2011年1月31日月曜日

二日町のステアマスター

今朝の「NHKニュース おはよう日本」で、「階段をのぼる人々 その理由は」という特集が有ったそうです。私は見ていませんが、私の階段上り仲間からの情報でした。

私は昔々、長距離のレースに何かと出ていた時代が有ります。
今からじゃ想像できないって・・。
(アスリートとして、沖縄宮古島で地元の女子高生に、サインしたことも有るのですが・・。)
もちろん私も、今では実感が湧きませんが。

それでも、忙しさを理由に運動不足になっている自分を何とかしようと、私の事務所の入っているマンションの階段を5年ほど前から登っております。
これを専門用語では「焼け石に水」と言うらしいですが。

無理はしてません。
使える時間を見て「何往復か」と「ペース」を決めます。
外出から事務所に帰るときに、まっすぐ事務所に戻らずに、使える時間を見て、一旦階段を屋階まで登って、また降りてから事務所に戻ります。

私の事務所の入っているマンションは11階建てです。その上に屋階までの1階分が加えられます。
ゆっくり一往復でも5分で済みます。
「少し早めに3往復」とか「ゆっくり1往復」とか、残り時間に応じて考えています。
また有る程度以上の運動になると汗をかいてシャワーが欲しくなり、仕事に差し障ります。
しっかり運動時間を取るのなら、早く帰ってスポーツクラブに行けば良いのですから、あくまでも仕事の隙間時間の活用と考えてます。

最近はiPodでpodcast等を聞きながら登ります。そうでないと寂しいですから。
それでも、毎日数往復をするだけで、心肺機能と脚の筋肉は少し変わります。

階段登りは、寒い今が旬です。

屋内階段は、雨も雪も関係有りません。
マンションの夏の階段室は、とても暑いので休みます。
そこは無理しません。

外でも、他人と一緒の時は他人に合わせますが、一人の時は、急いでいるとき以外は大抵エスカレーターには乗りません。到達時間は変わりませんので、仕事に影響はありません。

ただ13階のお客様の所に階段で行った時に、直ぐに呼吸が収まらず、ご挨拶に困ったことが有りましたが。

何事も、すべて揃えないと始められない人が多いですが、以外と隙間時間に仕事に影響しないで、できることが有りますね。

2011年1月29日土曜日

MV-pen, air pen

先日アナログノートをデジタルデータに変換するツールとしてショットノートを紹介しました。
このアナログからデジタル変換は、私の昔からの課題です。
デジタルグッズだけでメモするのは、現実的じゃないと思っていますし。

ショットノートをこのブログで紹介したところ、愛媛会の平塚信二さんからコメントメールが届きました。
「既に製品化されている「MV-pen」や「air pen」でも同じ事できるよ。」という紹介でした。

そうなんです。実はこの2つも同じコンセプトで、紙に専用ボールペンで書いた筆跡を、センサーで認識してデジタル化するものです。

しかも条件が良ければ、手書き文字などがOCRとしてテキストデータに変換されます。
ちなみに、私のメモはどんなにOCRソフトが良くなっても、読み取れないでしょうが。

先日の「ショットノート」のブログで以下の記載をしたのは、このことを言いたかったのです。
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また日付と番号を書くところだけは指定欄があり、その部分をOCRで読み取れるとのことです。
日本語の場合、この程度のOCRが現実的なのでしょう。
他のメモグッズでも、日本語のOCR機能を持つものはありますが、基本的にメモは走り書きするものなのでOCRを意識した文字にはならないものです。
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速いテキストメモだけなら、むしろ「ポメラ」でしょうね。
私のメモは、図も絵も入ってますので、ポメラだけでも解決にならないのですが、でもポメラも欲しいですね。

MV-penとairpenに話を戻しますが、これらは以前からチェックしていて物欲をくすぐられているものなのです。普通なら買っちゃうのですが、どうしても以下の2点が気になって、未だに購入していなかったのです。
  • 私のメモの方法とちょっと合わない
  • 専用ペンがダサイ
「私のメモの方法と合わない」というのは、用紙の使い方の問題です。
私はノートタイプを多用します。メモでも原則はバラバラの紙ではないのです。
そのメモの方法は、あちこちページをめくりながら各ページに書き込むやり方です。
このページを書き終わったら次のページに行くというものではないのです。
この私のタイプのメモであれば、デジタル化するタイミングが難しいのです。
ですから書き終わったらそのページをデジタル化するにはショットノートの方が私に合っているというだけのことです。

「専用ペンがダサイ」については仕方ありません。そのペンから赤外線や超音波が出る構造なのですから。でもたまに美しいペンで書きたいでしょ。気に入った万年筆なり、毛筆なりで。(メモで毛筆は無いか・・)
そうなると、その書いた後を撮影すればよいショットノートが私に向いているのです。

と言いながら、air penなどは、コンピュータに繋いだままタブレットとして利用できて、写真や研修のスライドに手書き文字を加えるという技も使えたりするし、結構使えますね。

私の文具に求める一番の機能としての「どう、こんな事できるんだよ。」と他人に自慢できる機能では、まだかなり上位にランキングされます。

と言うことで、air penもまだ私のカートに入っている状態ですが。

塩竃支部設立30周年記念祝賀会&総会

今年度は、土地家屋調査士制度制定60周年記念の年ですが、塩竃支部が仙台支部から独立して30年になる記念の年でもあります。

そして、本日1月28日はその塩竃支部設立30周年記念祝賀会と総会が開催されました。
私も宮城県土地家屋調査士会会長としてお招き戴いたので、喜んで出席して参りました。

塩竃支部は、動きやすく、お互いに声が掛けやすい理想的な人数の支部として、30年前に仙台支部から独立して新たに設立されました。
設立当初から各種研修会など積極的に開催なされたり、広報活動も意識して作業着の統一化を図ったりされていました。また会員同士仲が良く、支部旅行会なども定期的になされ、他の支部から見て大変羨ましい支部です。 

さてその塩竃支部は一番新しい支部として生まれましたが、それでも既に30周年を迎えました。この30年は、設立当初の先輩のご苦労から現在の新人のご努力まで、皆さんの悲喜こもごもが、一杯詰まっている30年なのだと理解しております。

