋調査士や司法書士は何度も土地区画整理に関する経験を積むことになります。

しかし、よく考えてみれば、何回も経験したと思っているそれらの経験は、そのたった1つの事業の経験でしかありません。

そのわずか1つだけの経験に頼り、他の土地区画整理事業に関しても分かったつもりで、受けた相談に軽々に回答することはとても危険です。

実際、地権者の区画整理に関する相談に対して、他の土地家屋調査士が不正確な答えをし始めたところに同席したことがありました。冷や汗が出ました。

区画整理事業がらみの争いは結構あります。わずかな経験だけで答えることはとても危険です。

もちろん区画整理事業に関してだけではなく、あらゆることでプロはわずかな経験だけで「もの」を語らず、条文に戻り、深い理解をする必要があります。


明日の研修会に関して、岩手会の会員には事前の宿題を出しています。

宿題はもちろん答えが出なくても結構です。

研修会前に考えてみたかどうかで研修効果が変わります。

以下に書き出しますので、興味のある方は知識をチェックしてみてください。


専門家として以下の質問をされたら答えられますか。

Q1)区画整理地内に入れられたが不満だ。反対すれば良いのか。 

Q2)区画整理地内の地権者全員が反対でも施行される区画整理があるのか。 

Q3)仮換地と保留地と従前地と底地の違いはなにか。

Q4)清算金や賦課金、減価補償金とはなにか。 

Q5)従前地を売買したいのだがどうすれば良いのか。また気をつけておくことはあるか。 

Q6)買った保留地を転売したいのだが、どうすれば良いのか。 

Q7)融資を受けて仮換地に建物を建てるときに、土地の担保はどうすれば良いのか。また保留地ならどうすれば良いのか。 

Q8)区画整理事業で従前地はすべて測量するのか。 

Q9)区画整理地内はすべて創設的筆界だから基本的に境界争いは無いか。 

Q10)仮換地の分筆登記の方法はどうするか。 

Q11)仮換地の地目変更登記はできるのか。 

Q12)仮換地や保留地上の建物表題登記はどうするのか。 

Q13)仮換地上の区分建物の敷地権はどう考えれば良いのか。 

Q14)保留地上の区分建物の敷地権はどう考えれば良いのか。 

Q15)従前地はいつ新しい地番になるのか。 

Q16)仮換地時に登記された建物の敷地地番は、いつ誰が新しい地番に変更してくれるのか。 

Q17)換地処分に伴い所有権者の住所が変わった場合は、その所有権名義人の表示はいつ誰が変更してくれるのか。 

Q18)換地処分で登記識別情報は発行されるのか。





2021年2月14日日曜日

10年目の大地震

 つい一時間ほど前(13日23:08)に大きな地震がありました。

震源は福島県沖、宮城県と福島県では最大震度6強でした。

私の住んでいる仙台は震度6弱でした。

津波と原発の心配がないとのことで一安心ですが、余震は心配です。

緊急事態宣言の自粛の中の23時ですので、たいていの人は自宅にいたでしょうし、そういう意味では日中よりは被害が少ないと思われます。

被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

私は大丈夫です。

私の自宅でもいろいろ落ちたり倒れたりしましたが、想定内のものでした。

むしろ事務所のコンピュータ類が心配です。今すぐ見たいような、見たくないような。まあ明日行ってみます。


緊急警報が鳴る中10年前の東日本大震災を思い出しました。

あの年は3月9日に震度5の大きな地震があり、「余震に気をつけて」とこのブログで呼びかけた2日後の3月11日に東日本大震災が発生しました。

余震の方が大きいこともあるのです。だからしばらく気を抜かないでください。

余震は今もありました。震度3です。

我々は学んだはずです。

地震に慣れてはいけません。勇気はいりません。甘く見てはいけません。















2021年2月8日月曜日

修業先と就職先は区別して考えなさい

土地家屋調査士の最終合格発表は今週ですね。筆記試験のままであれば、今年は仙台管区(東北)で28人です。

東北ブロック協議会では3月27日(土)に開業ガイダンスを開催します。東北の合格者には直接ご案内が届くはずです。これも講師は私が担当しますが、主催は東北ブロック協議会ですから、東北の合格者限定になります。懇親会も予定していますが、もちろん、コロナの状況を見ながらの開催です。突然の中止や延期も有り得る前提ですのでご了解ください。

その他の地方の合格者のためには、私主催の開業ガイダンスを開こうと思っています。

さすがにコロナの緊急事態宣言の中では無理ですが、合格者の皆さんの将来がかかっていますので、できるだけ早めに開催したいと思っています。


さて、そのガイダンスで丁寧に説明するつもりですが、このブログで急いでお伝えしたいことが、合格後の修業先としての土地家屋調査士事務所のことです。すぐに土地家屋調査士事務所に就職する人もいるでしょうから急いでお話ししたいと思います。