ここ30年は、日本の社会も、その中で専門家として生きる土地家屋調査士も、また塩竃支部も、様々な変化の中で生きて来ました。

塩竃支部が生まれた1981年は、田中角栄の「日本列島改造論」から約9年、オイルショックから約8年、物価と経済が混乱を極めた時代です。

その後、設立4年後のプラザ合意を発端としたバブル経済が、1991年に弾けるまでの右肩上がりの時代に、塩竃支部は最初の10年を過ごしました。

バブル後の失われた10年と言われた1990年代を経て、日本が政治・経済・社会を見直そうと考えた不況と変革の20年が塩竃支部の後半の20年です。

その間に、土地家屋調査士に関連する改革も進みました。司法制度改革や行政改革により資格制度の見直しが為され、各種資格の在り方が整理されました。それに伴い不動産登記法や土地家屋調査士法の改正が行われ、登記や測量の方法も変わりました。

この塩竃支部の30年は大きな変化の歴史でした。変化は悪いことだけではありません。日本が混乱するときに必要なものは、各分野のしっかりとした専門家です。昨今、登記所すらその在り方を問われているときに、私達土地家屋調査士が、新しい時代で果たす役割は大きいと考えています。

そして、その新しい役割に対応することは、土地家屋調査士個人では難しいことです。今後とも宮城県土地家屋調査士としても積極的に情報を取得しお伝えするつもりですが、塩竃支部のような顔の見える組織でその情報に対処してくださることが、最も重要だと考えております。

常日頃、宮城県土地家屋調査士会内で一番新しい支部である塩竃支部の役割は、とても大きいと心から感謝しておりますし、期待している次第です。

新しい30年に向けた塩竃支部の未来を思いながら、帰宅しました。

2011年1月27日木曜日

役員の員数削減はしません

現菅政権は、議員定数削減などを売りにしようとしています。また議員報酬の圧縮にも言及しています。それが本当に売りになるのでしょうか。

現政権も、各地方議会も、議員定数削減を自ら言い出したら、「本当に何もやっていない議員がいる」ことを、自ら証明をしている事になります。
確かに、現国会議員の中には、名前だけの議員も多いようです。

でもそれは「員数の問題ではなく、議員個人の資質の問題」です。
議員の員数が無駄ではなく、その議員個人が無駄なのでしょう。

日本の課題は多く、国会議員全員が昼夜を問わず働いても足りないくらいの問題を抱えていると思っています。それなのにすべて官僚に任せて、本人が政治をしていないから削減という話になるのだと考えています。

議員が本気で国民のために働いていたら、国民から議員定数が多いとは言われないでしょうし、報酬が高いとも言われないでしょう。
もちろん「選挙にこれくらいかかるから・・」という報酬額の論点は話にならないですが。

まあ、議員自身に、後ろめたい気持ちもあるのでしょう。

もちろん、そんな議員を選んでいる有権者の問題でもあります。
議員を選んだ自分たちを反省せずに、自分たちが投票した議員を批判しているとは、困った問題です。

議員定数を削減することが正義になる政権は、やはり情けないと考えています。

さて、宮城県土地家屋調査士会の話をしましょう。
やはり土地家屋調査士業界でも、今この変革の時代にやらねばならないことは沢山あります。
何もしなければ「じり貧」に成ります。言い方を変えれば、「座して死を待つ」ことにも成りかねません。

宮城会の理事の皆さんは、頑張っていると思います。
考えれば考えるほどやることが沢山あります。役員が足りないくらいだと感じています。
ですから理事を削減するつもりは全くありません。もちろん、「削減しろ」と誰にも言われていませんが。
むしろ各支部から有能な会員を「もっと」募りたいくらいの気持ちがあります。

すでに「役員は偉い」という感覚は過去のものです。
役員は「週番」の様なもの、「いきものがかり」の様なもの、だといつも言っております。
今動かなければなりません。瞬発力の無い人は役員に不要です。

そしてもちろん、選んでくださった皆さんにも「応援して下さる責任」があります。
宜しくお願い致します。

2011年1月26日水曜日

ショットノート

面白い文具ができました。
キングジムのショットノートです。
最近キングジムは、ポメラをはじめ様々な新製品が好調ですね。

さて、ショットノートですが、アナログノートをデジタル化する一つの提案です。
iPhoneアプリでこのノートを撮影すると、四隅のマーカーを元に画像を傾斜補整等してくれるらしいのです。
また日付と番号を書くところだけは指定欄があり、その部分をOCRで読み取れるとのことです。

日本語の場合、この程度のOCRが現実的なのでしょう。
他のメモグッズでも、日本語のOCR機能を持つものはありますが、基本的にメモは走り書きするものなのでOCRを意識した文字にはならないものです。

その読み取ったノートをメールに添付したり、直接Evernoteに送ったりできるようです。

私はデジタル系のグッズは昔から飛びつき、その時代時代の代表的なグッズを使ってきました。しかし、どんなにデジタル化しても、私はアナログのノートも外せないのです。
ですから、私の長年の課題は私の廻りのアナログデータを如何にデジタル化するかです。

将来の検索に備えてデジタル化する訳ですが、その為に過剰な投資や時間をかけるのは、本末転倒になる虞があります。
ですからアナログノートはスキャンをかけてデジタル化していましたが、その際にはOCRは諦めて、後からの検索を意識した最小限のテキストデータを添付していました。
これだけでも結構面倒です。
このショットノートなら面倒は少ないかも知れません。出先でも随時デジタル化できるので。

唯一の欠点は、A列の紙の大きさに合わないことです。
私の身の回りのノートは基本がA5版です。それと微妙に大きさが合わないのです。
まあiPhoneの画面比に合わせたようなので、仕方ないのでしょうが。

今のところ対応するのはiPhoneだけですが、これから対応機種を増やすとのことでした。
またiPhoneに戻ろうかな。

2011年1月25日火曜日

日調連データセンターの説明会

少し前の話になりましたが、先日の全国会長会議の後で、希望者への「データセンターシステム」についての説明がありました。これは日調連業務部の平成22年の事業計画に有ったものです。希望者だけで良いのか、日調連としては珍しい報告の仕方だと思いましたが。

登記基準点等のデータを統一的に扱うデータセンターとして、いくつかの単位会がシステム化しています。その単位会のシステムのデータを結んで、日調連でも登録と検索ができるシステムを計画しているようです。
登記基準点に拘っている日調連としては、会員の利便のためだけでなく、土地家屋調査士外部へアピールできるツールとしても使えるのでしょう。

日調連のこのシステムでは、認定登記基準点の公開等からスタートし、この認定登記基準点を、土地家屋調査士以外の一般の方々にも公開するとのことでした。

基本的には既にある各単位会の情報公開ツール(システム)は、全国統一のための変更せずにそのまま使い、その実質的なデータの管理も各単位会が行い、それらのメタデータを日調連データセンターで扱うとのことでした。

既に登記基準点等のデータ管理システムを持っているのは、以下の団体です。
東京会
滋賀会+兵庫会
大阪会
岩手公嘱協会

文章では分かりにくいでしょうね。このセンターのイメージは東京会のデータセンターが参考になるでしょう。

このページの<<一般用閲覧ページへ>>から入って見てください。
Google Maps がベースです。
その各点のバルーンをクリックしてください。
これが会員用だと各種成果がpdfで開くそうです。

各会のシステムは、単に登記基準点だけでなく、筆界点などの様々なデータを管理する計画もあるようです。

参考になりました。

2011年1月24日月曜日

「鈴木」はランキング2位

全国名字ランキングというものを見つけました。
各種統計が有るようですが、全国の名字はおおよそ30万種程有るようです。
以下の表は全国の電話帳からの統計です。

表内の「平均件数」とは、電話帳直近過去三年分の平均とのこと。
この統計によると「鈴木」は第2位です。
昔から「佐藤」さんと一位を争っていましたが、ここのところ「佐藤」さんに一位独走を許していますね。

このように「鈴木」はどこにでもいます。同じクラスにも何人もいました。そこで私は子供の頃から名字で呼ばれたことが有りませんでした。この土地家屋調査士業界に入ってもずっと「オサムちゃん」です。

鈴木や佐藤はよほど珍しい名前でないと、同姓同名も、たまにいます。私は昔住んでいたマンションに同姓同名の方がいて、ややこしいことになりました。あの時の鈴木修さん、ごめんなさいね。

あのスズキ(自動車)の代表取締役会長兼社長が、鈴木修さんですね。
ちなみにグーグル検索で「鈴木修」でも「鈴木修 会長」でも、この有名な鈴木修さんがでます。「鈴木修 土地家屋調査士」で、やっと私についての書き込みページが検索されました。

土地家屋調査士業界でも、同姓同名の「鈴木修さん」が神奈川会にいらっしゃるそうですね。
私は、まだお会いしたことは有りませんが。

珍しい名字が羨ましい時期が有りました。
私の2人の妹は、「珍しくて素敵な名字の人に嫁に行く。」と言ってましたが、「佐藤」と「小林」になりました。



順位苗字平均件数
1佐藤456430
2鈴木403506
3高橋335288
4田中314770
5渡辺256706
6伊藤255876
7山本254662
8中村249509
9小林241651
10加藤203101
11吉田197460
12山田193503
13佐々木169617
14山口152065
15松本149006
16井上143552
17斎藤137475
18木村137160
19129673
20清水123953
21山崎114802
22110430
23阿部108369
24池田108345
25橋本105778
26山下102647
27石川97704
28中島95699
29前田93207
30藤田91298

2011年1月23日日曜日

近畿ブロック新人研修と大阪20会&21会

この週末、近畿ブロック新人研修に講師として行ってきました。有り難いことにここ10年程お招き戴いております。今年のテーマも「事務所経営と業務報酬」でした。できるだけ新人のお役に立てるようお話をしてきました。

今の時期、確かに新人は迷っています。
私は「どうせ入会するなら、今が一番良い時期じゃないか」と言っていましたが、それにしても新人が実感として持ちにくいでしょうね。

新人は一年目から充分な収入は無理です。そこで焦ると良い結果が生まれません。最初は無理なんだと腹を決めると、やるべきことが見えてくるはずです。

実力を付けましょう。この世界は新人の皆さんが思っている以上に実力の世界です。実力を付けると、自然に仕事は増えてきます。本当です。

ですから、どうすれば実力が付くか、一生懸命工夫して動かなければなりません。

今回の新人研修の同期を仲間として一緒に勉強することをお勧めします。一人より複数の方が勉強することが、はるかに効果的なのです。

定期的に集まってお互いの経験を披露して、経験値を飛躍的に増やす。
お互いに助手をしながら、一緒に測量の練習をする。
同じ現場設定の筆界特定の意見書を皆で書いてみる。
いろいろ考えられます。

その話を実践してくれている新人達が全国に沢山いますが、大阪にも2年前新人研修でお会いした大阪20会、昨年お会いした大阪21会が有ります。
その20会と21会の合同勉強会が、今年も近畿ブロック新人研修の前日に開催され、その集まりにも参加して参りました。毎回定期的に勉強をしていて、その議事録をしっかりとまとめています。良い会です。
今年の新人達からも、大阪だけでなく22年同期会ができると良いですね。

しかし、このような会は、数年経て少し忙しくなると自然解散になることが多いのです。目先のちょっとした仕事に振り回され、そこで進化が止まるのです。
なんとか予定を工夫して、継続して欲しいものです。

2011年1月22日土曜日

他の資格取得を目指すこと

新人に良く有ることとして、土地家屋調査士で仕事が来ないので、別の資格を取得しようとすることが有ります。仕事が来ないのは土地家屋調査士と言う資格が悪いので、例えば司法書士とか税理士とか別の資格を取得しようと言うのです。

では司法書士を取得すれば仕事が来るのでしょうか。
弁護士は皆仕事が有るのでしょうか。

その考え方は、根本的に間違っていると思います。
実は司法書士等、他の資格者も同じようなことをやっています。

私は他の資格を取得することは良いことだと思います。反対はしません。でも、仕事が来ないのは、今取得している資格の問題ではないのです。
逆に言うと土地家屋調査士で仕事が来ない人は、何を取っても仕事は来ません。
何故そのことに気がつかないのでしょうか。

まず、土地家屋調査士としてのスキルを上げて、お客さんに信頼されるように努力してみましょう。土地家屋調査士で仕事が来るようになれば、複数の資格を取った時には相乗的なメリットが出るでしょう。

普通、依頼や相談というものは、資格に来るのではなく、その人の個性や能力に来るのです。
「あの人の土地家屋調査士という資格は詳しく分からないけれど、あの人なら何とかしてくれる。」という信頼から仕事が来るのです。

報酬も、資格者だから戴けるのではなく、資格者としての専門性を生かして地権者の役に立つから戴けるのだと理解しなければならないのです。
そこを理解しないと、一生「資格マニア」のように受験勉強だけで人生終わってしまいます。

2011年1月21日金曜日

事務局職員の採用面接

私達宮城県土地家屋調査士会は、事務局職員に恵まれています。
長年勤めている千葉さんは、1を聞いて10を知るような方で、先を読んだ良い働きをしてくださっています。昨年採用の高階さんも既に仕事にも会員の皆さんにも慣れ、責任感を持って働いてくださっています。
役員は皆、2人の事務局職員に感謝しております。