まずは実務経験が無いのなら、できる限り土地家屋調査士事務所で働きながら勉強すべきです。そしてその土地家屋調査士事務所はどこでも良いとは言いづらいのです。

皆さんが独立をめざすなら、今回の土地家屋調査士事務所への就職は、単なる補助者としての就職ではなくなりますので、就職と修行は区別して考えた方がよろしいと思います。


「できるだけ楽して、たくさん給料は欲しい。そして勉強は教えて欲しい」これを客観的に見て、この人は何を言っているか分かりますか。

いつも書いているように、事務所側には雇う目的があります。それは間違いなく合格者に勉強を教えたいためではありません。事務所で働かせるためです。事務所が給料を払うのだから当たり前です。その当たり前が何故か合格者には分かりません。

早く独立したいのなら、学ぶことができる環境を優先して捜してみてください。

募集している事務所ならどこでも良いと思って応募すると、その事務所で飼い殺しになる可能性もあります。教えると言いながら、実際は「経験から学べ」という事務所もあるでしょう。そうなったなら独立できる実力が付くまで何年かかるか分かりません。


事務所の選び方として参考になるかも知れないことを申し上げます。

何かと募集をしている事務所は、何かと人が辞めている事務所です。そんなに毎月毎月人が必要になるほど急拡大するような時代でも業界でもありません。常に募集していることについての明確な理由が無い限り、お勧めしません。

また大きな事務所への就職は、組織の歯車の一つとしての働きを求められることが多く、結果として仕事全体を見る機会が少なくなるかも知れません。

元々合格したら大きな法人などに就職したかったということなら良いでしょうが、独立をめざすのなら得策とは思えません。就職を決める前にこの点を事務所としっかり話し合う必要があると思います。

逆に小さな事務所は、その先生の能力と相性次第で、当たり外れが大きいでしょうね。

どちらにしても難しいことは、事務所のトップがどれだけ勉強を続けているのか、そして教える気があるのか、教える気があるとしても教える能力があるのか、でしょう。

難しい点は、それらは実際に事務所に入ってみないと分からないという点です。


皆さんは「事務所を選べと言われても、相手が募集していないのだから」と言うでしょうね。

別に募集していない事務所でも、こちらから相談に行っても良いと思いますよ。もちろん社会人として失礼の無いように、時間も考えて、アポイント取った上でです。

当然電話した時点で断られる可能性がほとんどです。事務所としても募集をしていないのですから。しかし待遇の良い条件の就職先を探すのではなくて、修業先と考え直せば、まったく無いとも言えない気がします。

事務所に相談に行けば、そこの土地家屋調査士が話を聞いてくれる可能性があります。もしかしたら不定期のアルバイト程度は何とかなるかもしれません。

そこでその事務所の先生の人柄や相性が分かるかもしれません。熱心さが伝われば、雇わないと言っていた先生の気が変わるかもしれません。


生きていくのに給料はこだわりたいという気持ちは分かります。ただそれにこだわり過ぎたら独立開業が遅くなるおそれがあります。

事務所を選ぶべきです。そして事務所と話し合いをすべきです。

頑張って早めに実力を付けて独立開業をして、取り戻せば良いだけだと私は思います。





2021年1月27日水曜日

夢は叶えてやりたいのです

本日、東京で開催予定だった「土地家屋調査士事務所開業・運営ガイダンス」の代替の個人ガイダンスを、1人 行いました。

今日は1時間弱でしたが、とても疲れました。

お話ししていて、あまりにも甘いと感じました。


資格試験合格だけで何らか成功した気分になっているようです。

先日もこのブログに書いたように、残念ながら試験に合格した程度の知識で生きていけるような資格はありません。専門家としての勉強はこれから始まるのです。

今日は、専門家としての必要スキル、スキルの付け方、事務所経営のいろは、可能性のある営業先、マーケティングの考え方などなど。

その人の人生がかかっているから、嫌われても良いと思って厳しめに説明しました。


まずは力を付けることも含めて、誰も手助けをしてくれません。時間では解決しません。

自分からアクションを起こさなければ何も進まないのです。できないことが分かっているなら、次々にそれを解消するだけだと思うのですが。


測量できないなら、誰かから測量機械を借りて、貸してくれなければレンタルをして、公園でも測量に行けば良いでしょ。登記申請手続きが分からないなら、最後の申請情報を送信する手前まで模擬で何度も作れば良いだけでしょ。

お客様の相談ですか。お客様は登記書式や測量の質問なんかしません。土地家屋調査士の分野を絞ってくるわけでもありません。たとえば相続の相談が来たと仮定する。自分の親が亡くなったことを考えれば何を聞かれそうか分かるでしょ。それに答えられそうもなければ、次々に調べれば良いだけでしょ。