さてこの千葉さんが、ご結婚により退職することになりました。
私たちにとっては大変残念なのですが、千葉さんにとっては大変おめでたいことなので、皆で喜んで送り出そうと思っています。

本日1月20日は、その千葉事務局職員の代わりに勤めて戴く職員を採用するために、先週の書類選考を通過した方々の面接試験を開催致しました。

昨年の面接でも感じましたが、この時節ですから募集すると沢山の方々の応募があります。
当会としては大変ありがたいのですが、たった一人の採用者を残し、それ以外の方を落とすのですから大変申し訳なく思います。

今日面接した方々はもちろん、書類選考で外れた方々も、皆さんしっかりした人達で、10年前なら間違いなくどこかの会社の正社員に就いていたはずの方々です。
だからこそ、今回も、応募者に失礼の無いよう正副会長と総務部長、財務部長の6名で面接を致しました。
面接会場に入って戴いた方は、中に6名ものオジさん達が並んでいたのでビックリしたかも知れませんが、私達は応募者に誠意を示したつもりです。

本日は、面接試験が終わってからも、私達は最後まで本当に悩みました。
私たち役員がこの業界を引退した後も、この事務局で働いてもらう予定の事務局職員です。たまたま現在の役員である私たちの勝手な好き嫌いでは選べないのです。遅い時刻まで、かなりの時間を割いて議論して選考を致しました。

正式に採用が決まったら、会員の皆さんに紹介致します。
新規採用の事務局職員には、引継時間も少ない中で慣れない仕事をやってもらいますので、会員の皆さんには、しばらくの間ご理解とご協力を宜しくお願い致します。

2011年1月19日水曜日

「web会議」と「e-ラーニングシステム」

日調連会長会議の合間に「web会議」と「e-ラーニング」の説明が有りました。日調連は、新年度に導入する予定だそうです。

web会議」は皆さんお分かりのとおり、遠隔地でもネットで繋いで、お互いの顔等の動画や、各種資料を確認しながら会議ができるシステムです。
連合会と50単位会を接続して、各種会議に利用することになるとのことです。

会議では、最後は顔を突き合わせて意見交換しないと理解できないことも有るのですが、webで済むものも確かに有ります。
後者の場合は、日調連のこのシステムで済ませられるので、旅費と移動時間の節約が図れそうです。私も会議が多いので、今一番欲しいのが時間です。そういう意味で、この「web会議」はかなり助かります。

e-ラーニング」もネットを使う研修システムです。
現在、各単位会が独自に研修会を工夫していますね。
しかし、宮城会も含めどの会も限られた予算と限られたマンパワーですから、できることに限界があります。良い講師をお招きしたくても、なかなか難しいことも有ります。

所属している単位会により研修の機会や深さに差ができることは、会員にとって大変不幸なことです。
もし、日調連等が一括で、電子的なコンテンツとして研修システムを作り、それを全国の会員が各自の事務所や自宅でその研修を受講できたら、会員皆にとってメリットが有ります。

この「e-ラーニング」は、講義の動画やスライド等の資料をマルチメディアコンテンツとして作り、それを会員に配信できるようにするものです。それを全国会員が、各自の都合の良い時刻で都合の良い場所で(いわゆるオンデマンドで)受講ができるシステムです。
簡単な受講確認のテスト等も作成できるのですが、会員はそれらを受講することでCPDポイントの附加も自動的にできるようになるようです。

全国会員が同じ研修を受講できるようになるのは、本当に良いことだと思っています。

実は、私が日調連理事の頃、10年程前のことですが、同じ事を思って作ったのが「研修ライブラリ」でした。当時、各単位会で同じような研修をやっているのが勿体ないと思って、「研修ライブラリ」を提案したのです。

もちろん講師の承諾が必要ですが、各会開催研修会の動画や資料等のデータを日調連のデータベースに入れます。
それが蓄積すれば、全国の会員が直接研修を見られたり、または少なくとも単位会の研修担当者のヒントになったりできると考えました。

単位会が一年に研修をする本数を考えて見ました。
年間5本としても全国50会で250本の「研修ライブラリ」ができます。
これに支部や青調会等の研修も登録できれば、最初の2年程度で1000本程度の研修データはすぐ集まると提案しました。

その際には「研修ライブラリ」という器はできたのですが、全国に趣旨がなかなか理解されなかったのと、ネット環境等が今とは全く違っていたことと、各単位会に若干のスキルと費用を求める部分も有ったことも有り、残念ですがあまり使われませんでした。

さて、「e-ラーニング」ですが、これに関する問題はコンテンツ作成をどこまで業者に頼むかです。なにしろ、この種の見積りは、その内訳が分かりにくいので、日調連は業者の言いなりにならないことと、その費用対効果とに常に気をつけて欲しいですね。

2011年1月18日火曜日

オンライン申請システムのダウンロード

明日1月19日は「オンライン新申請システム」等の研修会です。
先日も申し上げましたとおり、この件についての研修会は今のところ予定はありません。
2月14日には否応なしに変更になりますので、研修会を受講して準備をしておいてください。

さて、昨日より法務省の専用ホームページから、新システムのダウンロードができるようになりました。皆さんは、ダウンロードがお済みでしょうか。
昨日は異常に時間がかかると思っていたら、あまりのアクセス過多で障害が発生したという事でした。これは有る程度予想できたことですが、それだけ会員の皆さんの関心が深いということと理解しています。

さて、そのアクセス障害解消のため、日調連はホームページからダウンロードできるように対応したと通知が来ました。
この件は、本日メールで連絡がつく会員には通知したところです。まだダウンロードしていない会員は、ご参考にしてください。
なお、「インストール手順」も同時にお送りしていますので、こちらも参考にしてください。

では、明日の研修会でお会いしましょう。



各土地家屋調査士会 御中

いつもお世話になっております。

標記につきまして、2月14日(月)から、不動産登記、商業・法人登記、動産譲渡登記及び債権譲渡登記のオンラインによる申請方法が変わり、「登記・供託オンライン申請システム」の運用が開始されることに伴い、本日法務省において専用ホームページが開設され、申請用総合ソフトも公開されたところでありますが、アクセス過多により同ソフトのダウンロードに障害が発生した旨の連絡が入りました。
これを受け、日本土地家屋調査士会連合会ホームページからダウンロードできるように対応いたしましたので、貴会会員への周知方をお願いします。

なお、本ソフトのインストールにつきましては、別添の「申請用総合ソフトのインストール手順」を参照ください。
 ※ ダウンロードされたファイル(ToukiShinseiTool_1_0A.exe)をダブルクリックするとフォルダが作成されますが、同フォルダ中にある「ShinseiyoSogoSoft.application」をダブルクリックしてください。

また、本ソフトに関する操作手引書などは、法務省「登記・供託オンライン申請システム 登記ねっと 供託ねっと」(http://www.touki-kyoutaku-net.moj.go.jp/whats/what_top.html)を参照してください。

よろしくお願いします。

日本土地家屋調査士会連合会事務局

2011年1月17日月曜日

会長会議後懇親会(天井低!)

全国会長会議とその後の新春交礼会が終わってからは、各ブロック協議会に別れて懇親会するのが通例です。今回も東北ブロック協議会の6人の会長が連れ立って、居酒屋で懇親会をしました。
以下は、会議会場近くのたまたま見つけた居酒屋に入ったところの写真です。


何か変でしょ。
そうなんですよ。
天井が異様に低いんです。

立ったままで、この部屋に入れないんですから。
入り口で「頭上げないでください。」と言われたので、「なんて低い入り口なんだ。」と思って頭を下げて入ったら、入り口だけでなく天井も全部低い部屋でした。
店員さんはさすがに慣れていて、見事に飲み物を持ちながら素早く移動していました。

土地家屋調査士が6人も集まっているから
「この部屋は階層に算入できないな。」などと始まりました。
確かに天井高が1.5m未満です。

「しかし、この店の他の部屋はどうなっているんだろうね。」という疑問が出ました。私たちの部屋のすぐ上にはお客さんが入っているのは、頭のすぐ上で足音が聞こえるので間違いありません。

「もしかして、天井高が1.5m未満の部屋が3層ぐらい重なっていたりして(笑)」
そうなら、登記はどうなるでしょうか?
「3層全部で平屋建でしょう。」との結論でした。

ちなみに後で確認したところ、他の部屋は普通の部屋でした。

全国会長会議と新春交礼会

今年の全国会長会議のテーマは下記の2件でした。

  • テーマ1 土地家屋調査士の近未来について
  • テーマ2 業務受託環境の整備について

    テーマ1の土地家屋調査士の近未来については、先日の日調連からの土地家屋調査士法改正に関するアンケート調査を踏まえた意見交換でした。
    土地家屋調査士法の細かい条文の改正を、大きな土地家屋調査士の近未来に結びつけるのは大変難しいことで、議論が散漫になってしまいました。
    本来は逆に土地家屋調査士の近未来を語り合って、それを条文に落としてくるべきものなのでしょう。

    近未来については、土地家屋調査士法第3条についての議論が中心になるのでしょうが、この点については宮城会でもしっかり話をしましょう。
    いつも申し上げているように
    近未来は「どうなるか」では無く「どうするか」ですから

    テーマ2の業務受託環境の整備とは、最近の新しい業務の発注に対応する受託環境のバリエーションの多様化を分析することと、それらの形態を土地家屋調査士会が直接指導することについての議論をしました。

    さて、会長会議の後には新春交礼会が開催されました。
    大勢の国会議員の先生方や、他の士業団体が参加してくださいました。
    昨年から議論している「国の出先機関の地方自治体への移管」については、12月28日の閣議決定「アクションプラン」を読む分には、登記所移管の話は優先庁からは外されました。
    自治体に筆界特定等ができるわけがない等の議論をする以前に、国の根幹にかかわる領土問題も含む不動産の登記は、国がやらなければなりません。
    今回の新春交礼会にご参加戴いた国会議員の先生方は、与野党とも「登記所の移管は反対する。」とお話戴きました。
    しかし、前から申し上げているように政治の世界は正しいからそのとおりになるとは限りません。これからも気を抜かずに注目しなければなりません。

    2011年1月16日日曜日

    全国会長会議の方式

    1月13日と14日とで全国会長会議が開催されました。
    以前から申し上げているような会長会議の方向に少し変化してきました。

    以前は日調連の段取りで会議が開催され、日調連の執行部役員が前に出て全国会長に向かい、全国会長達はその日調連執行部に対峙する形で机が並んでいました。そして、その内容は会長達が日調連の報告を聞き、会長達が日調連に質問をするという、日調連総会の下準備のような会議でした。

    これでは会長会議ではないと思いまして、そのような発言を機会ある度に続けていたのはご存知のとおりです。
    全国会長が集まって会長同士が会議する訳ですから、本来すべて日調連の段取りではおかしいのです。会長会議とは全国知事会のようなものですから、必要が有るときだけ日調連の意見を聞きたいと思っていました。

    今回から「口の字」の机の並べ方も含めて会長会議本来のものに変わってきました。会長同士がフリーに近い議論ができる良い機会になったと思っています。

    これは宮城県内の支部長会議にも言えることです。
    宮城会執行部など気にせずに、各支部長は自由な支部長会を運営して欲しいのです。
    その上でしっかり議論しましょう。
    国民の皆さんのために、そして土地家屋調査士会員のためにという基本に立脚した議論なら、日調連総会でも会長会議でも、宮城県内の支部長会議でも、最終的な答えはそんなに違わないものだと考えております。

    2011年1月13日木曜日

    Evernote

    各種クラウドサービスの中で「エバー・ノートEvernote」というサービスがあります。
    私には手放せないものになっています。

    私は以前も書きましたが、世の中にクラウドという言葉がない頃からこの手のサービスを利用していました。事務所と自宅、その他に主張先でも同じデータを利用したいので、時代時代で世に出ている大抵のサービスやグッズを使ってきました。

    グッズであれば、古くはコンピュータの持ち歩きから始めました。7kg程度のラップトップコンピュータを無理して持ち歩いたこともあります。実際はその他に資料も持ち歩くのですから大変でした。
    その後に持ち歩けるハードディスクを買いました。USBメモリが出たときはすべて解決したような嬉しさがありました。一番最初のUSBメモリは4MBのものを数千円で買いました。

    クラウドで一番安定して使っていたのが、ジャストシステムの「インターネットディスクinternet disk」で、今も利用しています。これはコンピュータの中にインターネットディスクというフォルダを作って、そのフォルダにファイルを保存しておけば、勝手に同期してくれます。複数のコンピュータにインターネットディスクを作っておくと、データを持ち歩かなくても良くなります。