誰を、何を、待っているのですか。


彼は土地家屋調査士会に登録するとかCADを買うとか言ってましたが、専門家としてまだ何もできず仕事が来る当ても無いうちに、つまり入金の予定がまったく無いうちに、固定費を払い始めることはあまりにも心配です。

あのままなら、自己破産まではいかないまでも、大赤字で業界を去ることになるだろうと思いました。


夢は叶えてやりたいと思います。

だけど努力ができないなら、夢から覚めさせなければならないとも思います。

とにかく明日動く方法は教えました。

ただし、本当に明日動くのかどうか。

そもそも、今晩勉強するのかどうか。

明日動けば、まだ夢につながっているかもしれないけれど。







2021年1月24日日曜日

公務員を辞めて土地家屋調査士になること

コロナ禍の中、集合形式のガイダンスができず、個別ガイダンスをしておりますが、ひとりに結構時間がかかるので、まだ参加希望者全員の質問や相談を消化できておりません。相談者全員が真剣ですので、こちらも十分に時間が取れる日でないと約束ができないのです。

さて、その個別ガイダンスでお話しした方のひとりが公務員の方で、公務員を辞めて土地家屋調査士になりたいとのことでした。

土地家屋調査士の新人達に彼の話をしたら、おそらく10人のうちに8人は「公務員でいた方が良い」と言うかも知れません。

土地家屋調査士に限らず、個人事務所を開業したての新人なら、夜中まで働いても収入が安定しません。悩みも多いでしょう。

私も開業当初は、このまま土地家屋調査士をやっていくことにとても悩みました。今から公務員試験を受けようかと本当に思いました。


さて、仕事は何の為のものでしょうか。もちろん、収入のためです。

安定した収入を望むなら確かに公務員の方が良いかも知れません。もちろん、部署にもよるでしょうが、ちょっとやそっとのことではクビになることはありません。

でも、彼は土地家屋調査士になりたいと思っています。


私は思っています。確かに仕事は収入のためです。しかし、それだけでは無いはずです。

人生の時間の大半を占める仕事の時間をどう考えるのか、人それぞれでしょう。

少なくても私は収入のためだけに仕事をしているわけではありません。

もちろん、最低食べていくための収入は必要です。でも、大金持ちになっても1日に3食以上を食べる必要は無いです。死ぬまでに使い切れない金を貯める必要もありません。

人生で卑屈にならないで生きる程度の収入があれば、それ以外は理想に生きたいと私はそう考えています。お客様の為にも社会の為にも、いわゆる三方良しの仕事をする事務所でありたいと思っています。

そして個人事務所の独立開業とは、理想的な職場環境を自分で作ることでもあります。


公務員の彼は、人間関係か業務内容か何かが不満なのか、それとも理想とする何かを実現するため、公務員を辞めて土地家屋調査士として個人事務所を開業したいようです。

彼のそこがしっかりしているのなら、合格は難しくないでしょう。

応援します。














2021年1月14日木曜日

個別ガイダンス 実力の世界は気持ち良いですよ

先日お知らせしたとおり、1月23日に計画していた「土地家屋調査士事務所・開業・運営ガイダンスin東京」が、緊急事態宣言が出る程の新型コロナウイルスの蔓延のために中止します。

それに伴い、ガイダンスに参加申込みの方々のために個別のガイダンスを始めておりました。

私自身も結構忙しくしているので時間のやり繰りが難しいところもあり、参加希望者とお互いの日程調整をしながら少しずつ対応しているところです。

実際に皆さんと一人ずつじっくりとお話をしていると、業界の補助者でいても業界と業界周辺の仕事の流れについて何も理解していない方が多く、このまま開業させたら失敗しそうという心配があります。


私は「土地家屋調査士の資格だけで食べていける」と言ってきましたが、イコール「資格を取れば」ということではありません。

試験合格程度の知識だけではどうにもなりません。ここだけは断言しておきます。

試験合格はスタートのはずなのに、合格しただけでゴールのつもりの方が結構います。おそらくサラリーマンの方が勤めながら何らか資格を取っただけで会社から資格手当として増額されるようなイメージなのでしょうか。

独立系の資格ではそれはありません。資格は開業の許可条件であって、お客様のお役に立てる実力が備わっていなければ、資格があってもまったく収入にはなりません。

弁護士など他の資格者を見ても理解できると思います。資格を取っただけの弁護士に自分の訴訟の代理をお願いしますか。


土地家屋調査士が必要な実力とは業務周辺のあらゆる相談に対応できるということであり、手続きの書式を知っているとか測量技術を持っているとかのレベルではありません。そんなレベルなら他の業者の下請的な立場になるでしょう。