    それと平行してここ1年近く使っているのが、「エバー・ノートEvernote」です。これには、その機能の違いで無料と有料のサービスがあります。
    インターネットディスクと同じように、Evernoteにデータを保存すれば、どのコンピュータでも同期します。その他にも、Evernoteには、コンピュータ以外のiPhoneやandroidなどでも専用アプリがあることで、様々な端末でファイルの閲覧が容易にできます。その扱えるファイルの種類は多く、音声でも画像でも問題なく扱います。ファイルの登録も各種ツールからも直接登録できるので便利です。
    なかでも一番重宝しているのは、それらのファイルの検索が容易で早いところです。色々な検索方法もあります。全国どこに出張していても必要なファイルにアクセスできるメリットは計り知れません。

    このEvernoteには有料サービスも有り、有料に移行すると扱える容量もファイル形式も飛躍的に増えますので、無料で気に入った時点で有料に移行しても損はしないと思います。
    最近日本語に対応し、容量も増えたのでますます使い易くなりました。

    ちなみにこの種の無料サービスで一番怖いのは、無料なので何時サービスを止められても文句が言いづらいことです。有料サービスがあることはむしろ安心と考えるべきです。

    Evernoteについては書きたいことはたくさん有ります。研修会を2〜3回程度開ける程度のネタを持っています。それだけ便利なツールです。このブログ記事に反響が有れば、Evernoteについてもう少し書きます。

    さて、Evernoteにメモを放り込めば、もうそのメモは忘れて良いのです。後で検索すれば良いのですから。私は後で検索しそうなデータはどんどん放り込んでいます。
    その副作用として最近記憶に自信がなくなっています。
    あっ、これはEvernoteのせいじゃ無いですか。

    最近の私の謳い文句です。
    「宵越しの記憶は持たねぇ」

    2011年1月11日火曜日

    1月常任理事会

    本日1月11日は、1月の常任理事会が開催されました。

    1、今年度事業の確認について
    会員の皆さんのご協力のお陰で今年度の事業が順調に消化できています。
    本日は今年度の事業の最終的なまとめ方を確認しました。

    2、支部総会参加について
    各支部総会が今月末から来月に開催されます。その日程の確認と本会からの参加者を確認しました。もちろん、本来会長がすべての支部総会にお伺いしなければならないのですが、同日開催の支部もあり、物理的に全部の参加は無理である状況もあるので、昨年お伺いできなかった支部を優先してお伺いするつもりです。この点、ご了解をお願い致します。

    3、会費滞納者について
    会費を滞納している会員がいます。今週2人に対して聴聞があります。宮城会の会費は全国でもかなり安い会費とはいえ、厳しい時代ですから支払うのは厳しいかも知れません。それでもその人は、おそらく支払う優先順位が違っているのだと思っています。土地家屋調査士の業務ができなくなったら、収入が断たれる訳ですから、最優先となるはずです。
    調査士会は規則に従って処分せざるを得ないので、そこまでいく前に是非ご相談をください。

    4、表示登記実務研究会について
    今月仙台法務局と表示登記実務研究会を開催します。既にいくつか協議事項がありますが、なお表示登記について法務局と打合せして欲しい事例があれば業務部までお知らせください。特に具体例をお知らせください。

    5、新事務局職員採用について
    宮城会では事務局職員を募集していましたが、本日締め切りでした。そこで常任理事会の後に正副会長を中心に、応募してくれた方々の書類選考をしました。
    昨年もこのブログに書きましたが、この時代ですから沢山の応募がありました。その中から採用予定は1人だけなので、大変心苦しく思っています。
    今回も、人生を賭けて応募してくれた方々に失礼の無いように、本気で選んだつもりです。

    6、差入れについて
    恒例の斎藤仙台支部長の差入スイーツは、本日バターケーキでした。(斎藤さん、これで良かったですか?)

    2011年1月10日月曜日

    ICカード更新について

    1月7日のブログでも紹介しましたように、オンライン申請のシステムが2月14日に切り替わります。今までよりも分かり易いシステムになるはずですので、まだオンライン申請を採用していない人はこの機会に是非始めましょう。1月19日の新オンライン申請システムの研修会で丁寧に説明しますので、是非参加ください。皆が当たり前にオンライン申請を始めたら、このような研修会は、以後開催されないと考えてください。

    さて、今日はその申請に使うICカードの話です。これも月末のメール便でお知らせしたとおりです。そろそろ有効期限の満了する方が出て来ています。該当する方々には、日調連から個別に連絡があります。新しいICカードが発行されるまでに時間が掛かりそうですので、忘れないで更新手続きをしてください。

    表示に関するオンライン申請にも、日調連の認証局にも課題はたくさん有ります。確かに改善の余地がたくさん有ります。これは私たちが使ってみて使いづらいところをユーザーとしてしっかり提言していかなければなりません。良くなってから使うと言っても、使わなければ自分たちの使い易い良いシステムにもできません。

    また、今の時点でも便利な部分も結構あります。便利で都合の良い部分から使い始めれば良いでしょう。



    日調連総発第762号
    平成22年12月8日

    各土地家屋調査士会 御中

    日本土地家屋調査士会連合会特定認証局  


    日本土地家屋調査士会連合会特定認証局電子証明書の有効期間満了に際しての更新手続について(お願い)

    当認証局の業務運営につきましては、ご理解ご協力をいただき、感謝申し上げます。
    さて、当認証局では、平成18年1月から、日本土地家屋調査士会連合会特定認証局電子証明書(以下「ICカード」という。)を発行しており、平成23年1月から、順次、会員が保有するICカードの有効期間が満了することとなります。
    そこで、平成22年9月1日付け日調連総発第459号にて貴会へお知らせしているとおり、ICカードの有効期間満了日が近づいた会員の方々に対して、有効期間満了日3か月前頃に、当認証局から案内文書を送付し、更新手続のご案内を開始したところです。具体的には、平成23年1月及び2月に、ICカードの有効期間満了を迎える会員約400名に対して、平成22年10月から11月にかけて、順次、別添の文書、ICカード利用申込書及び返信用封筒を送付しております。
    また、同文書を送付した会員の皆様には、同文書において、有効期間満了日1か月半前までに、ご返送をお願いしております。これは、ICカードは全ての発行が新規発行となりますところから、利用申込書及び公文書等の審査を改めて行う必要があり、さらにICカード発行の処理にも時間を要するため、ICカードを利用できない期間を発生させないためです。
    しかしながら、平成22年10月から11月にかけて、更新手続をご案内している会員約400名の内、平成22年12月8日現在の返送率は、約4割程度であり、ご返送されていない会員におかれましては、ICカードを利用できない期間が発生してしまう可能性があります。
    つきましては、ICカード有効期間満了に際しての更新手続について、改めて平成22年9月1日付け日調連総発第459号をもって、貴会所属会員へ周知いただき、有効期間満了日1か月半前までにご返送いただきますようお願いいたします。

    2011年1月9日日曜日

    ディパーテッド

    実は録画はしていましたが、観る気がしない映画でした。
    香港映画の「インファナル・アフェア」のハリウッド版リメイクです。
    マフィアに潜入した覆面警察官と、警察に潜入したマフィアの男の運命と、その葛藤を描いた映画です。「えっ、そう来るの?」という先の読めない筋でインパクトがありました。

    あの評価の高い映画をわざわざリメイクして、しかもあのディカプリオで、どうも気が進みません。
    でもアカデミー賞の数部門を取ったらしいし、もちろん原作を気に入っていましたので、「どうアレンジしたのだろうか」という興味から、「ちょっと観ても良いか」程度は嘘ではなかったのですが。とにかく、この年末年始に観た映画の一つでした。

    私は映画のリメイクはあまり好きでは有りません。
    正確に言うと、私は音楽でも絵画でも映画でも原作にインスパイヤされてできた新しい作品については、かなり興味があります。
    過去あらゆるジャンルで成功例があります。オマージュでもパロディであっても、原作を凌ぐ芸術性をもった作品は古今東西枚挙の暇がありません。
    だからこそ、他のジャンルに比べてあまりにも安易な映画のそれが気になるのです。
    「そのレベルなら、原作を広く紹介すれば良いのに」と思うことが多いのです。

    このブログでもリメイクについては、「座頭市」「サイドウェイズ」などで、コメントさせて戴きました。
    この映画はどうかと言うと、原作から結構離れて、アメリカの事情に合わせた話に変えていました。これはこれでリメイクの必然性は持っています。
    アメリカ版のこの「ディパーテッド」では、まずアイリッシュマフィアを設定し、FBIの存在をベースにおいてアメリカ色を出しています。

    それに今頃ですが、ディカプリオを見直しました。私は彼をあまり好きではなかったのですが、結構こういう役がやれるんだと再認識しました。
    もちろんジャック・ニコルソンは相変わらずの存在感は最高ですし、マット・デイモンも期待どおりでした。

    まあいろいろ評判も良かった「ディパーテッド」ですが、私はやはり原作が好きです。原作の精神性が同じ東洋人としての私にフィットしているからかも知れませんが、ハリウッド版はどうも、どんでん返し的な筋だけに頼っているように見えます。
    もちろん、多くの人はハリウッド版を先に見ているでしょう。その人達は原作をどう見るでしょうか。ハリウッド版が良いと言うかも知れませんね。
    先に見た印象は強いです。私も順番が違ったら案外そうかも知れません。

    2011年1月7日金曜日

    今日の悔いを残して眠るべし

    漂泊の歌人山崎方代は、大正3年に山梨県の貧しい農家の8人兄弟の末っ子として生まれました。27歳で戦争に招集されて右目を失明、戦地から帰って来てからも定職に就かず、住所不定で、生涯独身でした。
    孤独で寂しさを隠さずに、しかし敗北感等は一切無く、ただただ歌を詠みました。

    方代の歌は口語体で取っ付き易そうですが、その分直接響く重い歌が多いです。

    年末の書籍整理をしようと思い、段ボール箱の中から30年ぶりで見つけました。
    結局整理などできず、読んでしまいました。
    私に大掃除はできません。

    方代の歌にこのようなものがあります。
    一生懸命に生きているときに読むと、味わいがあります。

    今日は今日の悔いを残して眠るべし
    眠れば明日があり闘いがある

    「オンライン新申請システム」研修会

    皆さんに機会ある度にお知らせしていますオンライン申請システムが新しいシステムに切り替わるのが2月14日です。この日は仙台法務局の移転の日でもありますね。この新しいオンライン申請システムについての研修会を1月19日に開催いたします。これは先月末のメール便でお知らせしたとおりです。

    切り替え日前後の法務局の対応を仙台法務局から講師を招いて説明いただきますし、オンライン申請システムそのものについては当会オンライン通信活用推進委員会から説明いたします。

    切り替え前の研修会の開催は、先月12月3日に開催したものと、今回のもの「だけ」ですので、必ずご参加ください。

    なお総ての研修会に言えることですが、事前にそのテーマに触れて問題意識を持って参加すると、研修会がより有効になりますので、是非新システム(1月17日ダウンロード開始)や日調連作成の利用マニュアル(会員の広場で公開中)を事前に見ておいてください。

    **************************************************
    「オンライン新申請システム」研修会開催について(通知

     日頃は会務運営に対し、ご理解・ご協力を頂き有難うございます。
    さて、平成23年2月14日よりオンライン申請システムが新システムに切り替わります。 切替日以降は旧システムでの申請は出来なくなりますので、切替日前後の法務局の対応について仙台法務局民事行政調査官より御説明を頂きますまた併せてオンライン通信活用推進委員会より新システムの研修も行います。質問等があれば研修において分かる範囲内で回答させて頂きますので、事前に提出頂きますようお願いします。
     また平成22年12月14日開催の理事会において「研修規則」の制定及び「本会会則別紙入会金及び会費に関する規則」の一部改正が議決されておりますので、内容について御説明をさせて頂きます。
    会員の皆さまには是非ご参加下さいますよう御案内申し上げます。


    1.日 時 平成23年1月19日(水)
          午後1時30分~午後4時30分

    2.場 所   「宮城県建設産業会館」
          仙台市青葉区支倉町2番48号   

    3.内 容 オンライン新申請システムについて

    4.講 師 仙台法務局民事行政調査官      高橋幸一氏
     オンライン通信活用推進委員会委員長 佐々木尚氏
             
    5.その他 この研修会はCPDポイント対応研修会です。
         (3ポイント取得)会員証提示

    2011年1月6日木曜日

    仙台市と名取市の境界合意

    昨日の河北新報に以下の記事が載っていました。
    先日宮崎県と熊本県の県境がやっと決まった話をブログに書きました。
    まだ決まっていない県境がまだ有ることは知っていましたが、身近な仙台市と名取市の境も不明な箇所が有ったのですね。

    この未画定な箇所についての原因を河北新報は下記のような記載をしています。

    これまで未画定だった理由は「河口の位置が歴史的に動いており、双方が有利な地図を持ち出すなどして境界を主張したため折り合えなかった」との推論もあるが、公文書が残っていないことから不明だという。