土地家屋調査士として生きていけるレベルの知識の習得方法もガイダンスでは教えてきました。ただし、その方法もその個人の資質や環境によっても皆違ってくるので、やはり実際にお目にかかって、その方をしっかり見ながらお話ししたいと思っています。


今回の個別ガイダンスを受講した人の中に、3年前にも教えた人がいました。確かに彼は少し進歩していましたが、もう少し中間でアドバイスをしたかったと思いました。

やはり私のガイダンスはもっと回数を多く開催して、同じ人に複数回フォローする必要も感じました。

ただしあまり理想を考えると、私個人の身が持たないことにもなりますので、このコロナ禍の機会に、土地家屋調査士をめざす人達にとって効果的な方法として、ガイダンス以外にも何か考えたいと思います。


試験に合格しても勉強は止めてはいけません。しかも開業したら一生勉強になります。

勉強は確かにしんどいかもしれません。でもあなたは自分に自信があるから受験しようと思ったのでしょう。自信がある人なら、年功序列の世界で生きるのは嫌でしょう。だったら頑張りましょう。

実力の世界は気持ち良いですよ。







2021年1月5日火曜日

東京ガイダンス延期と個別対応開始のご連絡

昨年は新型コロナウィルスのせいで国内移動も自由にできず、毎年数回開催していた「土地家屋調査士事務所開業・運営ガイダンス」があまり開催できませんでした。

しかし、そんな状況のなかでも、土地家屋調査士試験は開催されます。そしてまもなく合格者も発表になります。そのなかには開業で迷ったり悩んでいる人が必ずいます。

そこで、昨年11月19日に以下の計画をお伝えしました。

「令和3年1月23日(土)に「土地家屋調査士事務所開業・運営ガイダンスin東京」はいかがでしょうか?」

http://fermatadiary.blogspot.com/2020/11/3123in.html


このブログをアップした直後から参加希望のメールをいただきはじめたので、新型コロナで動けないなかでも、最大限の努力をして開催しようと思っていました。

しかし年末からのニュースによると感染者が急増し、新年早々緊急事態宣言がでそうな状況になりました。

この状況になれば、どんなに工夫したとしても開催は延期すべきと決断します。

とても残念ですが、ワクチンや特効薬によって新型コロナの猛威が収まる時期を待ちたいと思います。

今回参加希望の連絡をくださった方々には、ご都合を伺って、今週から電話等で個別ガイダンスをしたいと考えています。

本当は他の方の相談も聞いて欲しいのですが、それは後日として、まずはご本人の悩みや不安だけは解決したいと考えています。







2021年1月3日日曜日

謹賀新年~年頭所感

新年あけましておめでとうございます。

昨年は新型コロナウィルスの蔓延のために、世界の経済も文化も人々の生活も制限された年でした。突然人の移動や交流が制限されたので、普通の活動をどのように過ごせば良いのか皆悩んで過ごしました。

私達土地家屋調査士も人に会う仕事ですし、現場も直接調査しなければならない仕事ですので、業務上も何かと不便が多かった年でした。

連合会の会議もWEB会議が多くなり、居酒屋まで続く議論が昨年はほぼできず、問題の背景までの共通理解を得ることが難しいこともありました。

今年中に新型コロナウィルスのワクチンや治療薬が実用化され、ある程度生活を取り戻すことができるかも知れませんが、新型コロナ以前の生活に完全に戻ることはないでしょう。一端始まった新しい生活様式と新しい業務形態がある程度定着する中で活動することになると思います。

一方、キャッシュレス販売や在宅勤務などは、新型コロナがなければこんなに急速に普及しなかったと思われます。

我々の業界も、新しい時代にも対応することはデメリットだけではないはずです。新しいやり方も備えるべきでしょう。もちろん、どこまで工夫しても現地で直接会って話し合うこと以上の効果を得ることは難しいでしょうが、それにしてもWEBによる相談や、バーチャルな境界立会方法も、次善の策として整備する必要があります。


様々な変化も今なら受け容れられやすいので、個人的にもこの機会にいろいろ考えてみようと思います。

新しい法律の掘り下げ、新しい技術の調査導入、新しい業務の工夫、新しい面談方法、新しい業務処理体制と処理方法の工夫、新しい業務管理、新しい人事管理などなど。

考えていると楽しくなってきました。

やりたいことは無数に浮かびますが、令和3年も365日しかありません。

効率的な時間の使い方を実現するためにも、抜本的な生活や業務のやり方を変えるべきかと考えています。

もちろん、これらを考えるのも正月の楽しみです。

年末年始は、そんなことを考えながら新しい手帳にスケジュールとプランを書き込んでいます。(今年の手帳も紙手帳3+デジタル2になります。これは後日説明します)


今年も4日から始動します。

一年間公私ともに関わった方々のために一生懸命に働きます。

今年もよろしくお願いいたします。