    この事例でも分かるように、仙台市と名取市は双方を侵害するつもりはなく、喧嘩するつもりも無いのですが、境界が未画定な部分が出るのです。民間についても同じです。未画定な箇所について、対立構造だけで判断してはいけなのです。
    「有利な地図を持ち出す」という言い方が「ずるい」というニュアンスを含みますが、決してそんな事ではなく、あらゆる資料を点検したくなるのは当然です。

    その上で、境界資料(書証)で範囲を絞り、水際等の地形(物証)等で、合理的に判断することは境界の安定に繋がる判断です。

    境界が不明な事への対応は、本来喧嘩するつもりでなくても、裁判等の手法では、どうしても対立構造になってしまいます。
    簡単に対立構造に持っていかず、その前に相手の資料や言い分をしっかり把握して、なぜ相手がそう信じ込んでいるのかを理解して、将来に向かった解決方法をお互いで判断する手法を採りたいものです。

    そしてこれが、正に「みやぎ境界紛争解決支援センター」(ADR)の役割である訳です。


    名取川河口の境界合意 中間点今夏にも画定 仙台市・名取市

    仙台、名取両市で1960年代以降、線引きされていなかった名取川河口約1.2キロの境界が今夏にも画定される見通しになった。両岸水際の中間点を結んだ線とすることで両市が合意し、それぞれ市議会2月定例会に関連議案を提出する方針。可決されれば知事の決定を経て、総務相に届け出る。早ければ2011年7~8月に市境が決まる見通し。
    合意した境界は、名取川に架かる閖上大橋の約400メートル下流から河口までの約1.2キロ。国土地理院が全国の地形図を精密化する過程の64年に未画定と判明したが、市民生活に影響がないこともあり、長年棚上げされていた。
    仙台、名取両市議会で08年、この問題が取り上げられたことを機に画定に向けた機運が高まり、両市は09年2月の仙台市・名取市広域行政協議会の臨時総会で正式に協議を開始。10年7月の総会で、両岸水際6地点と河口両岸の計7地点の各中間点を結んだ線を市境とすることで合意した。
    関係者によると、これまで未画定だった理由は「河口の位置が歴史的に動いており、双方が有利な地図を持ち出すなどして境界を主張したため折り合えなかった」との推論もあるが、公文書が残っていないことから不明だという。
    両市が暫定的に公表している面積は仙台約788平方キロ、名取約100平方キロ。市境画定と同時に精度が向上した測量値に修正するため、両市とも2平方キロ程度減る見込みで、地方交付税が若干変動する可能性がある。
    仙台市市民局は「双方が前向きに話し合った結果、常識的な線でまとまり、喜ばしい」と評価。名取市総務部は「重要な懸案であり、議会の議決手続きなどを慎重に進めたい」と話している。
    2011年01月04日火曜日

    2011年1月5日水曜日

    歴史は眠らない 過ちを後世に伝えよ

    NHK教育TVで「歴史は眠らない。過ちを後世に伝えよ。」という番組を見ました。全4回の番組の1回目です。

    太平洋の渕に位置する島国である日本は、周期的に襲ってくる大地震から逃げられない宿命を背負っています。

    あの阪神淡路大震災から早16年、岩手宮城内陸地震からでも既に2年半を経ています。宮城県沖大地震は100%起きると言われているのに、喉もと過ぎるとどうも忘れがちになっています。

    阪神淡路大震災が起きた頃に生まれた子も既に高校生、記憶の風化は進んでいます。岩手宮城内陸地震は極めて局地的だったことも、現実感を持っている人間が多くない原因です。

    番組では、
    「古来、幾多の大地震に見舞われてきた日本。江戸時代、地震を恐れるだけでなく後世に語り伝え、教訓を残そうという動きが全国に広がった。そのきっかけとなったのが1854年の安政南海地震だ。津波の犠牲に遭った大阪の人々は石碑を建立し、地震の際には津波が来るから船には乗るなと教訓を刻んだ。津波の被害に遭った大阪の人々が後世へ震災の心得を伝えようとした姿を見つめ、教訓を残すことの意味を探る。」
    と伝えていました。

    この石碑を建立したことを聞いて「この人たちは偉いな。」と私は一瞬思いました。そう思っていると、その後すぐに「被災地責任」という言葉が出てきました。被災地の人々は、後世にこの教訓を残す「責任」があるのだというものです。
    自分の被災を、後世に、日本に、世界に伝えることは自発的な「親切」などではなく、義務を意味する「責任」であると言っていました。
    テキストも有ります

    そうなんですね。
    「責任」なのですね。

    そう考えると、我々土地家屋調査士が後世に伝える責任を持つべき事柄は、かなり沢山有ると気がつきました。

    2011年1月4日火曜日

    年始挨拶

    年末の大荒れの天気と打って変わって、日差しの暖かい新年となりました。

    本日は宮城県土地家屋調査士会の仕事始めでした。
    昨年に引き続き正副会長と総務部長の5人で、日頃お世話になっている関係各所に年始の挨拶に伺ってきました。
    その後、土地家屋調査士会館で、今年度の残りの事業や来年度に向けた話をしました。

    政治の混迷にも関わらず景気は底を打ったとの話も聞きますが、この良い影響が早い内に東北にも来て欲しいと思います。

    また登記制度についても、国と地方の綱引きの中でまだまだ予断を許しません。
    誰の為の行政なのかを基本にした議論をして欲しいものです。
    この件については、私達土地家屋調査士会としても、機会を捉えて何度でも意見を出していくつもりです。

    いつも申し上げていますとおり、今年も
    「どんな一年になるのか?」と占っているのではなくて、
    「どんな一年にするのか」という行動をしていきたいと思っています。

    会員の皆さんのご支援とご協力を宜しくお願い致します。

    2011年1月1日土曜日

    謹賀新年

    新年あけましておめでとうございます。
    土地家屋調査士制度60周年の年を経て、新しい60年に向かう年を迎えました。

    本年も難しい年となるでしょう。
    困ったと事務所で頭を抱えていないで、皆でもっと積極的に連携をして、動きましょう。
    皆で連携する事で解決できる事は多いと考えます。
    皆でパイを奪い合うのではなく、皆が連携すれば新たなパイを見つけられるはずです。
    皆が連携すれば、新しい社会に対応する大きな視点を身につけられるはずです。
    また、新しい社会が納得できなかったら、皆で社会に対しても発言をしましょう。

    土地家屋調査士個人間の連携
    宮城会と公嘱協会と政連との連携
    全国の土地家屋調査士会間の連携
    土地家屋調査士と他の産官学との連携
    今年は「連携」が大切です。

    私も動きます。
    本年も宜しくお願い致します。